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2006年04月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

  このところシブイ(笑)話題が続いております非生産活動推進委員会ですが、委員長の面目にかけてと、なんとか頑張って渋めのノーガキをたれております。(^0^)
そこで今日はちょっと趣を変えて、引き続き「不良の絆」というテーマからかつて私が感動した映画のワンシーンを二つ取り上げてみたいと思います。

まずは、不良少年の絆を見事に描いたフランシス・フォード・コッポラ監督の「アウトサイダー」です。
もうタイトルがそのまんまって感じですが、これは50年代~60年代頃のアメリカのお話で、山の手に住む中流階級の子供たちとダウンタウン、いわゆる下町に住む下層階級の子供達の葛藤を描いた名作です。原作は十代でデビューした女流作家S.ヒントンの小説です。

ストーリーはお馴染みの不良同士の対立を軸に、思春期の少年たちの心の葛藤とその成長を描いていきます。
下町の不良グループ「グリース」と山の手の不良グループ「ソッシュ」は、その居住区と親達の社会的地位によって対立しています。
まあ、この手のストーリーはアメリカ映画の定番で、ウェストサイドストーリー、理由無き反抗、暴力教室などなど、昔から随分と描かれてきました。

映画の内容については深く触れませんので、ご興味のある方はどうぞご覧になって下さい。下町育ちの不良の方なら結構感動しますよ。主題かもスティーヴィー・ワンダーが歌っています。(エンディングタイトルで涙しますよ、きっと)

さて、私が非常に心揺さぶられたワンシーンですが、それはこの映画の主人公であるポニーボーイ(トーマス・ハウェル)とジョニー(ラルフ・マッチョ)の二人が関わってしまう事件への導入部でのシーンでした。

ジョニーは家に帰りたくないと言って庭で野宿を始めます。
ポニーボーイはそんなジョニーを見過ごしに出来ず、夫婦喧嘩が終わるまでと付き合いますが二人とも転寝をしてしまい、気がつけば深夜を過ぎていました。

ポニーボーイは両親を亡くした3兄弟の末っ子で、本来ならば施設に預けられるところをなんとか長男、次男が働きながら面倒を見ています。
そんな家庭ですから、ちょっとした不祥事が起こればポニーボーイはすぐに施設に収監されてしまうので、門限を守らず遅く帰宅したポニーを長男は父親代わりに厳しく嗜めます。兄に殴られて激しく抵抗したポニーボーイは家を飛び出してジョニーの元に走ります。

庭でそのまま野宿をしていたジョニーは、勢い飛び込んできたポニーボーイと二人深夜の街に出て公園に着きます。
映画はここで山の手の不良グループ「ソッシュ」と二人が遭遇し、乱闘となり、ジョニーがナイフでソッシュの一人を刺してしまうところからドラマは佳境へと進んでいきます。
ちなみに刺される山の手の不良少年は、「ダンスに夢中」のレイフ・ギャレットです。(笑)

どこに私が心打たれたかというと、それはこの「腐れ縁」というような絆なんです。
この二人はお互いの心の痛みを十分に知っているからこそ、お互いを庇い合い、結局は二人でとことん行ってしまうことになるのですが、最後まで付き合ってやるよというお互いの腐れ縁みたいなところに非常に惹かれるわけです。

自分自身の経験でも同じようなことが幾度と無くありました。
遠い昔、まだ小学生かそこらのガキの時分でさえ、「お祭り」などの賑やかな場所で遊び呆けてしまい、所詮は群れた仲間も一人二人と帰宅していく中、後先考えずつるんでしまう仲の腐れ縁。お互い、親に大目玉食っても心の中に芽生えた連帯感みたいなものは、いくつになっても生き続けるもので、そんな絆が未だに私にとっての掟のようなものでもあります。


このお話は、あるヤクザがカタギになることに挑戦するというちょっと変わった映画です。
金子正二氏演じる竜二という中堅ヤクザが、ある時稼業に嫌気がさしてきてカタギになることを試みます。まあ、前半のヤクザの生活が妙にリアリティがあって面白く、更にカタギになった先輩ヤクザなども登場して、非常に日常的な世界の中でストーリーは進んでいきます。

