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2007年07月29日
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道楽者の原則1は「徹底的な身内びいき」、原則2は「絶対に負けを認めない」でした。
そしていよいよクライマックス、原則その3は「破れかぶれの正義感」です。

本来、道楽者というのは、あまり立派な生活環境に身を置く人間ではなく、まして世間一般の常識の中できちんと納まるようなタイプの人物であることはまずあり得ません(笑)
まあ、それでも歳なりにみんな適当に世の中に迎合していきますが、それは単に一般人の気ぐるみを着て本性を隠しているだけで、実は死ぬまで道楽者は道楽者であり続けるのです(笑)そしてこのような隠れ道楽者を「羊の皮をかぶった山羊」と言います(爆)

そんな道楽者を支えているのが、それぞれが持つオリジナルの倫理観や人生哲学です。
そして最もその気質を表すのが道楽者の正義感なのです(え?)
まあ、大抵の道楽者は一般的にあまり品行方正とは言えませんが、道楽に埋没したが故に、人間と人間社会の中のたくさんの矛盾に早くから気が付きます。
だからと言って「世直し」や「信仰」などを呼びかけたりはしません(笑)


それが、今までお話してきた原則によって培われているのは言うまでもありません。
つまりそれこそが今日のテーマ「やぶれかぶれの正義感」なのです。

元々、世間のわずらわしさに関わることを好まない道楽者ですが、っていうか大体道楽者の多くが面倒くさがり屋というか、怠け者(笑)というか、できればやっかいなことには関わりたくないと思っていますので、心で「正義感」を描いても、自ら介入していくようなことはあまりないのです。ってか、なんにでも首を突っ込むことを道楽にしているヤツもおりますので、一概には言えませんが、まあ、道楽者の多くは、できれば「われ関せず」の立場をとるものなのです。(そうなの?)

ところが、世の中と言うのは、これがまた上手い仕組みになってまして、ここぞと言う時にはかならず、頼みもしないのに、こうした道楽者の登場を用意してくれてしまうのです。
それが先日お話しした「痴話喧嘩事件(笑)」みたいなことで、ヘラヘラ生きてる道楽者は、結局このような道楽者ならではのトラブルに巻き込まれるという、人生の落とし穴があるのです(笑)

もちろん巻き込まれたトラブルを解決するのが、この道楽者の正義感ですから、もちろんこれは世間一般で言うところの「正義」とは一線を画します。
下世話な例でご説明したとおり、「徹底的な身内びいき」は相手のことなんか考えちゃいませんし、自分の身内が助かれば、世間一般でどう言われようが、身内以外の人間がどうなろうが知ったこっちゃないってところですね(笑)

更に、周りから「素直に負けを認めろ」とか言われても、絶対に性根は変わりませんから、お気軽な「和解」とか「平和」なんぞは絶対に受け入れません。
道楽者の正義はあくまでも自身の正義であるし、逆に世の中まとめて「正義」で括ろうとするような馬鹿げた思想には反発したりします。
ところが、道楽者も年齢を重ねるに従って世間一般が勝手にこの道楽者を引きずり出すようなことがあるのです。(へぇ~~)

自らの道楽のために、道楽の正義感を振りかざしているうちに、知らぬ間に表舞台に出てしまう道楽者なんぞもいるのです。

そして、今日のタイトル「破れかぶれの正義感」は、彼を慕う道楽者の仲間が彼を評して、彼の行動を表現した言葉なのです。

彼の残した、梶山季之と月刊「噂」 (単行本)の凄さは、まさに道楽者の鑑と言えます。
野次馬根性と物好き根性、そんな極め付けの道楽を崇高なインテリジェンスと無類のアホさ加減にまで昇華した彼の偉業は、後に続く道楽者の指標となることは間違いないでしょう。もし、チャンスがあったら是非とも彼の編集本をご覧になって下さい。復刻版が出されています。

たぶん、彼も好奇心に導かれるままにこのような編集を行っていったのでしょうが、次第に彼のペースに巻き込まれていった人々が、なぜか彼を大衆評論の旗頭にまで担ぎ挙げてしまったのでした。そうしてそれは「破れかぶれの正義感」へとなっていってのです。
独自の理屈と独自の観点が、いわゆる彼の「正義感」を大衆に迎合させてしまったのです。でも良く考えてみると、これってメージャーになった道楽者のほとんどがこの道をたどっていることに気が付きます。


そうです、これこそが道楽の極地、道楽者パラダイス(笑)、濡れ手に粟、好きなことでメシを喰うという、夢の道楽者の世界なのです。
ということで、道楽者三原則の最後はしまりのない終わり方ですが(笑)、これも道楽者らしくて良いのです。どだい、愚にも付かない道楽なんですから。BOMB!





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最終更新日  2007年07月29日 09時48分44秒
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