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2024/4/10ブログ移転しました。(旧)楽天ブログ → (新)noteブログ↓新しいブログ↓https://note.com/xxinunekoxx※2024/5/18noteブログ更新「最期の約束」
2024年05月18日
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更新ができず申し訳ございませんでした。現場優先して動いていると、夜はパソコンを開く力が残りません…力不足で本当に本当に申し訳ございません。斜頚の子犬…管理所に再度行ってみると、状態がひどくなっていました。歩く事も座る事も立ち上がる力もなく、床をゴロゴロ転げまわるだけ…ご飯は寝たまま食べれていましたが、水を飲むことができないようでした。斜頚がひどくなっていたので…このままだと翌日に死んでしまう…直感でそう感じたので、急遽レスキューしました。ジステンパーの疑いがあるという事で、管理所の別室に移動されられていましたが、検査結果、ジステンパー陰性でした。MRIやCTで検査する事も可能ですが…斜頚の検査費用だけでも5万円かかります。斜頚の原因が分かったとしても、手術をする事は不可能に近いとの事でした。東京の某病院だったら、多分できるだろうとの事でしたが、費用の問題…時間の問題…保護家の仔達、管理所の子達を放置してまでも…という気持ちがあります。一頭に全力を尽くす事も間違いではないと思う…いえ、そうするべきなのかもしれませんが、私は…ドライかもしれませんね…耳と脳の間の神経の問題が一番考えられる…との事でした。左耳は聴こえていないようです。今、ステロイドを服用しています。その効果か分かりませんが、元気になり斜頚も緩やかになった気がします。歩き方も、最初は同じ場所をグルグルまわったり、あちこちに頭をぶつけながら移動していましたが、今は、上手に走り回る事もできています。体も、日に日に大きくなっているのが分かります。保護家のその他大勢ではなく…家庭犬として幸せになって欲しい…生後二ヶ月。女の子。仮名・ナナジステンパー陰性と分かった翌日、管理所から犬を二頭レスキューしてきました。詳細は後程、ブログにてご報告いたします。 「いのちのはうす保護家」では、特に、平日のボランティアさんを必要としております。どうか、私達に力を貸して下さい・・いのちを受け入れるキャパを...力を貸して下さい!1ヶ月一回でも、1時間でも構いません。ボランティア希望の方は、会の窓口電話か 下記のメルァドまでご連絡ください<(_ _)>場所等ご説明いたします。★mailお問い合わせ(担当・カワノ&伊藤)★090-4484-5165(担当・藤井) チャリティーショップ開設しました。売上の一部が、保護家の維持費、医療費、等になります。どうか、皆様のご協力をよろしくお願い致します。会オリジナルマグネット販売開始 (保護家マグネット再入荷しました)http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/↓会のHPはこちらからです↓http://xxinunekoxx.web.fc2.com/にほんブログ村にほんブログ村 管理所の子達...保護家の子達のお家を...どうか助けて下さい...。皆さんの力を貸して下さい...。保護家を、レスキュー活動を続けさせてください... 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165FBFB開設してます。個人的な内容の記事も多々ありますが、保護活動のリアルタイムな記事を載せています。★「いのちのはうす保護家mailお問い合わせ★山下由美mailお問い合わせ
2013年05月09日
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↓前半はココから↓「三年間考え続けた半身不随犬への想い」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201710020000/前半からの続き・・・メディア関係の有志は、片言のタイ語なら喋れる方でした。「保護家の今後の活動に役立てるのであれば…バカンス気分で視察してくるので遠慮なく!」そう言って、有志は自腹を切ってタイに飛んでくれました。もう…本当に、有志には何度頭を下げても足りません。なぜか、今は「犬の家」は撮影禁止となっていますが、有志がメディア関係という事で、写真撮影も許可が下りました。「犬の家」は、バンコク中心部から車で60分位の所にあり、(東京よりも渋滞している)保護している犬は、犬400頭、猫100匹だそうです。スタッフは40名。皆さん給与頂いているそうです。獣医師も常駐しているそうでした。日本語はもちろんですが、英語はほとんど通じず、タイ語のみで、片言のタイ語が分かる有志も、細かい説明は聞けなかったそうです。運営費は、国からの補助金もなく、寄付金だけでの運営ですが、金額はオープンにしていないそうです。保護施設は、3つのゾーンに分かれており、※A、治療ゾーン98個のケージ?スペース?があり、検疫スペースでもあるそうです。Aゾーンの子達は、失明した犬、骨折してる犬、癌の犬達がいます。病院のような独特の雰囲気と匂いで、施設の中で一番重さを感じたそうです…※B、リハビリゾーン障害が一生治らない犬達のゾーン。※C、リハビリゾーンBゾーンより比較的軽く、活発な犬達がリハビリを行ってるゾーン。※レッドゾーンここには、健常の犬達のゾーン。レッドゾーンという名所は、危険なわけではなく、清掃が簡単なように赤いレンガをゆるやかに敷かれている事からその名前がついているようです。しかし、このゾーンが一番問題となってきている。というのも・・・「犬の家」に収容される犬が年々増加傾向にあり、その数は5000頭!レッドゾーンの混雑は、犬の心理状態や衛生面、更には隣家に対する騒音問題も起こっていますが、スタッフが医療面、心理面、懸命にサポートをしているようです。身体障害も多いけど、精神障害の犬猫もいるそうです。多くは交通事故で、道路上で保護された仔が多いそうです。バンコクは東京よりも車が多いそうなので…。日本と同じように、飼主から遺棄された仔もいるとの事…。ちなみに・・・施設は、1人の女性とその家族が1981年にケガをした犬を保護したことがきっかけとの事でした。たった一人でスタートした保護活動は…今では、世界中から見学者が来るくらいの大きな施設になっています。譲渡方法を聞いてもらったのですが、タイ在住の人にしか譲渡はしないそうです。世界中から視察や見学が来ているのに…もったないないなと思うけど、それだけ1頭1頭に、深い愛情があるのでしょうね…。訪問したら、先ず事務所に案内され、寄付をして下さいと言われるそうですが、タイでは、「寄付する事で来世の功徳を積む」という文化なので、寄付は日常的に普通だそうです。バンコクの隣県、ナコンパトムにも保護施設を作り健康になった仔をナコンパトムの施設に移動。ここには、現在600頭の犬が居るそうです。常駐の獣医師は居ないけど、月2~3回獣医師が回診に来るそうです。スタッフは8名だそうですが、ここもまた8人皆さん給与頂いてます。「犬の家」視察した有志の感想としては・・・「臭いが全くしなかった。ケージ等の床がかさ上げされていてその下がコンクリートなので、水がそのまま流せる。大量の水を引いているようなので、非常に衛生的。管理所や愛護センターよりも衛生状態は良かった。スタッフは、それぞれの子について熟知していたので、プロだなと感じました。」との事でした。英語が通じず、片言のタイ語だったので、リハビリの方法、スタッフの想い、詳しいことが聞けなかった…との事でしたが、ここまでの道を切り開いてくれた有志に心から感謝しています。私一人では、「犬の家」で、学びたいけど学びにすら行けないと三年間くすぶっていただけなので…。話を聞きながら思ったのですが、タイの文化は分からないけど、「犬の家」という施設は、「かわいそう」という思いはなく、決して可愛い可愛いと甘やかすのではなく、対等の位置に居る感じがしました。お互いを尊重している…そんな感じがしました。半身不随の子達が、どのようなリハビリで歩き出すのか、半身不随犬達の心に触れてみたい!マールたちとの違いは何なのかを知りたい!なぜ、日本の半身不随犬は、半身不随になったら直ぐ、今の自分を受け入れるのか、本能ってなんだろう…今すぐにでもタイに行きたい!「犬の家」のこの子達から感じ取りたい!スタッフの皆さんから学びたい!今の私には何が足りないのか、何がダメなのか、言葉ではなく、第六感で、心で、感じたい!私はまだまだだ・・・自分の未熟さを突き付けられました。ワントゥワンズ代表のクラウドファンディング、どうか、ご支援、応援、よろしくお願い致します。「犬猫の代弁者になる。動物と家族に寄り添うフリーペーパー継続!」いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年10月03日
