コモ湖はミラノの北で特急列車で約40分程度で着く。Centraleから列車に乗り、Como San Giovannniという駅で降りて、歩いていくと湖が広がっている。さて、それまでの道中のはなし。Biglietteriaというのが駅には大きく書いてあってそれが切符売り場らしいことが分かる。切符をくださいというのは"Uno bigliette per Como San Giovannni, per favore."と本に書いてある。その通り、読んでみた。biglietteをビグリエッテと読んだのだが、一応分かってくれたらしい。しかし、すぐにbiglietteはビリエッテだということがわかる。やけくそでも、口に出していってみるとそこに言葉の先生がいるわけだから外国にいると言うことはすばらしい。小学生のころthirteenをアメリカの小学校の移民向けのクラスで徹底的に発音させられた。自分で結構うまくできていると思っても許してくれない。おかげでこのthirteenについては“トルルティーン”見たいな感じで前歯の間を平たくした舌がすごいスピードですり抜けていけるようになった。どのthについてもこれができればいいのだが、他の単語はそこまでスパルタ教育を受けなかったのでそれ簿度でもない。 さて、そうやって列車に乗り込む。Classe 2と書いてあるのでseconda classeらしい。2等車ならば自由席かと思ったのだが、空席があってもみなどんどんと進んでいく。お供のSignoritaとなんでここみんな座らないんだろう。と思いながら、ここだれかいるの??と英語で聞いてみると、ここに番号かいてるでしょと言われ、始めて指定席なのだと分かった。乗った列車はユーロスターのIC(Inter CIty)で結構快適。ヘッドレストが席の外側だけについていて、隣の人にもたれかからなくても眠れるようになっている。 帰りもICで帰ってきたが、予定変更して早いのに乗りたい!というと駅員はこのままでOKと指定席を変えてくれる様子も無い。確かにComoはMilanから一つ目の駅なので、空いてれば座ってOK帰りも無事座ることができた。改札は駅の入り口にはなく、途中車掌がパッチンとしにくるだけ、改札のところでばたばたと走っている人もいないし実に大人の雰囲気の駅だ。Milano Centraleに着くといかにもヨーロッパの駅ですという半円筒の終着駅のドームが見えてきて思わずシャッターを切った(デジタルなので本当はシャッターを切っていない!)。