全95件 (95件中 1-50件目)
長い間、更新をストップしていまして申し訳ありません。 今年の8月下旬から9月中旬にかけて世界一周をしてきまして、その模様を別のブログにて執筆中です。 こちらからご覧ください。 有給で地球を闊歩・ビジネスマン40日間世界一周
2008年10月18日
コメント(0)

痛い話が苦手である。「つまらない」とか「寒い」という意味での「痛い」話も苦手だが、それと同じぐらい、他人が怪我をしたときの体験談を聞くのが苦手である。[スケートペアのエキシビションの一こま。ただし、いやな予感が…] 筒井康隆のエッセイで、女性誌への執筆依頼を受けた筒井氏が、その編集者から受けた依頼の内容に驚いている一節を良く覚えている。 筒井氏は「女性の悪口を書いてください」と編集者に言われたのだという。筒井氏は、そんなことを書けば、読者の反感を買うと反論した。文章に目を通す読者の欠点を指摘するのだから、癪に障るはずだと思ったのである。 ここで編集者は「いえいえ、女性はそれを自分のことだと思いません。ああ、そういう人いるよね、と自分と違う誰かを思い浮かべるのです。だから心配ありません」と言ったのだそうだ。 私も筒井氏に同感なのだが、男性は、男性一般の悪口を読むと、自分に関しての指摘が含まれるように受け取って、自分を顧みるような傾向があると指摘している。その見方がジェンダーでそうも違うのか、と感心したのである。[傘を差しながらの自転車ってデンジャラスなのである] で、そうした「痛い話」や、それからスポーツなんかで選手が怪我をするシーンを見ると、思わずその箇所を自分でさすってしまうほど、私はその人物に感情移入して、「疑似体験」想像をしてしまうのである。 最近の例で言えば、ヤンキースの松井が左手首を骨折したシーンとか、いつぞやのオリンピック男子柔道の試合で、受身の腕が変な角度で畳に入ってしまって骨折してしまったシーンとか、おもわず、その患部が痛くなるような錯覚を覚えてしまった。 そんなことを言いながら、この文章を綴っているときですらそうである。うーん。[あれ、あれ、あれ…][うーん、やはり無理があったかも] …というわけで、今回は「痛い」画像の紹介であった。 貴方はこの画像を見て、「笑う」派? それとも「痛がる」派?
2007年04月12日
コメント(0)

頭の体操の問題を一つ。有名古典問題の一つなので、ご存じの方も多いだろう。『耳が悪くなったベートーベン。晩年はほとんど何も聞こえない状態だったという。 この時代にもし電話があったとして、電話の呼び出し音に気が付かなくなった彼のために、ランプで着信を教えてあげられたとしたら、これは彼のためになるだろうか?』 答えは後ほど。 私が新入社員の頃、フィールドセールス担当のシステムトラブルに対応する、コールセンターの担当マネージャーを務めたことがあった。そのときの思い出話。 ある日、メールサーバーにトラブルがあって、全員の電子メールの送受信が一時的に停止する事態に直面した。が、営業のユーザーは、北は北海道、南は沖縄まで全国に配置されている。この状況で、一斉にこうしたトラブルを全員に連絡するにはどうしたらよいか? …はい、私、全員にメールを送ろうとしたとです。 3行目ぐらいまで下書きを書いた時点で、さすがに気付いたが。 外資系企業に勤務していれば尚更だろうが、プログラマーやシステム担当者なら誰しも、ダブルバイトレターのトラブルには、一度は二度は頭を悩まされたことがあるはずである。 そんなとき、こんな画面に直面したら…。私なら、きっとやる気、なくすっす。[灯台もと暗し] で、冒頭の問題の答え。『彼のためにならない。ベートーベンは耳が聞こえないのだから、そもそも電話は無用の長物である』 ところで、ウインドウズ、そしてウインドウズの多くのアプリケーションには、ヘルプ機能が付いている。 が、ウインドウズ95時代からざっと12年、ヘルプを読んで問題が最後まで解決したことが私には一度もない。軽くググって、質問に関連したキーワードを入力した方が、よっぽどスマートにソリューションが見つかると思う。 それより、私が会社で使っているメールツール(悪名高いロータスノーツである)は酷い例で、間違えて『?』ボタンなぞをクリックした日には、15秒ほどヘルプデータを探しに行った結果、「ヘルプファイルが見つかりません(会社ではカスタマイズしてインストールしているので)」というステキなダイアログが表示される。 だったら、最初から『?』ボタンをアクティブにしてくれと、叫びたくなるのである。 私は『F2キー』を「フォルダ名・ファイル名の変更」のショートカットとして頻繁に使用するが、そのとき間違えて隣の『F1キー』を押してしまって、使えもしないヘルプウインドウが立ち上がるのが、たまらなく不快である。 というわけで、こんな方の気持ちがものすごく理解できるのである。[『F1キー』をキーボードから取り外したくなるのは私だけだろうか] どうでもいいが、『間違って使いもしないヘルプメニューを立ち上げてしまって、無駄にしてしまっている全世界のユーザーのPC上での作業時間を合算すれば、どれぐらいで、この無駄な機能のために、地球はどれだけ生産性を失っているのだろう』と訝しむほど、私は「ヘルプメニュー」大否定派である。 メニューアイコンが、クリップだろうがアインシュタイン風の博士だろうが、そんなキャラクターを変更できる機能など、全くもって無用の長物である。 …なーんて書いても、世の中何も変わらないが、ちょっと気分がすっきりした。 最後までお付き合いいただいた方、どうもたびたびすんまそん。
2007年04月11日
コメント(0)

前日のエントリーで、リテラシーについて簡単に触れたが、その練習問題がてら。[『画像』というより文章ネタだが] これを一読して、つまずかないというのは、少々問題である。 一歩踏み込んで考えて、単にこの文章自体がネタだと判断するか、『この男性は片目を失明したのだ』と親切に行間を読んであげられないと、リテラシー危険度は少々高いと言わざるを得ない。[新聞の投書欄も、油断しているとこんなステキなご意見もあって見逃せない] 世の中には「推理小説」「ミステリー」というジャンルの構成美を理解できない輩が少なからず存在する。例えば、直木賞の選考委員の中には絶対的に「推理小説」というジャンルを芸術と介せない石器時代のような思想に支配された情けない連中が存在する(その結果、直木賞の選考では推理小説が冷遇されがちだったりするわけであるが)。 が、この投稿での意見は、それと完全に一線を画して斬新である。 広義で捉えれば、「推理小説」「ミステリー」とは『謎を解く論理性や、真理への希求を作品の主軸に据えた物語』と言うことができる。 それを『主人公の思いつきや思いこみで、犯人を決定する話』と解釈できる頭の方が、私にはよっぽど『ミステリー』である。 しかし、こんな投稿を掲載する新聞社も新聞社である。情けなや。
2007年04月10日
コメント(0)

またこのブログで触れることがあると思うが、テレビのニュースで完全な中立性を期待するのはナンセンスである。新聞も然り。 こうした被害を防ぐためには、今のところ、できるだけネットを活用し、自らのメディアリテラシーを駆使して、何かを真実が見極めるように努力するか、世の中の流れ、例えば芸能人の誰かがどうなっただとか、時間の浪費以外の何者でもない情報に触れないようにして、その貴重な時間を別のことに振り分けるよう、自衛するしかないのである。 なぜ、マスコミに報道の中立性を期待するのが不可能なのかは、長くなるので省略することにして、ここでは某TBSなる三流放送局の華麗な番組作りをご笑覧いただきたい。 これらを全て「演出の範囲内」と言い切れる厚顔さがないと、テレビ局などには勤務できないのだろう。[ネットでずいぶん話題になった『同一人物インタビュー』] なお、ニュースで流れる街頭インタビューなど、いかようにでも編集サイド側で誘導できることは言うまでもない。番組側が期待するコメントを寄せてくれる人のみを採用すればよいのである。 まあ、ああしたインタビューなど、忙しい常識人は答えずにスルーするのだと思うが。なお、某朝日新聞の読者投稿欄の構成手法も同様である。 このテレビ局には、一定の思想性があって、こんな暴走も有名である。[『風が読めない』] そして、出張でたまたまテレビを付けて気が付いたのだが、まだこの番組って放映されているのかと驚いた。日本は平和か、それとも平和ボケか。[『確かな野党が必要です』って、どこの党のスローガンでしたっけ?] この番組は、辻元清美の騒動の時以来、時間も無駄なので一切観ていなかったが、こんな楽しい演出をしているのなら、たまにはブログネタの肥やしに観てあげてもいいかな、とも思う。[某朝日新聞が、井上ひさしとか大江健三郎のコメントを掲載するのも同手法] …こういう古い世代の言論人がマスコミから淘汰されるのはいつの日か。
2007年04月09日
コメント(0)

野球ネタが続くがご容赦を。元野球少年としては、シリーズが開幕すると、やはりどこか血が騒ぐのである。 スポーツ番組以外、テレビを観ないと決めてからは(理由は翌日のエントリーで)、本当にオフシーズンはテレビを付けないことになる。 最近は大リーグばかりに目が行きがちであるが、高校野球人気も復活の兆しを見せており、こうした選手が成長し、プロで活躍するのを追いかけるのも一興である。 ただ、そうした選手達は、毎年入れ替わり出てくる選手達に取って代わって、数年活躍しなければ、世の中から忘れ去られてしまうのが無情である。 2006年が、楽天に入団した田中投手と早稲田大学に進学した斉藤投手の年だとすると、その前年の2005年は、この二人の年だったのご記憶だろうか?[誤字がいくつあるのか、数えてみよう♪] これぞ、ゆとり教育、であろうか。 近年、生徒の学力低下が叫ばれているが、冗談でなく危機的な状況のような気がしてならない(苦笑)。 ケガで伸び悩んでいるこの二人であるが、厳しい野球界を生き抜くには、クレバーさも大切だと思いを馳せてみる今日この頃である。
2007年04月08日
コメント(0)

ずいぶんブログの更新をほったらかしてしまって申し訳ない。4月は仕事が立て込んでいて、半端なく忙しいのである。 事実、4/8(日)から4/13(金)まで、アジアベースのメンバーを集めて東京で会議をしていたのであるが、その間は日常業務は超低空飛行。そのしわ寄せが週末まで押し寄せて、続く土日まで東京に居座って残務整理に追い込まれている始末なのである。面目ない。 そんなわけで、ブログの更新をほったらかしにしていたのであるが、ブログはしばらく続けていこうと思う。ただ、一日当たり充分な時間は避けないので、 趣味で集めているクール画像 を皆様にお裾分けすることで、穴埋めをさせていただきたいと思う。 栄えある(?)一回目の今日は、苗字の語呂合わせで背番号が決められたとのもっぱらの噂であるこの選手の有志を。[新天地・横浜でもう一花咲かせてもらいたい]
2007年04月07日
コメント(0)

今エントリーから4回分、今回の米国紀行のまとめを。 2/26のエントリーで書いた、長距離路線でいかに私が過ごしたか、の報告である。 結論から言えば、爆睡していた。 これを外部環境への適応という成長と見るか、外部刺激に対する感度の低下という退化と見るかは微妙なところではあるが…。 特に復路では疲れていたのか(まあ、ディズニワールドで、あれだけはしゃいでいたのだから当然か)、朝食が配られているのに気が付かなかったぐらいに熟睡していたぐらいであった。 むしろ、機内で寝過ぎたせいで、帰宅してから夜中に眠れなくなるという、妙な時差ボケにかかってしまった有様であった。過ぎたるは猶及ばざるが如し。この点は次回の課題である。 とにかく、飛行機の中での熟睡には、アイマスクと耳栓さえあれば何とかなるのではないかという自信がついた今回のフライトであった。 次回の長距離路線は、エコノミークラスであるが、果たしてここまで眠りに落ちることができるだろうか、挑戦してみたい。 ノースウエストのサービスで贅沢は言ってはいけないのは、仕方のないところである。会社持ちでビジネスクラスに乗せていただいているだけ、ありがたいと思わなければならないのである。 以前のノースは、和食を頼むと松花堂弁当が出てきたらしいのだが、少なくとも私が初めて出張でアメリカに出掛けた2004年以降は、このように器でサーブされるようになっている。「なんちゃってちまき」的な保温でお茶を濁しているご飯以外は、まあ腹ごしらえをしようかと思えるクオリティを保っていると思う。 [ノースのビジネスクラスでは必ず和食を事前にお願いしている] そして、今後のゴールデンケースにしようと思ったネタを今回発掘…っていうか、周りに聞いたら、結構多くの方がこうして時間を過ごしていたことのを知って、ちょっと照れくさいのだが(苦笑)。 [今回機内で観た映画。『美女と野獣』と『Night at the Museum』] それは、食事をしながら映画を観るというテクニックである。 …うーん。フォントサイズ5で書く内容ではないかもしれない(汗)。 今まで、育ちの良さが邪魔してか…いや、ウソである。食事をサーブしてもらうとき、ぶつかって食事がこぼれたらいけないと、個人モニターを片づけていたから気が付かなかったのにすぎないが。 …ともかく、今回、食事中に映画を観るというのは効率的な時間の使い方ではないかと認識したのであった。 どうせ出張で飛行機に乗るときは、隣に座るのはかなりの確率で知らないオッサンなのである。会話もないし、黙々と食事をするしかない。そんな時間を過ごすなら、映画を観ておいた方がマシなのである。 ちなみに、ノース3往復目で初めて気が付いたのだが、この個人モニターは、タッチパネルになっている。画面をクリックすると、早送りやチャプタースキップのボタンが表示されて、好きな場面にスキップできてしまうのであった。 ノースのくせに生意気な、とちょっとやられた気分になっていた(笑)。 今回見たのは、3/6のエントリーでも述べた『美女と野獣』と、『Night at the Museum』。 後者は日本での劇場公開前に観ることができて、ほのかに悦に入っていたが、内容が平凡だったのは、ここで正直に吐露しておかなければなるまい(爆)。 ちなみに、ノースのボーイング747の機内では、ビジネスクラスの二階席の窓際の席が好きで、できるだけこの席を予約するようにしている。通路側の方が手洗いに立つのに気兼ねをする必要がなく、国内線など短い路線では、私は原則通路側の席を指定するのだが、座席のサイドに、こんなスペースがあるからである。[洗面道具だけでなく、本やパソコンをひっきりなしに出し入れして、ちょっとした書斎気分] ただし、今回は(実は今回「も」)なのだが、往路・復路とも座席に設置された電源が壊れていて、長時間パソコンが使えず、まったく仕事ができなかった。ちなみにたまったブログも消化できず、まだだらだらと更新が遅れ気味なのは、ノースのサービスレベルのせいでも、少しだけ、ある。
2007年03月28日
コメント(0)

フロリダ最終日の夜は、名残惜しくダウンタウン・ディズニーで。 翌日にホテルを朝8時にチェックアウトしなければならない関係で、深夜までナイトスポットで過ごすというわけにはいかなかったが、ダウンタウン・ディズニーの中でも新しいゾーン、ウエストサイドで最後のイベントを堪能することにした。[活気溢れる不夜城の光景] ウエストサイドには、巨大シアターコンプレックスや様々なレストランが立ち並び、ここだけでも一日過ごせそうな趣きすら醸し出している。[プラネットハリウッドは倒産したレストランチェーンだが、オーランドでは元気に営業][ゲーマーにはたまらないらしい、ディズニークエスト] その中でもひたすら目立つ、この建物で繰り広げられるイリュージョンで、最後の晩を締めくくることにした。 様々なメディアに「アーティスティック・サーカス」とか「サーカスを超越したサーカス」と絶賛される、シルク・ドゥ・ソレイユの公演である。[ひときわ目立つ白く美しいテントの中が、幻想の世界の舞台] その中でも、オーランドで常駐公演を行っている演目"ラ・ヌーバ(La Nouba)"は、シルク・ドゥ・ソレイユファンの間でも評価が高く、シルク超初心者(っていうか初めて見に行く)の私にとって、うってつけだったわけである。[シルク・ドゥ・ソレイユ ラ・ヌーバDVD(デラックスエディション)] 思わず買おうかと…。 で、どういう感じだったを拙い文章で伝えようと、少し文章を綴ってみた。 やれ「昔の江戸川乱歩のドラマの雰囲気を髣髴とさせる耽美的な音楽が流れ、華麗なメイクに幻想的な衣裳に身を包んだ劇団員が…」とか、「この劇団は、サーカスといっても、ライオンやトラなどの動物は出てこない。息を呑む超人的アクロバットの連続で観客を魅了し続けるのである…」などと。 しかーし。こんな文章なんかでは、絶対私が目にした雰囲気の0.1%も表現できていないのである。 というわけで、この独特の雰囲気を理解していただくには、実際にご覧いただくのが一番と、以下のyoutube投稿をクリックしていただきたいのである。 このステージを「サーカス」という括りで表現していいものだろうか?私にはいまだに妥当な表現が思いつかない。動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意![ファンの間で評価の高い"パワートラック トランポリン"]動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意! テントの中では、ステージを半円形に囲むように座席が配置されている。この会場の特徴のひとつは、客席とステージの距離感にある。最前列に座れば、文字通り、目の前で劇団員が舞台を駆けるように感じるだろう。何せ、この列であれば、ほぼ目線の高さにステージが設定されているのである。その臨場感を想像していただきたい。比喩ではなく、ステージ上に舞う埃すら見て取れるのである。 私が座ったのは、カテゴリー2。高い席は概して正面からステージ全体を見渡せる席に設定されていて、通な方は「前から7~10列目が全体を見渡せるのでベストの位置だ」などと評されているようだが、私のような初心者にとっては、非常にステージに近い方が良いだろうと判断してこの席を選択した。 この選択は、結果的に正しかったと思う。 私の席は、半円形のステージをほぼ真横から見るような位置であったが、前から3列目という絶好の距離をキープできたのである。動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意![思わず鳥肌の立った"ディアボロ"]動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意! 数ある演目の中で、私が一番良かったと思ったのが「ディアボロ」である(映像の1分15秒あたりぐらいから注目いただきたい)。 上の映像では3人だけだが、実際は4人組の中国人の女の子(中国雑技団を連想させる)が、ステージを所狭しと駆け巡り、飛び跳ねて、宙を舞いながら、華麗に中国ゴマを操るのである。 最初は「この子達、失敗してあとで怒られなかったらいいのにな」と大人の目線で見守っていたつもりが、どんどんパフォーマンスが過激になっていき、バク転まで繰り出しながらの技に移行した頃には、息を呑む場面の連続で、ただただ圧倒されるばかりとなっていた。 5分程の彼女たちの演技は、間違いなく「ラ・ヌーバ」のハイライトのひとつである。 エンディングでカーテンコールよろしく、全アーティストが順に挨拶をしていくのだが、会場からは、彼女たちへの拍手・声援が一番大きかったように思う。 シルク・ドゥ・ソレイユに衝撃を受けて、オーランド最後の夜を締めくくる。そして、最後は、会場一体となってスタンディングオベーションを送るのである。 このプランは本当におすすめである…経験者が言うのだから、間違いない。
2007年03月27日
コメント(0)

ちょっとした旅行のテクニックの小咄を一つ。 観光で、ある都市に複数日滞在する場合、ショッピングはいつにすればよいか、の模範解答は「滞在最終日」(最終移動日の前日)である。 理由は、ショッピングは天候に左右される要素が少ないため、一旦観光の観光日にこれを設定しておけば、悪天候で観光予定が狂いそうになった場合は、ショッピングをこの日に繰り上げる、いわゆる「予備日」とすることができるからである。 こんなことは、なかなか旅行のノウハウ本に載ってないのではないだろうか。 それもそのはず、この理論は私のオリジナルである。えっへん。[テーマパークで遊んだ後のお土産探しとナイトライフはダウンタウンで] 商売上手のディズニーは、広大な敷地内に「ダウンタウン」と称するマーケットプレイス、ナイトスポットを建設しており、まさに観光客のお土産購買マインドを喚起すべく、完璧な環境を用意している。 実際、テーマパークのあちらこちらにお土産の売店はあるのだが、敷地面積がそれほどなくて包括的な品揃えが期待できない。それに、テーマパークにいる間は、どうしても意識はアトラクション優先になりがちで、重たい荷物を持ち歩きたくないという心理が頭をもたげて、なかなか購買行動へと移行しにくいのである。 それを知って知らずか、このダウンタウン(ホテルから無料バスに乗って15分ぐらい)では、ほとんど全てのディズニーグッズを揃えることができる。アトラクションに特化した一部のお土産以外は、ほぼ網羅できるのではないだろうか。 私も3日目の夕方以降はこのダウンタウンに骨をうずめて、ショッピングに専念することにした。なんちゃってディズニーファンと化して、ディズニーグッズの発掘に精を出したわけである。 ダウンタウンには「World of Disney」という世界最大のディズニーキャラクターショップがあって、Tシャツ・帽子・キーホルダー・ぬいぐるみなど、ベタなグッズはあらかた揃うという巨大店舗もあるのだが、このエントリーでは私が思わず衝動買いをさせられた、各テーマ店について簡単にご紹介したい。 [一年中がクリスマス、Disney of days of Christmas] アメリカの消費者の購買行動には、明確な季節性が存在していて、各小売店にとっては、絶好のかき入れ時であるクリスマス商戦が業績を左右する、とよく言われる。が、そんな業界動向などどこ吹く風、クリスマス関連専門用品店がこちらである。 クリスマスにちなんだ期間限定グッズが年中展示してあるとも考えられるわけで、ディズニーグッズコレクターには垂涎のショップなのかもしれない。[ディズニー関連のお菓子なら、Goofy's Candy Co.] ベタなお土産と言えばお菓子である。仕事をほったらかして(実際、今回私は毎日メールをチェックしていたのだが)、しばらくご迷惑をおかけして「ごめんちゃい」的な気持ちを、それとなく職場でアピールしたければ、こういう所でチョコレート何ぞを買っておいて、同僚の方々へのアリバイ(?)工作をするのが吉である。 [たかがお菓子と侮るなかれ] 冷静に考えれば、単なるチョコレートの包装にネズミが描かれているだけ、というシロモノもないわけではないような気もしないでもないと思うのだが(超婉曲表現)、よく観るとやっぱりオシャレにできているものも多いわけで、自分用へのお土産としても思わぬ掘り出し物が見つかった、宝探し的な要素も備えた楽しいお店である。[変わったところで、キッチン用品を集めた、Mickey's Pantry] スーツケースに余裕があったら、もっといろいろ買って帰ったかもしれない、このお店。 キッチンを楽しく彩りたいという料理好きの方なら、特にディズニーファンでなくても、楽しめることだろう。 [思わずシリーズで揃えたくなったり、そんなにソルト&ペッパーもいらんがなと悲鳴が] 今回、私もちょっとしたお皿を買ってきた。 新生活を始めようとする方がいらっしゃるなら、その台所用品セット一式、みたいなまとめ買いをすれば、きっと喜ばれるだろうなと思える、そんな品々の連続であった。 ちなみに、冒頭で、観光地でのショッピングはいつにすればよいかの模範解答は「滞在最終日」(最終移動日の前日)と述べたが、ダウンタウン・ディズニーでの裏技を一つ。 ディズニー提携ホテルに宿泊されているのなら、ダウンタウン内での購入物品すべては、会計終了後、店舗からホテルに無料で配送サービスを受けることができる(こんなところにも、ディズニーホテルに宿泊するメリットが…)。 ただし、この配送は購入翌日に実施されるため、フロリダを発つフライトがお昼過ぎだったりする場合は使えず、やっぱり買ったものを持ってウロウロしないといけないのである。 買い物中の重たい荷物から解放されて、ダウンタウン・ディズニーでとことんディズニーグッズの買い物に明け暮れたい、と考える方にとっては、ショッピングは滞在最終日ではなく、もう少し余裕を持って行っていただきたいと思う。 いやはや、何かとディズニーの世界は奥が深いのである。
2007年03月26日
コメント(0)

