非生産活動推進委員会

非生産活動推進委員会

PR

×

プロフィール

RONNYジイ

RONNYジイ

コメント新着

バンドマン@ Re:昔の歌舞伎町スケッチ・フォーカス(笑)(03/29) 懐かしすぎる会話に感激しております、 こ…
沖縄県宮古島出身です、@ Re[21]:赤坂シンデレラの最後(08/18) 樋口 和彦さんへ 本当に、次郎さんと五郎…
アミちゃん@ ジョイの訃報😢 nikumaruさんへ 連絡有難う御座います。ジ…
マチャアキ@ 想い出 岸本さんですね 懐かしく読ませて貰いまし…
マチャアキ@ 岸本さんだよね このブログを読んで昔の記憶が蘇って来ま…

お気に入りブログ

まだ登録されていません
2005年09月12日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


なんにせよ、売り出す大本になる「曲」がなければ何も始まりません。
とは言うものの、今からムラちゃんと委員長の二人で作詞作曲などをしていたのでは、出来上がる頃にはブームが終わっているどころか、二人とも爺になっているのがせきのやまです。(ってことは~?いやな予感がするなぁ~)

そうです、この問題を解決する人はあの人しかおりません。
所有オリジナル250曲。(出た~!)
武蔵境の新聞少年、別名岩窟王アッちゃんです。
実はアッちゃんも、ロニーのバンドみずぼうず(笑)と競演して以来、すっかりその道楽者熱にうなされており、この人たちならオレの才能を理解してくれると信じて疑わない日々を送っていたのでした。
早速ムラちゃんと委員長の二人は彼の住む武蔵境の座敷牢に出張っていくことにしました。

「いや~、ムラさんにロニーさんまで来てくれて感激です。またひと暴れしましょうよ」


ここまで慕われて悪い気はしませんが、どうも彼の感性にはイマイチついていけないものもあります。
さて、二人の悪巧みを簡潔に説明したムラちゃんは、アッちゃんの使えそうなオリジナル曲の選定に入ります。
アッちゃんも調子くれてギターで歌いだすワ、古テープを引っ張り出すワの大騒ぎです。
もうどこかのスカウトにでも拾われたかのような錯覚を起こすアッちゃんでしたが、結局、例の学祭で演奏した「紫の煙」(ってパープルヘイズやんけ)って曲をいじくってみることにしました。ブルースっぽいスリーコードですが、リズムを重くすればちょっとディスコっぽくなるし、雰囲気的にもロック的ニューミュージックみたいなアレンジはいけそうでした。
歌詞はもうメチャクチャで、「紫の煙の中でオレはもう、明日の安らぎを求めてるぅ~」なんて意味不明わけわらんって感じですから、こりゃチト手直しが必要、みたいなことで詩はあとからどうにでもなるからまず音を先に固めちゃおう、ってなことになりました。

早速、アッちゃんにその場で歌わせて、骨董品のようなテープデッキで一発録り(ってそんな大そうなもんじゃありませんね)、ムラちゃんが持ち帰ってアレンジを考えるってことでその日のミーティングは終了しました。
帰りの道すがら悪巧み二人組は、さらに悪巧みの相談を重ねます。

「ところでアッちゃんのルックスについてなんだけどさ、あれじゃまずいんじゃないやっぱ」

「う~ん、ロニー、手直しできない?」

「まあ、上から下まで全取っ替えってことなら何とかなるかもしんないケド」

「いざとなったら、楽曲とバンドだけでヴォーカルはトラ引っ張ってくる手もあるよな」



「う~ん、いざとなったら全部差換えってのもアリじゃない」

「差換えって?」

「うん、全然別のバンドでデビューするってこと」

「えっ、じゃオレらはどーなんの?」

「だから、それはそれできっかけさえつかんじゃえば何とかなると思うんだよね」



「う~ん、それがまだイマイチ煮詰まらないんだよねぇ」

何のこっちゃない、結局はムラちゃんにもたいした考えがあってやってるわけでもなかったんですね。そんなムラちゃんに委員長は失望するどころか逆に気が楽になりました。

「ってことは、オレたち得意の出たトコ勝負ってこと?」
元来きちんとしたルールとか、枠とかが大嫌いで道楽者になった委員長ですから、このいい加減さが大好きで、先の見えない楽しさと言うか、予測できない状況でどう遊ぶかってことの方に興味があり、かつ刺激があったわけです。
まあ、そんなにきちんとした販売戦略を持ってる策士だったら、なにもこんなディスコ業界でウダウダしているはずがないんですから、要は夢を見てそのプロセスを楽しんでいるに過ぎないってことでした。

ということで、新大久保のアジトで二人は大まかなプロットを練りました。
まず第一に、デモテープを作る。当たり前ですね、売り込む「商品」がなければ商売になりません。次に、このデモをどこに持ち込むか考える。まあ、これはレコード会社のディスコ系洋楽宣伝担当者を通じて邦楽の企画モノかプロデューサーを紹介してもらう、ってことが今の二人の最善策ですね。控えとして、ジュリーの人脈を利用する。この時の二人はジュリーと結構仲違いしてましたから、あまり頼りたくなかった、というよりは見返してやりたいという気持ちの方が強かったので、これは最後の手段と言うことで残しておくことにしました。(見返してやりたいと思う割には、考えが結構セコイよね)
さて、次はデモが認められた後のことです。ここらあたりからが非常に難しい問題になったわけです。(昔からのことわざどおりですねぇ、取らぬ狸の皮算用)
いうなれば一番楽しい会話のひと時ですね。
シヤワセな二人は夢物語を夜を徹して語り明かしたのでした。

お日様が昇ってきて二人の血走った目もそろそろまどろむ頃、アジトの主のご帰宅です。
6畳一間のワンルームで胡散臭い男二人が朝までナニを語り明かしていたのだろう、とやや不審に思うY子でしたが、そんな夢見る道楽者が好きでこんな生活を始めた訳ですから、本人も少しは話しに混ぜてもらいたいってな気持ちもあるわけです。

「ところでさぁ、おまえ、なんか楽器出来ないの?ピアノとかさぁ」

「エレクトーンなら少しはできるけど、なんで?」

「いや、バンドのメンバー探しててさ、なんか出来れば手伝ってもらおうかなと思ってさ」

「楽譜見て弾くくらいならできるけど」

「楽譜ねえ・・・・・」
委員長の頭の中でアッちゃんのだみ声が響きます。
(むぅ~らっさきの煙のなかで~・・・うーん、楽譜かぁ・・・)

三人の沈黙を破ってムラちゃんが玄関に出ます。
「じゃ、ロニー、オレ帰るから」
もうすでに一般社会の働く一日は始まっておりました。

ムラちゃんを送り出した委員長にY子がボソッと一言。
「ムラちゃんてさ、ちょっと暗いよね。年もチョイ老けて見えるし」

う~ん、確かに。でも、真面目な道楽者だからなぁ~。(なんじゃそりゃ)

「腹減ったから焼肉でも食いに行かない?」

「こんな時間に焼肉屋が空いてるわけないでしょ。何時だと思ってんのよ」

ということで、撮影会でお疲れのY子は夢見る道楽者と午前9時消灯!
おやすみなさい。
一体道楽者はどんな夢を見たのでしょうか。(どのみちろくなもんじゃないよね)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年09月12日 06時59分14秒
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: