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5/29、目も開いてない小さな8つの「いのち」を
大事そうに…愛おしそうに抱えてた母犬に出会いました。
なんとかしなきゃ…なんとかしたい…
この子達に会った時に強く思いました。
ですが、そう思ってたのは私だけではなかったんです。
「子犬が離乳するまで置いてあげようと思います」
管理所の職員さん達も、この母子犬を守りたいと強く願っていたのです。

何の設備もない、隔離する部屋すらない宮崎の管理所。
そんな悪環境の中でも、母犬が安心して過ごせるようにと
檻の中に大きなケージを入れて、毛布で目隠しを作って下さいました。
何度も書きますが…
管理所の犬達は、同じひとつの犬舎で収容するしかありません。
どんなに消毒に気を付けてても、どんなに衛生面に気を付けてても、
毎日のように色んな場所から犬達が収容されます。
感染症が出ても、管理所では食い止める事ができません。
私達は、それが一番怖かった。早く外に出さないと…と、
そう思いながら、早くしなきゃと思いながらも、
私達のキャパでは、母子犬をレスキューする事ができませんでした。
目の開いていなかった小さな「いのち」は、
管理所でスクスクと成長していきました。
8匹の子犬は、管理所で2匹譲渡も決まりました。
普通の環境でない場所での育児だからでしょうか…
母犬にも疲れが見えてきました。
と、同時に…
全く人慣れしてない母犬を、少しでも人間に慣れるようにと
職員さん達は、母犬に接して下さっていました。
母犬の目が変わっていくのを会う度に感じました。
もうこれ以上、「マッタ」はできない!
母犬の疲れ…
子犬達の皮膚の状態…
回虫特有の異様な太り方…
8/29、「なんとかなる」「なんとかできる」と言い聞かせ、
母子犬7頭のレスキューを決意しました。
最後の最後まで、我身を…我子を守ろうと唸り続けた母犬。
両手で抱き上げた母犬は、ずっしりと重かった…
「職員さん達の3ヶ月分の愛情が詰まってるね…」
生きててありがとう…
待たせてごめんね…
母犬へ、たくさんたくさんの言葉が浮かびました。
一番奥の、ガス室に一番近い檻に入ってた母犬は…
この3か月間、「いのち」が消えていく声を聞いてきたはず。
本当によく頑張った…本当にありがとう。
8/29、子犬達は、産まれて初めて「外」を知った。
車から見える景色、流れていく雲、沢山の人間、
風、色んな匂い…全部全部初めての経験でした。
子犬達にはどう映ったのでしょうか。
※現在子猫フードが不足しております。
お願い事ばかりでごめんなさい...
どうか、ご支援よろしくお願い致します。
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