フロリダ編のオープニングで「フロリダ編は、東京ディズニーリゾートファンには、不快な表現が含まれる可能性があります」とお断りをしておいた。 事実、エキストラタイムにおけるアトラクション乗りまくりの場面や、東京にはないアトラクションの話をして、多少なりとも神経を逆撫でした記述があったと思う。 しかし、本当に私が東京のディズニーリゾートファンが可哀想だと思うのが、東京では決してこの「ファンタズミック!」をご覧になれないと想像するからである。 私的には、全アトラクション中、ぶっちぎりの最高評価。5つ星どころか、7つ星のイベントである。 「日光を観ずして結構というなかれ」「ナポリを見て死ね」と言うならば、「ファンタズミック観ずしてディズニーワールドに行ったと言うなかれ」とでも言いたくなる、傑出のエンターテイメントである。 ファンタズミック!(満足度★★★★★★★)[この時間だけは、絶対に逃してはならない] 開場が20:30からということで、早めに食事を切り上げて10分前に会場に着いても、警備のお兄ちゃんに「もうキャパが一杯だから、次のにして」と言われ、22時からのショーを鑑賞に切り替えて、ずこずこと踵を返す始末であった。 そう、これは超人気のイベントなのである。このブログを読んで、ディズニーワールドへ出かけられる方へ。MGMスタジオでは、より早めの夕食を取るか、スタンドで買った軽食を持ち込んで、遅くとも開場の1時間前には、ファンタズミック特設会場に入っていただきたい。 なお、スタート前は周りのアメリカ人が盛り上がって、ウエーブなどが起きたりするので、それに参加しているうちに、あっという間に時間が過ぎていくだろう。 「この待ち時間の間に、何かアトラクションに乗ることができるのに」と邪念を抱いてはいけない。早めの会場入りは、よりよいポジションから、ディズニーワールド最高のエンターテイメントを鑑賞するために必要な投資なのである。じっと耐えていただきたい。[まっすぐ向かうはファンタズミック特設会場] 実のところ、私はこのアトラクションに期待をしていなかった。 特にディズニーキャラに思い入れがあるわけでもなく(実際、マジックキングダムで、パレードも少し観たが「人出が凄いなあ」とか「キャラの中の人、死ぬほど暑いんやろなあ」などと、ディズニーファンに半殺しの目に遭ってもおかしくない不謹慎なことばかり考えていた)、花火のイベントだったら、淀川やPLなどの、日本の花火大会の方が凄い、と全然筋違いのことに思いを巡らせていたのである。 [めくるめく光と炎と水と音楽のファンタジー] 私のその勘違いは、開始30秒程度で崩壊することになる。 まばゆいカクテル光線がステージを包み込む中、いきなりのミッキー登場で最高潮に達する会場。そして大音響の音楽。ミッキーの手から放たれる花火とともに、湖から水柱が立ち、それに七色の光が反射して…。 ただただ圧倒の30分ステージの始まりである。[湖面一面を覆う炎の渦] このステージ、技術的に可能な演出効果は、金に糸目をつけずに導入する、という徹底したポリシーが貫かれていて、ただただ感服することだらけであった。 この湖面上の炎は、本物の「炎」である。客席までその熱気が伝わってきたので、間違いない。[悪の炎に正義の力で大反撃] 加えて、湖からの圧力で水が扇状に吹き上がり、それがスクリーンとなって、プロジェクターから投影された映像が映し出されるという演出も、観客を幻想的な世界へ誘う効果を帯びていた。[花火の船から現れるのは…] ディズニーキャラには興味がないと言っていた私でも…。[ディズニー人気キャラ大集合] ここまでやられたら、もうお腹一杯なのである。[大興奮のエンディング。最後にミッキーの身に何が起こる?] 最後の最後まで、飽きさせない演出。 ドラゴンと戦ったミッキーに最後に起こる大トリックを見届けるまで、最後まで目が離せないステージである。 近い将来、何かの拍子に私にアメリカに来るチャンスがあって、その立寄地としてフロリダを選んだならば、その最大の理由の一つは、このイベントをもう一度観たいため、と答えるに違いないのである。
2007年03月25日
コメント(0)

他の4つのテーマパークと比べて、MGMスタジオの攻略においてより留意しないといけないポイントは、ショー型のアトラクションが多く、それぞれの上演時間を念頭に置いて行動しないといけないということである。 3/23のエントリーで取り上げ、5つ星評価を与えた「リトルマーメード」も、厳密に言えば各回の上演時間が定義されているので、ショー型アトラクションだとも捉えることができる。 ただ、一般的には、一日に最大5度まで、そして開始時間がプログラムに明記されているアトラクションを「ショー型アトラクション」と考えていいだろう。このエントリーではその感想を。 なお、いくつかのショーではファストパスが提供されている。最初、一瞬意味が分からなかったのだが、実際に使ってみて意味が分かった。 例えば14:45にスタートするショーの場合、"14:10-14:20"(スタート約30分前)指定のパスが渡される。この場合、開場は14:15からで、ここで、入場が優先されるのがファストパスを持っている観客なのである。ファストパスが利用できるショーは収容人数が1000人単位と大きいが、それでも座席の見やすさには優劣がある。また、万が一満席となる場合(特にピークの時間帯には)、ファストパスがなければ、お目当ての時間帯に公演が見られないという事態も起こりかねない。 座席の確保、そしてよりよい座席のために、『インディージョンズ』と『エクストリームスタントショー』では、ファストパスのご利用をお勧めしたい。 インディージョーンズ(満足度★★★★★) 正式タイトルは、「Indiana Jones Epic Stunt Spectacular!」。 映画インディージョーンズシリーズのうち、どれか一作でも事前に観ていて、作品の雰囲気を掴んでさえいれば、このショーをより楽しめるだろうと思う。 細かい作品の内容を記憶している必要はなく、秘宝を探す考古学者(インディージョーンズ)と、それを奪おうとする悪の組織といろいろと揉めとったな、程度の記憶さえあれば、十分楽しめる。[いざ、冒険の世界へ] ここでは、10名程度の観客がエキストラとなれる。 英語のできる方は、元気よく、そして臆せず司会の呼びかけに応じて挙手していただきたい。 ステージに呼ばれて、"Where are you from?"と聞かれたら、力強く"Japan!"と答えていただきたいのである。暖かい客席の皆さんは、きっと拍手を送ってくれることだろう。 [観客もバッチリ衣装に着替えてエキストラ参加] このショーではシーケンシャルに何かストーリーが展開されるというわけではない。 インディージョーンズに登場した、名場面を彷彿とさせる場面をいくつかをピックアップして、ワンシーンずつカメラの「長回し」する状況がシミュレーションされる。[ハラハラドキドキのアクションの連続が] なお、ここから先はネタバレになるので書かないが、なんとここから3シーンものアクションを見ることができる。セットの移り変わりも見所の一つ。写真はアップしないので、ぜひその目でご確認いただきたい。 エクストリームスタントショー(満足度★★★★★) まさに大迫力のカースタントショー。車がバックで暴走するわ、ギリギリで縦列駐車するわ、いろんなものは爆発するわ、挙げ句の果てにはバイクどころか車までジャンプするわ、で大興奮のスタントショーである。 客席から感じる、各車の爆音も凄まじい。 [5000人収容の大スタジアム] これも、いくつかのシーンをカメラの「長回し」で撮影するのだが、それらのシーンを後で編集すると、映画のように立派なストーリーが組み立てられていることがわかって、感動度大なのである。 [爆音とともに繰り広げられる命がけのスタント] 数センチ単位で車を自由自在にコントロールするプロのテクニックを、実際に目にすることのできる貴重な機会であると同時に、スタントで使われる車がどのように改造されているのかというネタ晴らしも、機械工学的に楽しいアトラクションである。[舞台裏でも見られる凄まじいブレーキ痕がプロの技量を物語る] MGMスタジオに赴いたのなら、必見のショーである。 美女と野獣(満足度★★★★) 評価が若干辛いのは、3/6のエントリーで取り上げたように、ミュージカル版を事前に見ているからである。ストーリーをご存じない方には、「美女と野獣」早わかり30分としても楽しめると思う。 詳しい話の筋は、以前に書いたので、以下ではホットペッパーのコマーシャル風に。[話を詰め込みすぎて、いくつかのシーンはカットしてるけど、堪忍な~][わたしは美人やけど、一筋縄ではいかへんで~][おなごが来たで~。みんなで歓迎や~。][最初はいろいろあったけど、まあこれから仲良くしていこうや][すったもんだで喧嘩になってしもた][でも最後はみんな仲直り] …さっぱり意味の分からない方には申し訳ない(苦笑)。 まあ確信犯がやっていることなのでご容赦を。
2007年03月24日
コメント(0)

「地球の歩き方」に載っていた統計丸引きで恐縮であるが、現在のディズニーワールドの全入園者の70%は大人であるという。 ディズニーワールドの創始者、ウォルト=ディズニーは、「大人も子供も遊べる遊園地を」と目指して、このプロジェクトを立ち上げたそうだが、特にここMGMスタジオは、比較的年齢層の高い、少なくともティーンエージャー以降こそが満喫できるテーマパークになっているのではないかと思う。 子供を連れてやってくる大人ならまだしも、10代後半から30代までの友達同士・恋人同士でディズニーワールドを訪れるのならば、ダントツで楽しいのが、ここMGMスタジオであると思う。 3/21のエントリーでディズニーワールドの攻略はエキストラタイムにあると再強調したが、MGMスタジオに関しては、マジックキングダムほど待ち時間の短縮は期待できないかもしれない。 MGMスタジオのアトラクションは大きく分けて、ショー型のものと、ライド型の二つに分けられ、ショー型のコンテンツは、基本的にエキストラタイムの時間帯には上映されず、結局ほとんどの観客が、いくつかのライド型アトラクションに分散するにとどまるからである。 それでも、MGMスタジオのライド型アトラクションは非常にクオリティが高かった。 今エントリーでは、それらを、順に紹介していきたい。 スターツアーズ(満足度★★★) [要は東京ディズニーランドのものと同じコンテンツ] 私が東京ディズニーランドで載ったことのある数少ないアトラクション。その原型がこちらだったと言うべきか。スターウォーズの世界観そのままなのだが、一応は「スターツアーズ」と命名されている。 内容は、ぶっちゃけるとフライトシミュレーター。宇宙空間への飛行を表現した画面の動きに連動してライド(客席)が動くことで、重力や遠心力を疑似体験できる、というもの。 1980年代のコンテンツだと分かっていても、ワープの感じなど、圧迫感を感じることができるのは、さすがの完成度と言うべきか、それとも人間の想像力が凄いのか。 ネットで調べてみたところ、確かにコンテンツのリニュアルは技術的に簡単なのだが(画像とともにライドのプログラムを変更する必要があるが)、それよりも、ジョージ=ルーカスサイドとの大人の事情をクリアするのが難しく、なかなか実行に移せないらしい。なんだかなあ。 グレートムービーライド(満足度★★★★) [見かけは中華風の建物。館内はこんなカートに乗って移動] これは東京にはないアトラクションのようである。 ボートに乗って館内を移動する中、アニマトロニクス(コンピュータ制御の人形)が演じる、有名シーンが繰り広げられる、というもの。 20分近い長編で、結構凝った造りになっていた。 [歴代名画の名シーンが精巧な人形達によって再現される…のと同時に?] ネタバレなので中々言えないが、このコースで現れる歴代の名優達全てが、人形なのかどうかはぜひその目で確認していただいたいところである。あっというところに仕掛けがあって、それがまるで煙のように消えてしまうかもしれないので。 タワーオブテラー(満足度★★★★★)[会場中にこのタワーから漏れる観客の悲鳴が響き渡る] ひときわ目立つこの建物の近くからは、絶え間なく悲鳴が聞こえてくる。それは、このアトラクションに参加されている方々の悲鳴である。 結論を言えば、これはオススメ。最高である。 [おどろおどろしい雰囲気の寂れたホテル。このエレベータに乗り込むと…] このアトラクションの紹介は難しい。ものの正体を明かせば、単なる「室内型○○○○○○○」なのだが、それを知って乗るのと、そうでないのとで、相当衝撃度が異なるはずである。 実は、私はこれを知らずに乗ることに成功して、大いにこのアトラクションを楽しむことができた。 これは、「地球の歩き方」のこの項が「かゆいところに微妙に手が届かない」筆運びをしていていてくれたからで、まさに絶妙の文章である。今までところどころで、貴方のことを、ボロクソに書いていてごめんなさい、な感じなのである。 その名文をここに紹介。『かつては華やかなハリウッドのホテルも、今はその面影もなく不気味な姿をさらしている。エレベーターに乗ったはずなのに、異次元の空間をさまよう私たち。かつて、このエレベーターで行方不明になった人々が、漆黒の闇から手招きをする。どこへ連れて行かれてしまうのか? 暗さに目が慣れてきた頃に突然、外の景色が視界に広がる! ここでエレベーターはあるはずのない13階から一気に落下するのだ。その様子は行列のゲストをおどすように待っている列の場所からよく見える。"ギャー"という悲鳴をイヤというほど聞くはめになるが、絶対体験すべきアトラクションだ。』 ロックンローラーコースター(満足度★★★★★)[スペースマウンテンを越える室内型コースター] こちらも東京にないアトラクション。2005年に完成した新しいものなので、仕方がないと言えばそれまでだが。 3/21のエントリーで、スペースマウンテンに5つ星をつけなかったのは、こちらのコースの方が、あらゆる点で上回っていたと判断したためである。 [エアロスミスのレコーディング会場に乗り込んだという設定で] エアロスミスの曲そのままに、ノリノリの屋内ライドは、フルスピードで幾度となく宙返りを繰り返しながら、スリリングに漆黒の闇を駆け抜けていくのである。 これぞ、ロックンロールなジェットコースターである。素晴らしい。 マペットビジョン3D(満足度★★★) [キャラクターは可愛いのだけれど] ディズニーワールド内の3Dメガネコンテンツで、一番平凡的な出来のものがこれ。細かい演出に工夫が見られるのだが、肝心のストーリーが冗長(途中で話のテンポの遅さに腹が立ってきた)。こうしたドタバタは、日本人にはややそぐわないのかもしれない。 リトルマーメード(満足度★★★★★) [舞台上の名演技と、3D視覚効果と、その他五感に訴える演出のコラボレーション] 5つ星を安易に連発しているように思われるかもしれないが、いいものはいいのである。 私は自分に嘘はつきたくないので、ここでもはっきりと。 先ほどのマペットビジョン3Dとは打って変わっての大絶賛で恐縮であるが、こちらは、舞台上に登場された人魚姫の熱演も素晴らしく、文句なしの5つ星なのである。 客席にいるにもかかわらず、若干濡れるのを覚悟しないといけないが、海底を漂う雰囲気を味わうためには、この程度の演出は絶対不可欠だと思うのである。 以上、駆け足でライド型アトラクションの紹介をしてきたが、次エントリーでは、怒濤のショー型アトラクションの感想について書き綴っていきたい。 これを読んでいただければ、MGMスタジオだけでも、フロリダに行く価値があるのではないか、と気付いていただけるかもしれない。
2007年03月23日
コメント(0)

マジックキングダムは、四大テーマパークの中で、いちばん「ディズニー」らしい、そして「遊園地らしい」テーマパークだろう。[ただし、日中の人出は相当のもの。アトラクション巡りはスローダウン] もちろん、三大マウンテン以外のアトラクションも、一般のテーマパークに比べれば、相当レベルは高いわけで、他の注目アトラクションの模様もお届けしたい。 バズ・ライトイヤーのスペースレンジャースピン(満足度★★★★) [マルチエンディング、というわけではないが…] 練習して、もう一度やってみたい、と思ったのがこのアトラクション。 プレイヤーは銃を搭載したカートに載って、宇宙空間に飛び出していく。 この宇宙空間には敵の「的」がたくさん飛び交っていて、この「的」目がけて光線銃を撃っていくのである。 ここで、ルートの両サイドに敵がいるわけだが、カートは写真中央のレバーで左右に回転できる。こうした方向転換も駆使しながら、敵の的に光線を命中させていくと(急所に命中すれば、高得点!)、プレイヤー毎に点数が掲示されるという仕組みである。 ちなみに私は69,200点。前のオッサンは10万点を超えていた。 出口付近に表示される表によると、『600,000 - 999,999点』で最高ランクの『COSMIC COMMANDO』にランクされるということなので(達成しても何も貰えないと思うが)、ぜひこの得点を目指して頑張っていただきたい。 スティッチのグレートエスケープ(満足度★★★)[写真をあんまり撮っていなくて申し訳ないが] トゥモローランドで最も新しいアトラクション。スリルを求めてやってくるとやや拍子抜けすることになるが、後から振り返ってみると、やはり完成度の高いアトラクションであったことに気付くのである。 ディズニー映画「リロ&スティッチ」のスティッチを囲んで、円形に配列されている椅子に座る。ここで実物大?のスティッチ人形が中央に登場。 このアトラクション、この座ってシートベルトをさせられるものの、特に円形部分が回転するわけでも、アップダウンするわけでもない。 しかし、単に視覚効果だけではなく(目の前の人形が、一瞬にして消えるように見えたり、変身したりするのは凄い!)、加えて聴覚効果・嗅覚効果を駆使した演出で、スティッチが部屋中を駆けめぐっているような錯覚に囚われるのである。 私、この手の聴覚効果が苦手で、どうしてもくすぐったく感じてしまうのに加えて、ちょっと臭いのもご愛敬なアトラクションである。 プーさんの冒険(満足度★★) [ただただ平和なメルヘンの世界] くまのプーさんと言えば、大人の間ではディズニーと原作者・A=A=ミルンの子孫との間で骨肉の争いが繰り広げられていているわけであるが、そんなことは子供には関係のない話である。 ここでは、プーさんの大好きな蜂蜜の瓶に乗って、プーさんの物語に登場する様々なキャラクターに会いにいくことができる。 …対象年齢が相当低めなのには、お気をつけて(苦笑)。 ミッキーのフィルハーマジック(満足度★★★★★)[写真では何のこっちゃ分からないと思うが、とにかく素晴らしい] 今ネットで調べてみると、このアトラクションは東京にないらしい。 うーん、これは相当、東京ディズニーリゾートファンには申し訳ないし、逆に言えばオリエンタルランドのディズニーリゾート計画は、ただただ杜撰だとしか言いようがない。 …3/19のエントリーで『コダック社提供の3Dムービーアトラクションは、すべて「当たり」であった』と書いたが、その中での一番の大当たりがこれであった。 3Dメガネのターゲットとなるスクリーンの大きさもさることながら、人形とアニメーション上のキャラクターの競演(ディズニーアニメファンならたまらないだろう…メインキャラクター総出演である)が、フルCGで表現され(名シーンが次々に綺麗なCGで再現されているのである)、海の底に潜ったり、空飛ぶじゅうたんに載って、街を駆け抜ける気分になれる。 最後は、スクリーンを突き破った、ドナルドのお尻を「本当に」見て大団円。素晴らしかった! ミッキーのカントリーハウス(満足度 評価なし) [ミッキーとミニーに会いたい方に] 大行列ができていて、何のことかと思ったら、ミッキーとミニーの部屋には、どうやらこの2人がいて、写真撮影ができるようであった。 …私は別に興味がないので(爆)スルーしたが、どうしてもミッキーと写真に写りたい!という方にはおすすめの場所である。 次回からは今回最後のテーマパーク、MGMスタジオについて、お話ししていきたい。
2007年03月22日
コメント(0)

東京ディズニーランドには1度しか行ったことがない。随分昔のことで、中学校の修学旅行の時だから1990年のことになる。そのときに感じたのは、確かにここは面白いけれども、アトラクションの待ち時間が長すぎて生産的ではない、という印象であった。 当時、大阪では花博が開かれていたが、むしろこちらの方が面白かった印象がある。花博は興行的にも成功と言われるほど観客動員を集める一方、アトラクションの数が豊富だったため、待ち時間のストレスもほどほどに抑えられていたのである。 受験勉強に追われていたこの時期に、都合4回足を運んだほどに「はまって」いたのを思い出す。 そうした記憶がずっと残っていて、東京ディズニーランドを熱く語る方(特に関東出身の女性に多いのだが)には、適当に話を合わせながらも「あの程度で楽しいと思っているのか」と若干蔑む気持ちを抱いてきたのも事実である。 そして…、今回のフロリダ・ディズニーワールド訪問を通じて、この気持ちが増幅してきた、というのが、偽りざる私の心境である。[画面上部にあるのがマジックキングダム。] 今エントリーで紹介するのが、マジックキングダム。 これの代表的なアトラクションと言えば、 ●スペースマウンテン ●ビッグサンダーマウンテン ●スプラッシュマウンテン ●カリブの海賊 ●ホーンテッドマンション …と言えば、おわかりいただけるだろう。マジックキングダムにあるアトラクションの多くは、東京ディズニーランドと同じ、いや、はっきり言えば東京ディズニーランドがマジックキングダムをモデルに作られたので、この二つが似ているのは当然なのである。 3/16のエントリーで、ディズニーワールドでは「エキストラタイムアワーを利用するのが攻略の鍵だ」と述べた。エキストラタイムアワーとは、ディズニー直営ホテルの宿泊客だけがアトラクションに乗れる、特別時間帯のことを指す。 [昼間と夜中のマジックキングダム] 私が訪れた2007年3月は、日曜日の夜(PM23:00~AM2:00)が、マジックキングダムの「エクストラタイム」に充てられていた。この曜日は期間によって変わるらしいので、しっかりチェックをして訪れるようにしていただきたい。そして、入り口等、数カ所の指定された場所で、宿泊キーを提示して、このストラップを受け取っていただきたいのである。[エクストラタイムでは、このストラップなしにアトラクションを利用できない] フロリダディズニーワールドでは、マジックキングダムの「エクストラタイム」は超オイシイ時間帯である。これを逃すのは、はっきり言って愚の骨頂。 この時間帯はディズニーホテル宿泊客だけの運営となるため、各アトラクションの待ち時間が極端に短くなるのである。[スプラッシュマウンテン…待ち時間10分!] ここで、待ち時間10分とあるが、プレショー(通常入場口の途中にある演出)部分で全く立ち止まることなく、乗り口に辿り着けるので、心理的には待ち時間ほぼゼロで楽しむことができる。 それを示すために、私がこの3時間で体験したアトラクションを列挙すると… ●スプラッシュマウンテン(…それも2回) ●ビッグサンダーマウンテン ●ホーンテッドマンション ●ミッキーのフィルハーマジック ●スペースマウンテン ●スティッチのグレートエスケープ …どうだろう。これだけのアトラクションを東京で3時間の制限時間内に回りきれるだろうか?ここでは、いわゆる「三大マウンテン」まで制覇している(しかもスプラッシュマウンテンは二回乗っている…すみまそん)。 これを体験してしまったら…うーん、ちょっと東京には戻れなくなると思うのだ。 今エントリーでは、フロリダの「三大マウンテン」を紹介して、次エントリーで残りのアトラクションについてお話しすることにする。 スプラッシュマウンテン(満足度★★★★★) [マジックキングダム内に突然現れる渓谷とアメリカ南部な雰囲気] あまりの面白さに、2回乗ってしまったアトラクション。 確実に濡れてしまうことで敬遠される方への注意としては…、東京版のこれには乗ったことがないが、これだけははっきり断言できる。フロリダ版の方がより濡れるようにコース設計をされているので、やっぱり乗るのは避けた方がよい(笑)。 しかし、フロリダは乾燥していて気温が高いから、多少濡れても全然平気なのである。 そうしたスリル感もあいまって、マジックキングダムでも一押しのアトラクションである(濡れるのがOKな方には)。 [河に浮かんだ丸太ボートに乗って、いざ出陣] 丸太ボートでアメリカ南部の沼地を進みながら、ディズニー映画『南部の唄』の世界をめぐる、という世界観。 [道中は結構長い。こんな牧歌的なシーンの後に…] コース上、何度かのアップダウンを経験した後、クライマックスでは、巨大な滝が現れて(実際は、あ「このボート、登っていってるな」という感覚があって、「この次に落ちるんだろうな」という心の準備はできる(笑))、その急降下の決定的瞬間が、バッチリ写真に収められているという仕掛け(この写真は売店で購入できる)。 この「決定的瞬間」は、私の場合、丸太ボートの最前列の席のアングルから、デジカメムービーに収めることに成功した。 …なお、この模様の公開は…悲鳴ばっかり挙げているので、自主規制ということで(笑)。 …以降はデジカメが濡れてしまった影響で(爆)、やや写真がぼやけているがご容赦を。 ビッグサンダーマウンテン(満足度★★★★) [夜中の方が、きっとスリルがあるはずで…] ゴールドラッシュが過ぎた1880年代の廃鉱を暴走する鉱山列車をモチーフにした、ジェットコースターのアトラクション。 絶叫系を想像すると、少々物足りないレベルであるが、景色を眺める余裕を持って、その雰囲気を楽しむという意気込みで乗り込んでいただきたいアトラクションだと思う。 ちょっと場所を移動して、トゥモローランドへ。 近未来を意識したこのゾーンは、あえて夜中に訪れて欲しいと思う。[トゥモローランドは夜中の方が絶対に雰囲気があると思うのである] スペースマウンテン(満足度★★★★) [宇宙の世界へ飛び立てる] こちらは完全屋内型コースター。 レールが見えなくなるほどに照明を落としているということで、漆黒の闇、宇宙空間を体感できるような演出になっている。 数日後のエントリーで紹介するが、MGMスタジオにあった、別のスリリングなコースターの方の印象がより強かったので、ちょっとスペースマウンテンの評価が下がってしまった。 それでも屋内型のものとしては相当レベルの高いコースターなわけで、ディズニーワールドでもやはり乗らないと損なアトラクションだと思うのである。
2007年03月21日
コメント(0)