ということで話は端折りますが、竜二がようやくカタギの生活にも慣れ始めた頃、昔の仲間が尋ねてきます。ヤク中で追い込みかけられて逃げ隠れしながら昔馴染みを頼ってくるのですが、カタギの竜二には今更何もしてやれません。
竜二は手にした給料を握らせますが、所詮そんなハシタ金でどうにかなるものでないことはわかっていますが、涙ながらに懇願するお互いの胸の内が手に取るように解り、ひどく心を揺さぶられました。

結局、この相棒は死んでいってしまうのですが、線香を上げに行った竜二がうらぶれたアパートで昔の舎弟桜金造に出会います。

自分が離れた場所、そこでは相変わらずの世界が繰り広げられていて、そこで生きる人間は未だに自分を同じ世界の人間として見ている、そんな言葉にもならない哀しみが本当にリアルに描かれていました。
同じ腐れ縁でもこちらは少々哀しい絆のワンシーンでした。

まあ、言ってみれば虚構の塊のような世界でカッコつけていた一人の男が、一般社会へ飛び出してみたものの、その世界の狭間で見たものこそが、自分の住むべき場所を再確認しただけだったというような話なんですが、中々に趣のある映画でありました。

特別お薦めするほどの映画ということでもありませんが、不良映画(笑)にご興味のある方はどうぞご覧になってみて下さい。





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最終更新日  2006年04月26日 09時20分19秒
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Re アウトサイダー  
Yakitori さん
一時期ビデオを見まくってビデオ屋に最多貸し出し者として表彰されたことがあります。(笑)そのとき間違いなくみてるはずなんですが同種の映画を続けてみたんで筋がごっちゃになってます。アメリカのようなHavesとHave-notsの対立って日本ではあまりなかったような気がします。一億総中流とか言われて。最近は貧富の差が激しくなってきたんで対立シーンが出てきそうですね。ヴァン・モリソンのグローリアが出だしでかかるのがアウトサイダーでしたっけ? (2006年04月26日 14時46分34秒)

Re:Re アウトサイダー(04/26)  
RONNYジイ  さん
Yakitoriさん

>アメリカのようなHavesとHave-notsの対立って日本ではあまりなかったような気がします。

いわゆるホワイトカラーとブルーカラーって分け方ですね。これって日本人が考えるよりもかなり明確な線引きが施されていますよね。ひょっとすると人種差別以前の問題かもしれません。ってか、ああ~またノーガキこきたくなってきた~(笑)

>ヴァン・モリソンのグローリアが出だしでかかるのがアウトサイダーでしたっけ?

アウトサイダーの始まりはポニーボーイ役のトーマス・ハウェルのナレーションからだったと思います。スティーヴィーの「STAY GOLD」がタイトルチューンだったような。。。。
ちなみにアウトサイダー2っていう続編もありました。確かこちらはテレビ用のドラマだったと思いますが、こじんまりとした佳作だった記憶があります。
-----
(2006年04月26日 15時56分40秒)

そういえば・・・・  
RONNYジイ  さん
話ぶっ飛びますけど、このアウトサイダーで主役張ったトーマス・ハウェル君、その後「SOUL MAN」って映画でも主役張りましたね。
もちろんテーマソングはサム&ディブのソウルマンです。大学に行くため黒人に成りすまして奨学金せしめる白人青年のお話でした。
顔を黒く塗りたくって黒人になりすまして奨学金で大学に行くっていう設定は結構笑えましたね。黒人と白人の生態をパロったアメリカらしいコメディでした。って、今日のテーマとはまったく関係ありません。(^^; (2006年04月26日 16時04分25秒)

Re:ソウルマン  
Yakitori さん
あー思い出しました。(笑)確かカリフォルニアのプールのあるような家のお坊っちゃんが、父親からこれからはセルフメイドで行けって言われて東部のロースクールに行く設定だったんじゃなかったかな?ペーパーチェイスのパロディのような下らない映画でしたね。大好きです、ああいうの。(笑) (2006年04月26日 16時54分06秒)

Re[1]:ソウルマン(04/26)  
RONNYジイ  さん
Yakitoriさん
>カリフォルニアのプールのあるような家のお坊っちゃんが、父親からこれからはセルフメイドで行けって言われて東部のロースクールに行く

そうでしたね。バレそうになるとサングラスしてスティビーの真似したり、普段の言葉遣いも黒人の真似したりするんだけど、自分が所属するエスタブリッシュ系の白人に差別を受けたりしていくうちに、人生に目覚めるみたいな話でした。
アメリカ映画らしいハッピーエンドで気楽に見られる映画でした。
-----
(2006年04月26日 20時53分27秒)

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