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東京都動物愛護相談センター世田谷支社に見学に行ってきました。人口の多い東京都なのに、殺処分頭数が宮崎県より少ないんです。積極的に「犬の躾け方教室」「猫の飼い方教室」を行っていて、譲渡する際にも「譲渡前講習」「譲渡後講習」。猫に関しても、徹底的な講習会を行っているそうです。そのため、譲渡後のリターンは全然ないそうです。そして、多くの愛護団体さん、個人ボランティアの方が登録していて、その数はなんと18団体っ!!(内・個人ボラさん3名)センターの職員さんも、多くの団体さんの目があるので、色んなアドバイスを頂く事ができます・・・とおっしゃってました。咬傷犬に関しては、宮崎県は譲渡対象から外れてしまいますが、東京都は、様子を見て譲渡できそうな仔は譲渡できるそうです。犬が咬むのには絶対に「理由」があります。それをちゃんと分かってくださっているんですよね・・・。猫用の部屋です。やはり・・・東京都も猫の譲渡率は低いとの事でした。応急処置室です。怪我をした仔など簡単な治療ができるようになっています。飼い主がいるかもしれない仔は、大きな手術はできないそうです。「一週間、痛みがあるとたまらないですからね」センターの職員さんがおっしゃっていました。宮崎の管理所は、痛み止めを外から持ってきて服用させるしかできません。だって・・・管理所には獣医師がいないのですから・・・「昭和50年代に建てられた古い施設です・・・ペンキもあちこちはげて・・」とおっしゃっていましたが・・・宮崎の管理所とは、天と地の差ですっ(^^;;) 確かにペンキは所々剥げてはいましたが、床は水はけも良さそうでジメジメ感は全くありません。外の光が沢山入ってきてて、冷暖房付きです。東京都は・・・というより都会は?になるのかな?やはり住宅事情の関係でしょうか。小型犬や純血の仔が多く、mixの中型犬は、とても少ないそうです。いたとしても・・・譲渡率はかなり低いそうです。・・・宮崎県と全くの正反対です。敷地内には「ふれあいコーナー」もありました。こんな事言うと・・・怒られそうですが・・・熊本市のセンターも、神戸のセンターも、誰でも足を運べる入りやすい施設だと感じました。いいえ・・・宮崎県の管理所が特別なのかもしれませんね・・・。帰りの飛行機の時間の都合で、30分位しか時間はありませんでしたが、東京都動物愛護相談センターの職員さん、ご説明ありがとうございました。沢山の書類も頂き、今後の「委託事業」の参考になります※本日8月1日、午前9時30分より大瀬町の宮崎中央動物保護管理所で宮崎県とNPO法人みやざき動物のいのちを守る会との協働事業命の架け橋~犬ねこ譲渡推進事業のオープニングセレモニーが開催されました。代表の挨拶を聞きながら・・・色んな事が頭をよぎり、おめでたいセレモニーだというのにまた泣いてしまいました【>
2008年08月01日
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以前から書こうと思いながらズルズルと延びてしまいましたが…都城にある「西部動物保護管理所」のレポートです。私が初めて西部管理所に行ったのは2006年でした。個人で活動初めてまだ一ヶ月位のときだったと思います。当時は、管理所敷地内にある戸建てに職員さんが住んで24時間管理所にいるような環境に驚きました…(当時は北部動物保護管理所も同じでした)今は保健所の職員さんがローテーションでご自宅から通っておられます。この写真↓は、2006年の夏に撮ったものです。そして、この写真↓は最近撮ったものです。コンクリートの床が整備され、当時なかったすのこが敷いてありました。コンクリートは水はけも悪く、梅雨時はジメジメ、冬は底冷えしますので、抑留されている仔にはかなり違うと思います。そして、2006年からですが西部管理所の食器は、食べやすいように、ひっくり返さないようにと絶対床置きしません。そして…複数犬を同じ檻に入れないようにと檻が何個にも区切られています。私の管理所の仔達の写真にブルーのボードが見えると思いますが、中央管理所は、隣の檻が見えないように、排水溝に犬が行かないように整備されております。抑留される仔達のために少しでも改善してくださるのはありがたいです。もう一つ言うならば…コンクリートの床も…西部管理所のように塗って頂きたいですね…都城保健所職員さんと何度かお話させて頂いたのですが、とても前向きで命を救おうと一生懸命の方々です。仔犬達も人間不信の仔は少しリハビリをして馴れさせて譲渡しているそうです。(北部管理所も同じです)ありがとうございます…我家は…先日仔猫1匹譲渡したというのに…また猫が1匹…増えました(^^;;)なかなか減らないですねぇ(†〇†) ある病気を抱えた仔なので隔離中ですが…譲渡は難しいかな…と思います。