エプコットの2つめのゾーン、ワールドショーケースゾーンでは、様々な国の小世界が構成され、各国をより理解できるアトラクションを楽しめ、そして各国自慢のモノのショッピングや料理を味わうことができる。 要はどんな感じかというと、こんな建物が次々に視界に飛び込んできて、世界各国の雰囲気が味わえるという造りである。 [各国の情緒を偲ばせる建物の数々] 全部で19のテーマ館があって、それらを全部いちいち紹介するのも冗長なので、私的にツボだったところについて簡単に触れていきたい。 アメリカ館 [パトリオットな気分に] メイフラワー号による入植以降のアメリカ史を、各時代の偉人を模したコンピュータ制御の精巧な人形(アニマトロニクス)が舞台に登場させながら紹介するという、30分の舞台が楽しめる。 アメリカ人による「アメリカって、凄いんだぜー」というメッセージが強く伝わってくる空間である。こうして自国に誇りを持てて、力強く愛国心を培うような内容を突きつけられると、どうして日本の一部のマスコミはあんなにダメダメ自虐史観なのだろうと、ふと考えた。 海外に出ると、客観的に日本のことを違った角度から見ることができるようになる。ディズニーワールドまで来て、そんなことを再確認できた。 中国館 [チャイナ~] 建物のユニークさもショッピングもアトラクションも楽しめるという意味で、バランスよくコンテンツが構成されていると思ったのが中国館。 地球の歩き方によると、時間帯によっては、パビリオンの前で中国雑技団による演技が披露されるとあったが、それは確認できなかった。残念。 [兵馬俑と天井画] 中国史と言っても、歴代王朝の変遷が激しくて、どの時代のものを集中して展示するのかは難しい。限られた展示スペースでは、「ああ、中国やなあ」と思えるものがごった煮状態で並べられていた。 そんな中国館の目玉は、長い歴史と今の中国をコンパクトに伝える、360度サークルビジョン(円筒形スクリーン)による「リフレクションズ・オブ・チャイナ」というアトラクション。 悠久の中国の雰囲気、広大な荒野を駆け抜ける馬の群れを体感できるそのアトラクションの感想は、こんな感じ。[お後がよろしいようで] ドイツ館 ワールドショーケース内では、各国の料理を楽しむことができる、というか、その料理自体がアトラクションだと考えて、一食は食べていきたいものである。 [ビュッフェスタイル(バイキング形式)でドイツ料理が楽しめる] 今回は、ドイツ館のビュッフェスタイルを選択。「地球の歩き方」の金額は間違っていて(もしかしたら出版後変更になったのかもしれないが)、ランチタイム(~3:45)までは大人一人$19.99、ディナー(16:00~)は一人$23.99であった。 料理に関しては、もちろん一流レストランレベルのものを期待はできないが、こういうのは雰囲気と一部の独特の食材を楽しむのが、正しい態度だろう。 [民族音楽に耳を傾けながら、プロスト!(私はお酒が呑めないが)] なお、各館で働いている人は、原則的に各国から来られている方々で、私のテーブルをサーブしてくださった方は、ベルリン近くの都市出身だとおっしゃっていた。 もちろん、私の方から"Danke"とお礼を言って辞去してきた。彼が"Bitte(どういたしまして)"と返してきたのは言うまでもない。 日本館 そして、やっぱりここには立ち寄っておかないといけないだろう。他のパビリオンよりも、人口密度が高い感じがするのも、嬉しい限りである。 少し話題は逸れるが、他の国の人は、総じて日本に対していい印象を持っていると思う。特定のアジアの国々で特定の思想を持った人たちが、やたらに日本を貶めようとしているのを、特定メディアが嬉しそうに報道していて、その印象に引っ張られている日本人が多いと思うが、それはほんのごく一部なのである。 [寺と城と五重塔と和太鼓] ここで紹介されている日本のイメージは、いわゆる「クラシックジャパニーズ」。本当は仏教と神道とか、時代性が考慮されずに「ごった煮」状態でクラシックな建物が乱立しているが、それは他のパビリオンと同様に仕方のないことだろう。 それでも、和太鼓の演奏に耳を傾けたり(そういえば、逆に日本でいたら和太鼓なんてこんなに真剣に聴かないような気がする)、池に鯉が泳いでいたり、焼き鳥を売っていたりするのを、このフロリダの地で眺めるのは悪い気がしないのである。[でも、ここはやっぱりフロリダなわけで] 鳥居の向こうに見えるのは、エプコットのシンボル。こうした風景も楽しいものである。
2007年03月20日
コメント(0)

エプコット(EPCOT)とは、ウォルト=ディズニーが提唱した"Experimental Prototype Community of Tomorrow"(未来社会の実験的モデル)から命名された…らしい、ディズニーワールド4大テーマパークの一つである。 ここには、地球の歴史、そして未来を想像させるアトラクションスペースである「フューチャーワールド」と、世界各国のパビリオンが立ち並ぶ「ワールドショーケース」の2エリアがある。 朝イチから押しかけ、休む間もなく(ランチはテーマパーク内のフードコートでさっさと済ませて)、夕方までかけてこのテーマパークを満喫してきた、その模様を2エントリーに分けてお届けしたい。 なお、各アトラクションの満足度評価を星5段階で表現することにする。 あくまで私の主観であるが(そもそも、このブログはそういう趣旨で綴られているが)、このブログをお読みになる方で、ディズニーワールドに立ち寄られる方がいらっしゃるならば、参考にしていただきたいと思う。 特に、星5つのアトラクションは絶対に行かないと損だ、と声を大にしてお伝えしておきたい。 スペースシップアース(満足度★★★) [EPCOTのシンボルともなっている、巨大な銀色の球体内部にあるアトラクション] 人類の歴史をタイムマシンに乗って振り返る、という趣旨のアトラクション。 各時代を再現している人形が精巧で、少し長め(15分程度)の行程でも、飽きるという感じはしなかった。ただ、アトラクションにスリルを求める方には物足りないだろう。 中身は少々お勉強、といった趣きである。なお、内容が西洋史に偏りすぎているのは…仕方ないか。 ソアリン(満足度★★★★★) [単なる大型スクリーンの上映にとどまらない演出が素晴らしい] デジカメの写真ではこの興奮は伝えるのは難しいが、ご容赦を。 シートベルト着用のこの座席が地上10メートルぐらいまで上昇して、目前に大型球形スクリーンが現れる情景を想像していただきたい。足下は完全に宙に浮いた状態である。 空の映像が広がり、雲の切れ目を縫うように下降すると巨大な橋が現れる、というオープニングからアトラクションはスタートする。 映像は小気味よく移り変わり、渓谷をすり抜け、巨大な滝を眺め、田園地帯の地上すれすれを通り抜け…と、まさに空を飛んでいるような爽快感が味わえるのである。 エプコットで一押しのアトラクションである。 憎いことに、この座席が映像に合わせて傾いたり、画面側から風を感じたり、果樹園の上空ではその匂いまで客席に伝わるという、五感に訴えるきめの細かさに大満足であった。[イマジネーション館] ソアリンを有するランド館の隣に、2つのアトラクションを抱えるイマジネーション館がある。 Honey, I shrunk the Audience(満足度★★★★)[『ハニー、観客のみんなをちっちゃくしちゃったよ!』な体感ムービー] 今回私が体験したコダック社提供の3Dムービーアトラクションは、すべて「当たり」であった。特殊なメガネで立体視を体験させる、という試みは普通のテーマパークでもありがちであるが、そこに何らかの一ひねりを加えているのが小気味よかった。 このアトラクションでは、大量のモルモットが逃げ出して観客の足下を駆け抜けていく様とか、巨大化した犬のくしゃみを「体感」する、といった小ネタが、視覚効果以外にもちりばめられているのに「一本取られた」のであった。立体視の部分は心の準備があればそれほどサプライズはないのだが、こうした特殊効果は完全に「不意討ち」であった。 もちろん悪い気のしないサプライズであって、大満足である。 Journey Into Imagination with Figment(満足度★)[まあ、これはお子様向けと言うことで] 低評価で恐縮であるが、まあ、ディズニーワールドには、幅広い年齢層向けのアトラクションが揃っているという証左でもある。 テストトラック(満足度★★★★) [新車開発の走行テストを体感] なお、満足度は限りなく星5つに近い4つ星である。 設定としては、新車の走行テストのドライバーとなって、耐熱コース・耐寒コースを走行し、ABS(アンチロックブレーキングシステム)のテストをし、急カーブ・急坂といったコースも走行していく。 最後に「とっておき」の衝突実験のために、壁に猛スピードで突入していくと…。 …と、さすがにこれはネタバレなので、ここでは内緒ということで。 ただ、スピード感溢れるアトラクションであることは、上の私のデジカメのブレからもご確認いただけると思う(笑)。 ミッションスペース(満足度★★★) [宇宙船に乗る感覚がリアル過ぎて…] 火星への宇宙飛行体験アトラクション…なのだが、Gのかかる感じと加速感がリアルでずっと感じていた胸への圧迫感とあいまって、情けないことにちょっと酔ってしまったのであった。 ユニバース・オブ・エナジー(満足度★★★★) [テーマが地味で垢抜けないが、よくできているアトラクション] ある意味、構成の大胆さに一番驚かされたアトラクションであった。 ある女性の夢の世界が大きな円筒スクリーンに映し出され、それに沿って地球の環境問題を考えるという内容であるが、そんな平凡な内容でディズニーワールドが終わるわけもなく、この座席に仕掛けられたある斬新なアイデアに、「そんなまさか!」な展開が待っていた40分であった。 全編、音声を基調にストーリーが展開することもあって、英語に慣れない方は日本語ヘッドホンの貸し出しサービスを受けられるのがいいと思う。 まだまだ広いエプコット。…「ワールドショーケース」編に続くっ!
2007年03月19日
コメント(0)

オーランド到着初日は、ホテルにチェックインした後、ホテルから見て湖の対岸に位置するボードウォークでゆっくり過ごすことに。 ちなみに、この日から翌日にかけてアメリカのサマータイムへの切り替えが行われる関係で(今年から、アメリカのサマータイムへは早めに移行するようになったのである)、当日は23時間しかなかった。このこともあって、翌日の朝により確実に行動できるよう、早めに切り上げてホテルに戻ったのであった。 なお、ホテル側から見たボードウォークはこんな感じ。初日の晩から、こんな風景を目の当たりにして、早くもディズニーワールドの懐の深さに感激であった。[美しい夜景が広がる] この湖は、それほど大きくなく、一周徒歩15分程度の規模なのであるが、この情緒を味わおうと、あえてここから出航しているボートに乗って、ボードウォーク側に移ることにした。[あえて船で対岸・ボードウォークへ] ボードウォークには、レストラン・ショップだけでなく、スポーツバーやダンスホールなどのナイトスポットもある。 そして、もちろんストリートパフォーマンスも充実である。 奇しくもニューヨークに続いて(3/2のエントリー参照)、2度目の英語でのライブマジックであった。[大道手品にたくさんの人が群がって] こちらの方は、おそらくディズニーと契約されていて、ボードウォークの晩に手品を披露されているのだと思う。 私も彼が喋っている英語を全て聞き取れたわけではないのだが、総じて、観客、特に子供の扱いが上手いなーと感心した。 ステージに呼んでも、なかなか指示通りに動いてくれない子供に、怒ったり呆れたり。その間合いが面白かった。そして、肝心のマジックもバッチリ決めて、拍手喝采、であった。 [観客から借りた紙幣が切ったレモンから出てくる、よくある手品。でも手際とトークが最高] が、あんまり夜遊びをしている暇はないので、ショップでの物色もそこそこに晩御飯へ。[地球の歩き方推薦のイタ飯] この「スピードルズ」が、ボードウォークのディナーで一番人気のようであった。 もちろん、ホテルの出発前に、コンシェルジュに頼んで席を予約してもらっていたので、スムーズにディナーにありつけたのである。今後の記述にも出てくると思うが、本当に今回はコンシェルジュに大変お世話になった。感謝、感謝である。 [ピザもパスタもグー] このお店は、アメリカン、それから一部チャイニーズっぽいメニューもあったが、基本はイタリアン。 写真では紹介していないが、オリーブオイルに一工夫あったのが嬉しい付け合わせのパンも、デザートも美味しかった。 変わって、ここからは昼間の光景。 夜に賑わいのピークを迎えるボードウォークは、こんな美しい湖岸で私たちを楽しませてくれる。[朝はまた違った表情を] そして、さすがはディズニー。浜辺には、こんな凝った砂のお城が建てられていた。 [こんな砂の城まで浜辺に登場] ここから先は、少し日付が飛んで、3日目のお昼の模様。 2日目の晩に遊び疲れたので(この遊び疲れた夜が、フロリダ編のハイライトの一つである。それはまたおいおい)、この日はゆっくりボードウォークでブランチを取ることにした。 前日歩き疲れていたこともあって、ボードウォークへはやっぱりボートで移動。[対岸にはやっぱり船で] こちらも「地球の歩き方」に紹介がある、軽食から本格ビール、そしてステーキ、ミートローフなどのメインディッシュまで、何でもござれの「ビッグリバーグリル&ブリューイングワークス」へ。[腹が減っては戦はできぬとブランチへ] 開放的な天気に誘われ、思い切りアメリカンな気分に浸りながら、ハンバーガーってのも乙なものでしょうと、看板メニューである「ビッグ・ブリュー・バーガー」を注文。ミートパテは約300グラム。もちろんレタス、トマトもはさめるボリュームのハンバーガーにフレンチフライが添えられて、$8.99というお手頃値段も嬉しい限りである。 [シーザーサラダとハンバーガーでお腹一杯] ちょっとブランチには多い目の分量であったが、ボードウォークの上空を優雅に舞って、羽休めをしているカモメたち(?)や雀たちに少しずつパンズのお裾分けをしながら、ゆっくり完食したのであった。 さて、次のエントリーからいよいよ各テーマパークの模様をお届けすることにする。 ハズレの少ないよりどりみどりのアトラクションの数々に圧倒され続けていたわけであるが、その興奮ができるだけブログにも伝わるように筆を進めていきたいと思う。
2007年03月18日
コメント(0)

ディズニーワールドはとにかく広い。とりあえず、下の地図をご覧いただきたい。[といっても、縮尺がないのでスケール感が掴みにくいと思うが] 今回は、ホテルからのタイムラグを最少にしていろいろなテーマパークに立ち寄りたいと考えていたので、できるだけ地図中央に位置するホテルを取りたいと思っていた。 ただ、宿泊客の多くは同じことを考えるらしく、経済原理からいっても当然であるが、中央に位置するホテルほど、グレードが高くなっており、宿泊料金も高い。 そんな中、今回私は「ディズニー・ヨットクラブ・リゾート」に宿泊することにした。 上の地図では文字がつぶれかけていて見にくいが、四角の9番。エプコットへは徒歩圏内という抜群の立地が魅力のホテルである。 ちなみに、このホテルのグレードは四つ星。ネットで一所懸命調べて、タイの旅行会社から手配するなど、トリッキーな手段を駆使しながらも、普通の四つ星ホテルよりも一泊の料金は高かったと告白せざるを得ない(涙)。 まあ、どうせ4泊なのだし多少身銭を切ってもいいかという開き直りと、長期間日本を離れている関係で、ネットワーク環境が整備されているホテルに宿泊して、仕事のメールをチェックするアリバイ工作をした方が、何かと後々職場関係がギクシャクしないだろうという(笑)、大人の判断を伴っての決断である。 それでも、ちょっと他では味わえないホテルライフが待っていたことも事実である。 ディズニー直営ホテルでは、それぞれが異なるテーマを持って、特徴あるデザインを有しているが、このホテルのコンセプトはこんな感じ。『かつてニューイングランド地方にあった高級ヨットクラブの伝統と雰囲気が鮮やかによみがえる人気デラックス・ホテルです』 …といっても、日本人にはニューイングランド地方にあった高級ヨットクラブといわれてもイマイチ、ピンと来ないわけで、とりあえずは写真をご覧いただきたい。 [19世紀のイングランドなのだそうな] 実は、部屋の写真を撮っていたつもりだったのだが、いまデジカメのデータをチェックしたら、動画だけ撮って満足していたらしい。痛恨の極みである。 部屋はそれほど広くはなかったのは事実である(そこまでを求めるのは贅沢かと)。 しかし、個人的にはディズニーアミニティーが充実していて(そうそう、ベッドカバーはヨットをイメージした柄であった…うーん、文章ではいまいちか)、ちゃんとバスタブが付いていて、一日$9.95取られるものの、高速インターネット環境に接続できることを確認して、とりあえずは満足であった。 なお、このホテルには各部屋ほとんどにバルコニーがあるらしく、こんな朝の風景が宿泊客を迎えてくれる。恐らく料金は高くなるのだろうが、湖側の部屋も指定すれば取れると思う(いい加減で申し訳ない)。 [バカンス~な、のどかな風景] そして、ラウンジでは、各種の飲み物(軽いアルコールを含む)は無料。ちょっとしたコンチネンタルブレックファーストも饗される。#私の予習では、各ディズニーホテルで専用のマグカップを購入すると、それに注ぐ限りドリンクは無料、という情報を仕入れていた。他のホテルではシステムが異なるのかもしれない。 [ちょっとしたラウンジ] ただ、このホテルの雰囲気がよくなるのは、夕方以降なのではないかと思う。 こうしたライトアップも幻想的であった。[プールには砂が敷き詰められていて、ビーチな気分] 今回は、テーマパーク巡りばかりでとても泳いでいる暇など無かったのだが、長期滞在される方・子供連れは、毎日テーマパーク廻りばかりだと疲れるので、こうしてビーチでゆったりされるというのも、正解の一つである…といっても、何でもアリのディズニーワールドでは、どんな楽しみ方も正解になってしまう気がする。そんな包容力溢れる世界なのである。[このホテル周辺のライトライフも楽しかった。その模様は次のエントリーで] そしてこれが夜の風景。 このホテル周辺、厳密には小さい湖の対岸に当たる『ボードウォーク』と呼ばれる一帯は、レストラン・ショップが建ち並ぶちょっとしたナイトスポットになっていて、ここでのひとときもまた格別であった。 次のエントリーでは、初日(ホテルにチェックインした後)の夕食と3日目の昼食の模様をお届けして、徐々にディズニーワールドの「都市機能」をご紹介していきたいと思う。
2007年03月17日
コメント(0)

