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2015/11/12
カテゴリ： 本
で、火花の感想はぁ～、一言でいうなら「苦しすぎ」。一回で充分。恐らく二度と読まないと思う。
内容は売れない二人のお笑い芸人の話。主人公が著者の感情を表しているのだと思うが、その中に「24時間ネタのことだけを考えないのは、お笑いに対して云々」の箇所がある。お笑いってそんなん？ 概念で考えるんではなくて感覚でとらえるもんちゃうの？ 自身が面白いと思えることを表現することが、結果人と共感して笑わせるものだと思っていた。が、24時間かぁ...重過ぎん？ 何となく売り出し中の若手のお笑い芸人を見るのがイヤにならん？
80年代に漫才ブームがあって、大声ばかり出して中身がなくたいして面白くもない芸人まで売れた時代。今と違って、まだお笑い芸人人口が少なかったため絶叫芸人まで売れたが、お笑い芸人の人口も増え、舞台だけでなくバラエティをこなす必要のある今だとハードルが高すぎて売れてないだろーなぁ。昔の絶叫系は、今の身体を張った芸人の位置付けか？ 24時間ネタのことだけを考えて売れた芸人は、バラエティやトークでアドリブはムリやろ。突然のフリに対して24時間も考える暇ないもん。
火花を読み進めて行くうち、何気に結末が見えてくる。淡々と話は流れていくが、主人公が尊敬する４歳年上の先輩芸人を主人公自身が追い詰めていくことに気づいていない。ホント、苦しいなぁ。
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