2020.07.14
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カテゴリ: 奈落の落とし穴


スコーカーとツィーターについても触れておこう。



スコーカーとして使ったのはFOSTEXのP650K。

6.5cmのちいさなフルレンジスピーカーだ。

これを片チャンネル4基つかって

トーンゾイレ式として使う設計になっている。

設計通り縦方向に並べて使用すると、横方向への指向性が向上する。

これがPA用スピーカー等にこのトーンゾイレ式が多用される所以だ。

またこれは経験から得た物だが、このフルレンジを多数個使用すると

小口径フルレンジ特有の「乾いた音質」が改善される。

更に、指向性の向上も図れるのだから良いことづくめだ。

P650Kも素性の良いスピーカーであるようで

特に中音域に妙な癖が無いので大変使いやすい。



ツィーターもFOSTEXのものでFT17H。

これを先ほどのP650Kの4基の列中央に配置してある。

これだけ見れば仮想点音源だ。

FT17H自体はかなり古い設計のスピーカーだが

指向性の悪さに目をつぶれば大変使いやすいツィーターだ。

ローリーケージ構造としてるのが設計された時代を物語っている。



ここで注意しなければならない事がある。

それはユニットを複数個使用する場合、

音圧レベルが上昇する、という点だ。

P650Kの音圧レベルはカタログ値で84db、

周波数特性グラフをみると

(​ コチラ ​を参照。pdfです。)

使用する帯域は82db程度だろう。

これに82~84dbのウーファーを使用すると

絶対うまく行かない。

前出の通り音圧レベルは必ず上昇するので

それを見越して適切な音圧レベルのウーファーを選択する必要がある。

今回使用したFountekのFW200はカタログ値で88dB。

これでちょうど音圧レベルは良い感じになる。



では早速製作に入ってみようと思う。



 (´・ω・`) <って...全然早速じゃないじゃんよ





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Last updated  2020.07.14 06:00:09
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