フロリダ・ディズニーワールドを数日に渡って攻略するのであれば、ディズニーワールド経営・提携のホテルに宿泊するのが鉄則である。 悔しいけれど、仕方がない。ディズニーのあくどいビジネスにまんまと嵌められているのかもしれないが、ディズニーワールドという顧客囲い込み戦略が可能な、彼らの土俵の上にいる以上、これはもう彼らにただただ身を委ね、ゲタを預けなければ仕方がないのである。 以下、ディズニーホテルに宿泊するメリットを説明する。 日本の一般テーマパークのそれとは全く別次元のサービスに驚かれるだろう。 1) 空港からのアクセス どこの都市に行こうと、空港に降り立ってからホテルにたどり着くまでの経路は何かと神経を使うものである。私が飛行機の中で到着前にガイドブックを熟読する箇所の一つが、「空港からのアクセス」欄なのである。 慣れない現地での最初のアクティビティは「空港からホテルへの移動」である。電車・地下鉄・バスいずれも、それぞれ現地のルールがあって、その把握に一苦労ということもしばしばである。しかもクレジットカードが使えないことも多く、現地通貨の初使用が、ここでの交通費であることも多い。 それが、ディズニーホテルに関しては、その心配は一切ない。「地球の歩き方」を飛行機の中で血眼になって読んでいたのが、何だったのだろうと思うほどである。 ついでに言えば、このサービスについて「地球の歩き方」の記述は徹底的に不十分である。猛省を促したい。これだから、海外のガイドブックに比べて日本のはダメだと言われてしまうのである。読者の全てがディズニーホテルに宿泊するわけではないのだろうが、このサービス如何で、到着当日にプチアクティビティが変わるほどの重要事項であるというセンスは持ってもらいたいものである。 さてはて、愚痴はそれぐらいにして。 オーランド国際空港の一階・トランスポーテーションロビーの一角を見て驚いた。もう「ディズニーの世界」はそこから始まっているのである。 [ディズニーマジカルエクスプレスロビーとバス乗り場] この写真をご覧いただきたい。このロビーは空港の構内にある。 主要ホテルへのシャトルバスの案内所が、構内の小さいスペースにあることはよくあっても、これだけ堂々とホテルグループがロビーを構えている例を、私は他に知らない。 対応もスムーズである。驚いたことに、全てのカウンターに人が配置されている。そう、決してノースウエストのチェックインカウンターでは見ることのできない光景である(笑)。ちょっと人が並んでいるようでも、あっという間に順番が回ってくる。 そして、この窓口の対応が機械的ではない。完璧な笑顔での接客である。 ディズニーのスタッフは、顧客サービスに徹底した教育を行っているとよく聞くが、その対応は、ホテルロビーの一階から始まっている。 逆に言えば、情けないことに、この程度の対応すらアメリカの航空会社はできていないということになるのだが、このスタッフの対応を見ると「チップなしでも、アメリカ人も、やりゃあサービスできるやん」と呟いてしまったのである。 機内で"Coffee or Tea?"とキャビンアテンダントに高圧的に訊ねられ(本当にアメリカの航空会社のサービスは最低である)、ターンテーブルでは荷物を延々と待たされる(関空に降りたって、人より先にターンテーブルに荷物が届いているのを目の当たりにすると「ああ日本に戻ってきたな」と感じるほどだ)のが当然になっている殺伐とした心境から、温かい気持ちに戻される。 [夢の入り口経由ホテル行き] バスの中も快適である。バス特有の臭い(あれは何と表現すればいいんでしょ?)ではなく、南国のトロピカルな香料がほのかに漂う中、バスの運ちゃんも、ディズニーワールドのゲートをくぐるとき"Welcome to Disney World!!"とアナウンスする具合である(ちなみに、帰りはミッキーマウスの看板が立っていて、特に子供に向かって"ここでミッキーにGood byeしてくれ"とアナウンスされる)。 そして、一気にホテルの前に到着である。 驚いたことに、宿泊客であれば、このバスの料金は無料である。意地悪く言えば、宿泊料金の中に含まれていると考えられるが、それでもこのインフラの整備は見事である。 16時に空港に着いて、チェックインしたのは18時前であった。 2) ディズニーワールド内の「足」の確保 [遅くまで思いっきり遊んでも心配なし] ディズニーワールド内の移動のモノレールは、ディズニーホテル宿泊客は無料なのだそうだが、今回、これを私は使わなかった。 なにせ、各テーマパークのエントランスから、バスまたはボート(!)がホテルの前まで運行されているのである。しかも、開園前後1時間をカバーするように巡回運行しているので、よっぽど遊んでもホテルに楽々と戻ってくることができる。 3) 朝から晩までディズニーな雰囲気[洗面所はこんな感じ。ディズニーなアミニティが疲れを癒す] まあ、ディズニー大好きというわけでもない私でも、日常の仕事を忘れさせてくれるような内装や、所々にあるこれだけでもお土産になりそうなディズニーグッズに、嫌な気はしなかったのである。 ちなみに言えば、裏側はミッキーの顔がかたどられた石けん、ディズニキャラクターが描かれたH2Oのシャンプー・リンス・ローション(約2回分使い切りサイズ)、ミッキーが描かれたソーサー、ディズニーワールドのデザインの紙コップ、ミッキーのマウスリンス(ねずみの"mouse"ではなく、口腔の"mouth"の方である)、毎日枕元に置かれるチョコレートと、以上のグッズをお土産に持って帰ってきた。やはり根は関西人なのである(笑)。 4) ディズニーコンシェルジュ[記念写真を撮ってくるのを忘れたので、私のイメージを] ホテルには、ディズニーワールドのことなら何でもござれのコンシェルジュがいて、チケットの手配だけでなく、宿泊客のあらゆる相談に答えてくれる。 今回特にお世話になったのは、スーザンとバーバラ。このスーザンは昔のアニメのスプーンおばさんを彷彿とさせる温厚な方で、彼女とのやりとりは、いい旅の想い出となった。そして、彼女のアドバイスに従ったことで、ディズニーワールドを、より3倍は楽しめたと実感しているのである。 その具体的な内容は、またおいおい。 ところで、このサービスは英語ができる人でないと全く意味がないのは言うまでもない。 5) エキストラタイムアワー特典[このストラップのためにディズニーホテルに泊まるのだ、と言っても過言ではない] そして、最大のメリットが、エキストラタイムアワー特典である。 はっきり言って、単にホテルのグレードだけ見れば、ディズニーホテルは値段の割に合わないホテルである。ディズニーワールドに用がないのなら、フロリダ・オーランドにはバカンスをリーズナブルな価格で楽しめるホテルはいくらでもある。ディズニーグッズが欲しいのでなければ、そちらに泊まるのが明らかに賢明である。 その高いマージンを帳消しにしているのが、この特典なのである。逆に、この特典を知らずにディズニーホテルに泊まるのは、あまり意味がない。 …各ディズニーワールドのテーマパークは、それぞれ違った曜日に「エキストラタイム」という時間帯を、早朝ないしは深夜に設定している。そして「エキストラタイム」に園内に入場できるのは、ディズニーホテルの宿泊客のみなのである。 4)で述べたスーザン一押しのアドバイスが、「エキストラタイム」をフル活用することであった。彼女曰く、この時間帯には"a few people"しかおらず、いろんなアトラクションが、圧倒的に少ない待ち時間で楽しめるのだという。 彼女に忠実に従った私は、そのアドバイスにひたすら感謝することになる。 そして、これがあるなら、ディズニーホテルに泊まるのって、めちゃくちゃお得やなーと実感し、こうしてブログに書き綴っているのである。
2007年03月16日
コメント(0)

シンシナティーでの会議の後、こんなに働きづめな自分へのご褒美に、しばらく仕事から離れる時間を作ろうと思っていた。 出張の後に、数日間のお休みをいただいて、バカンスといえばここでしょうと、こんなところに行ってみた。 現地では4泊5日。フリーとなる日は事実上たった3日しかないわけであるが、遊び心を取り戻すには十分かと。 誰が言ったか知らないが「心の洗濯」とは素敵な言葉である。[フロリダ・オーランドへ] アメリカのバケーション、そして老後をまったりと過ごす場所と言えば、何といおうとフロリダである。温暖な気候。眩しい海。数あるテーマパーク。まさに、リゾートである。 さて、フロリダに行った場合のポイントであるが、よく考えないといけないのは「フロリダに何を期待して訪れるのか」である。 さすがリゾートの本場、美しいビーチでのんびりするもよし、ケネディ宇宙センターで宇宙に思いを馳せるもよし、デイトナでカーレースに絶叫するもよし、ゴルフ三昧の日々もよし、世界最大規模のマリンパークであるシーワールドで、海の神秘に魅せられるもよし、である。 欧米の典型的なバケーションスタイル、数週間単位でバカンスに旅立つのであれば、こういったところをハシゴできるのだろうが、短期集中型の日程を余儀なくされる日本人旅行者にとっては、叶わぬ夢だろう。 従って、大胆な取捨選択が要求されるのである。 [テーマパーク攻略には「地球の歩き方 リゾート」が「地球の歩き方 フロリダ」よりおすすめ] そんな中、注目はテーマパーク。 関西人にはおなじみのユニバーサル・スタジオ・フロリダとともに、やはり大本命のスポットとしてウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)は外せない。 …フロリダ初体験の私は、そんなわけで「ベタだ」と罵られようと、脇目もふらず、この限られた期間は、ただただひたすらディズニーワールドの世界に浸ろうと、この地に降り立ったわけである。[それは、このオッサンの夢から始まった] いわゆる「ディズニーランド」は、ディズニーの創始者・ウォルト=ディズニーのこんな思いつきがきっかけだったと言われる。 『娘と一緒に遊園地に行った時、娘がメリーゴーランドで遊んでいる間、父親である私はただそれを眺めているしかなかった。どこかに子供も大人も遊べる遊園地はないものだろうか』と。 …それを自分で創ってしまうあたりが、金持ちの考えることは違うと思い知らされるのだが。しかも世界に5つも。太陽が昇る間、世界のどこかで自分の世界で楽しんでいる人がいるように、との想いがあるらしい(ただ、東京ディズニーランドが開園したのはウォルト=ディズニーの死後なのだが)。 この5つとは、開園順に記すと以下の通り。●カリフォルニア・ディズニーランド・リゾート●フロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート●東京ディズニーリゾート●ディズニーランド・リゾート・パリ●香港ディズニーランド 蘊蓄を垂れれば、「最近の二つは営業的には?」だとか、記述は続くのだが、長くなるので、フロリダについて話を戻して。 このうち、2番目に開園したフロリダのものが面積・規模として最大である。 まさに「ワールド」と冠するにふさわしい『4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、6つのゴルフコース、レースサーキット、20のリゾートホテル等を内包』し、他にもショッピング&レストラン買いであるダウンタウン・ディスニーも含め、世界最大のアミューズメントリゾートなのである。 ガイドブック情報のそのまんまであるが、『ディズニー・ワールドの総面積は約110km。ニューヨークのマンハッタンより広く、山手線内の1.5倍』なのだそうである。 この規模を考えると、たった数日ではこの広大な世界を隅々まで楽しむことは不可能である。 それをあの手この手を使って、できるだけ攻略した模様をお届けしたい。 仮に、この夢の世界へ訪れる方が、何かの拍子にこのブログに辿り着かれたのであれば、少しでも有益な情報をお伝えできれば、とも思う。 先ほど、4つのテーマパークと言ったが、今回はディズニー版動物園(かなり強引な解釈であるが)の「アニマルキングダム」はスルーして、以下の3つのテーマパークに行ってきた。[未来の生活と世界旅行がテーマのEPCOT][東京ディズニーランドのモデルとなった、マジック・キングダム ][めくるめく映画の世界へ、MGMスタジオ ] さて、今後の記述について、重大なお断りを。 それは、「東京ディズニーリゾート、だーい好き」的な、熱狂的な東京ディズニーリゾートファンには、不快な表現が含まれる可能性がある、ということである。 ただただ、申し訳ないが、はっきり言って私はもう「東京ディズニーランドに行ける身体」ではなくなってしまった。 その意味は、おいおい具体的にご理解いただけると思うが、端的に言えば、フロリダを経験してしまえば、スケールが違いすぎて、東京のがバカバカしくて行けないという感覚になってしまうのである。 以降、その点をご了承いただけるよう、お願いしたい。
2007年03月15日
コメント(0)

私が所属しているグループのメンバーは、どんどん人員が増員されて、地域別に見ればUS(アメリカ)から40%、ヨーロッパから45%、ラテンアメリカから10%、アジアから5%という割合で構成されている。 どうしても会社の持ち回りの会議となると、本社のあるUS、それから人員の多いヨーロッパで交互に開催されがちになる。 そんなわけで、ちょっと観光都市とはいいがたいシンシナティはまだしも、街並みがあれほど魅力的なブリュッセルでさえ、「あー、ちょっと飽きたかも…」なんて小生意気な発言をぶちかませる小僧になってしまっているわけである。 ところが、今回はそんなマンネリを打破する画期的な流れになりそうなのである。 会議の最後に、このグループミーティングの次回の話となったとき、年に2回を目処に実施することとともに、開催場所について「USの次はヨーロッパというのは、何となくベタだよねー」的な流れになったのである。 最初は、この意見は当然ながら、ヨーロッパ勢から出てくる「お約束」(みんないろんなところに行ってみたいのである)として語られていたのだが、今回はビザの関係で、南米の担当者が参加できていなかったという切実な問題があったことを踏まえて、「本当に全員が集まれる場所は南米なんちゃうん?」というマジトーンになって、結局、じゃあ次回は9~11月の都合のいい時期にカラカスで、という仮結論に達したのである。 私は、まだ南半球に行ったことがない。「季節が逆転する感覚」を一度は体験してみたかったのである。 でも、カラカス(ベネズエラの首都である)の位置を地図で見たらこんな感じであった。[南米の国々、それから赤道の位置関係はちょっと"そら"では思い返しにくく…] うーん。残念ながら、カラカスは北半球にある。そもそも、ベネズエラ国土自体が完全に北半球に属しているので仕方がないが。 ちなみに、スペイン語で「赤道」を意味する国名を持つのはエクアドルの方。昔、クイズ研時代にかじった知識の一部が曖昧になっているのを痛感する。まあ、赤道上に領土を持っていないくせに「赤道ギニア共和国」なんて名乗っている国もあるので、名前なんてそんなもんだが(笑)。 しかし、この展開は私にはびっくりであった。単に会社全体が負担するメンバー全員の交通費を考えれば、どう考えてもUSかヨーロッパで行うのが安上がりなのである。それが、こんな流れで南米になるなんて…。 南米なんて、一生でそう何回も行くことはないだろう。なにせ遠い。こんな看板で凹んでいるレベルではないのである。[こんな看板なんて可愛いもので] 調べてみたら、日本からは直行便は当然ない。感覚的に地球の裏側なので当たり前だが。 アクセスするとしたら、地球の歩き方曰くニューヨークやマイアミ経由になるという。だとしたら、これらの都市にも関空からの直行便がないので、少なくとも飛行機を3本乗り継いでの旅程となる。というわけで、移動のトータル時間だけでも、24時間を超えそうな勢いなのである。 加えて、会社のpreferred指定を受けている航空会社を使おうものなら、凄くややこしいルート経由となる可能性がある。空港で仮眠するなどという事態が発生するなら、それだけでもちょっとしたアドベンチャーである。[ポジティブシンキングでいきませう] ただ、こうしたチャンスがあるというのは、本当に有り難いと思う。 その時期の前後になってみないと分からないが、もし若干の休暇を取らせてもらえる状況にあるのなら、余暇の数日間にマチュピチュ・ナスカの地上絵・イグアスの滝・ガラパゴス諸島など、そうやすやすとは行けなさそうな場所に立ち寄ってみるのも一計かな、と思うのである。 なんて、仕事の内容にあまり触れないこのブログなので、旅のことを中心に書いてみたが、もっと楽しみなのは一緒に仕事をしているメンバーと再び顔を合わせることができることである。 名前だけはメールで見たことがあるけど、顔と名前が一致しなかった、というメンバーとの仕事は、帰国後に早速始まっている。このチームビルディングが、コラボレーションを生んだのである。 次回顔を合わすときは、もっと具体的な成果を伴って、そしてその成功を互いに祝えるような状況でいたいものである。そうするためにも、また頑張らなくてはー! …以上で、仕事の米国出張報告は終了である(早っ)。 次のエントリーから、怒濤のマイアミ休暇編である。ニューヨーク以上の長編となる予定であるが、よろしくお付き合いを。
2007年03月14日
コメント(0)

今回のミーティングの目的の一つが、チームビルディングだと3/12のエントリーで述べた。 よくリクルーティングのプロセスで「外資系なら、仕事終わりの呑み会は少ないんですか?」と学生さんに尋ねられる。一般的な日本企業で、どれほど呑み会があるかは知らないが、少なくとも、うちの会社の日本オフィスに限っては、強制的な雰囲気のある呑み会は少ないと思う。ただ、好きな人は勝手に呑み会をセットアップして出て行くし、部署によっては、平均的な日本企業よりも呑み会の機会は多いと思う。 私に関して言えば、1~3年目に所属していた営業支援システムセクション時代に、週に一回は呑み会があったのを思い出す。別に営業支援だから呑み会が多いのではなく、その当時に所属していたメンバーに、呑み会が好きな人が多かったからに他ならない。 前もって連絡しておかなくても、金曜日の夕方頃から、「もう呑みに行かなあかんやろ」的な雰囲気が漂ってきて、そのまま会社周辺に繰り出すという生活を送っていた。お酒が呑めないくせに車通勤の私の車は、よく金曜日の晩に活躍したものである。 では、アメリカやヨーロッパではどうか。 日本のオフィスに比べると、仕事終わりでのいわゆる「呑ミニケーション」は圧倒的に少ない(無いわけではない)。 これは一つに「仕事終わりは家族との時間」という意識があるからだと思う。それに、オフィスまでの足が一般的に車であることも大きい。呑んだ後、公共交通機関で帰宅できるインフラが当たり前の日本とは、環境が異なるのである。 日本なら、新メンバーがチームに加入すれば「歓迎会」が晩にセットアップされるが、アメリカなら、午前中にミーティングルームでスタンドアップアナウンスメント&軽食会か、ランチセッションが持たれるのが一般的である。 これは、別に会社が個人主義をベースに動いているというわけではなく、単に仕事と家庭のバランス、哲学の違いが反映されているに過ぎない。外資系だからチームワークを軽視している、というわけでは決してないのである。 それの証左に、今回の会議では「チームディナー」と称して、こんなアクティビティーが催された。[チームみんなでクッキング] この試みは、入社7年目の私も初めてである。チームの秘書さんによる企画の勝利と言ってもよい。 ある一軒屋レストランを一晩借り切ってのチームクッキング&ディナー会である。 店側が、材料を用意した上に料理法を記した紙を配ってくれる。その指示に従って、みんなで料理をするわけである。 このお店は、以前に新入社員研修で使ったことがあるのだとか。 アメリカでは、社内オリエンテーション企画のコンサルテーション会社があるそうで、そういった提案も加味しているのだろうが、それにしても、こんなことをよく思いついて、そしてアクションを取れるものである。 [こういうイベントではみんな熱くなる(なお、赤い服を着た女性が私の上司)] うちの会社の社員の特徴というか、社風がそうさせているというか、はたまたそういう気質の人が入社を希望しやすいのか、採用されやすいのか…。この考察は「チキン&エッグ」であるが、いやはや、こういうイベントでは、全員異様に盛り上がるのである。 これは、私がこの会社を気に入っているポイントである。社内トレーニングにおける、チームロールプレイとかオリエンテーションでは、みんな一切妥協を許さない。大人げないぐらいである。 社員の多くは、仕事上の「オン」と、プライベートの「オフ」の切り替えが上手だと思う。 私見であるが、これは、オフィスがいわゆる大都会ではなく、アメリカの田舎にあるという風土が影響しているのだと思う。決してずっとカリカリしているのではなく、どこかのんびりした雰囲気があるのである。 [店の外のグリルで豪快にステーキを。メチャうまだった] 家でほとんど包丁を握らない私は、ややサボリ気味(爆)でこのイベントを終えたのだが、邪魔をしないという方向性でチームに貢献するというのも重要だと思うのである(苦笑)。 4月の中旬に東京で、今度は私がホストメンバー側となって、アジアベースのこうした会議を執り行うことになっている。チームクッキングができる場所はさすがに無いとはいえ、チームビルディングのためのアクティビティーは趣向を凝らしたいと、改めて心に誓ったイベントであった(そして会社も、ある程度こうしたイベントの開催に寛容なのである)。 うーん、でも、何しよっかなぁ。
2007年03月13日
コメント(0)

3月に入ってから、完璧にアホ満開のコンテンツをお送りしてきたのであるが、帰国して、ようやく私も自分が社会人であったことを思い出してきている今日この頃である。 とはいえ、この文章を書いているのは3/20の火曜日…ただし、朝5時(爆)…まだ時差調整が終わってなくって、本当に大丈夫なのかと自問しながらのブログ更新である。 いつの間にやら、完全に旅ブログモードになっていたのであるが、若干自分へのリハビリも込めて、今回の旅、じゃなかった、出張の目的を。 私の勤める外資系企業の本社は、オハイオ州シンシナティーにある。 今回は、別に花粉飛び交う日本列島から脱出するためでも、ニューヨークで現実逃避をするわけでもなく(完全には否定できないが)、私が所属するグループのミーティングに参加するために渡米してきたのである。 このグループ、大体20人ほどで構成されているのだが、この中で日本人は私だけ。 アジア人と言えば、中国人・スリランカ人と、国籍は台湾だが完全に二世でむっちゃネイティブイングリッシュスピーカーの私の上司の4人だけである。 この一週間、日本語の会話は当然皆無。朝から晩まで英語である…なんて書くと、恐ろしい環境のように思われるかもしれないが、慣れとは恐ろしいモノで、私のような入社当時英語パッパラパーだった人間でも、会議では何とかなってしまうのである。 仕草や声色、そしてビジュアルエイドも人間のコミュニケーションでは大切な要素なのだな、と痛感する限りである。[今回の滞在は天候に恵まれて。晴れ晴れとした気持ちでダウンタウンへ] こんなことをブログで書くのもどうかと思うし、油断大敵なのだが、今私の仕事はうまくいっていると思う。4年半前に私がこのアサイメントに就く際に描いていたビジョン通り、いや、それ以上にプロジェクトがうまくいっていて、怖いぐらいに順調なのである。 アメリカに本社がある外資系企業では、得てして日本を初めとするアジア勢は、北米にあるいはヨーロッパに学んで追いつき、プロジェクトの中での発言権をいかに高めるかという、若干の政治的要素を考慮しないといけないものである(そして私の会社の多くの分野でもそうである)。 ところが、私が勤務するある当該分野においては、日本がぶっちぎりで他の地域よりも進んでいて、それでいて、古くからこの分野に携わってきた私は、こういう国際会議の場で、ちょこっと大きい顔ができるのである。これは、なかなかないシチュエーションである。 2002年の10月。社内でこのプロジェクトがブリュッセルでスタートした時、会議に出席していたのは10人程度。出席者は、日本おろかアジアからは私だけ。 それが、今やシステム部だけでも3桁を超える担当者が各地に配置され、様々な担当部署にサービスを提供するまでになった。 そう思えば、感無量である。 この分野は、社内でもまだまだ伸び盛りで、人員を補充するトレンドにある。 その中で、全社内でも、私が最も古株の人間になってしまった。 というのも、発足当時の10名で、未だにこの分野に残っているのは私だけなのである。 私のキャリアは、このプロジェクトとともに歩んできた。もうしばらく頑張っていたいと思う。 今回のミーティングは、新しくプロジェクトに参加するメンバーとのネットワークを構築するというチームビルディングの要素も強く、非常に楽しみな出張だったのである。 とまあ、ダラダラ仕事の話を書いていても、具体的に何をやっているのか書けるわけでもなし(これでもシステム部勤務なので、プロジェクトは全て社外秘なのである)、いきなり記述はシンシナティーの話題へ。[♪Take Me Out To The Ball Game~♪] …といっても、シンシナティーは田舎である。 とある雑誌の企画で「独身者にとってアメリカで最も退屈な都市はどこか」というアンケートで堂々のワーストに選出された、ポップでキュートな都市。それがシンシナティーである。 とはいえ、私はこの都市が嫌いではない。ダウンタウンの風景は都会である一方、本社から歩いて10分のところに、いきなりシンシナティーレッズの本拠地(野球場)がその全貌を現す、牧歌的な雰囲気は捨てたものではない。[田舎っちゅってもスタバはあるがな] …が、しかし。正直言って、観光には残念な都市である。 1年半前、2週間のシンシナティー出張があった。 海外に出れば、貧乏性も発揮して、休日はあっちゃこっちゃと物見遊山で見て回るこの私(最近のエントリーを見れば分かっていただけるかと)が、なんと…。 日曜日にすることがなくて、ホテルで爆睡 していたほどのガックリ都市なのである。 [シンシナティー名物・リブを食しに] この度の一週間の滞在経験を通じて、仕事以外でブログに書けるネタを色々考えてみた。 …で、こんなオチでいかがか、というネタに行き着いたので、そんなところで締めてみたい。 今回のオチは変則的なので心してお読みいただきたい。 この「モンゴメリーイン」はシンシナティー名物(らしい)の美味しいリブを出す店として、評判の店である。事実、あとでザガットを見たら22点であった。 残念ながら野球はオフシーズンだったのだが、球場の近くの店らしく、昔懐かしい選手のサインや、記念のユニフォーム、サインがレジ前に展示されている。 そうこうする中、こんなレアな、っていうか確実に世界で一つの、一品が展示されていた。[June 28, 1997] 突然であるが、問題である。『さて、これは何でしょう?』 ヒントは、世界ヘビー級タイトルマッチ、である。多分シンシナティーは関係ないっす。 なーんて、コメント欄に正答を言い当てる有志がブログにアクセスされることを祈って、若干イレギュラー気味に終わってみるのも、いとをかし。
2007年03月12日
コメント(0)

