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うにのこべや 菜緒にゃさん

2025.08.17

ムシとの遭遇

テーマ：虫！(841)

カテゴリ：私事

今朝の散歩のときのことである。

この住宅地を抜ける頃に今まで歩いてきた山に寄り添う道に出る。
片側が山になっているのでメマトイが傍に来出したのはこのあたりだった。風が強い日などは頭上から道にせり出している木の葉や木に付着していた何かがバラバラと落ちてくる。
散歩にはキャップを被っていくので、頭に何かが落ちてきても帽子の上である。

さて、今朝の事だ。
この山に近い道を歩いていると頭上付近にフワフワと何かの蔭が薄黒く見えた。
メマトイではない。メマトイなら羽音の方で気付く。
何だろうと思いながら歩いていると帽子のつばに足が長い蜘蛛が付着していた。

昨日Ｇがどうこうと書いたばかりだ。
この手の蜘蛛は室内に入ってこないと知りつつ帽子を取ってフイッとふっていないことを確認してから被り直した。
蜘蛛は好きな方で一時期は真面目にタランチュラを飼育しようと考えていた。
まるで誰かに試されているみたいだとか思いながら振り払った蜘蛛の事を考えた。

誰かに大昔聞かされた「朝の蜘蛛は殺生してはならない」
私の中では朝に限らず蜘蛛は益虫なので四六時中殺生の対象にならない。
振り払っただけだから地面に落ちたと思うけど、蜘蛛の移動は糸を出して風に乗ることだから元気に移動してくれるといいなぁ。
歩くことに思考が詰まっていたので振り払ってしまったが、もっと優しくしてあげれば良かった。

ポールを持たずに歩く距離を伸ばし、なんとか家まで歩ききることに集中しているので他の事を考える余地がないのだ。
メマトイは視界に入ると危険だから虫よけにミントオイルを希釈したものをスプレーして歩いている。
別に不快だからではない。

好きというほどではないのだけど。

ひらひらと飛ぶ昆虫以外なら大丈夫だ。
あの、ひらひらと飛ぶ昆虫だけは好きになれない。
それ以外は平気である。

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