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『大ケガ子猫120日の記録』https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/202211210000/11月21日記事の続編です。麻痺が残ったネバーの左脚。前半のブログにも書いた通り成長期が終わったら切断した方が良いだろうと覚悟はしていましたが…もう限界かもしれない…。数分でも…いいえ、数秒でもテーピングしてないと足の指を嚙みちぎるのです。爪はむき出し状態になり、足の指はありませんでした。24時間ずっとテーピングで固定してる状態が続きました。獣医師さんと相談し、成長期で不安もあったけど、早急に脚を切断する事となりました。ネバーは、メンタルがとても弱い子…病院に行っただけで下痢をしてしまう位繊細な子…そんなネバーが、断脚手術に耐えられるのだろうか?そんな心配は必要は全くの無駄でした。いつも通りの天真爛漫なネバー!あんな大きな手術後なのに…ネバーは、三本足になって帰ってきました。小さな体で頑張ってくれました!傷口はとても痛々しく…首の骨折と三本足という事で譲渡への道は、さらに厳しくなったのかもしれない…だけど、こんなに天真爛漫で面白くて甘えん坊で可愛い子、いつか絶対に良縁があると譲渡を諦めていません!ネバーは奇跡の子ですから!だって…7月に撮ったレントゲン写真でポッキリ折れてた首の骨ですが…12月撮ったレントゲン写真では、まるで、折れた骨を守るかのように新しい骨が生まれていたんです!医学的に骨が再生する話はぼんやりと知ってはいたけど、こんなにもしっかりした形で新しい骨が誕生するなんて!この5ヶ月間、常に恐怖と隣り合せでした。何かの拍子に、首の骨がポッキリ折れて即死してしまうのでは?…と。ネバーが爆睡してると死んでるんじゃないか?!と生存確認が習慣になってたくらい…でも、もう、そんなリスクはないんです!だけど、普通の子よりも首の骨は強くないので、今後も「いのちのはうす保護家」隣棟の「療養の家」がネバーの住処です。切断した脚の傷口も良くなりつつあります。あんなに悩ませられてきたネバーの左脚に、不思議な感情が芽生えてました。「愛おしい」に近い感情だと思います。ネバーはネバー!それはそうなんだけど…麻痺が残った左脚に、神経を戻したい!という一心でリハビリを続けてきました。結果的に左脚の神経は戻ることができなかったけど、最後の最後まで、一番たくさん触れてきた箇所でしたからね…左脚にも情が湧いた…なんて可笑しな話ですが、愛おしいネバーの体の一部だったことに変わりはありません。いよいよネバーから切り離される手術直前の左脚の写真…生々しいのでボカシ入れましたが、切り離されたネバーの左脚の写真…「左脚君!今までありがとう!」さすがに左脚は連れて帰れなかったので、この写真をお清めして埋葬しましたが…正直そんな自分にドン引きしています。こんなこと書いて良いものか迷いましたが、もし、私と同じような経験された方がいたら自分だけじゃないんだな~って安心されないかな?…と。もし…ネバーを「家族に迎え入れたい」「直接会って検討したい」譲渡を少しでも迷ってる方は、会までお問い合わせください。ぜひ、面談に来ていただきたいです!近日中に、YouTubeにてネバーの動画を配信予定です。動くネバーを見て感じるものがあれば、ネバーを家族の一員としてご検討をお願いします。※遠方の方や、60歳以上の方は、事前にご相談ください。ご支援ご協力をどうかよろしくお願い致します▼宮崎銀行 加納支店 普通口座0104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/「犬猫保護施設・いのちのはうす保護家」YouTubeチャンネル登録よろしくお願いしますお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2023年01月17日