旅の途中でも食事は一日三食。デザートとか変わった飲み物の報告を入れたら、一日一エントリーが原則のこのブログでは、それだけでコンテンツ数がオーバーフローしてしまう。 というわけで、以下では、ニューヨーク定番とかお約束とかマイブームのお店を駆け足で紹介したい。別に独立のエントリーを割いていないから、思い入れが小さいというわけではなく、以下のお店は比較的他のニューヨークブログでも取り上げられているので、私のブログで大げさに取り上げなくても…という、ちょっとしたためらいががあっただけである。 どれも、日本では味わえない、そして私がニューヨークを実感するお店である。●カーネギーデリ ニューヨークのデリといえば、ベタであるがここだろう。デリながらザガット21点である。 [老舗有名店の一つ] 名前が示唆するとおり、カーネギーホールの真ん前という絶好のポジションにありながら、怒涛のコストパフォーマンスを誇る有名店である。 [とにかくでかい…これがアメリカンサイズ] カーネギーホールでの演目の前後の時間帯はドレスアップした紳士淑女で賑わうが、そんな連中にこんなサイズの料理を出しているのか、と驚愕のボリュームである。 日本人なら、二人で一皿で充分である。 [よりどりみどりのカウンター] なお、タイムズスクエア周辺に宿を押さえているなら、このカーネギーデリは徒歩圏内にあたる。そうした方への私のおすすめは、テイクアウトしてホテルで朝食、というパターンである。何せ晩4時まで開いているくせに、朝6時開店なのである。 ほとんどコンビニ状態、ニューヨークのあなたの台所、と言ってもよい。 そんなあなたに、是非コレをオーダーしてもらいたい。[やっぱりオーダーは定番・パストラミサンド] パストラミ(pastrami)とは「牛肩肉の薫製」のことで、原語はヘブライ語である。発音記号で書くと"pэstrα':mi"となり、第二音節にアクセントがある。カタカナで頑張って表現すると(あくまで私の語感では)「パストゥルァーミー」という感じである。 何でこんなに一生懸命発音のことを書いているのかというと、この単語がなかなかカウンター越しに通じないからである。飛行機の騒音の中で「water」をキャビンアテンダンスさんに伝えるのと同じぐらいコミュニケーションが難しい(実は"water"(現地では「ウォラー」に近い)の発音は意外に厄介なのである…昔、「英語でしゃべらナイト」で元大リーガーの長谷川滋利がこの難しさを力説していて、思わず首肯したものである。なお、長谷川は"a cup of water"と表現すると分かってくれる、と言っていた)。 …ちなみに、今回もカウンター越しにヒスパニックの兄ちゃんに、一発でオーダーを通すことはできなかった。二回言ってダメだったので、スペルを読み上げる始末…まだまだ修行が足りないのである。 ただ、そんな苦労も簡単に報われる一品である。できるだけ温かいうちにどうぞ。 なお、この店はキャッシュオンリーである。お気をつけて。●ジャクソンホール アメリカに来たからには、本場のハンバーガーを食らってやろうと、この店へ。 ゴスペルツアーのガイドさん曰く「コストパフォーマンスとの総合評価で考えたときに、是非行って体験してほしいお店」とのことで、「地球の歩き方」には載っていないし、web上では、多くの方が絶賛している他の店があることを知りながら、あえてここに行ってみた。#なーんて言っていたら、このお店を絶賛しているブログを後から発見→コチラ [ロゴとザガット評価] ザガットによると、ニューヨークに7店舗存在するこのお店。 Food評価は15点と辛目の評価であるが、他のメニューとの相殺でこの評価なのかもしれず、あくまで狙うは本丸・ハンバーガーである。[店内は地元の人で一杯] 活気ある店内。15分ほど待っての着席となった。 なお、ガイドさんによると「スープもおすすめ」とのことであったが、私が訪問した日は取り扱っていなかった。ここにお立ち寄りの方がいらっしゃるかもしれないので、備忘録まで。 [これぞ本場のハンバーガー] で、これが、いかにも「アメリカンな」ハンバーガーである。10オンス…約300グラムパティの迫力である。 ハンバーグがメチャクチャ分厚い。マク○ナルドなんて目じゃないボリューム。パンではさんで食べるというより、フォークとナイフで食べるハンバーガー。これがやはり現地の一皿である。[このボリュームは特筆モノ] このハンバーガーの分厚さを伝えようと、私の指で恐縮であるがその比較を。 標準の男性の人差し指と比較して、その厚みは第一関節(DIP関節)と第二関節(PIP関節)の間の分厚さである。 …なーんて書いて、このサイズが伝わるであろうか? ちなみに、味の方は…正直、最後の方に飽きがやってくるのは仕方がないかもしれないと思ったわけで。ただ、育ち盛りの若人ならば、全然平気なサイズなはずである。●エイリーンズ 最後におすすめスイーツを。 過去3回ニューヨークに来ている私であるが、ガイドブックに従って最初にここを訪れてから、どうしてもこの味が忘れられず、都合3回、今回も立ち寄ったほどのお店である。 どうやら、地元との雑誌の企画でニューヨークNo.1チーズケーキ屋さんに何度も選ばれたことがあるそうなのだが、私的には全く異論のない結果である。[見逃しそうになる小さなお店] 場所は、ロリータのKenmare St.沿い。最寄り駅は、地下鉄6のSpring St.。 周辺に適当なランドマークがないので、こんな杜撰な記述になっているが、ご容赦を。[そして小さな厨房] 店内は7-8席しかスペースがなくて、座れたら超ラッキー。 ダメだったらテイクアウトするか、店の前の小さな公園のベンチに腰掛けて、いただくことになる。[眩しすぎるカウンター] ここのチーズケーキは、小ぶりで(テイクアウト用に大きなサイズもあるけれど)、控えめな甘さが特徴である。日本人向けといってもいいかもしれない。 種類については、ブルーベリーが載っていたり、バナナとこのコンビネーションがあったりと様々(そして多分どれも$2.5)で、どれを選ぶかレジの前で苦悶することになるのだが、そんなあなたには、私はあえてプレーンを推したい。プレーンが一番ここのチーズケーキの本質を楽しめると思うからである。[これでやっと$10] ただし、クレジットカードは$10以上で受け付けてくれるということで、$2.5のドリンクと組み合わせて、こんな感じ(上記)でやっとクレジット払いが可能となるのにはご注意を。 まあ、私みたいに3つ食べても(実際は、ソフトな味わいなので結構ペロッといけるのである)平気、という甘党の方には問題ないのだが。
2007年03月11日
コメント(0)

ヨーロッパ人に言わせれば、食文化が根付いていないだとか、レストランでのチップが異常に高い(ヨーロッパでは支払額の10%が目安なのに対して、ニューヨークで大体15-20%)と陰口を叩かれるアメリカであるが、ニューヨークに関しては、レベルの高いレストランも多いと思う。 滞在中、一度は贅沢しようと(もうピーター・ルーガに行ったからええやないか、と言われそうな気もするが)、事前に予約して行った店がある。 まず考えたのが、ニューヨークで敢えてフュージョンジャパニーズを食するというプラン。 ザガットで安定した評価を得て、もはやニューヨークでも押しも押されぬ有名店となったノブや、私が雑誌で見かけて興味をそそられた、新オープンのモリモト(サイトは音が鳴るので注意)(そう、「料理の鉄人」の三代目和の鉄人の店なのである)などにも興味をそそられたのであるが、今回はもうちょっと冒険してみようということになった。 [2007年ザガット、注目のジャパニーズの評価はこんな感じ。順に27点・23点] で、ピックアップされたのが、2005年12月にオープンしたGiltである。 元々は、29歳の新鋭・ポール=ライブラントがオーナーシェフを務めていたが、あまりに斬新すぎるスタイルに、一部ニューヨーカーからの不評を買って、昨年夏にオーナーを解任。代わりに10月からフィラデルフィアの人気レストランのクリストファー=リーを迎えて再出発したレストランである。 このため、ザガットではFoodのスコアは付せられていないが、Decor(店内装飾)・Serviceで27・28とハイスコアを叩き出しており、依然注目のレストランなのである。 その上、調べてみれば3コースで$78ということで、他の高級レストラン、アラン・デュカスやパー・セに比べて敷居はそれほど高くない。 というわけで、早速突撃!である。[吉と出るか凶と出るか] 場所はマディソンアベニューと50丁目の角にある。何のことはない、ロックフェラーセンターから2ブロック東、セント・パトリック教会から1ブロック東(っていうか真裏)の五番街中心部である。 ついでに言えば、3/2のエントリーで紹介した"Chamber Magic"が開かれるホテル・ウォルドルフ アストリアから北西に1ブロック。実際には、私はマジックを見た後でこのGiltに向かったのである。[昔の財閥の私邸をホテルとしたパレス・ホテルのメインダイニング] Giltはバーとダイニングを併設している。 キッチリ予約を入れていった私であるが(webで簡単に予約ができるが、その後到着48時間前に電話でリコンファームしなければいけない。といっても、店の留守番電話に必要事項を吹き込むだけだが)、最初はバーの客と勘違いされて10分ほど待ちぼうけを食らってしまった。店員さんも「お酒が呑めないから、ノンガスの水をくれ」と言って所在なく座っている日本人の姿を見て、変に思ってほしかったのだが。[スタイリッシュなバー。ここだけで楽しまれる方も多数] とまあ、ちょっとした行き違いはあったが、しっかり「腹減った」ということをアピールして(笑)、ダイニングへ。 ザガットでも高得点を得た、落ち着いた店内が目前に広がる…まあ、元々は財閥の邸宅だったので、それを生かした造りになっているのだろう。 [落ち着いた内装も高ポイント] このお店の「3コース」は、「ファースト」の8皿(コールド4品・ホット4品)から1皿、「セカンド」の8皿(オーシャン4皿、ランド4皿)から1皿を選択し、それにスターターとデザートが付く、という構成になっている。 メニューを広げて、見慣れない単語と格闘しながらも、何とかオーダー。 余談になるが、いかにビジネスで英語を使っているとは言っても、レストランでのオーダーはよく分からない単語に悩まされる。使われるボキャブラリーが全く違うので、ビジネス英語の知識は余り役に立たないのである。未だに魚や野菜の名前ははっきり覚えられない…実は、旅行者にとって電子辞書が一番活躍する場面はレストランなのではないかと思う。 そのうち「特定の食べ物でアレルギーはないか、ベジタリアンではないか」と聞かれて「No」と断言すると、まもなくスターターがやってきた。[シェフのお薦めスターター] このスターター、すっかり舞い上がっていて、ウェイターの説明を全く聞いておらず(っていうか、フランス語訛りだったので途中から聞き流していた)、一体何が入っているのかよく分からなかったのであるが(爆)、とにかく爽やかで美味であったのは間違いない。 この一品で、テンションが高まってきた。 そして、さりげなくパンも美味である。3種のパンを順に全種類食べてみたが、どれも当たりであった。薄く削った炭の上に載って出されるバターと塩もオシャレで、メインディッシュへの期待が高まるのである。 で、最初の一品が。 [ファーストディッシュ] 順に『カナディアンロブスターとブラッドオレンジ、トリュフポットパイを添えて』と『フォアグラのトーション、トーストを添えて』である。 ともに、添えている一品とメインがマッチして新鮮な味わいである。若干小振りな感じはしたが、実は先ほど述べたパンが美味しくて、どんどんそれだけで胃の中に収まってしまって、最終的には満腹感に浸ることができたので、実際は気にはならなかった。 [セカンドディッシュ] そして、セカンド。順に『鹿肉のマカデミナナッツ添え』と『ツナロール、赤ワインソースとフォアグラソース』である。 …実は、この『鹿肉のマカデミナナッツ添え』が私には微妙な感じだったのである。正直、ちょっとしょっぱい感じで、ここで若干テンションが下がってしまった。付け合わせも悪くないのだが、このメインのパートが風合いを殺してしまっている感じがして、これだけが残念。 もしかしたらセカンドの一品でこれが一番のハズレだったかもしれない。…事実、ツナロールの方は絶品だったらしいので。 [デザートもしっかり] で、気を取り直してデザートへ。先ほどから述べている、パンをしっかり食べていて(逆に言えば、パンが無くなるのを見て、すぐにウェイターが駆けつけれてくれていたということで、サービスは悪くなかったのである)、しっかりお腹は一杯だったのだが、デザートはやはり別腹なのである(私は男であるが、お酒が呑めないこともあって、結構な甘党である)。 というわけで、ここには写っていないが、アールグレイとチョコレートムースを。なお、シャーベットは、ココナッツ・チョコレート…などから4つを選択する形式であった。 先ほどの減点を取り返すというわけではないだろうが、これはどちらも美味であった。チョコレートも生チョコの風味が生きていて、ブリュッセルやパリといった「チョコレートと言えば」の本場のデザートを彷彿とさせる嬉しい出来映えに仕上がっていた。[最後に嬉しいチョコレート] そしてまだまだ帰さぬと、怒濤のトドメのチョコレート。日本の黒塗りの器一杯にウエイターが「いくらでもどうぞ」と言わんばかりに差し出した珠玉の一粒に思わず手が伸びてしまう。 …というわけで、全体的に満足度の高いディナーだったといえるだろう。序盤でバーの客と勘違いされ、放置された時間帯を除けば、サービスも行き届いていたし、メニューで分からない単語(大抵はフランス語だったので体面は保てたが)も、私の拙い英語力を慮ってか、丁寧に説明しようとする意図が汲み取れた。 前シェフの時代は、評価が二分されていたこのGilt、私がテイスティングした限りでは25点ほどの評価だと思ったが、果たして来年のザガットの評定はいかばかりか。
2007年03月10日
コメント(0)

3/8のエントリーの続き。いよいよゴスペルの始まりである。 といっても、ゴスペルの定義と言われて、正しく記述できるだけの素養も教養も造詣もないので(宗教観に疎いのは日本人の良いところでもあり悪いところでもあると思う…と開き直ってみる)、それって何や、という質問にはウィキペディアのこちらを読んでいただくことにしたい。 ここでは、日曜日の午前中にハーレムの教会で演奏される音楽、という文脈で「ゴスペル」という言葉を用いることにする。端的に言えば、日曜日に教会で開催されるコンサートのことである。 が、もちろん宗教行事であるので、あまりにカジュアルすぎる服装で訪れるのは避けた方がよい。[First Corinthian Baptist Church] 今回訪れたのはFirst Corinthian Baptist Churchという教会。比較的大きな教会である。 このサイトにあるように元々は劇場として建設されたので、バルコニー席(二階席)があって、観光客はこちらからステージを眺めることになる。[観光客はバルコニーシートへ] 日本では、ゴスペラーズというグループがあって、ゴスペルとアカペラ(無伴奏での合唱・重唱)とを混同しがちであるが(事実、私がそうだった)、ここでははこのステージ左側に見られるように、バンドがその伴奏を担当していた。 [ステージはこんな感じ] 午前11時にイベントスタート。牧師さんの演説からのスタートである。 この演説は、よくある教会の厳かな「説教」という感じではなく、相当感情的な、むしろ内容を無視すれば選挙期間中の大統領演説のような激しく扇情的な内容であった。 相当な早口でスラングも多く、私のようななんちゃって外資系社員程度の英語力ではヒヤリングが相当厳しかったのだが、分かった範囲で要約すれば「隣の人を愛しましょう」「神は貴方のことをいつも見守っているのですから」的なことを熱く語っていた。 その後、いよいよ合唱のスタートである。 ゴスペルはいわゆる賛美歌(大変失礼ながら、お経ほどとは言わないが、私のような無信教者は眠たくなる)とは異なり、いきなりアップテンポでノリノリに始まる。 観客の一部の「分かってそうな人々」は、サビのところで一緒に歌ったり、手のフリを合わせたり、立ち上がったりしていたので、ある意味「お約束」の楽曲だったのだろう。私のような、ミーハー観光客は、場を乱さぬよう必死に周りのマネをするのが精一杯であった。 そのうち、手拍子をするパート、隣の人と手を繋ぐパートなどコツも分かってきて、楽曲の鑑賞に集中できるようになる。最初は9人だけだったステージも、どんどん人が増えてきて、会場もヒートアップしてくるのが感じられる。 楽曲で知っている曲(と言っても曲名は分からず)は一曲だけであったが、固定観念としてあるキリスト教のイベントと相当異なる雰囲気にただただ圧倒されるステージであった。ツアーのグループの隣に座っていた妙齢の黒人女性にハグを求められるなど、慣れないことばかりではあったが、雰囲気は最高潮である。 演奏三曲目が終わった頃、1階席にいらっしゃった信者の一人の女性が感極まって、「ハレルヤ! ジーザス!」と大声で連呼するというハプニングが発生した。この方の歓喜は5分ほど続いていたが、教会の担当の方が冷静に対処されており、つつがなくイベントは終了した。#こうしたことはよくあることらしく、会場には看護婦さんも待機しているらしい。[名残惜しくもクロージング] 最後は、廊下でチップ(コインでは失礼に当たるので紙幣で)をかごの中に入れて退場。 高々1時間弱のステージであったが、なんともただただ圧倒されるばかりの時間であった。 途中で感極まった方の気持ちも理解できる。日常生活で辛かったこと、何か罪悪感を抱えていたことが想起されて、一気に気持ちが解放されたのだろうと思う。それほど神秘的ながら前衛的な、そんなイベントであった。 この感覚は他に喩えようが難しい。独特の文化だとしか言いようがない。 やはりニューヨークに観光に来れば、どちらにせよ、多くのお店も閉まっていることだし、日曜日の午前中はハーレム&ゴスペルで決まりである。 このあと、2時ごろから始まるマチネー(ミュージカルの昼公演)にも充分間に合うので、是非プランに組み込んでいただきたい。
2007年03月09日
コメント(1)

原則的にはパックツアーを利用しない私であるが、効果的に特定の地域を回るのには、現地でのツアーに参加することがある。3/3のエントリーで触れた、国連本部などのように参加しないとアクセスできない場所を回る際や、現地での「足」が効率的な場合は、積極的にツアーを利用するのがいいと思う。 今回は、日曜日(ブログの日付とはズレがあるが、現地時間4日の午前中)は、ハーレムとゴスペルツアーに参加した。この模様を2回のエントリーに分けてお送りしたい。 ハーレムは歩いて見所を見て回るには広すぎ、また、効率的に見所を回ってくれるガイドさんの存在で随分時間が短縮できるので、このツアーは観光客には有効だと思う。 ゴスペルは日曜日にしか開催していないので、ツアー自体の催行が日曜日に限られてしまう。ニューヨークにお越しの際は、ぜひ日曜日が旅程に入るよう調整し、ツアーに参加していただきたい。 ハーレムと言えば、110丁目より北の地域。感覚的にわかりやすく言えば、セントラルパークより北の地域を指す通称である。行政上の名称ではない。 [ステレオタイプなハーレムのイメージ] 上の二枚は、ハーレムの一部で撮影したものである。 日本人は「ニューヨークのハーレム」と聞くと、治安の悪さを懸念され、このような情景を頭に浮かべられるのではないだろうか。 …こうした風景は、今やハーレムのごく一部に過ぎない。まず、このツアーはその事実を教えてくれる。 事実、恥ずかしながら、私はこのツアーに参加するまでイスラム教で言うところのハーレム(ハレム)・男女の節理ある隔離を指す言葉と、ニューヨークのハーレムは同じ語源の言葉だと思いこんでいた。 調べてみれば、前者はトルコ語(またはアラビア語)の原義「禁じられた場所」でスペルは"harem"。ニューヨークのそれはオランダ語の「楽園」という言葉に源を発し、スペルは"harlem"。全く異なる言葉なのである。 ほとんどの日本人は、ハーレムの現状を理解していないのではないだろうか。 もうハーレムは一昔前(といっても10年単位で遡った話であるが)のように、暴動が頻発するような地域ではなくなっている。 そのことを別の風景からお話ししたい。 [こんな綺麗な教会が] 元来、オランダ語の「楽園」が暗示するとおり、ニューヨークのハーレムはもともと高級住宅街だった。20世紀の初めに地下鉄・ブロードウェイラインが開通し、その沿線に白人向けの住宅が造られたのである。 それが、第一次大戦後の不況とともに、それらが空き家となった。変わって南部からニューヨークで職を求めて移住者が流れ込んできて、一気に勢力図が塗り替えられたのである。 ハーレムを歩くと、美しい教会や住宅を多く目にすることができる。これらはこうした歴史的背景を理解しておかないと咀嚼できない。「地球の歩き方」をはじめ、日本のガイドブックの多くは「歴史的背景」の記述が貧弱であるのが残念である。[こんな教会もいい雰囲気である] 南部から流入してきた移住者とともに、ジャズ文化もハーレムにもたらされた。その舞台の一つとなったのがこのアポロシアターである。[アポロシアター] アポロシアターのある125丁目はハーレムの目抜き通りである。 一昔前のハーレムと言えば、シャッターや壁には落書きが…というイメージがあったが(今では地下鉄の落書きも随分減った)、日曜日の午前中は、逆にこの落書きを景観にしてしまえ、と活動されているフランコ氏の作品に出会うことができる。 [シャッターの落書きも、すっかりアート] フランコ氏は、日曜日には街頭に立って氏の作品を販売している。[この中央の方が"シャッタート"を無償で描いているフランコ氏] このツアーでは、他にハミルトン将軍(アメリカ独立戦争で活躍)の邸宅跡に軽く立ち寄った後、シティ・カレッジへ。この建物も美しく、思わず写真を数ショット。 [俗に訳すなら、「ニューヨーク市立大学」] 厳密には、「ハーレム」に含まれないのだが、110丁目より北のハドソン川沿いの地域は「モーニングサイド・ハイツ」と呼ばれる美しい学園地区である。 このエントリーの最初のほうで取り上げた教会の右側の写真は、セント・ジョン・ディバイン大聖堂という名の、世界最大のゴシック様式の大聖堂である。この大聖堂も、厳密にはモーニングサイド・ハイツにある。 モーニングサイド・ハイツの見所の一つがコロンビア大学である。私がここに訪れた前日に、宇多田ヒカルが離婚を発表していたりして(爆)、なにかとタイムリーな時期に観光することになった。 [アイビーリーグの一つ、コロンビア大学] この写真右側が、キャンパスの正門の反対側に当たる。「ここが野村沙知代が入学した有名な裏口です」というガイドさんの微妙なギャグも印象的であった。 モーニングサイド・ハイツには、南北戦争で北軍の指揮を執ったグラント将軍の墓がある。 [グラント夫妻の遺体は、アメリカ最大の墓地の中央で静かに眠る] クイズ研究会に所属していた方なら、第10回ウルトラクイズで、後のチャンピオンとなる森田氏が、『アメリカ南北戦争で、南軍の将軍…』 で、問題文を止めて「南軍の将軍は」の「は」すら読ませずに「グラント将軍!」と答える名シーンを想起せざるを得ない(もちろん、問題の先読みをして北軍の将軍を答えているのである)、あのグラント将軍、後の第18代合衆国大統領である。 3年前にアーリントン墓地(ワシントンDC)で南軍のリー将軍の墓は訪れたので、これで南北戦争の南北制覇を果たしたのである(なんのこっちゃ)。
2007年03月08日
コメント(0)

