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2006年03月06日
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なんじゃこりゃ、と恐る恐る箱を開けてみると、中には単行本がぎっしり詰まっているではありませんか。(爆弾じゃなくて良かったね)
中から一冊を取り出して手に取ってみると、小林よしのり著「新・ゴーマニズム宣言」なる漫画本1巻から8巻の他、漫画で見る経済史とか、ゴーマンガ・シリーズ、さらに怪しげな「WILL」という月刊誌が10月号から1月号まで入っておりました。

なんじゃこりゃ、とまたまた訝しく思った私ですが、デスクの上、箱の横に小さなメモがありました。

「よろしかったらお読み下さい。気に入って頂ければまたお届けします。XXより」

XX氏は当地でも古株の日本人で、よく出版社の仕事(主にグラビア撮影のコーディネーター)をしているので、時々こうした差し入れをしてもらったりしているのです。
あまり深いお付き合いではないのですが、年齢も近くお互い長いこと当地に残留(笑)している関係で、町内会的友好関係で繋がっています。

う~ん、ひょっとして私はこーゆー類の人間に思われているのだろうか、などとちょっと考えてしまいました。
数冊を手に取りペラペラとページを捲って目を通しましたが、漫画のクセにやたらと字が多く、しかも所々文章だけのページなどもあって、これは非常にムツカシそうな内容だなあ、などと溜息をついていると、贈り主XX氏からの電話です。



「はあ、どうも朝早くから恐縮です」

「いやいや、今日は朝イチでそっちにロケがあったもんですから」

「すみません、重かったでしょ、こんなに沢山」
(一応社交辞令が無意識に口から出るようになった私も今や立派な社会人?笑)

「いやー、どうせウチに置いといても誰も読みませんから、好きな人に読んでもらった方が良いかなと思いまして」
(そんな誰も読まない本を読ませようってのかい)

「いやいや、こんなに沢山頂いたら読み終えるのに相当時間がかかりそうですね・笑」
(人間関係を大切にする大人の会話ができるようになった道楽者です)

「気に入ってもらえて良かったです。また新しいのが着いたらお届けしますよ」
(別に気に入ったとは言ってないんですケド)

「いやいや、これだけでも十分時間かかりますから、それはまた後ほどということで・・・」


というような会話でした。
しかし私は一体どんな変態ジジイだと思われているのでしょうか。
一昨日は調子くれてカラオケ・クラブでバカ騒ぎして中年ジジイの恥をさらしたばかりだというのに、今日はノーガキ好き屁理屈ジジイにさせられてしまった道楽者親爺でした。

しかし、この本の内容は凄いですね。
靖国問題に朝日新聞、更には北朝鮮や中国、教科書問題まで、ニッポンの思想がぎゅうぎゅう詰めです。

もともと道楽者を標榜して憚らない私ですから、基本的には思想などという立派なモノは持ち合わせておりません。
強いていうならば、仲間の掟に従って生きるということが人生のポリシーであり、所詮は社会的一般人を演じているだけの似非労働者です。
できれば仕事なんかしないでずーっとブラブラしていたいだけの単なる怠け者親爺なのですが、生まれついての野次馬根性と、関わったら後に引けない負けず嫌いの性格、更に頭を抑えられると反発したくなるへそ曲がり根性が見事にブレンドされた、究極の変なオジさんなのです。

その昔(っていつもジジイの話は昔話です)、ジョー山中さんとチト河内さんの「切狂言」というアルバムに「役者ばかりの芝居小屋」という歌がありましたが、まさしく世の中は役者ばかりで溢れた世界なわけでして、なんだかんだと言いながらも、みなそれぞれに自分なりの役を演じているわけです。
でもって、この着ぐるみは時と場所によって鎧になったり、コスプレになったりしているうちに、いつの間にか中味の自分がこの着ぐるみと合体してしまったりするのです。
(また始まりましたねジジイの屁理屈が)

ということで、このジジイの屁理屈は思想ではなくて哲学かもしれませんね。
なんか「思想」より「哲学」の方がカッコ良い感じがしますね。
「思想」っていうと袴に着物あるいは、しっかり背広にネクタイかなんかつけなきゃいけない感じがしますが、「哲学」ってのはジーンズにTシャツとか、ちょっとヒッピーっぽくてファンキーな感じですよね。(そうなの?)

どうも一昨日のドンちゃん騒ぎの余韻が頭の中に未だ残っているようで、だんだん言ってることがワケわからなくなってきましたが、私の「着ぐるみ」思想(笑)のルーツもやっぱり漫画だったんです。
子供の頃読んだ、あるマンガに私の脳髄はビビッと電気が走ったような衝撃を受けたのでした。
そのマンガというのは永井豪さんの「おもらいくん」でした。
おもらい君という乞食の少年が主人公のこのマンガ、おもらい君の体は実は垢で出来ていたというエピソードがあり、この話に私は相当なショックを受けたのでした。

なんとこのおもらい君が何十年ぶりにお風呂に入って体を洗ったら、体中の垢が落ちて中味はつるつるの痩せこけた少年だったという衝撃の展開だったのです。(なんだかなぁ~)
この時幼いながらも私は人間というものについて直感的な悟りを得たといっても過言ではありません。(こらこら)
そうです。人間は垢にまみれた生き物なのです。(そうなの?)
真っ白な体で生まれてきた人間も、世間に出て暮らすうちにいつの間にか世の垢にまみれてだんだん色濃い人間となり、いずれはその垢に埋もれいってしまうということを悟ったのです。
漫画で悟ったというのも道楽者らしくて笑えますけど、本当にこれは私の実際の体験談なのです。(笑)

ということで今日は道楽者親爺の思想と哲学についてのお話でしたが、みんなも頑張ってこの「着ぐるみ」を脱ぎましょう!





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最終更新日  2006年03月06日 15時56分24秒
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