今の私は保護できる身分ではない…と分かっているのに…この仔は長生きできないかもしれません…完治する事はないかもしれません…事情あって写真は出せませんが…一日でも早く元気になりますように…目の見えないメメ…ドアを閉めるときには必ずメメがいないか確認するように…食器は定位置から動かさない…家具を動かさない…床に物を置きっぱなしにしない…時々鼻がコツンっと当たる事はあるけど、家具の位置、部屋の曲がり角を感覚で覚えたのか避けるところは避けて、曲がるところで曲がっている姿を見ると目の見えない仔が生活できる環境を作れば悲観的にならなくてもちゃんと生きていける…事故もおきない…そう思えるようになりました。兄弟犬カムカムによく押さえつけられてるメメです…(^^;;) メメがんばれっ!! ブログランキングに再登録しました。多くの方に現実を知って頂けますように…ご協力お願い致します。★〓★〓迷子札・ネームタグ★〓★〓上記商品は楽天アフィリエイトです。ポイント集計は不定期ですがブログにて公開していきます。10/11現在のポイントは2,213です。ポイントが貯まりましたら、保護している仔達のフードやペットシーツ等を購入させて頂きます★〓★〓迷子札・ネームタグ★〓★〓
2009年10月11日
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先月、会のスタッフさん達と「神戸市動物管理センター」に見学に行ってきました。神戸市管理センターの職員様、ボランティア団体のCCクロ様、ありがとうございました。ブログに書こう書こう・・・そう思いながら・・・なかなか書けずに来ました。「宮崎中央管理所」とあまりの違いにどうまとめていいのか分からなかったからです。それは、熊本市の愛護センターでも同じでした。全ての事が違うので、私にはまとめ切れませんでした( p_q)どこまで近づいていけるのか・・・どこまで真似できるのか・・・今もスタッフさん達と話し合いは続いています。私にはどうまとめていいのか半月考えても答えが出せなかったので、結局このような比較しかできませんでした。神戸管理センターの入り口です。「見学もOK」とても入りやすい感じですよね(=´∇`=)宮崎管理所の入り口です。ただでさえ足を踏み入れたらいけないような閉鎖感漂う入り口なのに「関係者以外立ち入り禁止」見学もしちゃいけないような感じですね。「箱」は関係ないのですが、宮崎管理所の「古さ」がお分かりでしょうか・・・建物はこれだけです。負傷犬を治療するところもありません。獣医師がいない事に、神戸管理センターの職員さんもビックリされていました。全部同じ「箱」に抑留されています。ひまわりちゃんの仔犬が凍死してしまったのも不思議なことではありません。神戸管理センターの職員さんはこうおっしゃっていました。「長い期間この檻の中にいると、犬達も精神面で負担がかかってしまう」こんなに明るくてキレイな中でも・・・・・・宮崎の仔達は・・・かなり・・・辛いかと思います。私が撮る写真は、どれも撮影モードの露出補正を+2に上げて撮影しています。その上、フォトショで色を「スクリーン」という補正(最大の100です)をしています。以前はストロボを使って撮影してたのですが、ストロボではあの仔達の本当の表情が撮れない為に、今はストロボは使っていません。フラッシュ無しで、露出補正無しで、修正がなかったら、真っ暗な写真です。中の仔達はそんな中に抑留されているのです。(撮影するときには職員さんが電気を付けてくれますが)宮崎は、処分することしかできない・・・それでも管理所の職員さん達は、飼い主がみつかりそうな仔はギリギリまで処分せずに最長一ヶ月は置いてくれています。神戸管理センターは、仔犬のお部屋もあります。宮崎の管理所にはありません。こんな最低な設備の中で、職員さん達は本当に頭が下がるくらい一生懸命です。天気の良い日は外にゲージを組み立てて日向ぼっこさせてくれています。通常は、事務所と抑留所の間の通路に移動檻を置いています。里親希望さんが来られても、車の出入りのある通路ではゆっくり落ち着いて見学することもできません。こんなご報告しかできず申し訳ないです( p_q)確かに宮崎の管理所は最低です。日本一最低な管理所だと言われています。でも、現場で働いている職員さん達は素晴らしい方ばかりです。そんなに愛情持って犬達に接していて、最期を看取るのは辛いだろうな・・・心配になるくらい、素晴らしい愛護精神を持った方ばかりです。腹の立つ人間(ズカズカあがりこんでる私も含め)と接することも多いと思います。普通、そんな人間と接してきてたら、自然に横柄な態度を取ってしまうようになるかと思うんですよね・・・「人間不信」になるかと思うんですよね・・・それでも、職員さん達は何も変わりません。私が恐縮してしまう位本当に・・・何度も書いてきましたが、管理所に収容されてしまう仔達のためにもですが、職員さん達が働きやすい「管理所」になれば・・・と願ってやみません。↓ここから下は「ガス室」の写真です。↓メンタル面でダメだ・・・という方はスクロールしないで下さいね(^^;;)