旅の楽しみと言えば、観光(語義で言うところの『他国・他郷を訪れ、景色・風物・史跡などを見て歩くこと』)・食事と並んで、ショッピングということになるだろう。 ニューヨークが今回のアメリカ滞在地の3つのうちの最初だったことで、荷物を大きくしたくなかったことと、前回・前々回と立ち寄ったときにさんざん買い物をして帰ってきたので(とくに初回は、中サイズ段ボール一箱分、日本に郵送したほど)、今回は買い物は控えようと思っていた。 それでも街を歩いていると面白いモノがバンバン目に入ってくるのがニューヨークである。 今のニューヨーク世相が垣間見られると思うので、簡単に紹介を。["I love NY" の次は…] まず、典型的な「ニューヨーク土産」屋さんでちらほら見かけたアイテムがこちら。 まだ、広く配荷されているという感じではなかったので、これこそが、次の流行となるかもしれない。 …それ以前に、アメリカは京都議定書に批准する方向で検討してほしいが。[我が家のコレクション] 少し脱線するが、どうでもいい私のコレクションを。 玄関のキャビネット一面に貼られているのは、世界の美術館で売られているマグネットである。特に骨董価値があるものではないが、スーツケースに入れて持って帰るのには手軽な大きさで、なおかつ絵を鑑賞したという想い出が形として残るので、気に入って買っている。 これらのマグネットは、ヨーロッパの美術館ではよく売られている。ヨーロッパでは、マグネットを作る業者が統一のフォーマットで作成し、各美術館に卸しているらしい。今までに、ロンドン・パリ・アムステルダム・ブリュッセル等々の都市の美術館を回って、そこに展示されている絵のマグネットを収集してきた。 惜しむらくは、近代美術に関して、これらの品揃えが冷淡であること。 …そして、残念なことに、アメリカの美術館は概してマグネットのコレクションが貧弱なのである。担当の方には、是非検討していただきたいものである。 話を戻して。 海外の美術館・博物館は展示が日本のそれらに比べて格段に興味深いだけではなく、それらショップが充実しているので非常に楽しい。ちょっとした鞄やネクタイ、文房具など、展示物をモチーフとしたそれらお土産が非常にオシャレなのである。 ショップに入店するだけであれば、大抵の美術館では、館内入場料を支払う必要はない。効率的に日本へのお土産を見つけられる穴場スポットであると思う。 そんな中、私が一押しなのがコチラ。[ショップがおしゃれなMoMA Store] MoMA(近代美術館)に隣接している2店(雑貨とブックストア)だけでなく、ソーホーにも店舗があり、そちらの方が床面積は広い。 MoMAストアは、実用的な商品が豊富に取りそろえられており、他人へのお土産としてだけでなく、日本の帰国後に自分が使ってみたいと思うものが多く陳列されているのが特徴である。 ただし、これらストアに立ち寄って、実際に購入するのは必ずしも賢い方法とは限らない。たまたまそこに展示されていた家具を観て一目惚れしてしまったら、どうやって持って帰るおつもりであろうか? 簡単に持って帰れる商品は別にして、私のお薦めは、ストアで目当てのモノの品定めをしてから、帰国後にMoMA Online Store JAPANでネットショッピングを楽しむという方法である。 このサイトを眺めているだけでも楽しいと思うので、お時間のある方は是非どうぞ。 なお、MoMAストアの一角には、日本人には馴染み深いコーナーが。["MUJI"は近代アート?] そう「無印良品」コーナーである。 ["MUJI"取り扱いコーナー] MoMAストアの中でも堂々の存在感である。MUJIの機能的なスタイルは、確かに一つのアートの方向性を示していると言えるのだろう。 …ただし、日本人は素直に帰国してから無印で買い物をした方がよい。MoMAなら、例えば180円のものが4ドルだったりするわけである。日本語の値札と一緒に堂々と値段が書いてあるので、妥当な為替レートを知っている人なら怒り出してしまわないかと心配してしまう。 ただ、こうして日本文化が評価されているのを目の当たりにして、悪い気はしないのである。 [トリンプタワー&ヴィトン] そして、ニューヨークのショッピングのメッカと言えば、五番街である。 特にブランド品を買っていく理由もない私でも、思わずここには立ち寄った。[でもやっぱり五番街といえば…] ティファニーのビルは、「お約束」として写真に収めないといけないような気がするわけで。ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」を観ていないくせに、現金なものである。 で、今回実は結構面白かったのが、こちら。[5番街の軒並みに堂々と] いきなり目前に姿を現すディズニーストアである。 今回のアメリカ滞在の最後にフロリダ・ディズニーワールドに行こうと思っていたので、さりげなく予習するつもりが…。[店内はファンタジー] あっさり、この雰囲気に呑まれてしまった。 私は決して、ディズニーマニアではない。中学の修学旅行で東京ディズニーランドに行ったっきりである。そんな私が、3Fまである店内をくまなく歩いて、30分強ほど過ごしてしまったほどである。一見、テーマパークかと思えるような店内演出はディズニーならでは、である。 あとでフロリダに行って再認識したことだが、このニューヨークのディズニーストアは、数あるストアの中でも、相当売り場面積の大きい店舗である。ディズニー好きの方は、是非チェックしていただきたい。 なんせ、ド素人の私でも、こんなものを買ってしまったほどである。[ヤンキース・ミッキーと、スタチューオブリバティー・ミニー] 店員さんによると、これらはニューヨーク限定版で、ここでしか手に入らないとのことであった。確かに、他の都市ではヤンキーススタイルは販売できないだろう(笑)。 そして、次も間違いなくニューヨーク限定商品である。[I Mikky NY?] ん? 次のニューヨークブームはこれかも??
2007年03月07日
コメント(0)

ニューヨークに来たなら、一度はミュージカルを鑑賞したいものである。 今までの2回の滞在で、「マンマミーア!」「CHICAGO」「レンツ」「ライオンキング」「レ・ミゼラブル」、オフブロードウェイで「ブルーマン」「STOMP」と数々のヒット作を観てきたが、どれもハズレがなかった(あるとすれば、私の英語力不足が原因である(涙))。 決して安くないチケット代であるが、無駄に思ったことはない。[ニューヨークの夜はブロードウェイで] 今回は、この7月で公演を終了する「美女と野獣」を鑑賞に。[ディスニープレゼンツ] 原作がディズニーのアニメなだけに、夜の公演でも親子連れでの鑑賞が多いように感じた。若干それが他の演目と比べて特徴的なところだろうか。 ただ、内容は子供騙しではなく、大人も十二分に楽しめるエンターテイメント作品となっている、との評判である。特に見どころは、野獣が人間に戻る一連のくだりであるという(地球の歩き方情報を鵜呑みにするとNASAの技術を「本当に」(笑)使っているらしい)。 ストーリーの理解のために(特に日本人には必要である)、パンフレットを購入。 作品に登場するバラの花をパンフレットを買った方には無料でプレゼント、とのことであったが、荷物の邪魔になりそうなので辞去。それより、パンフレットを安くしてくれ、と言いたくなったが大人げないのでやめておくことにした(苦笑)。[パンフレットを買ったサービスに…] なお、この舞台では演奏は録音ではなく、舞台下のオーケストラが担当していた。 チューニング中の彼らの模様がこちら。[奈落(舞台下)のオーケストラ] 以降の模様は撮影禁止なために、私の文章で。 一般的に知られている原作である「ボーモン夫人版」と「ディズニー版」では内容が異なるそうであるが、私が綴るのはその中でも「ディズニー・ミュージカル用改編版」である。『ある国に子供の頃から自分の思い通りにできて、我が侭に育った王子が大きなお城に住んでいました。ある日の夜、このお城に訪れたお婆さんが、一晩泊めてくれと頼んだものの、それを断った王子は、このお婆さんの正体である魔女の怒りを買い、魔法をかけられてしまいました。これによって、お城は恐ろしい形に、家来は時計やろうそくやタンスに、そして王子は野獣の姿に変えられてしまったのです。 この魔法を解くのには、魔女が渡した魔法のバラが枯れてしまう前に。王子が愛する人から愛されなければなりません。しかし、野獣の姿になってしまった王子には、それはとても難しいことで、何年もの月日が経ってしまったのです。 そんな中、村で一番の美人と言われるベルがいろいろあって(面倒なので略)、お城に囚われることになります。最初はウマの合わなかった野獣とベルですが、これもいろいろあって(面倒だからというのと、このネタバレは避けた方がいいかと)、親密な関係になります。 そんな二人ですが、野獣はベルを解放することになります。理由はベルがお父さんを心配していることを知ったからです。 村に帰るベル。その一方、村で一番の暴れん坊でベルに求婚し続けていたガストンがいろいろあって(このくだりが若干冗長なのは事実)、野獣の退治のために、お城に向かうことになりました。 野獣とガストンはなんだかんだと対決することになります(薄っぺらい文章で恐縮だが)。そこで大きな傷を負った野獣。そこにベルが駆けつけます。そこでベルが言った一言は…』 …と、このぐらいにしておこう。「なんだかんだで」が多いが、それらはあくまで話の枝葉であり、ストーリーの根幹は上記でカバーできている。 注目の野獣の変身シーン。私はわざわざこのシーンをオペラグラスを使ってまで観ていたが、野獣が宙に浮いて回転し、いつの間にか王子になって舞い降りて来るという一連の流れは、トリックが分からなかったぐらい鮮やかであった。 またもやブラボーである。 …とまあ、全編英語のこの作品の筋を完璧に追えたのは、往路の飛行機の中でキッチリこなしたこの予習の成果である。[観たのはバッチリ日本語吹き替え版] アニメ版とミュージカル版には、演出の制約もあって若干の差はあったが(例えば、ポット婦人の息子・チップ(ティーカップに変えられている)は、アニメ版で大活躍であるが、ミュージカル版では、ぶっちゃけ、別にいなくてもいいのではないかというちょい役に甘んじていた)、その改編も許容範囲内だろう。ディズニー版に忠実なストーリー展開だったといえる。 ディズニーに限らず日本以外のアニメは、どう見ても主要人物の一部、とくにヒロインの顔のデッサンが狂っているのではないか、という場面が散見されるが(高い日本のアニメ技術のクォリティがデフォルトになっているからそう思うのだろうが)、それでも、このアニメは傑作である。 この作品については、タイトルは聞いたことがあるが詳しい内容は知らない、という人が多いのではないだろうか。 野獣と言っても「王子様に戻らない方が愛嬌があって可愛かったのではないか」という、よくある感想を確かめるのには、アニメ版が最適である。お暇なときにどうぞ。<PS> ミュージカルのチケット売り場が、従来のタイムズスクエアから若干移転していたので、過去にニューヨークに来られていた方は注意である。元の場所から100メートルぐらい西であるが、ちょっと看板も見にくいので、下の写真をご参照いただきたい。[Tkts]の場所が若干西に移動
2007年03月06日
コメント(0)

日本の朝食の定番が納豆ご飯と味噌汁なら、ニューヨークのそれは、なんといってもベーグルである。 郷に入れば郷に従え。ニューヨーカー気分をかじってみようと、こんな店に行ってみた。[エッサベーグル。グランドセントラルから北東に約500メートル(適当な場所の紹介だが)] 地元でも有名なこのお店。ザガットの評価はこんな感じ。 [ベーグルでザガット23点] ニューヨークのベーグルは、日本で食べるそれとずいぶん異なるとよく言われる。 まあ、大抵の日本人は店内で注文するプロセスですら戸惑ってしまうのではないだろうか。[地元の人も駆けつけて大盛況。こんな中、すばやく注文しなければ、とプレッシャーが] というわけで、以下はその突撃レポートの模様である。 [ステップ1:ベーグルの選択] この店では12種類の生地が選択できる。プレーン、セサミ、シナモンレーズンといった日本でもよく見かけるものから、オニオン・ガーリックといった若干珍しいものまで。 カウンター横の看板にその一覧が書かれていて、その順番でカウンターにも陳列されている。最悪、指差しても何とかなるだろう。 [ステップ2:具の選択] 次にはさむものを選択する。チーズクリームばかりでなく、様々な種類のサラダや、地元でのメジャーどころではサーモンクリームなどが選択できる。[陽気で、てきぱきと仕事をこなす店員たち] なお、日本人には心強いことだが、エッサベーグルの店員たちは日本人客に慣れているらしく(このベーグル店は大抵のガイドブックに載っているのだろう)、局所的であるが、日本人が間違いやすいところは、日本語で尋ねてくれていた(例えば、「ソト?」「ナカ?」(イートインかテイクアウトか)など)。 ニューヨークのベーグルにトライ! と思っている方にはおすすめな、気軽に入れる店である。 [戦利品の数々] そのサイズであるが、男性の私でも一つ食べれは朝食としては腹八分目かな、と思える量であった。ベーグルとともにコーヒーをオーダーすればもうニューヨークの朝はバッチリである。モチモチ感溢れる生地を味わって、エキサイティングな一日のスタートを切っていただきたい。 店内が混んでいれば、テイクアウトしてホテルやあるいは場所があれば外で食べるのも乙なもの。この感覚もニューヨーク流なのである。
2007年03月05日
コメント(2)

ザガットサーベイというガイドブックがある。最近では、日本でも東京版と関西版が発売されたので、実際に使っている方もいらっしゃると思う。 ヨーロッパでメジャーなミシュランのアメリカ版、だと捉えるのがわかりやすいだろう。ミシュランが覆面評価員による採点を掲載しているのに対して、ザガットでは読者からのアンケートによる回答を統計処理してその基準としている、という点が異なるが。 なお、ザガットはレストランだけでなく、ナイトスポット・ショップといった、様々な事象に対しての評価を行っている。 その中で興味深いのが航空会社の評価である。このブログでもいつか取り上げることがあると思う。 このレストラン版は、「料理」「内装」「サービス」の3項目を各30点満点で採点している。もちろん私のような旨いものを食ってみたいと単純に考えるミーハー観光客にとっては「料理」の項目だけがそのチェックポイントとなるが(笑)。 ザガットの採点によれば、満点の30点は事実上ないといってよい。実際、2006年度版の全米アメリカレストランで、たった9店のみが29点を獲得しているのが最高である。 残念ながらニューヨークに29点の店は存在しないが、28点の店はいくつか存在している。 その中で、今回訪れたのがこちら。 [ザガットサーベイで「料理」評価28点。ニューヨークのステーキハウスでは断トツの評価] もちろん、自分の味覚とザガットの評価が一致するとは限らず、鵜呑みにするのもつまらないわけであるが、一定の評者によって高得点を獲得しているのには、それだけの「何か」があるはずで、これは行くっきゃないのである。 [地下鉄J・Marcy Ave. から徒歩7分程度] ピーター・ルーガー ステーキ ハウスはマンハッタンではなくブルックリンにある。マンハッタンをメインに観光している旅行者であれは、このためだけに、時間をかけて移動するのを肝に銘じなければならない。 最寄り駅となる地下鉄の駅は、若干マイナーな路線の駅なので、しっかり予定を立てておきたい。 今回、私は昼過ぎに行ったが、混み合う時間であれば、予約は必須である(特にディナーは)。 [店内には、例年の抜群のザガット評価&表彰状がズラリ][昼2時過ぎに行ったのだが、それでも10分程度の待ち時間。活気溢れる店内] 苦労してブルックリンに渡って店内に通されると、こんな光景が待っている。ありきたりの表現であるが「古きよきアメリカ」を髣髴とさせる店構えである。 なにせ、創業以来120年を迎える、超老舗である。伝統が確かに受け継がれているのを実感できる。 店員も陽気で楽しい。ウィットな会話を英語でチャレンジしてみたい方は、ぜひ色々コミュニケーションしていただきたい。きっと相手になってくれると思う。 [オーダーのメインはシンプルに"STEAK FOR TWO"を] 決してインターネット媒体では伝えきれないのであるが、店内は入口から香ばしいステーキソースの匂いに満ちている。これが実に食欲をそそってくれるのである。 というわけで、席に通されるや否や、必然的に頭の中はオーダーのことで一杯となる。もちろんお目当ては、メニュー中央の「ステーキ」である。焼き加減は「ミディアムレア」を指定した。 [付け合せのパンとサイドメニューのトマト&オニオン。] このステーキの焼き上がりを待つ間、サイドメニューを食すことになるのだが、いきなりザガット28点の片鱗を見せつけられた。この付け合せのパンが実に美味なのである。表面にちりばめられたオニオンチップが絶妙のアクセントとなっている。硬派なパンだと表現できるだろうか。これだけでも売ってもらって持って帰りたいと思うぐらいである。 否応にもメインへの期待が高まる。 そして、待つこと15分…。[キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! ] 静止画だけでは、焼きたての香り、「ジュージュー」という肉が皿の上で踊る音、ステーキからのふく射伝熱をお届けなくてまことに恐縮である。 これに、ピーター・ルーガー特製のステーキソースをかけていただくと…。 まいうーーーーー!! なのである。どう旨いかを説明するのは次のパラグラフ以降に譲ることにして、さし当たっては、フォントサイズで私の衝撃をそこはかとなく察していただきたいと思う。 ただ、もう一言。 ザガット28点はダテじゃない。 本当に、本当に素晴らしい。ニューヨークNo.1、もしかしたら全米No.1のステーキハウスではないかとも評される勢いのこの店であるが、もしかしたら本当にそうかもしれないと納得させられる一品であった。 肉質は脂分が少なく「筋肉質」な食感が味わえる。よく言われることだが、「霜降り」が好まれる日本の肉とは異なる。これが「アメリカの味」なのだ、と肉が力一杯主張してくるのを実感である。 もちろん、「表面はこんがり&中はジューシー」な焼き具合も抜群なのだが、それ以上にひたすら感動したのが、そのステーキソースのコクの深さである。このソースが、ピーター・ルーガーをピーター・ルーガーたるものとしている秘訣であると思う。このソースによって単なるトマト&オニオンスライスでも、立派に三ッ星クラスの一皿に様変わりするのである。 今回は、後述する理由で断念したが、ここに立ち寄られる方は帰り際のレジ横でステーキソースをぜひお土産に買って帰っていただきたい。日本のスーパーで売っている肉でも、このソースで仕上げれば、日常と相当違ったステーキがお楽しみいただけると思う。 [食べ切れなかった分はテイクアウトして、是非ホテルで。それを横目に「別腹」分を] アメリカのレストラン全般に対して言えることだが、とにかくたっぷりのボリュームの料理がテーブルに運ばれる。そんなときでも、臆さずにテイクアウトしてほしい。その際、前述したステーキソースで味付けした上で袋に入れてもらうことを忘れずに(今回、これを失敗した)。[支払いは「現金のみ」なのには注意である] なお、今回ステーキソースを買わなかった理由であるが、実は単純に現金が底を尽きそうだったから、という情けない理由に他ならない。 旅行者には心強いクレジットカードであるが、このマッチョな店では通用しない。その点はお気をつけて。
2007年03月04日
コメント(0)

ニューヨークも3度目となると、自由の女神もメトロポリタンもMoMAも自然史博物館もタイムズスクエアもグラウンドゼロもエンパイアステートビルも行ってしまって、ネタが尽きてしまうのではないかと思っていた。 が、そこはさすがのニューヨーク。まだ行っていない、そして行かねばならぬ場所がある。その一つがこちら。[土曜日に行ったので、国旗の掲揚はなかったが] そう、国連本部である。 えらい渋いところに行くなー、と思われるかもしれないが、国連本部こそが、ニューヨーク観光の美味しい穴場であることをお伝えしたい。 アクセスは簡単で、グランドセントラル駅から真東に歩いて徒歩10分弱。観光客の入口は、46th Stにある。 まずは、こんなオブジェ(教科書に載っていたと思う)が入口に鎮座している。 [私は、銃口が曲がった方(写真右)は記憶にあったが、観光客に人気だったのは左の方] 国連は、会合が開かれてない日には、活動内容の紹介のために、本部内部のツアーを行っている。料金は大人$13。1・2月以外は土日も実施しているということで、観光客も日程に組み込みやすくなっている。 簡単な手荷物検査を受けると、あっさりロビーへ。こんな懐かしい面々のポートレートと再会である。 [歴代国連事務総長。リー・ハマーショルド・ウタント・ワルトハイム・クエリァル・ガリ・アナン] なお、国連ツアーはさまざまな言語で行われている。日本語ツアーが実施されるかどうかは、その日に担当者がいるか否かにかかっているらしく、朝10時ごろに直接国連に電話をするまで実施の有無がわからないらしい。 ただ、この予約自体は英語で問い合わせないといけないとのことで、ここが日本語ツアーを希望される方には難関となるかもしれないが。[私が行った日は、午後2時から日本語ツアーが予定されていた] ただ、今回の私の目標は「英語の環境に飛び込む」ことだったので、臆することなく英語のツアーへ。英語であれば、10~30分おきにツアーが実施されているのである。[国連本部の模型] ツアーの対象は、国連本部を構成する4つの建物のうち、会議棟の一部のみ。ただ、資料室とかに連れて行かれてもリアクションに困るわけで、これだけで充分であるが。 で、どんな内容のツアーなのかといえば、こんな展示物が見られるツアーである。 各パートの説明が終わり次第、写真もビデオも自由に撮影できる。 [おざなりな説明で恐縮であるが、各国から贈られた平和を願う絵画があちらこちらに] [大浦天主堂近くから発見された、背中に爆風を受けたマリア像と使用禁止兵器] 以上、展示物の写真を大幅にカットして、ダイジェストでお送りした。 本来は唯一の被爆国である日本人として、とくに核兵器の被害については、いろいろ言わないといけないのだが、このエントリーでは省略させていただきたい。 他にも盛りだくさんの展示物があるので、興味のある方は直接確かめていただきたい(こんなんですんません)。 ただ、このツアーの醍醐味は、こんなところに直接立ち入ることができる、というところにある。あまりにあっさり入れる気軽さに、呆気なく感じたほどである。[国連安保理・会議場] この場所は、よくニュースで目にする場所であろう。中央が常任理事国の席、それをぐるりと取り囲むように非常任理事国の席が並んでいる(青い席は各国2名まで許されたアドバイザーの席である)。 ここで、昨年核実験を行った隣の困った国に対して、非難決議が可決されたのであった。この場所、そしてこの周辺でどういったロビー活動が行われたのだろうかと思わず想像が膨らんだ。[国連総会・会議場] 漫画「沈黙の艦隊」で○○○が××されたのがここだったよなぁ、と感慨もひとしおである。 なお、ひそかに国連はそのショップが充実している。分担金の滞納に困っているからだろうかと、少々邪推もしてみたが、このラインナップは観光客には嬉しい限りである。[地下に広がる充実のスペース] ここには、こんな国連グッズが。 [豊富な絵はがき、そして現国連事務総長・潘基文(パン・ギムン)のグッズもちらほらと] [国連マグカップと地球温暖化防止マグカップ] スーツケースのサイズが気になって、私は泣く泣く断念したが、このショップで一押しのグッズがこれである。お立ち寄りの際は、是非手に取っていただきたい。[なんで国連キティちゃんやねーん] そして最後に、実はレアアイテムになるかもしれないのがこちら。 [国連加盟国192の国旗も。日の丸も一本売れていた(日本人が買ったのかもしれないが)] この左の某国の体制が崩壊して、この国旗が過去の遺物となる前に記念に買っておこうかと思ったが、手荷物検査で思想を疑われるのも面倒なので買うのはやめておくことにした(苦笑)。 そんなこんなの、国連本部。ショップだけならツアーに参加せずとも立ち入ることも可能である。皆さんも、機会があれば、激動の国際政治の表舞台を覗いてみてはいかかだろう。
2007年03月03日
コメント(0)