先日の記事「コノミ」と一緒にレスキューした「よこづな」愛護センターでよこづなと出会ったのは、11月下旬だった。愛護センターに収容されたとき体重が6~8キロと大型だったので「よこづな」と命名されたそう。名前の通り、体が大きくて猫舎のケージでは手狭だったため裏口にある検疫室にひとりぼっちで置かれていた。おそらく交通事故で下半身麻痺になったのだろう…尿道カテーテルでつながれていた。12月28日、尿道カテーテルから解放されたよこづなは、猫舎に移動していたが…下半身不随のままで圧迫排尿が必要だったが…尿の状態(色、臭い)は、非常に悪かった。このままでは毒素が体内に蓄積し、臓器障害が起きてしまう!どんどん圧迫しておしっこを出してあげなきゃ…よこづなのレスキューに踏み切った。よこづなは、体重が重かった事。敷物に制限がかけられた事。(おしっこが漏れるからだろうか?)麻痺した左足が変形して固まった事。この、三つの悪条件が重なったことで、お尻に大きな床ずれが出来ていた。あまりにも酷い床ずれのため、ボカシをかけなきゃいけない程に…床ずれの場所が悪いため、縫っても皮膚が裂けてしまう…今までの床ずれの治療法もよこづなには通用しない…ただひとつだけ…下半身麻痺だから、よこづな自身、痛みを感じてないという事だけがせめてもの救いだった。よこづなにエイズ陽性反応が出た。エイズの子は、普通の猫と何ら変わりないが、免疫力は低めだと思う。食べるもの、環境、なるだけストレスかからないよう免疫力を高めるようスタッフ一丸となってよこづなの管理がスタートした。下半身麻痺の子は、お尻を引きずって移動するため床ずれが完治するまでサークルから出せない…よこづなが生きるために、今を克服するために、「かわいそう」という感情を封印した。下半身不随の犬猫は、痒い所に手が届かない。今まで…今でも多くの下半身不随の犬猫をお世話してると、痒いときの小さな合図でもありがたいことに見逃さなくなった。私達は、下半身不随の子達の「手」の役割を担っている。小さなストレスが大きなストレスに変わらぬよう…レスキュー10日後…あんなに酷かった床ずれは、右側がキレイに完治した。左側も少しずつではあるが、状態が良くなりつつある。よこづなは、10才前後だと思う…誰かに飼われてたのか、地域猫かは分からないけど、警戒心もなく、人間も猫も大好きな優しいひと…下半身不随、エイズ陽性、高齢…譲渡は厳しいかもしれないけど、エイズ発症することなく、穏やかな場所で天寿を全うできる人生であって欲しい。まだ希望を捨てたくない!次のステージへ行けるよう床ずれを完治させたい。よこづなの未来のために…下半身不随の犬猫を抱えてる方へ少しでも参考になれば…と書きます。サークルの中は、介護マット(エアウィーヴ)、ホットカーペット(半分のみ)トイレシーツで管理してます。毛布類は、漏れたおしっこを吸収しないので、床ずれが悪化するだけでなく、細菌が繁殖しやすいため膀胱炎にもなります。吸収力のあるペットシーツやタオルをこまめに交換すると良いです。ご支援ご協力をどうかよろしくお願い致します▼宮崎銀行 加納支店 普通口座0104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/「犬猫保護施設・いのちのはうす保護家」YouTubeチャンネル登録よろしくお願いしますお問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2023年01月08日

「会って欲しい猫がいる」12月28日愛護センターから連絡が入る。毎年、仕事納めの恒例だから今年も来るな…覚悟はしていた。衰弱した「コノミ」という老猫。若い頃はさぞかしフワフワとした美しい毛並みで高貴なひとだったんだろう…若い頃はさぞかし力強い瞳で見る人を魅了してきたひとだろう…高貴な毛並みはバサバサで毛玉だらけになり、自慢の瞳は、脱水でくぼみ抵抗する気力すら感じれなかった。「もう好きにすれば良い!」と、言わんばかりだった。看取りしか残されてない、看取るためだけのレスキュー。コノミは、保護家の隣棟、療養の家(旧・看取りの家)へ入居した。症状からして腎不全からの衰弱だろうな…「死」は避けられないと分かってはいながらも、何もしてあげれないと分かってはいながらも、まだまだ、あがいてみたいと思った。私が…そう願った。