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初めて、その作家と出逢ったとき、いや本人という意味でなく、作品を通して作家を認識したときのことを、人はどれくらい覚えているものなんでしょうかね。
強烈に覚えている作家もいれば、好きであるにもかかわらず、初めての印象があいまいな作者もいます。
池波正太郎さんは、なぜか初めて読んだときの事は思い出せない。おそらく、原作の多くがドラマ化されているので、映像からのイメージが強かったんでしょう。
剣客商売シリーズを読み出したのは、いつだったかと振り返ると、何だこれもやっぱりドラマが放映されて気に入ったのがきっかけでした。それからほぼシリーズ全編読んでしまいました。
この作品と、もっと子供のころに出逢っていたら、きっと今頃は剣術の達人になっていた。(かもしれない)そう考えると、少し残念。
しかし、このテイスト、ダンディズムといったものは充分に吸収できなかったかも。そう思うと人生のいつの時期に出逢うかというのはポイントであります。人との出逢いもそうですよね。早い話、お互いにとってとても気の合う、尊敬できる、男と女の組み合わせが存在しているとしても、いっぺんも逢ったことがなかったり、あるいは気分の良くないときにたまたま逢ったりしたら、関係を築くことは出来ないわけですから。
そう思うと、出逢いというのは面白い。特に事前に何も考えていないで、たまたま、そのとき隣同士になったとか。
こういうの書いてると、また出会い系サイトなどのトラックバックが大量についてきそうないやな予感がしています。