なんだかんだとニューヨークに到着。 実際は3/2の夕方に到着して3/5の早朝に発ったので、ニューヨーク(もっと厳密に言えば、マンハッタン島)にいたのは2日半だけと非常に短い滞在だったのであるが、これからしばらくニューヨーク旅行記をお届けしたい。 私にとって、これが3度目のニューヨーク訪問である。 アメリカ出張の度に立ち寄る定番の都市となっているわけだが、なぜこんなにニューヨークに行っているのかについては、また別のエントリーで。 さて、3/1のエントリーでも書いたが、今回の旅では「英語の環境に飛び込む」ことを目標の一つにしていた。 ニューヨークの夜といえば、ミュージカルやジャズを楽しむというのが定番であろうが、今回は趣向を凝らして、こんなイベントに。[スティーブ・コーへン氏によるサロンマジックショー] このスティーブ氏は、アメリカのメディアで頻繁に取り上げられる、有名マジシャンの一人である。キャラが全く違うので単純に喩えるわけにはいかないが、知名度だけでいえば、日本のMr.マリックみたいな感じ、と言えるだろうか。 実際、彼は「Millionaire Magician」と評され、あるいは標榜している。要は、マジックで年間100万ドル稼ぐ奴、なわけである。 その秘密を探りに、彼のマジックショー・「Chamber Magic」に潜入、である。[会場は、高級ホテル・ウォルドルフ アストリア] このマジックショーに参加する際の注意点の一つは、正装で参加しないといけない、ということである。ドレスコードに関しての注意は事前にないのだが、ジーンズ・Tシャツで来たりすれば(実際、一人いたが)、会場で浮きまくるのは必至である。 その程度の空気は読めるのが参加資格の一つなのかもしれないが(笑)。 実際、セキュリティーもしっかりしているホテルで(まあ、一定以上のグレードのホテルなら当然だが)、客室に向かうにはカードキーを挿入しないとエレベータが動作しない環境だったのである。 とはいえ、ホテルの受付で「マジックショーに行きたい」といったら、あっさり37Fの鍵を貰えたが。 [タワー側の入り口から。エレベータのアクセスキーを受付で貰って37Fへ] さて、ここからは当然撮影禁止なわけで、私の拙い文章だけで彼のマジックの模様をお届けすることにする。想像の翼を広げてお読みいいただきたい。 手元が良く見えるようにと設定された小さめの会場には、60名ほどの観客が集まった。まさに「サロン」の趣である。 ついでに言えば、日本人は私だけのようであった。予約の際にRemarkとして、日本人である私に配慮せず「全て英語で通してほしい」と伝えてはいたが、これで私以外は全員イングリッシュスピーカー。私は完全なるエトランジェである。 午後7時。颯爽とスティーブ氏が登場し、このショーの趣旨の説明が始まる。その内容を要約すると…。 彼の幼少期に、叔父さんが家族の前で演じていたマジックが彼のマジックの原点であること。19世紀頃のヨーロッパでは、家族の集まりにマジシャンが呼ばれることが多く(おそらく、そこでの謝礼が彼らの収入源だったのだろう)、その余興として演じたマジックが「サロンマジック」と呼ばれる奇術の起源であること。テレビの登場により「サロンマジック」スタイルの演劇は減っていったが、メディアの寵児となった(もちろん、彼は自分でこうは言っていないが)スティーブ氏であるが、その原点ともいえるスタイルに挑戦し続けようと、2001年から毎週金曜日の晩に2回、小規模のマジックショーを開催していること、などなどである。 継続して観客を呼べる腕があれば(簡単なことではないが)、一回のショーで、一人$55×60人の観客×2回で、ざっと一晩で80万円の売り上げが見込める。当然このショーだけが収入源でないわけで、年間で一億を稼ぐというのも頷ける。羨ましい限りである。 そのマジックの内容であるが、観客にトランプのシャッフルを任せた上でのカード予知、観客に握ってもらっていたコインを忽然と消す、観客に本を開いてもらって、そのページに書かれた最初の単語を当てる、といった古典的なマジックが3-4割。 変わったところでは、観客の中から医療関係者を壇上に呼んで、スティーブ氏の手首の脈を触診してもらいながら、氏の脈を一瞬「止めてみせる」というもの(この彼は私の隣の方だったのだが、「本当にパルスが消えた」とおっしゃっていた)。 観客から預かった3つの指輪を透明のグラスに入れて、観客の目前でグラスを回していると、いつの間にかその指輪が繋がる、というもの。 印象的だったのが、こんなマジック。コインを机の上で回しながら帽子をかぶせる。1度目は、帽子を取ったときに表か裏かを予言して、2度目は帽子を取るとコインの代わりに突然レンガが現れる(恥ずかしながら、このマジックについては本気でタネがわからなかった)、といった演目が披露された。 観客にできるだけ「参加」してもらって、臨場感を増すような配慮が感じられ、まさに「サロンスタイル」の醍醐味を満喫できる演出となっていた。 圧巻のマジックを一つ。実は、私はある推理小説を読んでいたこともあって、このタネを知っていた。ただ、マジックのすごいところ、あるいはこんな見方も楽しめる、ということでもあるが、タネを知っていたとしても、マジシャンの演出や、タネから上手く観客の意識を逸らすよう場を運ぶ技量を堪能する、という楽しみ方もある。「タネを知っているマジックはつまらない」と思考停止するのはもったいない。実際、私はこの後者の楽しみ方で充分楽しめた。 それは「THINK-A-DRINK」というマジックである。観客にはあらかじめ白紙が配られている。これに自分が飲みたい、と思ったものを各自が書いて(私は意地悪なので"Japanese Tea"と書いた)、これを回収する。 それからランダムに選んだ4枚を抽出し観客の代表者に配って、そこに書かれた飲み物を順にやかんからグラスに注いでプレゼントする、というものである。 そこに書かれていたのは「マルガリータ」やワインの銘柄(お酒が呑めないので失念した。失礼)などだったのだが、それらがことごとく最初から用意されていたヤカンから注がれ出る飲み物と合致している、というものである。そして最後に「スターバックス ラテ」が出てきて、大団円であった。 1時間半ほどのショーだったのだが、まさにあっという間に終わったように感じた。内容の密度は非常に濃かったといってよい。 まさにブラボーである。[サインはちゃっかり『地球の歩き方』のページに] そして、ショーの後のフリータイムに、彼と直接お話させていただく機会が。 この際のプロトコルは…あえて日本語で。 私「今日のショーはとても素晴らしかったです。サインを頂戴できますでしょうか?」 スティーブ氏「もちろんです。日本からお越しですね?」 そう、彼は昔日本に住んでいたことがあって(早稲田大学で学んでいたとのこと)、非常に日本語が堪能なのである。このショーのことも「地球の歩き方・ニューヨーク」のコラムを読んで初めて知った。事前にこのガイドブックを読んでいたからこそ、参加してみようと思ったわけである。 ただ、ネイティブだけを対象としたこのショーに参加しようと思えば、TOEIC860以上ないと相当厳しいと思う(私も偉そうに言っていられない。実際、若干の冗談にはついていけなかったわけだし…)。 最悪、指名されても何を指示されているのかが分からない、というのでは、折角の流れを阻害することになり、周りのお客さんの迷惑ともなりかねない。その点だけは注意である(…まあ、きょとんとしてたら、日本語でフォローしてくれるかもしれないが)。 そうでない皆さんであれば、ぜひニューヨークのフライデーナイトは、マジックでお楽しみいただきたい。絶対に後悔しないことを保障する。
2007年03月02日
コメント(2)

海外出張前モードにつき、若干記述と日付が前後して恐縮であるが、2006年度の将棋界における「将棋界の一番長い日」は3/2であった。 この「一番長い日」とは、プロ将棋界の最高棋戦の一つ・名人戦(順位戦)リーグのトップクラス、A級リーグ戦の最終対局日を指す。互いの持ち時間(考慮時間)が6時間のこの棋戦においては、朝の10時に対局が始まっても、昼食・夕食休憩を挟むことや、なおかつ対戦が終盤で秒読み(持ち時間は、1分単位で切り捨てとなる)にもつれこむことなどで、終局時間が深夜になることも少なくない(ましてや、千日手や持将棋による引き分け再試合となると、まさに泥沼である)。 例年、この最終日に「名人」に挑戦できるたった一人の棋士が決まるのと同時に、最高リーグである「A級」から陥落する2名(通常では)が決するという意味で、様々なドラマが繰り広げられてきた。 次のパラグラフの記述は若干読者を限定するが、ご容赦を。 今期は、最終戦を待たずに挑戦者が郷田真隆九段に決まるなど、若干盛り上がりに欠ける結果となったが、そんな中でも「最も長い一日」を味わったのは深浦康市八段であろう。なにせ、4勝5敗で6人が並んで、順位による頭ハネで降級である。しかも前回A級から陥落したときも4勝5敗での頭ハネだった、ことを考えると、何かに呪われているとしか思えず、同情を禁じえない。[5棋戦で挑戦者になるなど今期勝ちまくったこの人も、4勝5敗で危なかったのである] 今年のそれは私にとって、本当に「一年で一番長い日」である。何のことはない。アメリカ・東海岸に移動するため時差が14時間。単純に一日が、24+14=38時間あるのである。 それから、厳密には相対性理論に従って、数十ピコ秒のオーダーで時間がゆっくり流れる環境にいるわけでもあるが。[なーんてアカデミックなことも言ってみたりするのである] 今回の旅程は2週間ほどであるが、その中で私が心がけたいことを一つ。 それは、できるだけ英語の環境に飛び込んで現地のアクティビティーに参加したい、ということである。ネイティブスピーカーのナチュラルスピードで話される英語に完璧についていける自信など微塵もないが、それでも一定のコミュニケーションは可能なレベルにあると思うのである。 明日のエントリーから、私の意図をご理解いただけると思う。若干更新が遅れているが、明日から「2007 アメリカ珍道中編」のスタートである。
2007年03月01日
コメント(0)

2/1のエントリーで書いた、各社社説を読み比べて、どの新聞の論調が一番薄弱かをせせら笑う、の巻である。 昨日、新聞大手各社の思想性を計る上で、興味深い判決が下された。 1999年、東京・日野市立小学校の音楽教師だった女性が、入学式で君が代のピアノ伴奏を拒み、都教育委員会から懲戒処分(戒告)を受けた。 校長の憲法違反の処分によって思想・良心の自由が侵害されたとして、この女性が訴えを起こしたのである。 結論は…興味のある方は、判決全文をコチラから参照していただくことにして…、 当然の如く、請求棄却である(^_^)。正義は勝つ。[遅きに逸した感がないわけでもないが、とりあえず] これは最高裁判決であり、司法の最終判断である。 卒業式の国旗掲揚・国歌斉唱にまつわる訴訟は全国各地で起こされており、もはや社会運動化している、そうした一連の国旗・国歌訴訟の中で初めての最高裁判決である。 上司から与えられた職務上当たり前の行為を、「私は気にくわないからやりません」と放棄すれば、懲戒は当然である。私のように、一般企業に勤務する普通の社会人の感覚からすれば当然である。程度の問題はあるが、解雇に繋がってもおかしくない。それを地方公務員であることをいいことに、居直っているとしか思えない。 そもそも、この女性は「教師」とは何たるかを解しているのだろうか。もちろん、教師であっても、個々人に思想・良心の自由は憲法で保障されている。しかし、それと同時に式を粛々と円滑に運営することを一つの任とした地方公務員なのである。 もっと本質的には、教師は生徒に対するロールモデルとして振る舞うべき存在である。それが、「その仕事は私の思想とそぐわないので拒否します」といって職務を放棄する姿を晒して、どうして教壇に立てるのだろうか。[卒業式のあるところ、政治運動の影あり。この判決で不毛な動きが制圧されるか] まあ、政治運動として反「国旗・国歌」思想を教育現場に振りかざしてきた一部の教師集団の末端、この痛々しいこの女性教師についてはさておいて、社説ウォッチャーとして、やはり判決翌日の社説はチェックしなければならないのである。 ここでは、各社社説の見出しを取り上げたい。もしかしたら、新聞なんてどこも同じだ、と思っていらっしゃった方は、少々驚かれるかもしれない。 論調は、こんなに各社によって違うのだ。 日経:妥当な最高裁「君が代」判決 産経:君が代伴奏拒否 最高裁判決は当たり前だ 読売:「君が代」判決 「『思想・良心』の侵害はなかった」 毎日:君が代判決 「お墨付き」にしてはいけない 朝日:国歌伴奏判決 強制の追認にならないか 特に、興味のある方はサイトの社説ページに直接飛んで、朝日新聞の断末魔をとくとご堪能いただきたい。 注:朝日の社説は、たった過去7日間だけしかストックされない。社説に自信がないからだろうか…という皮肉はさておいて、今回の社説は永久保存版である。『5人の裁判官のうち、1人は反対に回り、「公的儀式で君が代斉唱への協力を強制することは、当人の信念・信条に対する直接的抑圧となる」と述べた。この意見に賛同する人も少なくあるまい。 』 朝日ウォッチャーの方は気付かれたと思うが、本件の朝日の一連の報道では、この反対意見の付記をひたすらに強調している。 というより、これだけが唯一のよりどころなのが哀愁を誘うわけであるが。『私たちは社説で、処分を振りかざして国旗や国歌を強制するのは行き過ぎだ、と繰り返し主張してきた。 』 ここからが、真の読みどころである。朝日社説のキーワードの一つ。「私たち」である。 朝日新聞の綱領には「不偏不党」で報道に臨む、と書かれているが、それが虚偽であると自白しているのが、この「私たち」という主語なのである。この「私たち」が誰を指しているのか、朝日新聞社説の論説委員達なのか、朝日新聞全体としての意向なのか、それが明らかにされたことは一度もない。 一部教師軍団の卒業式における、国家・国旗にまつわる不履行への処分については、この取り消しを求める訴えが全国で起きている。が、最高裁の判断がこれら一連の訴訟に大きな影響を及ぼすことは必至である。 これを、教育現場の国旗・国歌指導をめぐる混乱に一定の歯止めがかかる、と期待するか…『今回の判決で心配なのは、文部科学省や教委が日の丸や君が代の強制にお墨付きを得たと思ってしまうことだ。』 と、 心配のしすぎではないか。 と思えるほどの評価を下すかで、各社の思想が透けて見えるのである。[朝日の判決の評価基準は『朝日にとって都合のいい判決か否か』の一点に尽きる] 朝日新聞は、自分に都合のいい判決が出た場合、たとえそれが地方裁での判決であろうが傍論であろうが(有名なのが、首相の靖国参拝について「違憲判断」を付した例である。翌日の社説の嬉々とした筆運びは見ごたえがあった)、「尊重すべきである」とか「この判決は重い」と、ことさらにその判決を持ち上げる。 それが、その逆になると『行政の行き過ぎに歯止めをかけるという司法の役割がますます重要になる。そのことを最高裁は改めて思い起こしてもらいたい。』 と、偉そうに問題提起に至るのである。 今回、最高裁が歯止めをかけようとしているのは、卒業式という厳粛な場に、己の勝手なイデオロギーを持ち込んで、教育現場を混乱に陥れようとする一部集団による暴走である。 まっとうな報道機関であれば、この司法判断を重く受け止め、己の過去の主張が間違っていたことを潔く認め、その立場を明確にすべきなのである。 最高裁判決が気に食わないからといって、それを矮小化して報じる(今回、このニュースを一面トップで扱わなかったのは朝日だけであった)のは、司法に対する冒涜である。いわんや、判決によってその扱いの大小を変えるのであれば、メディアが己の主張を広めんと、司法を利用していることになる。 私に言わせれば、この判決は、主要各社が最高裁判決の翌日にこぞって社説を並べるような大問題ではない。常識的な範囲で判断すれば、解決できた問題である。 それが、まだ常識でないこと自体が嘆かわしい(国家・国旗を尊重するよう教育現場で教えなければならない、という論はまた別に。でないと、どことは言わないが某近隣諸国のような傍若無人な振る舞いをすることで、世界から白い目で見られるのである)。 そうしたわけで、しばらく朝日ウォッチャーは続けなければいけないようである。 まあ、このツッコミ作業が楽しめなくなるのは寂しいので、しばらくこのままでいて欲しいのだが。
2007年02月28日
コメント(0)

最近、某新聞社批判など、ほのかに硬派なコンテンツを書き綴ってきたので、私のことを「右寄り」だと思われる方がいらっしゃるかもしれないが、本人は至って保守中道を貫いているつもりである。 まあ、この某新聞社は自分が中道だと思っているかもしれないわけで(苦笑)、ぬけぬけとこうしたことを明言するのは意味がないのかもしれないが。 そんなときは、この歌を聴いて、右から来たものを左に受け流してほしい。動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意![じわじわツボにはまっていく感覚が…]動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意! 私が勤める職場の局所的なメンバーの間で、圧倒的な人気を博するムーディ勝山(「ムーディー勝山」は誤記らしい…だから何や、と言われても困るのだが)である。 笑いの「青田買い」という意味では、もう十分ブレイク寸前なので、今頃取り上げるのでは遅いのであるが、ご存じない方のためにご紹介である。コマーシャルなどに取り上げられれば、一発で全国区であろう。 この笑いの取り方は盲点であった。むしろ斬新だと言ってもいい。 ムード歌謡曲風の設定で、真面目に無意味な歌詞を熱唱するだけで、こんなに笑いを誘えるというのは意外である。人間の笑いのツボはどこにあるのか、という課題は本当に奥が深いと思う。 なお、『右から来たものを左へ受け流すの歌』にはロングバージョンが存在する。 そして、ムーディ勝山は他の持ち歌として、『上から落ちてくるものをただただ見ている男の歌』、『数字の6に数字の5を足しましたの歌』、『2日前から後頭部に違和感がある男の歌 』などのレパートリーも持っている。 これらも同様にYouTubeから「ムーディ勝山」で検索して見つけていただきたいと思う。 この画像に衝撃を受けた方は、ぜひこれらのバージョンもご堪能いただきたい。 なお、メロディーが全て一緒ではないかと思った皆さん。 歌詞にちょっと無理があるんとちゃうんかとつっこんだ皆さん。 そして、一度聴いたそのメロディーが頭にこびりついてしまった皆さん。 それは、右から左へ受け流してほしい。 そこんとこ、よろしく。
2007年02月27日
コメント(2)

欧米への移動で、時間的に無視できないのが飛行機の移動である。 何せ、関空からハブ空港への移動だけでも片道12時間は要するのである。旅程が2週間だとしても、機内での滞在時間はざっと7-10%ということになる。この時間も、旅にとっては大切な時間となる。 出発直前にテンションが高くなっている状態では、機内で何をしようかと思案するのも楽しみの一つである。 出張で移動しているので、くどいようだがビジネスクラスでの移動である。 機内食はグレードアップされるし、座席のリクライニングもピッチ幅もゆったりである。機内エンターテイメントも、最近ではパーソナルテレビは当然となって、移動時間は決して苦痛ではない。ついでにいえば、座席から電源も供給できるので、パソコンを開いて仕事をしようと思えばできてしまうのである。 私は特に乗り物そのものに興味を持っているわけではないのだが、それでも、日常の環境とは異なる機内でのひとときは楽しいと思う。 実際、入社二年目に最初にヨーロッパに行った際は、ただただ嬉しくて(若かったのである)、機内では一睡もしなかったのを覚えている。 映画を見たり、ガイドブックで立ち寄るポイントに付箋を貼ったり、座席の写真を撮ったり(もちろん機内食も写真に収めている)、スポーツ新聞を数誌比べ読みしてみたり、セルフサービスでのうどんですかいに舌鼓を打ったり、パーソナルテレビでゲームをしたり、現在位置を示す航空路地図を眺めたりと、今思えば、ただただ落ち着きのない若造風情丸出しであった。 まだ関空発のJALの欧米便にシェルフラットが導入されていない時代の話である。確かに、まだ機内で寝るという術に慣れていなかったし、リクライニングもそれほどではなかったので、寝られなかったというのも事実であるが(若かった頃は、完全に横にならないと寝れない体質だったのを覚えている。だから学校のつまらない授業でも苦痛ながら結構聞いていたのだと思う。最近では東京-大阪間の機内ですら簡単に寝れてしまう。これは果たして環境への順応か、はたまた老化か)。 まあ、こんな私でも成長はするもので、結局は機内では寝れるだけ寝るのが一番効率のいい時間の過ごし方であることに気がついてきた。 最初はあれだけはしゃいでいた機内食も、ビジネスクラスだとはいえ、火が使えない機内のキャビンで饗される食事であれば、地上のそれと比べれば質が落ちるのは仕方がないし(むしろ、現地で食べる美味しい一食のために、機内での食事はできるだけ取らないようにしようとさえ思ってきている)、アルコールが飲めない私には、ワインリストなど全く眼中に入らない。パーソナルテレビでのゲームも、パソコンやゲーム機で遊ぶのに比べて操作性が悪い(フリーセルの1ゲームで3分はかかる)。機内映画も、最新の映画を除けば、よく考えれば日本に帰って高々数百円でレンタルして観られるのである。 …以上を踏まえると、現地でのびのびとした時間を過ごすために、がたがた言わずに、機内ではひたすら睡眠に徹するのが賢明な処世術なのである。人間、長めに寝ておきさえすれば、時差ボケへの対応もスムーズである。これも経験則の一つである。 ただ、いろいろ悪知恵もついてきて、では、より快適に過ごないのだろうか?と策を弄したくなるのが人間のサガである。[ノースウエストの場合、事前予約をして、食事はバッチリ和食にするのもマイブーム] まずは食事。特に和食を希望する場合は、確実に事前予約を入れるのが鉄則である。私が知る限り、ノースウエストとタイ航空ではこの要望にこたえてくれる。今のところ電話をするしかないようである。じきにネットでもできるようになると思うが。 次に、よりよい席の探索である。私がよく参照するのがseatguruというサイトである。英語のサイトであるが、各エアラインの機種ごとに、良い席(緑)と注意席(黄)が分かりやすく示されていて、使い勝手はいいと思う。 今回、予約の出だしが遅れたことで、ベストの席は取れなかったが、確実に二階席キャビン前方窓際の席の確保に成功した。ノースウエストの場合、ネット上で席の事前指定が可能である(格安航空券の場合、その限りではないかもしれない。恐縮であるが)。 まさに「知は力なり」である。知っておくに越したことはない。 …とはいえ、機内は日常生活から隔絶された特殊な空間であり、「日頃だったら、わざわざまとまった時間を取ってまでやらないこと」をこなすのに適した場所だと思う。寝れるならそれに越したことはないが、どうしても目が冴えてしまったときのバックアップは考えておかなければならない。 原則的には、ガイドブックはいくら読み込んでも読み込み過ぎることはない、と思っているので、ガイドブックの深読み&地図の記憶で時間を過ごすのも一興であるが、これは帰路では意味を成さない。 そこで、奥の手として「ツン読」本の消化が、密かな機内での楽しみとなるのである。 実際、前回のアメリカ出張で読破したのがこれである。 [『新装版・虚無への供物(上)・(下) 』(中井英夫著・講談社文庫)] 実際はホテルでの空き時間でも読んでいたので、完全に機中で読破したわけではないが、上・下巻にまたがるこの大作の解決を見たのが、帰路のちょうど日付変更線を越えたあたりだったのを覚えている。機内の気圧の低さも手伝ってか、読了後の高揚感は格別であった。 …てなわけで、今回も古典推理小説を持参することにする。 今まで買い置きはしていたけど、全くページを繰っていなかったこの作品である。 [『ドグラ・マグラ(上)・(下) 』(夢野久作著・角川文庫)] 若干表紙の絵が耽美的なので、手荷物検査を受けたときにいらぬ誤解を受けないよう(苦笑)、しっかりどブックカバーを付ける所存である。 移動の時間でも、考えようによっては、日常から隔絶した時間を持つことができる。 やはり旅は素晴らしい。
2007年02月26日
コメント(0)

