PR
以前、will-since2000塾長の、 この記事 でも紹介されていた現中2の女の子Yちゃんについて綴ってみようと思う。
このYちゃん、家族は「自分でなんかやりたいなら、なんでもしてみろ!自分で頑張るんだぞ!」という感じの、 適度に放任 の親御さんと、2人のおねえちゃんをもつ3人姉妹の末っ子で、その「自分のことは自分で」という方針の中で、「好きなことやっていいんだ!」と少し勘違いして育ってきた観のあるお子様でした(笑)
その彼女が、ウチに入塾したのは小学6年生の後半。数学で苦労してきた姉2人を見て算数と英語を受講することになった。
しかし、意気揚々と算数の問題に取り組む周りの生徒を横目で見つつ・・・
「私には、算数は無理だから・・・」とそっぽを向いて、問題が出来なくても笑ってごまかし、テストで合格点に至らなくても、「お願い勘弁して!やりたくないから!」という気持ちがありありと見える表情でこちらを見る。
勿論、「今やってることは大事!」「中学校に入ったららこんなスタンスじゃ何も出来ない!」と誰でも出来る話は散々してきたけれど、「自分の好きなことをやっていい」という家庭のスタイルにどっぷり浸かっているせいか、テコでも動かない・・・
「参ったな・・・」正直、当時思った。「俺この子どうすりゃいいんだろう・・・」
こんなことを思いながらも月日は流れる。決め手のないまま中学1年生の学年末が迫ってきた。
そんな時、塾長の英語の授業の中で「県立で何点取れれば○○高校は合格できる!」的な話になり、そこに彼女も居た。それまでの彼女は、「理数は英国社でカバーすれば良いや~」って気でいたようだ。しかしその話を聞いて、目標とするレベルの高校は、得意な3科でカバー出来るほど 甘くない 現実を知ったようだ。
「マジ凹んだ・・・」後に彼女が僕に漏らした言葉である。
しかし、ここに 塾長のファインプレー があった。彼は、その彼女の表情を見逃さなかった。
あくる日、その話そして彼女の見せた表情を、塾長は僕に話してくれた。塾長の表情にも「ここで何か手を打たねば、他の教科も落ちてくるぞ!」という様子が伺えた。
「どうにかせにゃならん!」「決めた!絶対楽しいと思わせてやる!」
学年末テストの答案が生徒の手に大体返却され終わった頃、授業後彼女と2人で話をした。
T:「今回何点だった?」
Y:「42点。今までとあんま変わんなかったね。」
T:「お願いがあるんだけど、聞いてくれるかな?」
Y:「(戸惑いながらも)うん良いよ。」
T:「おれどうしてもYちゃんに点数を取ってもらいたいから、俺を信じて週に2回でいいから自習に来てくれないかな?」
Y:「マジで?キツイなぁ~」
T:「お願い! 絶対 点数取らせるから!そんで 絶対 「数学勉強してやってもいいかな」って思える様に 絶対 するから!お願い!」
Y:「ん・・・じゃあまぁ来てみるわ。」
とにかく 「絶対こうする!」 を連発した。自分では気づいていないけど、ひょっとしたら頭を下げるくらいの勢いだった。自分への鼓舞も込めて。
僕なんかじゃなく、もっと良い先生なら、ずっと早い時期に彼女を変えてあげられたのかもしれない。でも、僕はこのタイミングで、こういう言い方でしか彼女と接することが出来なかった。
次の日から彼女は毎日塾に来た!
実は、彼女は誰かからのこういう言葉を待っていたのかもしれない。
つづく・・・・
・
・
・
・
・
って!!早速シリーズかよっ!!
【秋の夜長に】あんまり見たくない 2015.10.29
【親の姿】中2の授業より 2015.09.03
【知ったうえで動く】 2015.08.24