2007年08月16日
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Facebookをされていない方も多いと思いますので、Facebookにて記録し続けたものを編集しながら掲載させて頂きました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/22皮膚ガンの「うらら」は、進行の早い皮膚ガンでした。日に日に溶けていく皮膚・・。気安めなのかどうなのか分からないけど、毎日痛み止めの注射。「うらら」が食べれなくなったときが、決断の時だと覚悟してましたが・・・とうとうその日がやってきました。うららは、もう何も食べれません。でも・・・うららから感じるのは、「生きたい!」「生きてるんだよ!」スタッフが点滴しながら、ただ、見守るしか出来ない。それがうららの望みならと。息苦しいときは、口呼吸しながら必死で生きている。右眼球の奥に腫瘍も出てきた。進行があまりに早すぎる。手で触らないようエリザベスカラーを考えたけど、うららが不便さを感じないよう自然な環境で、私達で管理していこうと決めました。出血しないよう、傷めないよう、消毒や拭くのは難しい。皮膚がないから、少しの刺激ですごい出血するから。私達が出来る事は、うららが少しでも、快適に過ごせるよう獣医師さんの手を借りる事。うららの呼吸が楽になるよう、酸素室の購入も考えてますが、酸素室に入る事が、うららの望みなのか、分からないのです。誰かと添い寝することが、うららの幸せだから・・。うららには、もう時間がありません。私が何気に過ごしてる1日、いいえ、1時間、1分・・この当たり前な時間の流れは、うららにとっては、当たり前ではありません。1分1秒、必死に生きようとしてる時間なんです。うららは、生き延びる事ができません。目の前には「死」しか残されていません。ですが、最期の瞬間まで、うららを尊重していきたいと思っていました。この写真を撮った翌日、私は東京出張の予定を入れていましたが、出張前日、副代表に告げました。出張をキャンセルしたいと…「うららを置いて行く出張の意味はどこにあるんやろか?目の前の命をないがしろにしてまで行く事が正しい選択だとは思えないから」「それは由美さんの判断に任せる」副代表は、その言葉の後、一呼吸おいて私を叱りました。「・・・ねぇ、ゆみさん!動物愛護法の改正どうなるんだろうね?由美さんは宮崎を代表して宮崎県の声を届けに、国の声を聞きに行くんじゃなかったと?法改正の署名、宮崎で2,650名集めたよね?2.650人の声は?願いは?目の前の命、うららは確かに大事!でも、そのために私らがいるんじゃない?私達の事を信用してないと?あなたは、2,650人の想いを背負って行け!『今』は私達が守る!『未来』は由美さんが守れ!」・・・私は、うららを置いて東京出張を選びました。(この件に関しては後日記事にて)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/23最終便で宮崎に、保護家に戻ってきました。猫ホスピスルームに入ったとたん、うららが「おかえり」と言ってくれてるかのように、何度も何度も鳴いて・・声を出すのもかなり負担かかるだろうに( ; ; )ありがとうね。フラフラしながら、ひざの上に乗って来てくれました。更に目の中が溶け始めてた・・腐臭も強くなってきた・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/23眼球の奥にある腫瘍が破裂しました。もう目を開く事すら出来ません。嗅覚、視力、失ったうらら。耳は聞こえてる。しっかり聞こえてる。声にならない声で、話しかけてくる。「楽になりたい」「もう終わりたい」うららから聞きたい。うららから感じたい。痛みから解放させたい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/24うららからは、最後まで「楽になりたい」「終わらせたい」という感情は伝わってきませんでした。