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テーマ: 海外生活(7809)


 ポーランドの素晴らしいことをもっと伝えておきたかったのに 住んでいるとその素敵な部分を当たり前と思って なかなか特別なことと感じずに過ごしてしまっていた。

 私たちは 去年の9月にポーランドのワルシャワにやって来た。

 常夏のキューバと休暇の灼熱のインドから来た私は とてもポーランドの気候に寒さを感じた。今思えば秋なのに ブルブル家の中でふるえていたのは きっと寒さだけでなく 新しい国と環境に不安も混じっていたんだろうな。。

 灰色の空がとても悲しかった。娘たちの幼稚園も空きがなく一日中子供とべったりで 部屋の中も荷物を思うようにヒモ解けなく サンダルのまま部屋を歩き回っていたのにイライラとしていた。彼ともよく喧嘩したな。。。彼も新しい環境でストレスが溜まっていたのだろうな。

 その中で素敵だったのは トラム。町の中を 遊園地の乗り物のように走っている。娘たちはすごく喜んでいた。シートにきちんと座って 静かに窓から風景を眺めている。このひとときは 私もボォッと外を眺めている。

 ポーランドでは トラムに犬も一緒に乗ってくる。大きな犬も小さな犬も。先日は 初めて盲導犬を見た。ポーランドでは 盲導犬を連れている人にはあんまり出会わないから。

 トラムは なかなかいい。距離のない駅をすこしずつ走っている。たいがい 子供連れだと 席をみんな譲ってくれる。
 ポーランドでは かなりの年配の方も小ぎれいにしてお出かけしている姿はほほえましい。おじいちゃん おばあちゃんだからって さびしそうな感じはうかがえない。トラムでも必ず席をみな譲る。もし 気づかない若者がいると 「席を譲ってちょうだい」みたいなことをハッキリと言って座る姿も見習いたい。もう 今の人は 他の人にハッキリとこうしてほしいと言えなくなっているから こういう方がいるのは若者にとってもいいことだと思う。


 以前 乗っていたトラムで 誰かが倒れた音がした。見るとおばさんが 赤くなった首をさすっていた。していたネックレスをひったくって 男が駅に着くやいなや 走って逃げていったらしい。窓からその姿が見える。しかし 誰も追いかけようともしない。
 ここポーランドでは たとえ盗まれたとしても 犯人を追いかけない方がいいらしい。危険なのかな。。。警察も相手にしてくれないらしい。

 笑ってしまったのが トラムの駅で待っていて さぁ乗り込もうとみなしているのに 一台のトラムが停車もせず スゥーッと通り過ぎていった出来事。運転手の人が かなりボォッとしていたみたく そのまま次の駅へと向かって行ってしまった。そのときの 待っていた乗客の人が 怒らず笑っているのに 私までつられて笑ってしまった。。。日本だったら 謝罪問題じゃないのかしら。。。

 以前 日本でも 一分二分遅れているからと 必死にスピードを出して列車が転落しかなりの死者負傷者が出た事件があったけど たかが数分 どうしてその短い時間に一生懸命 深刻になるのだろうか・・・ 日本人は時間にキッチリしていると評判。だから 私も外国人の時間の過ぎ方に初めはイライラしていたけど だんだん慣れてきた。いつの間にか 自分でも まぁだいたいこの時間内に間に合えばいいか。。。とゆっくりにもなってきたし 少し時間を気にしないようにしていきたいのもあった。

 ポーランドのトラムは よく 突然止まる。故障するみたいで 一台のトラムが動かなくなると 同じ路線を使っているトラムが次々動けなくなり トラムの列ができあがる。そんなときでも もちろん車内放送みたいなのは無いわけで 突然ドアが開き 降りたい人は降りてくれ となる。

 大雨の時 そうなると近くのバス停を探して走り回らないといけない。

 昔から 私は雨が大好き。少々の雨では傘を差したくない。外国にいると たいてい大雨でない限り みんな傘も差さずぬれている。私には 外国の人って とても颯爽として生きているように映る。オシャレもすごいオシャレではないのに なんだか簡単にきまっている。顔と背の違いかしら。。。


 ポーランドと少しでも縁があって 私の中でのなにかがまた変わってきたように思える。





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Last updated  2006/10/05 06:09:47 PM
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