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もうさぁ、夫、アンタら家族のことに私を巻き込まないで。
あのね何度も断ったよね、アンタの両親の家も家具も一切いらないって。私にはもらう権利は一切ないが一々夫が聞いてきやがるから言ってんねん。アンタがもらうのは構わないが、私が暮らす場所には一切もってくるなと。何回言えば気が済むん？

夫「古くて良い家具だよ。古い家具好きって言ってたじゃない」古いってレベルも質もちゃうねん

私「古いだけで良い家具とは限らんでしょ。アンタの親のところの家具で欲しい物は一つもないから。それより私は自分の人生で自分の好きな家具を選ぶ機会はないってこと？古いってさ、大体リンダが欲しい家具があるたびお古を勧めてきたんでしょ。彼女は新しい家具を好きに買うけど私達にはお古を受け取れってか？いい加減にしろよボケェ」

夫「ええ～、でもぉ～」十分わかっててよ、すべての根源は夫だと
が、夫に家とか家具とかもらって欲しい義両親の思いも知ってるが私はいらんって言うてるやん。私には口を出す権利は一切ないが、私が暮らすテリトリーには一切欲しくないと。そーすると義母リンダとTELでこそこそ話しやがる。

ここでスパムの話をしてみる。
どーやら日本では（沖縄限定か？）スパムが人気らしく、ぽにょがスーパーでスパムを買ったとさ。で、その話を夫にすると、アメリカではスパムは正直なところ低所得者の食べ物で、もし私が買ったとしても夫は食べたくないとさ。（アメリカって経済状況によって食べる物がはっきり分かれている。なのでアメリカでもスパムが人気があるのはハワイで、本土との経済格差は歴然としている）

で、義両親宅には昔日本駐在の頃に東南アジアで買った食器類がたくさんある。感謝祭に登場する彼らにとって思い出の特別なインドネシアのカトラリーは、日本人の私から見るとスパムと一緒のジャンクなのさ。家具も一緒。義両親宅にある古い家具は私とってスパムと一緒なの。古くて良い家具ではなくて、ただの古いジャンク品さ。アンタら家族が日本駐在中に持ち帰った物って（夫家族だけじゃなく在日米軍のほとんどの人達も）ほとんどがスパムやねん。アンタがスパムを嫌うのと同じくらい私は好きじゃないから。

日本の、それも嫁入り道具には桐ダンスが普通だった女の古にとってはアンタの義両親宅にある家具は３段のカラーボックスレベルなのさ。誰がいるかそんなジャンク品。

それよりさぁ、夫の妹のスーザンの夫ティム（夫から見て義弟）は義両親宅にあるものが欲しいってはっきり言ってるのさ。だからティムにあげたらええやんか。それで丸く収まんねやから。が、ティムを嫌っている義両親はティム達にあげたくなくて夫に夫にと寄って来る。こっちくんな向こ行けや

で、ついに言ってはいけない一言を言ってしまう

私「今回の入院騒ぎもさ、義両親が逆だったら良かったのに」わかってる言ってはいけないって。が、リンダしつこい！アンタが入院してビルが家にいたら良かったのに。それぐらいイヤだって何年も言ってるよね。
今まで感謝祭とかに義両親宅で滞在後、MDへ向けて出発する私達の車のトランクに「いらない」とはっきり断ったガラクタ（リンダが新しいのを買って持て余していたお古）を入れやがる。何度出してガレージに放っても何度も何度も入れやがる。このしつこさを今発揮しているのさ。皆の前でトランクからガラクタを取り出して思いっきり踏んづけて「いらんっつってるやろボケェ！」と言いたかったのをどんな思いで堪えてきたか...

私「これ以上同じ話を繰り返すならリンダにはっきり私から伝えるから。今までは穏便にって思ってきたけどあまりにもしつこい。なんならサルベージョンアーミーに連絡して引き取りに行ってもらおうか？この際だからはっきり言うけど、私アンタと離婚したってなぁんも困らんから。自由になれるんならそっちの方がいいから」

実際、離婚の決心はついている。いつでもオケ。が、リンダのことでは離婚はしたくないだけ。今離婚したらリンダの思う壺だし、暇人の彼女に話題を提供するだけだし再起不能になるまで叩き潰してからの離婚でも遅くないかと。

途端にエヘエヘで擦り寄ってくる夫。まぁね、一番悪いのは優柔不断の夫だということはわかっている。が、お涙頂戴のTELで夫が一度決めたことを覆そうとするリンダが嫌い。

最近いつ離婚してもオケと思うようになってからタガが外れてリンダにも好き放題言っている私。アンタら家族関係が気持ち悪いわとか、家族なのに意思の疎通がまったくできてないしSitcomみたいとか。言っちゃいけないのわかってるけど、あの家族の渦から逃れるためにもう連絡してくんなといろんな言葉が出る。今までよくもよくも日本の私の家族をバカにしてきたよな。うちはアンタらほどバラバラじゃねぇんだよ。お互いに心から信頼してるから、普段特にコミュニケーションとらなくてもオケなわけさ。来年の春にはこっちに遊びに来るし。なんの問題もないねん。

が、どんなにひどい言葉を浴びせてもリンダは被害者に徹して、悪いのはビルとなってビルの悪口を言い始める。アンタ、どこまでもおかしいで。

数か月前はっきりリンダに言った、彼女が家に固執してケアホームに入ろうとしないことを支持すると。ただ単に説得が面倒くさくなっただけ。なので私達に迷惑をかけない範囲で好きにして。もうアンタのことを心配もしないから。が、放置すればしたで今回のようにリンダの泣き言が入る。それに動揺してリンダの希望を通そうとする夫。大体今回の連絡もさ、夫がこの冬日本に行くことを阻止するためやん。夫は年に６週間の有給があって、そのうち３週間ほどを日本で過ごし、残りの３週間を分散してちょこちょこ消化することに。で、リンダの目的は私達の日本行きを阻止すること。去年も同じことをされて日本へ行けなかったのに夫は気づいていない。アンタらのせいで日本に帰れなかったし、マイレージポイント12万マイル以上を失った。今までも私達が楽しめば楽しむほど邪魔をしやがる。今回ビルの入院だとか、家具だとか騒いでいるが、彼女の本当の目的を知れボケ。このバカ母息子ってホントイヤ。

私、離婚したら二度と結婚はしない。一度で十分お腹一杯。他人（義家族）に振り回される人生は二度とイヤざんす。で、義両親と同居して、小姑まで何人かいたうちの母親を益々尊敬するざんす。マミー、アータは私にとって偉大だわ。アータのようにはなれないわ。不肖な娘でごめんね。

レズリーが笑いながら言う「何かクリミナルなことがあったらメアリーが相談に乗るわよ」
彼女の娘メアリーは、元メリーランドの検察官で今は殺人（クリミナル）専門の弁護士をしている。離婚のファミリープラクティスではない。
来週は仕事の引継ぎでレズリー宅訪問予定。

レ「20年結婚生活頑張ったんだから離婚でもいいと思うわよ。その時は任せなさい。離婚後の人生を楽しみなさいよ」
そう、連邦職員と結婚生活が20年続いたら、連邦職員の年金の半分が離婚する配偶者に入る。これ法律だから連邦職員がどれだけ抵抗してもどーにもならないのさ。

今はまだ離婚はしない。リンダの最期を見届けるまでは。もし夫が変わるようならこれから先もしないだろうし。が、いつまでも変わらないんならいい加減自由になりたいさ。