いつまでも…二人で

いつまでも…二人で

2025.11.23
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テーマ: ★謎★(8)
カテゴリ: つぶやき



朝起きてから夫にお茶をお供えしながら

夫がいたなら必ず、良いお天気だからお散歩へ行って
どこかでモーニングを食べようか…と言うだろうな

と、珍しくとても冷たい風が胸の中を吹き抜けたように
寂しさを実感してしまいました

近くのショッピングモールへ午後からは混みあうかもしれないと思って、急いで午前中に行ってみれば若いファミリーや老夫婦なんかで、年末かと思うほど混みあっていて

何て言ったら良いのでしょう…
羨ましいとかの感情ではなくて、ちょっと腹立たしいような嫌な気持ちになりました

まだまだ、安定した気持ちは持続しません…

そんなモヤモヤしたことがあったからか
午後から、アイロンがけをたくさんしていたら
随分前の、モヤモヤを思い出してしまいました

新型コロナウイルスの騒ぎが起こる前の秋に
夫の友人ご夫婦が五組、京都へ来られました

10年ほど前から、毎年、幹事を回しながら全国各地で1泊でお会いしていました

私は夫と年が離れていたので、夫の友人ご夫婦とも年が離れていたので、一人だけ浮いていたことは間違いありません
でも、皆さんは一生懸命に仲良くしてくださっていました

また来年は、何処にする?と言って別れた数か月後に、コロナウイルスが蔓延して会えなくなっていたら
Hさんご夫婦から、『死にかかっています…』なんてお正月から不吉な文言の添え書きをした年賀状が届きました

一年と数か月お会いしていなかった間に、何があったのかわかりませんのでお電話をしてみると、半年前の夏にご主人が体調を崩されて病院へ行かれたら、末期の食道がんだと言われて、手術もできない抗がん剤も効かないと言われて、家で療養しているという事でした

Hさんの奥様の説明が要領を得ないので、はっきりしたことがわからないまま
京都のお漬物がお好きでしたから、季節のお届け物としてお送りすることにしました

届いたらすぐにお礼のお電話があって、食欲が落ちていたのに喜んでお漬物とご飯をたくさん食べられたとのことでした

その2か月後、ご長男から訃報が届くことになりました
コロナ禍でしたから、お悔やみに行くこともできず(新幹線で2時間は掛かる所にお住いでしたから…)お供えをお送りすることしかできませんでした

夫にすれば、同年代の古くからの友人が急に亡くなって落ち込んでいたのですが、その1か月後に夫も希少癌が発見されてしまいました…

この頃、夫と私は本気でこのがんを克服できると思っていたのでとても前向きでしたが
ちょうどこのころから未亡人になられたHさんの奥様から、2~3日に一度は電話がかかってくるようになりました

迷惑とは思わなかったのですが、私たち夫婦がそんなに身近に感じてもらっていたことが少し驚きで、少なくても私たち夫婦は、一年に一度楽しくお会いする仲間…という認識で
日常の悩みや困りごとを相談したり愚痴を言い合う相手ではありませんでした

夫は人が良いので、私にお話を聞いて差し上げるようにと言っていましたけれど
病気の件は、言わないようにと言って、ひた隠しにしていたのです

けれど、2ヶ月に一度の頻度で入院することになったので、電話が通じない時が何度かあって
どうしたの?と年度も聞かれたので、検査入院です~とかいって誤魔化していました


今から思えば、何処まで誤魔化すことができていたのか…
夫も、転移が見つかったあたりから、自分の病気に対して恐怖に近い不安を抱え始めていたので
とても神経質になってきていました

それでも、頻繁にかかってくる電話に

僕がいつ死ぬか見張られているみたい…

と言うようになりました

ホスピスを探すように言われた頃からは、居留守を使うようにして
それでも、出ないと朝や夜に罹って来るので

海辺のホテルへ数か月療養に行くとか口実を付けて、電話を遠ざけるようにしていたので
一番大切な最期の頃は、落ち着いた時を過ごすことができたのです

そして、夫が逝った次の日…

また電話がかかってきて

もう逃げる事もないか・・・と思ったので夫が逝ったことを話しました

そしたら、お仲間の数組のご夫婦からお悔やみの連絡が次々と入ることになって…
あっという間に、お仲間に連絡をされたんですよね、、、

早い時期に、こういうご連絡を皆様にしないと行けないと分かっていましたが
なんだか、、、モヤモヤする気持ちだけが大きくなりました


それから、独りは大変でしょう?と毎日電話が入るようになって・・・

独りでポツンとしているより、誰かと話すことは当時は救いになっているように思えましたけれど
今から思えば、、、

私より2年と数か月先に死別を経験された方ですけれど
あの時、死別直後からどうして、病気の夫の元へ頻繁に電話をしてこられたのか…

いまでも、謎です

同じ経験をしたものとして、わかる時が来るかもしれないと思っていましたけれど
私が死別を経験して、4年半以上たった今でも、やはり理解することはできないでいます

ご自身は気付かれていないかもしれませんが
やはり、夫が亡くなるのを今か今かと待たれていたのでしょうか…

そして、私が未亡人になったとたん
同志ができたと、嬉しくて仕方がなかったのでしょうか…

昨年あたりまで、たまに電話がありましたが
ほとんど私はお仕事で家に居ないので、留守番電話にメッセージが残っていない時は折り返し電話をしない事にしたので、今では、電話はかかって来ません

でも、ふと思い出すのです

私とお友達でもないHさんの奥様は、いったい何を求めていらっしゃったのでしょうか


晴れること無いモヤモヤは


静かな休日に現れることが多いです…


明日で、お休みもおしまい

少し、お休みモードから切り替えないと火曜日がしんどいですね

では、、、今日は夜更かしをしてしまいました…




今日もお読みくださってありがとうございます(^^)


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最終更新日  2025.11.23 23:36:17
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