~タロット日和~ by 常葉 了

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常葉 了

常葉 了

2017/07/01
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カテゴリ: タロット実践
ども、トキワです。(^^)/

今回は番外編。

 ブログのアクセス履歴を見ると、タロットで適職を占う場合についての記事が、よく閲覧されているようです。

 随分と前に書いた記憶は有るのですが、改めて調べて見ると、2007年の記事。
 なんと! 10年も前に書いたものでした。

 10年・・・

 そりゃ、白髪も増えますわ。(--;

 当時なりに頑張って書いたのだと思いますが、やはり10年前。
 今の自分が読むと、どうにも未熟さを感じる内容です。お恥ずかしい。



 と言う訳で、タロットで適職を占う場合について、改めて書いて行きたいと思います。
 今回は、結構細かく書いて行くので、長くなります。
 長くなるので、一辺には書かず、分割しますね。


1.まず、前提として。
適職を占いたい場合には、タロット等の卜占系の占術を用いるよりも、占星術等の命式系の占いを用いた方が安定します。
 生年月日を用いる命式系の占いは、生年月日が変わらないと言う性質上、鑑定結果がブレる事は有りませんし、生まれ持った資質などを占うには、最適な占い方法と言えます。

 タロット等の卜占系は、本来 【今ここに有るテーマ】 を占うものなので、その人の資質から見た【適職】を占うには、最適な占術とは言えません。

 では、タロットを用いて適職を占う事が出来ないのかと言うと、そう言う訳でも有りません。

 【職探しをしている】と言う事を前提として占えば、当面において、最も適しているだろう職種を選定する事は可能です。
 この場合、命式系における 【個人の資質から見た適職】 と言うよりは、 【当面において現実的な職種の選択肢を見る】
 その為、占うタイミングや、その人のスタンスによって、結果が異なって来る事になります。
 つまり、何度か占う事を前提とすれば、結果にブレが生じる可能性がある訳ですね。

 この部分を把握して、占って行きましょう。

2.カードの展開方法
 どのように占うのかによって、展開方法は変わって来ます。
 単純に適職を占いたいと言う場合は、複雑なスプレッドを用いるよりは、三枚引き(スリーカード)等のシンプルなスプレッド法を用いた方が良いでしょう。



 複合的に見たい時には、ケルト十字法等が適しています。



ケルト十字を用いて読む場合。
 適職自体は、サイドピラー(右側の縦四枚)の、一番下(7)と、上から二番目(9)によって、適職を判断すると良いでしょう。

サイドピラーの一番下(7) は、 本人の顕在的な素質 として読み、そこから適職を判断します。
サイドピラーの上から二番目(9) は、 本人の潜在能力 とでも言いましょうか。
 ここも、本人の能力を示す事になる為、適職を判断するのに有効なポジションです。

サイドピラーの下から二番目(8) は、 実際に縁の有りそうな職場 を示す事になります。
 どのような職種なのか。どのような環境なのか。どのような事を求められるのか。
 こう言った部分を分析しつつ、本人の素質との整合性を分析して見ましょう。

十字部分の一番上(3) には、 本人のやりたい仕事 が現れて来たりします。
 或いは、自分が仕事をする上で、 何を一番大切にしたいか が現れたりします。
 まあ、ケルト十字の場合は、大体その辺りで、適職を判断する事になります。

(※タロットe-ラーニング講座受講生の皆さんへ:この部分は、上級者実践編で、より詳しく取り組みます。)

3.カードの読み解きについて。

 より詳しくは、タロット講座、タロットe‐ラーニング講座などで扱っていますが、ここでは、ベースとなる見方だけお伝えしましょう。

まずは、人物札(コートカード)について。
 人物札は、その人のコンディションを暗示するものですが、適職を見る場合には、その人の性格的な部分を判断する事になるでしょう。

【棒=火】のスート であれば、独立心旺盛で、主体的・情熱的、積極的と判断します。
 これは、仕事に取り組む上での、基本的な姿勢として現れます。
注意すべきは、【能力や技能】を示している訳では無いと言う部分です。
 【棒=火】のスートが現れる人物は、仕事に対して、主体的・情熱的・積極的に取り組もうとします。
 そう言った姿勢が、特に求められる仕事に適していると判断する訳ですね。
 独立心旺盛なので、多少なり、周囲との協調性に欠けるかも知れませんし、グイグイ押せ押せの雰囲気が、周囲から煙たがられる場合も有ります。
 人から依頼されて、その要求に忠実に応えるべき仕事には向きません。
 自分で考え、自分で動かして行くべき仕事には向いています。

【聖杯=水】のスート であれば、感受性が強く、協調性に優れ、受動的であると判断します。
 人の要請に応える形での仕事に向いているでしょう。
 また、配慮に優れる傾向が有る為、例えばサービス業関係に向いていたりします。
 感受性に優れている為、人の痛みに敏感です。その部分をフォローして行く仕事として、例えば福祉関係や医療関係に向いていると言えるかも知れませんね。
 逆に、自分で考え、自分で進めて行くべき仕事には適さない傾向が有ります。
 人からの要請が無いと、何をして良いのか分からない場合が有る訳ですね。

