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2021.08.22
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カテゴリ: 学校教育
学校で教員をするようになって多くのことに気付きました。
 で、今日は「不登校」について思うことを書きたいと思います。
 私自身が若い時にも不登校の生徒はいたように思います。ハッキリ言って、その記憶がありません。覚えていることは、「なぜ学校にこれないのだろう」という思いだけでした。
 初めのころは、不登校は「心の問題」だろうと、軽い考えしか抱いていませんでした。ところが、教員として仕事をするようになり、毎年不登校の生徒がいました。どの学校にも必ずいます。そして、どの学年にも必ずいます。そして、多くの生徒を見てきた中で気づいたことがあります。それは、最初の理由はどうであれ、多くの場合が起立性調節障害に行く着くケースが多いということです。約9割がそれです。(残りの1割は怠惰だと思います。)
 よく、不登校の生徒がいると、精神科に通院させようとする保護者がいます。精神的に大きな問題がないことが多いです。そして、残念ながら、不登校に対して、多くの医療機関は優しく語り掛け、「今はゆっくり休みましょう」という声掛けをするだけにとどまり、問題の解決に至らないため、保護者の方もどんどん焦っていくことになります。生徒自身も自身の体調を上手に説明することができず、なぜ登校できないのだろうと、自己肯定感をなくしていきます。そういったときに起こっていることが起立性調節障害です。
 起立性調節障害とは、立つなどの動作をした際に、循環反応の異常をともなう病態の総称で、思春期の急激な身体発育による自律神経のアンバランスをはじめ、様々な原因によっておこるとされています。そのため、朝起きることができなかったり、身体の調子が悪くなったり、食事や睡眠も十分にとれなくなることもあります。
 最初からこの症状がひどくて身体的にしんどくて登校できないという人もいれば、ちょっとしたきっかけで学校から足が遠ざかり、段々と症状が現れてくることもあります。入り口は違えども、精神的な負担を取り除いてもなかなか復帰できないのは、こうした体調の理由があることを理解しなければいけません。
 起立性調節障害といった、体質は遺伝子レベルで決まっているもので、本人の意志ではどうにもできないものであります。でも、ときに、本人が責められたり、場合によっては保護者が責められたりする状況が生まれます。実際、不登校の生徒がいた際、生徒よりも保護者の方が深刻なケースがあります。「恥ずかしい」という気持ちや「破滅だ」と思い込み、さらに子供を苦しめてしまうこともあります。
 しかし、先ほども書いたように、先天的な体質であり、すぐに解決できるものではありません。しっかりと待ってあげること、声をかけてあげることが大切だと思います。
 思うに、不登校とは「溺れかけて、アップアップしているような状態」だと思います。溺れかけている人に、「頑張れ」や「しっかりしろ」と声を荒げても意味がありません。助けてあげることが必要です。なかなか理解できなくてつらいことだと思いますが、それは生徒も同様です。誰かに助けてほしいのです。なかなかすぐには「ありがとう」と感謝することや「ごめんなさい」などと伝えることができないとは思いますが、未来の子どもがいつか思いを伝えてくれます。そして、未来のあなたが伝える努力をしていきましょう。
 不登校は悪いことではありません。大丈夫です。何とかなるさ。と周りが思えるような環境作りが大切です。学校教員もそういったことを積極的にアピールできれば、良いのですが、問題の解決を焦るがあまり、良い方向にはなかなか転びません。
 急激なドラマチックな展開は望めません、気長にコツコツと取り組むことでしか会けるすることはできないと思います。そういった理解が社会には必要です。








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最終更新日  2021.08.22 10:40:05
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