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October 29, 2025
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カテゴリ: 今日の一冊
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見えない壁 北方四島の記憶 [ 本間 浩昭 ]
価格:2,200円(税込、送料無料) (2025/10/29時点)






 日本で最も大きな島、択捉島、二番目に大きな島、国後島。そこに色丹島、歯舞諸島の面積を合わせれば実に沖縄本島の4.2倍にもなる。これらの島々は、北海道の目と鼻の先にある。最も近い歯舞群島の貝殻島までの距離は、北海道根室市の納沙布岬からわずか3.7kmだ。この国境の島々にはかつて、人々が暮らしがあり、1万7000人もの人々が生活を営んでいた。しかし日本がポツダム宣言を受諾し、降伏を表明してから約2週間後、ソ連はこの島々に侵攻、平穏だった島民の暮らしは一変する。そこから人々の運命は大きく分かれていく。脱出して北海道にたどり着いた人、船の中で命を落とした人、あるいは現地に残り後にロシアに渡った人……新聞記者として30年以上にわたって根室に住み、当時の記憶を持つ人を訪ね続けてきた記者による唯一無二の調査報道。戦争が人々にもたらす負の影響を見据え、北方四島の解決策を見通す。

 本書は、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の北方四島について、ロシアと日本の国境地域の知られざる実態を描いたノンフィクション。著者は根室を拠点に足かけ36年、北方四島の取材を続けてきた毎日新聞記者で、かつてこの島々にあった人々の暮らし、ソ連軍侵攻後の島民たちの千差万別の運命、四島の記憶を持つ人々の話も含め、北方四島でのさまざまな出来事と、返還交渉が全然進まない「見えない壁」の裏側にある、島民たちの苦悩と悲しい歴史も書かれています。

【満足度】 ★★★★





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Last updated  October 29, 2025 08:45:11 PM
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ゆきこ@ 日本にとって大切な参院選 初めまして、こちらのブログとは場違いな…
とおりすがり@ Re:昨日の出来事(4/20)(04/21) 逮捕は刑罰の一種ではない。刑罰の意味で…

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