「人間の価値観を犬猫にあてはめない」「その子が何を求めているか、大事なのは尊重を尊厳する事」その信念で、老犬ホスピス、猫ホスピスをつくりました。その信念で、これまで沢山の子達を介護と看取りしてきました。自分の思い込みや感情は必要ない。立場上、自分を捨てなければいけない事も多々あります。その子その子によって求めているもの、介護の仕方なども違うので、いつもそこには学びがありました。うららもそうでした…。「楽な方に導く事」それは、尊重から外れてしまう。だけど…今回だけは、私の中で「尊重」を捨てました。うららの寝方、手の位置、足の位置、痛み止めの注射も効かなくなっている事を知ったから…。もう痛みから解放させてあげたいと…うららが望んでいることではなかったけど、「安楽死」を決断しました。今、うららな一番必要なのは「安息」だと、そう感じたから。もう苦しみから終わろうね…もう痛みなんて終わりにしようね…安楽死決行の日、私は誰にも告げませんでした。「いつ安楽死を決行するか分からんから、今日が最後の日だと思いながら、毎日うららと接してね。後悔が少ないようにしてね」スタッフにはそう伝えてきました。でも、私は嘘が下手なようだ…。なぜか、「今日だな」と、みんなにバレていました。病院に向かう夕方、スタッフ達が、うららに陽をあててあげようと、外に連れ出しました。うららは、とてもご機嫌でした。開かないはずの左目をパッチリと開けて周りを見渡しました。うらら…緑色の綺麗な目をしてたんやね…。病院に向かう40分という時間、左手でうららの体に触れながら運転。うららは、終始ご機嫌でした。人の手が大好きやもんね。うららは…。血管に針を入れる時、うららは抵抗しました。タオルを咬んで怒りました。「うらら、直ぐ終わるからね。もう痛みがなくなるからね。もうなんも頑張らんでいいとよ。もう頑張りすぎたやん…もういいとよ…」聞こえてるかもしれんと思って、ずっと耳元で声をかけ続けました。うららは眠りにつきました。機械から聞こえてくるうららの心音。少しずつ音のリズムが不安定になり…うららは、19時33分、永眠しました。とても安らかで眠っているかのような最期でした。保護家に戻り、顔をきれいにしました。やっと、顔に触れる事ができた…。もう、痛くないよね?もう、苦しくないよね?~あとがき~うららと過ごした時間は、凄く短かったと思う。でも、うららが猫ホスピスで過ごした時間、うららが猫ホスピスで感じてたもの、一番強く伝わってきたものは・・・「心地良い」という感情でした。本当は、うららはまだ死にたくなかった。本当は、うららが自分で最期を決めたかった。私は、うららが望んでいる事を尊重しなかった。でも、そこに後悔はありません。そんなとき、古くからの有志に、こう言われました。「安楽死が尊厳死ではないかというと、線引きがとても難しい。尊厳て人によって取り方は違う。死の崖っぷちに動物と一緒に立つ由美さんを見て思うのは、その子たちに、気高い死を迎えて欲しいという想いを、全力でその生に傾けているのだということ。それが正に、尊厳死だと思う。由美さんの手に託されているのは、単なる命だけではないからね。全力でその子に想いを傾けたときに、出てきた判断だったんだろう。うららには安息が必要だと、心の底から思ったんだろうね。安息もまた気高い最期だと思うよ」その言葉に、なぜ私は老犬ホスピスを起ち上げたのか、瀕死の猫達をレスキューするようになったのか、もっと深い部分にあった答えに気付きました。「辛さ、孤独、悲しみ、そんな思いを抱えたままガス室で死なせたくない!」「尊厳のある最期を迎えさせたい!」そんな思いで老犬や瀕死の仔達をレスキュー始めたけど、「気高い最期」「安息の最期」自分が最も大切にしてたものは、この二つだったんだと、気付く事ができました。時に、人間が決断する事も必要なんだと思ったけど、その決断の瞬間を、決して間違ってはいけない。早くてもダメ、遅くてもダメ、見逃すなんてことは絶対ダメ!そのためには、固定観念、先入観、自分の感情を、一度捨てなければいけない。だけど、自分の判断が間違っていなかったと、ハッキリ断言はできない。数時間後、数日後には、うらら自身が決めた最期の時が必ずあったのだろうから。私が殺したことに間違いはない。だけど・・・その子には何が必要なのか、自分に出来る事は何なのか、五感、第六感、全てを集中させていきたいと思いました。お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月25日
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