【剣=風】のスート であれば、合理的で、情報管理に優れ、高い判断力を有します。
 規則やルールに則った動きが得意なので、そう言った仕事に向くでしょう。
 例えば、法務関係。事務処理。情報処理など。
 物事に整合性を保たせながら、動いて行く事が出来ます。

【貨幣=地】のスート であれば、マイペースで堅実。自立心も高く、持久力も有ります。
 スピードは期待出来ない傾向が有ります。なので、時間に追われるような仕事には向きません。
 その代わり、兎に角地道に物事と取り組む事が出来る為、技術系の仕事や、単調な仕事に向いています。各種の職人や、農林水産業等が該当しそうですね。製造業なども向くかも知れません。
 他の職種でも良いですが、仕事を覚えるまでに、少し時間が掛かります。
 学んでいる最中は、どうにも要領が悪いように見えるかも知れません。
 しかし、仕事をしっかりと覚えてしまえば、どのスートよりも堅実に、且つ効率的に仕事が出来るようになるのも、【貨幣=地】のスートの特徴です。

【王】の階級 であれば、指導者・管理者向きと言えるでしょう。
 自分から目的を設定し、その為の手段を考え、実働を率先して行く事が出来ます。
 責任感に優れ、その先の事も考えながら動く事が出来ます。
 自分で仕事を見出して行く、と言う点がポイント。
 その為、淡々と作業をこなして行くだけの仕事には向きませんし、人に言われた通りにすべき仕事にも向きません。

【女王】の階級 も、指導者・管理者向きと言えます。
 但し【王】とは異なり、自分から目的を設定し、物事を率先するような事には向きません。
 むしろ、周囲が自由に動けるように、環境の整備に努めるのが、【女王】の振舞い方になります。
 熱く人を導いて行く指導者では無く、皆の後ろを歩きながら、守って行くような仕事ぶりになります。

【騎士】の階級 は、メッセンジャー・プレゼンター向きの資質です。
 内側(企業側)の思いや考えを、外側に対して示して行く立場ですね。
 例えば、営業職などが、これに当たります。それ以外に、外側に向けて、交渉して行く立場の仕事が向いていると言えるでしょう。
 広告・広報・メディア関係の仕事なども良いかも知れませんね。
 【騎士】は、企業において、外側へシェアを広げて行く為の、外交官のような存在と言えます。
 勿論、【騎士】と言う立場上、いつも前線で戦っているのも彼らです。

【従者】の階級 は、【騎士】のカウンターパートです。
 つまり、外側から来るものに対して、それと向き合う立場の存在です。
 イメージとしては、受付窓口の人ですね。
 ホテルのフロントに居る人や、企業に電話をしたら、電話を受け付ける人など。
 どちらかと言えば内勤のイメージで、外側から働き掛けが有った時に、それに応じて動く【リアクション担当】の存在です。
 【騎士】が、よく話す人であるならば、【従者】は、よく聞く人です。
 よく聞いて、その人の望みに応えるべく動く事になります。
 ある意味、もっとも人数を求められる立場です。
 営業には向きません。営業先で、色々と話しを聞いて、自分からは売り込めずに帰って来る場合が多いですからね。
 論戦するにしても、相手の話を聞いて、なるほど!で引いてしまう場合も有ります。
 逆に言えば、よく話を聞くべき仕事には向いているかも知れません。

【スートの性質】 【階級の作用】 を組み合わせながら判断します。

 例えば、【棒の王】であれば、仕事に対して積極的であり、自分から仕事を見出すような人物で、且つ、周囲から率先して動く事の出来る、管理者・指導者向きの人物と言う事になります。
 どんな仕事が向いているでしょうか。
 例えば、イベント企画会社とか。コンサルタント業とか。政治家とか。企業内の企画部とか。商品開発部とか。商工会の人とか。松岡修造ばりの教師とか。塾講師とか。
 逆に、向いていない仕事は何でしょう。
 まず、絶対に裁判官にしてはダメなタイプですね。
 仕事に対して積極的なのは良いですが、自分から仕事(事件や問題事)を探しに行っては行けませんし、法律の定めを超えた判断にチャレンジされても困ります。

 とまあ、こんな風に、人物札で適職を見る場合には、その人の性質から、適職を分析する事になるのです。

 さて、一回目はここまで。
 大アルカナの読み解き方や、数札の読み解き方などは、また次回とします。

 多分、全部で四回のシリーズになるでしょう。
 予定としては、次回は大アルカナ。その次が数札。最後にまとめ文章。
 ご質問は、コメント欄などで、お気軽にどうぞ。
 時間のある時に、お答えして参ります。

 以上、久しぶりに、実践技術論のブログ更新でした。(^^)/

2007年版【タロットに適職を問うと・・・】





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Last updated  2017/08/01 10:40:31 PM
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