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モモとべべ

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 きっと 私達の話を前から間に入って聞いていて 覚えていてくれていたんだ。

 私の両親と妹が ここポーランドにはるばる訪れに来てくれた。娘のモモとベベは 絶対にチョロちゃんをお家に呼んで 母達に見せるんだとずっと決めていた。

 家族がやって来る日に チョロちゃんも我が家で待っていてくれた。いつもよりも 整った部屋を見て 少し不思議そうににおったりしながら 一度全部の部屋を点検した後 カーペットの上でコロンとなってシッポをいつも通り振っていた。

 家族が来た夜 チョロちゃんもみんなの所にすりよったり 抱っこしてほしそうにしたり みんなの輪の中に入って注目してくれるのを楽しんでいた。眠る時も それぞれの所に少しづつ横になってから 私の彼の側で朝まで一緒だったみたい。

 次の日 チョロちゃんは なんだか鼻が乾いていたし体温が下がっている様子。あんなに みんなと一緒にいるのが好きなのに よってもこない。寒いだろうと毛布を巻いて寝かせていた。

 モモが 「ママ。チョロちゃん 吐いているよ」と教えてくれた。

 吐くことは たまにあるけど 唾液ばかりだし くたっとなっている。いつもだと 吐いた後 その場からすぐ遠のくのに。。。

 これは いつもと違うと思い チョロちゃんのおばさんに電話をした。一度の電話では まぁ少し様子を見てからということに。



 私と彼は やっぱり 尋常ではない気がした。少しヒモを見せても手でつかもうともしない。それに なんだか家に帰りたそうな 寂しそうな表情がした。。。

 動物は 言葉では言ってくれないから 表情とか感じるものをやっぱり無視してはいけないんだなってわかった。

 チョロちゃんの毛布に包んで慌ててタクシーを呼んで チョロちゃんの家に向かった。

 チョロちゃんの家に着いたとき ホッとした。きっとチョロちゃんは家に帰りたくなったんだよね。でも 私は涙が急に出て止まらなくなってしまった。
 きっと これが最後のチョロちゃんとの時間だと気づいてしまったから。。。

 カゴから出て チョロちゃんは少し歩いて 横になった。

 おばさんとおじさんは まぁ大丈夫ですよ。様子を見てみますと言ってくれた。

 まだ なにもわかっていないのに泣くなんて申し訳ないと思ったけど やっぱり感じるものがあった。

 「チョロちゃん。。。。」 バイバイという言葉が出なくて 手を振ってみた。チョロちゃんは私をじっと見てくれた。その目を見て 本当にお別れだって教えてくれた。

 翌日 電話があって まだ病院にいると伝えてもらった。でも 私にはチョロちゃんが本当はどこかってわかっていた。両親と妹がせっかく来ているのにという配慮から嘘をついてくれていることも。

 私の彼は チョロちゃんが亡くなった日 ニャーという声を夜聞いたそう。また 家族と旅行している時 列車の窓から チョロちゃんが草原を駆けている姿を見たみたい。



 娘たちの心にも チョロちゃんの存在は深く深く切り刻まれている。まだ 死ぬということが理解できていないけど 少しづつわかるだろう。

 チョロちゃん たくさんの一緒にいれる時間をくれてありがとう。本当にチョロちゃんのことみんな好きだったよ。かわいいからって すごい意地悪もしたよね。まだまだ 思い出して泣いてしまうけど 苦しまず死ねたこと嬉しいんだ。わざわざ 最後に 私たちの家族とも会ってくれて 一夜を楽しく過ごせたこと感謝しています。また 後で会おうね。






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Last updated  2006/09/21 05:19:49 PM
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