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2007年04月04日
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実は先日、息子の学校の先生が「舞台」に立つというので、毎度御馴染み道楽親爺の野次馬根性だしまるで(笑)、このお芝居を見に行って来ました。
出し物はミステリーの女王アガサ・クリスティー原作の「そして誰もいなくなった」でした。

まあ、とにかくイベントの少ない田舎の島では、こうした「舞台」で生の「芝居」を見るなんていう経験は中々できませんから、期待はせずともケッコウ盛り上がったりしました。
会場は市営の多目的ホールですから、普段、子供たちがやるような学校のイベントほど貧乏くさくはないだろうとは思いましたが、いかんせん田舎の中のド田舎なもんで(笑)、どんなもんかなぁ~という一抹の不安もありました。

そういえばよく日本の田舎で、村の青年団だとかが真面目なドラマを芝居にしてやったりしてますが、ひょっとしてそんなんかなぁとも思いつつ、でもアメリカ人のドラマだからなぁ、まあ、そこそこ見られるんじゃないかなぁとか、意外と楽しんでいるジジイでありました。

ということで、開演は午後7時30分。
息子は先生から前売り券を買っていたので、私と末娘の分は当日券を買います。
せっかちな道楽親爺は7時15分に会場に到着。

そこへ息子のクラスメートが数人現れ、ちょっとほっとしたのも束の間、開演時間までは会場の中に入れないと言われ、子供達を一緒に外の駐車場でグダグダすることになってしまいました。良い年してグダグダも疲れます。(笑)

そんなこんなしているうちにお客もチラホラやってきて、少しだけサイパンのイベント・ナイトも盛り上がってきました。
当然のことながら観客の殆どはアメリカ人です。しかも、ほぼ白人。っていうか、サイパンにBLACK AMERICANって凄く少ないんですよね。数えるほどしかいません。ってか、サイパン人自体がCOLOREDですから、別に違和感はないのですが、それでも白人ばかりが2~30人集ると、さすがにニッポン人のオヤジは圧倒されます。(笑)

さて、入り口には白人のオバちゃん二人が受付をやっていて、手提げ金庫に現金を入れて当日券を販売しています。
私が「大人1枚、子供1枚」と言うと、「あなたはXXのメンバー?」って聞くもんで、「いいえ、ちゃいます」と答えると、「メンバーになると30%割引になるわよ、入らない?」と言われてちょっとビビりました。
というのも、こんなイベントは割と頻繁に行われていて、小さいながらもコミュニティが出来上がっていることを知り、更に、在住アメリカ人だけでも相当な数のメンバーがいることを聞かされて本当に驚きでした。
へぇ~、サイパンもまんざら捨てたモンじゃないね、とわかったようなわからないような独り言を呟く道楽親爺でした。

当日券を買うと、手作りながらケッコウ立派なパンフレットを手渡され、村の青年団による「劇団芝居」を想像していた私は、このコミュニティのイベントに対するその真面目な取り組みにちょっとビビったりしました。

ということで、結局30人ほどのこじんまりした雰囲気の中で、このミステリーは上演されたのです。出だしはちょっと会場の雰囲気が馴染まず唐突なオープニングを感じさせましたが、冒頭の登場人物の紹介を兼ねたドラマの進行手順は中々のものだったし、役者さんの粒も揃っていて、正直言ってこりゃバカにできないなと思いましたね。

大道具、小道具も、こんな田舎の島にしちゃ、よく創ったもので、舞台装置にもう少しお金をかければこれはこれで立派な舞台になると思いました。
上演時間は約2時間半と長丁場でしたが、多少の粗はあるものの、後半は観客もドラマの中に引き込まれて、$15の入場料は決して高くはありませんでした。


聞いたところによると、キャスティングにはオーディションがあって、応募者もかなりな数があったそうです。その中から主に舞台経験者が選ばれたとも言ってました。
つまり、息子の先生も、教師をしながら演劇の道を目指しているようで、こうしたイベント企画は年に何度か行われているとのことでした。

ようやく「カルチャー」というものが、生活の中に入りこんできたサイパン島の将来にちょっとだけ希望が見え隠れしてます。こうした文化的なイベントは、できるだけ感受性の強い時代の子供たちに見て欲しいとも思いました。
つまり、ビンボーな国でも、こうした芸術?にお金を払う、つまり、芸術に触れることで生活に潤いを与えるという人生の余裕を体験する意義は深いと思うんですね。
それにしても、アメリカ人というのはこうした文化活動はお手の物といった感じで、ひじょうに手馴れた段取りで行われたイベントに、アメリカ人の文化も垣間見たようで、私にとってもそれなりの良い体験が出来ました。





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最終更新日  2007年04月04日 12時02分51秒
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