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2007年04月07日
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今日はちょっとディスコ・サウンドのお話なんかしちゃいましょうか。
1970年代にとぐろを巻いて盛り上がったディスコブームを振り返ることで、実はその時代背景と言うか、世界の歴史を垣間見ることができるのです。(なんちゃって)

ひとつ言っておきますが、道楽者の与太話ですからあまり真剣に考えないように(笑)
ってか、読んでる貴方も道楽者でしょうから、その心配はありませんか。

え~、時代は確か1977年頃だったと思います。
リズム&ブルースからソウル~ダンスミュージックというような流れで、音楽と共に変化して行った遊びの形態が「ディスコ」という新しいカテゴリーを生み出し、それが世界的な規模で拡がって行ったというのが皆さんご存知の定説です。(笑)

っていうか、流行なんてものは元々そんなにしっかりした根拠があって出来上がったものじゃありませんから、正直言って本当のところは誰にもわからないのではないでしょうか。
ただ、振り返ってアナライズしてみたときに、ああ、そうか、そういうことだったのか、みたいな理解をするということで、人それぞれが自分の歴史に注釈をつけて懐かしむ、というようなことだと思います。



それまでにも、いわゆるダンス・ミュージックというカテゴリーはありましたが、それはあくまでも踊りを目的としてはいるものの、やはり歌手やミュージシャンがきちんとした演奏(プレー)で人々を楽しませるという、根本的な部分はライブ演奏中心でありました。

映画「レイ」とかをご覧になって頂ければお解りになると思いますが、日々の辛い現実を離れ、音楽と酒で憂さを晴らすため、人々はバーやクラブへ出かけて踊りを楽しんだのです。まあ、今も昔もやっていることにさほどの変わりはありませんけどね。
ただ、この踊りが生活に密着していたという点では、やはり黒人音楽と黒人文化、後にSOULと呼ばれるジャンルが創り出した世界であることは間違いないことでしょう。

そして、このライブをお手軽に楽しむ方法として、レコードという発想が生まれてきたのですね。まさに記録したものって意味で言えばピッタリです。
いつでもどこでも、クラブのライブ演奏が楽しめる。つまり、バンドやミュージシャンが居なくても踊ることができるってことが、画期的な娯楽を生み出していったわけですね。
もちろん、ここらからモータウンとか、スタックスとか、アトランティックとか、みなさんよくご存知のレーベル、今で言うベンチャー・ビジネスが肥大化していったわけです。

ライブ演奏、こじんまりとした職人芸だったダンス音楽が、時代の技術に乗っかって大量生産され始める頃には、このレコードという商品そのものに価値が吹き込まれていったわけです。もちろん世界的な規模で「大量生産」=オートメーションの波が人々を呑みこんで行きました。

途中省略(笑)

さて、そのような流れで生まれてきたディスコですが、それまで黒人音楽に主導されてきた資本市場に、更なる大量生産のトレンドが生まれてきました。
それが「ディスコ・サウンド」だったのです。
ディスコのために作られたダンス・サウンド。あえてダンスミュージックと言わないのは、それが音楽として成立する前に、単なるサウンド(音)であるからです。


言ってみればメトロノームみたいなものです。
万人に踊りやすく、シンプルでわかり易い。しかも長く踊っていられることを可能にしたレコード。それこそがディスコ・サウンドの真髄なのです。

私が、初めて目にしたジャンボ・シングルと呼ばれる12インチのディスコ専用レコードは、レイフ・ギャレットの「ダンスに夢中」でした。
その大きなシングル・レコードに針を落としてまず驚いたのは、間奏パートから始まるイントロが、その歌メロが出てくるまで少なくともフルコーラス分くらいはあったことでした。

正直言って冗談だと思いましたね。

そして歌メロが終わると再び間奏パートが延々と続きます。

品質や個性よりも、便利でお手軽な量産と短期回収サイクル。
ディスコ・サウンドと共にディスコそのものも量産、大量消費の形態へと変化して行きましたね。
飲み放題、食べ放題、大量収容、いわゆる薄利多売トレンドが世界を覆い尽くしました。
そんな時代の幕開けから、今年でちょうど30年が経ちました。
大量生産、大量消費は、確かに便利な世界、手軽な社会を実現することができたように思えます。

あれから30年。
道楽親爺は、初めてジャンボ・シングルを手にしたあの時の漠然とした思いが、今再びこの胸に湧き上がってきています。
踊らせ続けるための「音」はエンドレスで続いています。
メトロノームは「音」を24時間刻んでいます。その時々に歌メロが挟み込まれ、踊り続ける足を止めさせません。

今日は表現がちょっと詩人ぽかったかなぁ~。(笑)





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最終更新日  2007年04月07日 12時51分13秒
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