コノミは、これ以上生きることは望んでいなかった。目の前の時間を必死に生きている…今を生きることに精一杯だった。でも…あがいてみたかった最期のときまであがいてみたかった。「生きたい!」「意思」というものはときに、医学では証明できないとてつもない力を発揮する。それが「奇跡」なのかもしれない…だからコノミも…?もしかしたら…?わずかな希望に賭けてみたい!病院へ連れて行った。歩行にも違和感があり、「まだ何か出来る事があるのでは?」こんなに弱ってる体なのに採血して血液検査を望んでしまったが…腎不全末期わずかな希望は打ち消された。レントゲン写真を見て驚愕した。右の大腿骨は腸骨に刺さるように固まり、左の大腿骨は外れたまま固まっていた。おそらく交通事故だけど、昨日今日の交通事故ではない。痛みを抱えたままどれほどの時間を戦ってきたのだろう…会いたかった…もっともっと早くに会いたかった!こうなる前に、まだまだ「できる事」があるうちに出会いたかった…2022年12月30日もう目は見えていないコノミから視界が奪われた。動く力も残ってないはずなのによろめきながら懸命に立ち上がり這いずるように歩き出した先には…もう良いんだよ?おしっこもうんこも寝たままで良いんだよ?前足で必死に体を支えながらおしっことうんちをトイレで出そうとしてた。条件反射で手を貸そうとしたが…その手を引っ込めた。コノミ自身が望み動いたことだから邪魔をしちゃいけないんだろうな…って。コノミをレスキューしてずっと探してた「私ができること」…ようやく答えにたどり着けた。それは…「コノミを尊重する」「コノミの尊厳を守る」だった。2022年12月31日偉そうなこと書いてるけど…コノミだけと寄り添う時間すら、与えられる立場ではなかった。スタッフやボランティアさん帰宅後の夕方~翌朝の時間が母家にいる老犬達の介護が中心だから。(今は寝たきりの介護犬は3匹だけ)療養の家と母家を行き来はしてたけど、コノミにとっては、都合良かったのかもしれない。私にずっと側にいられるより、ずっと見られているより、リラックス出来るんじゃないか?って。いや…違うな…自分の都合良いように解釈しようと言い訳じみた思考に持っていっただけだ。AM9:30出勤したスタッフと交替。「おはよう!コノミさん!」パタパタと左手を上下に動かし、軽い発作がはじまった。お別れの時が来たのだと悟った。本当は「ありがとう」「大好き」…良い言葉をかけたかったのに、「ごめんね」しか出てなかったと思う。2022年12月31日9時50分下顎呼吸もなく、呼吸が激しく乱れることもなく、まるで眠るように…静かな最期を迎えた。おこがましくて恥ずかしいけど、勘違いかもしれないけど、私が帰宅するまで頑張って待っててくれたようなそんな気がした。荼毘に付すまでトイレを片付けられなかった。コノミのうんこさえも愛おしく思えて…コノミが力を振り絞って頑張った証のように思えて…人間の価値観なんだろうけど…一緒に年を越したかった。2023年…1分でも1秒でも良いから一緒に今年を迎えたかったな。別に意味はないけどなんとな~く…2023年1月1日コノミは荼毘に伏されました。「おかえり!コノミさん!」きっと、美形だっただろうに…衰弱した写真しかなくてごめんねコノミ。コノミ…また会いたいけど、もう会いたくないよ。コノミと私は、二度と出会っちゃいかんのだよ…私と出会う=不幸な犬猫だからね…幸せな犬猫は、私と出会わないのだから。生きてる時空が違うのだから。バイバイ…コノミさん!「私ができる事」…出来たと思う。その瞬間がきたら、点滴や水分を介護する側がコントロールして苦しませない最期を迎えさせること。「枯れて死ぬ」死への準備が始まった体に決して逆らってはいけない。眠るような安らかな最期であるために… 「犬猫保護施設・いのちのはうす保護家」YouTubeチャンネル登録よろしくお願いしますご支援ご協力をどうかよろしくお願い致します▼宮崎銀行 加納支店 普通口座0104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2023年01月04日
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