気がついたら、超えていた。陸マイラーの目標の一つである、ANA・24万マイルである。[苦節2年2ヶ月] スターアライアンスのマイルは全てANAに加算している。 とはいえ、05年以降の海外への渡航は、関空-マニラ-バンコク-関空(タイ航空)と、関空-サンフランシスコ-ニューヨーク(ユナイテッド航空・片道)の2移動分のみだったので、残りは純粋に国内の移動、そして陸マイラーテクニックによるものである。 '05・ブロンズ、06・プラチナと仕事の鬼と化して、国内を飛び回っていたのは事実だが、それだけではこのマイル数には届かない。このマイルの半分以上は、実際に搭乗した分以外での獲得なのである。 マイルを効果的に貯めるには、三井住友クレジットカードのマイ・ペイすリボのポイント2倍や、パソリを利用したEdyフル活用など、様々なテクニックがある。 このブログでも、私が日々実践しているそれらを紹介する機会があるかもしれないが、それはさておき、何故24万マイルが目標なのか、を述べておきたい。 飛行機に乗った人なら、余程のブルジョアな方でなければ、「日本からの欧米線などの長距離線で、一度はファーストクラスに乗ってみたい」と思われるのではないだろうか。 ANA(ならびに多くのスターアライアンスグループ)の場合、12万マイルが、ファーストクラスで日本からヨーロッパへ往復できる特典航空券に必要なマイル数で、その二人分が24万マイルなのである。 まあ、かといって、2/4のエントリーで書いたように、このゴールデンウィークでは、プランの出足が遅れた(私自身としては、まあ早いほうかなと思っていたが、世間はそんなに甘くなかった)ために、マイルの持ち腐れになってしまっては、話にならないわけだが。 それからもっと言えば、ANAのマイルは、自分以外では血縁関係のある親族にしか使えないわけで、そういう相手もいないから、ますますもって、腐敗しまくりだ、という噂もある。 実際、ANAのマイルの有効期間は3年間で、今年の12月でそのうちの9万マイルほどが失効してしまう。秋頃に、暇を見つけて、無理矢理「親孝行」と称して、マイル消費のアジアの旅に出かけようか、とも思う今日この頃である。 それに、ファーストクラスとビジネスクラスの大きな違いは、饗されるアルコールのランクの差だ、と断じる向きもある。だとすると、アルコールが呑めない私にとっては、ファーストクラスのお楽しみは、ちょっとしたベット気分を満喫するのみとなり、もったいない気もするわけである。 実のところ、独身のうちに一ヶ月ほどの勝手気ままな一人旅をしてみたい、という、今のところ夢のまた夢、のような願望もあるのだが。 現在、旅行準備で忙しく、無数の「ツン読」本が私の本棚に鎮座されているが、その中で、海外への旅が恋しくなった際に、その気分だけでも味わえるような本がこれである。 注) 厳密にはまだ読み通しているわけではなく、お勧めできる本だ、という意味で取り上げているわけではない。『世界一周航空券perfect book(世界一周堂×世界一周コミュミティ著 朝日新聞社)』 この本では、各航空会社のアライアンスが発売している「世界一周周遊券」を使って、どのような「世界一周」が可能か、というルートを紹介している。 この「攻略本」は、翻っていえば、各航空会社のアライアンスネットワークがどのように世界の代表的な都市を網羅しているかを紹介し、それらの実践的なルートの例を提示しているとも考えられる。 従って、使いようによっては、各個人の好みにあった旅のデザインの「攻略本」としても活用できそうな本なのである。 貯めるのはいいが、実はどうやって使っていいのか、いざとなって困ってしまう航空マイル。 他の陸マイラーの皆さんもどうやって使うか、を考えた上で収集に当たっていただきたい。
2007年02月25日
コメント(2)

1/27のエントリーから5回連続のエントリーで書いていた、ハチ・ハチ北ツアー。 今シーズン、もう一回行こうと決めていたが、例年にない超・雪不足により断念せざるを得なくなってしまった。 今日の時点の積雪は、ハチ側で50cm・ハチ北側で40cm。 ハチ⇔ハチ北の往来は叶わず、ハチ側では、高丸ゲレンデとハチ中央ゲレンデしか滑走できないという悲惨な状況である。 やる気満々で冬武装した私のイプサムも、まさかのシーズン一度きりの冬山ドライブで終わってしまった。 このネタでアメリカ出張前のブログネタは万全と思っていただけに、手痛い誤算である…というのは冗談で、結構ネタは貯まっているのである。ただ書く時間がなかなかとれないのが悩みの種なのだが(いかんせん凝り性で、一つのエントリーに起承転結と何らかのオチが付かないと納得できないタチなのである)。 しかしながら、今更地球温暖化を嘆いても仕方がないわけで、こういうときは笑ってごまかすしか仕方がないのである。動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意![ドイツ語は全くわからず、申し訳ない。でもおもろい]動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意! 言ってしまえば放送事故であるが、日本人の感覚だと天気予報は若干のエンターテイメント性が要求されると思うわけで、まあ「面白映像」と見てもいいだろう。 その天気予報を「エンターテイメント化」したのは、この方の功績が大きいと思う。 YouTubeで、たまたまこんな映像を発掘できた。 亡くなられてからもう二年経つのか、と思うとしみじみである。動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意![特に関西地方の方は懐かしいはず]動画再生には、画像をクリック。音が鳴るので、勤務中の方(爆)、注意! このエントリーを書き出したときはこんなオチで終わると思っていなかったのだが(^_^;)、まあ福井敏雄さんに、「積雪がしゅくなくて、申し訳ありましぇんでした」 と真っ正面から謝られると、まあ、しゃーないな、と思えてしまうわけで、雪遊びは来年に期待! である。
2007年02月24日
コメント(0)

最近のニュースを題材に、それとなく社会を斬っていくことにする。 その前に小咄を。 少し前に、政府が公的文書に使用している用語にカタカナが多いと批判する論調があった。安倍首相の所信表明演説でも、カタカナの回数をわざわざ数えて、なんとか揚げ足を取ろうとする連中もいたのを記憶している。 そういう勢力には、所信表明演説での「人生のリスクに対するセーフティーネット」「カントリー・アイデンティティー」といった言葉が引っかかったようである。さっきネットで見たら、カタカナ言葉が、国の名前なども含めると延べ109回だった、とご丁寧に数えたそうで。 私に言わせれば、国名の「アメリカ」「イギリス」をわざわざ「米国」「英国」と言い換える方が紛らわしいと思うし、「アイデンティティー」なんて言葉は、従来の「やまとことば」で言い換えづらい言葉であって、そのまま使った方がしっくり来ると思う。 日本語に言い換え可能と思われる語彙に関してまで極度にカタカナ言葉を使いすぎるのは、配慮すべきだと思うが、もう少し一般市民側も勉強する必要があると思う。 これだけグローバル化が進む中、海外で生まれた概念そのものが新しい場合、その訳語が定着するまでに時間がかかる。IT用語でよく見られるように(典型的なのが「コンピューター」「インターネット」である)、新概念はそのままカタカナ言葉として使用すればよいのである。 カタカナ言葉の氾濫は、日本語の危機だと叫ぶ勢力がある。しかし、私に言わせれば笑止千万である。 こうした勢力は「言葉は時代とともに変化するものである」という事実に、あまりに鈍感である傾向がある。それに、そもそも外来語をそのまま輸入して使う自由度、新しい用語を「カタカナ」で表記すれば、そのまま日本語の文脈に取り込める柔軟性を先人が持たせてくれた恩恵を、軽んじてはいないか、と思う(それを思えば、中国語は大変である。言葉が国際化の少なからずハンデとなるはずである)。 時代の流れについて行くには、勉強あるのみである。 今回のタイトルは、あえて新しめの概念のカタカナ言葉で表現しておきたい。 小咄っていうか、小言終了。 今日、JALのwebサイトのお知らせ欄に、小さくこんな「お詫び」が掲載された。[JAL webサイト 【お詫び】弊社社員の逮捕について から] わずかな扱いなので、へー、そうですか、と見逃しそうになる「お知らせ」である。 飛行機の離発着時に、「電波を発する電子機器の取り扱い」に注意するようアナウンスが流れるが、それに違反するようなテクニカルトラブルでも発生したのかな、と思ってしまう。 しかし、実はこのお詫び、こんな事件を受けての謝罪なのである。 「まじめ」な機長“元カノ”スッチー宅に盗聴器 「自分のことを彼女がどう思っているか知りたかった」 元カノのスッチー宅に盗聴器を仕掛けたとして警視庁玉川署は23日までに、電波法違反(無線局不法開設)容疑で日本航空機長(39)を逮捕した。 調べによると、同容疑者は02年6月から昨年11月にかけて世田谷区に住む客室乗務員の女性(34)宅に盗聴器2個を設置した疑い。同容疑者は容疑を認め、「自分のことを彼女がどう思っているか知りたかった。近くまで車で行き、車内で5、6回受信した」と話しているという。 盗聴器は同容疑者が東京・秋葉原で購入。たこ足用プラグに偽装したもので、コンセントに差すため、一度仕掛ければ半永久的に電波を送信し続けるタイプだった。 女性は02年ごろから同容疑者と交際していたが、昨年10月に破局。それでも同容疑者がつきまとっていたため、同署に相談していた。 女性は11月、同署の助言で盗聴発見を専門とする民間業者へ捜索を依頼。案の定、盗聴器が発見された。 日本航空によると同容疑者は90年に入社。ボーイング747-400(通称、ハイテクジャンボ)のライセンスを保持し、国内線と国際線のどちらも乗務していた。 「職場での勤務態度は良く、まじめだった」(広報部)といい、10日から有給休暇を取っているという。同社広報部は「極めて遺憾。お客様に心からおわび申し上げ、厳正に処分したい」と話している。(2/23 ZAKZAK) まあ、単に社員間の個人的な痴情のもつれであるから、お詫びをいちいちwebサイトに掲載せざるを得なかったJALの担当者も気の毒である。 だが、それを単に「弊社社員が電波法違反容疑で逮捕されました」と表記するのは、間違いではないが、ミステリー的に言えば叙述トリックの範疇に含まれる逃げ方ではないか、と思ってしまう。 この逮捕を受けて、社内の法務部ないし広報の方々は、専門家も交えて、文言に相当苦慮したと思う。取材を受けている様子の想像も含めて、気の毒で仕方がない(私が担当者なら、なんでこんなアホのために一日潰されなあかんねん、と毒づいているに違いない)。 しかしながら、逆に言えば、この対応の迅速さと手際の良さは、相次ぐ不祥事の連続に、プレス対応にこなれてきたのではないか、とも穿った見方もできるのである(^_^;)。 そのマスコミ自体がだらしない。 販売店を含めて、不祥事のオンパレードにもかかわらず、何の自浄努力も見られないこんなところ(下画像参照)はほっといて、このタイミングでウミを出してしまえば、立ち直りの余地がありそうなところを叩く。[毎度ながら、恥ずかしくないのであろうか?] 1/24のエントリーで述べた、関西テレビの対応の続報である。 責任をできるだけ下請け・孫請けに押しつけて、逃げ切ろうとする上層部の対応を、このエントリーで私は予想していた。 しかし、相次ぐ内容の捏造発覚を受けて、さすがに社長は引責辞任せざる得ないだろうとみていた矢先、こんなことをぬけぬけと言っているのを見て、唖然とした。 刑事告発も検討、「あるある」問題で関テレ社長が意向 関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」のデータ捏造問題で、関西テレビの千草宗一郎社長が21日、東京・永田町の自民党本部で開かれた同党の通信・放送産業高度化小委員会で再発防止策を説明し、謝罪した。関西テレビは、同委員会に提出した資料の中で再発防止への取り組みとして、外部の専門家が企画、編集などの段階で監修する制度を確立し、実験を伴うようなロケ収録への社員の立ち会いを義務づける内容などを示した。千草社長は委員の質問に答え、捏造にかかわった人物らを刑事告発する可能性について検討する意向を示した。 委員からは、再発防止策などについて「政治家やほかの業界には厳しく追及するのに、身内にこんなに甘くて良いのか」「下請けやキー局との関係など、責任の所在をはっきりしてほしい」などの指摘が相次いだという。片山虎之助委員長は委員会終了後、記者団に「自浄能力がないという印象を受けた」と語った。(2/21 朝日新聞) どのツラ下げて「刑事告発」の可能性に言及できたのか、理解に苦しむ。 データの捏造を実務レベルで行ったのは、確かに下請けの制作会社だろう。しかしながら、その作成の過程でクオリティーをチェックし、「製品」の最終的な責を担うのは親会社側のはずである。 データの放映について、最終的な責任を負うのは関西テレビなのである。 この答弁には、あかすけに下請けに責任を押しつけて逃げ切ろうとする、薄汚い関西テレビ上層部の思惑が反映されている。 ここまで来れば、厚顔にもほどがある。[レタスの快眠効果の回。レタスを摂取してもマウスは眠らず…たまたま寝た瞬間を放映] 関西テレビは、今回の事態について、外部有識者による調査委員会を発足させている。 このメンバーは次の通り。 「発掘!あるある大事典」調査委員会 ・音 好宏 / 45歳 上智大学文学部新聞学科助教授 メディア論・情報社会論 ・熊崎 勝彦 / 65歳 弁護士・元東京地方検察庁特捜部長・鈴木 秀美 / 47歳 大阪大学大学院高等司法研究科教授 憲法・メディア法 ・村木 良彦 / 71歳 メディア・プロデューサー 元東京国際大学国際関係学部教授・吉岡 忍 / 58歳 作家 代表作「教師の休日」「墜落の夏-日航123便事故全記録」 など 見事なまでに理系がいない。 真剣に問題に取り組む姿勢が見えないのは、私だけだろうか。 もっといえば、『「外部有識者による調査委員会」が妥当に構成されているかを吟味する委員会』が必要なのではないだろうか。 番組を構成する上で、どこまでを「演出」とみるか、という根本的な問題を孕(はら)んでいるが、厳密にそれらを抽出していくと、この番組のほぼ全放送回に何らかの不適切な演出・やらせが含まれ、科学的には十分といえないデータを基に構成されている部分があるのではないか、と思う。 例えば、科学的に十分といえないデータ、である。統計学上有意とは言えないレベルでの実験(「あるある隊員5名に実践してもらいました」的な説明)や、プラシーボ効果を考慮した、この比較データがないものを全て「アウト」と取ると、本当に全放送回分の検証は「クロ」と判定されるのではなかろうか。 そして、もっとぶっちゃけるが、私が関心を持っているのは、食べ物の効果の回についてではない。 番組制作に際して、何かしらスポンサーに配慮して、意図的な実験や放映内容の改竄が行われていなかったか、である。 …この有様では、そこまで踏み込んだ調査結果は期待できそうにない。 ますます私のテレビ視聴時間は減りそうな昨今である。
2007年02月23日
コメント(4)

2月22日ということで、陣内智則の誕生日に因んだ芸能ネタとか、竹島の日に絡めた堅い話にしようかと思ったが、最近肩肘張ったことばかり書いている気がするので、今日は癒し系で。 ただ、島根県がこの日を「竹島の日」と制定した事実に対して冷淡だったマスコミについては、またどこかで吠えておかなければならない。頭の痛い話である。 気分を変えて。 2月22日の「222」がネコの鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」と読めることから、「猫の日制定委員会」が1987年に制定した「猫の日」である。 私のプロフィール欄で、ネコの写真を使っているので、私を「ネコ派」と期待されていた方がいらっしゃるかもしれないが、実のところ、特定の動物好きというわけではなく、博愛動物主義者である。実際、実家ではシーズーを飼っている。[少し画像が古くて小さいが。実家の『マル』(シーズー・♀)] 下の画像は、ネットで見つけてきたお気に入り画像の一つである。どこで拾ってきたのか記憶にないが、原典はXGAの解像度(1024×768)があった。そうしたわけで、一時期会社のPCのデスクトップ画像に使用していたほどである。 眺めていると、何ともなくこの子の目の前に何があるのだろうと、想像をかき立てられる面白い写真だと思う。それに、イヌと比べて現実主義者的なイメージがある(私だけ?)ネコらしい一面が垣間見られるようで、好きなのである。[物憂げな表情と仕草が気に入って…] ネットサーフィンの傍ら、気に入った画像は、片っ端から右クリック→「名前を付けて画像を保存」でストックしてきた私のフォルダーには、たくさんのアニマル画像が保存されている。 その中で圧倒的に多いのが、ネコの画像である。イヌ画像のファイル数と比べて、その数、実に10倍以上である。 日本で飼われているペットの数は、イヌの方がネコよりも多い。しかしながら、実際に統計を取ったわけではないが、ネット上の「ラブリー」写真の数で言えば、圧倒的にネコの方が多いはずである。 これは、以下のような特性に起因しているのではないかと思う。 イヌを飼われている方は、自分が飼っている、もしくは一緒に暮らしているイヌが世界で一番可愛いと思っていらっしゃるのではないだろうか。 例えば、厳しいコンテストの末に勝ち残った、スーパーワンちゃんが横にいたとしても、おそらく今まで一緒にいたその子の方に愛着が沸くはずである。 イヌは飼い主に対して徹底的に愛情を要求する。強い表現を使えば、より忠誠を誓う、と言ってもいい。このことから、オンリーワンvsワンな関係が築かれやすい。愛犬家の方々の多くは、ネット上で自分のイヌの写真を掲載することがあっても、他人の可愛らしいイヌの写真まで拾ってきて保存するに至らないのではないだろうか。 あくまでイヌの飼い主にとって、圧倒的なナンバーワンは、我が子なのである。 その結果、ネット上でのイヌの画像の流通は限定的となり、相対的にネコの画像の方が多くなるのである。[らぶらぶらぶりー♪] 30代一人暮らし、もしかしたらもう「おっさん」と世間から認知されかねない(精神年齢はずっと低いと主張しているが)私が、ペットを飼う、なんて事態は気持ち悪くてあり得ない。 実際、それ以前に自分自身の身の回りのこともロクにできているか怪しい上に(爆)、出張が多い事情を踏まえると、とてもじゃないがペットを飼える分際ではない。 ただ、もしペットが飼えるとしたら、イヌを選ぶ可能性が高いと思う。猫種の差と比較して、個人的には、イヌは犬種による可愛らしさのばらつきが大きいと思う。特にいろいろな犬種を知っているわけではないが、気に入った、「ツボにはまった」犬種が見つかれば、それに打ち勝つネコはなかなか見つからないのではないかと思う。 私が飼うとしたら、吠えることの少ない小型犬がいい。花粉の季節に散歩に出掛けるのを思うと憂鬱になるが。[ネコは、こんな表情も併せ持っていたりするのである] もう一つ、ネコは野生に戻った時は、平穏時のそれと比べて全く違う顔を見せるように思う。幼少期に厳格にしつけられたイヌにはなかなか見られないポイントである。 そんな二面性が好きな方、またはネコの気まぐれさがツボな方は、ネコ以外にペットを飼うなんて考えられない、と思われるのだろう。 冒頭で述べたが、私は博愛動物主義者である。 強いて言えば、イヌを飼う方に一票を投じる。しかし、どんな動物も幸せそうな表情をしているときは、ただただ可愛く、そして見ているこちら側が癒されるのには変わりはなく、こうした子が横にいれば、毎日が楽しいだろうな、と思うのである。[どんな動物も、幸せそうな顔には癒されるのである!] そんなわけで、私が気に入ったアニマル画像を保存する習慣は、しばらく続きそうでなのである。 <PS> 私の勤務する会社では、ドッグフードとキャットフードを販売している。 このカテゴリーを担当する社員は、全て「イヌ」「ネコ」と言わずに「ワンちゃん」「ネコちゃん」と表現する。私も、社内でこれらのカテゴリーのビジネスを語るときは、「ワンちゃん」「ネコちゃん」と言っているのである。 このブログでは、一般性を醸し出すために、「イヌ」「ネコ」と表現した(「猫の日制定委員会」「猫の日」は固有名詞と判断してこの表記)が、書いていながら違和感を覚えていたのを吐露せざるを得ない。 習慣というのは恐ろしいものである。
2007年02月22日
コメント(0)

私は大学院にも進学したので、学生時代は4+2=6年と長かった。その学生時代は充実していたと思うが、一つ後悔しているのは、あまりに旅行をしていなかったことである。 真面目に塾で教えていたこともあって、長期休暇は取りづらく(6年間で休講にしたのは、就職活動中ツアーの一度しかない)、生徒の前で「滑ってくる」と言うのは憚られると、スキーにも一度も行かなかった。 そのため、初めて海外に行ったのは、大学院の卒業旅行の時である。行き先は香港であった。 あのときは、自分の人生を俯瞰してみる、という心の余裕がなかった。仮に60・65歳まで会社勤めをするとして、自分の時間が自由になるのは何歳ぐらいの時か、と考えていれば、学生時代が一番時間に余裕がある時期であると気付いていたはずである。 加えて、時間とお金、という2パラメータの価値観が、社会人の早い時期に逆転することさえ実感していれば、この時期に親に若干の借金をしてでも、まとまった時間をとって旅行に出掛ける、特に海外に行っておくべきだったのである。 当時は英語もろくに話せず、様々な苦労はしたであろう。しかし、こうした早い時期に、特に言語圏の異なる地域を訪れて、コミュニケーションの本質(例えば、英語を話すときに文法にあまりに執着する必要はない、など)に気付いておくべきだったと思う。教科書に書かれている無味乾燥な記述を、自分の目で確かめて、厳然たる事実として把握し、咀嚼しておくべきだったと思うのである。[クイズ研究会出身者は、この「聖地」に訪れなければならない。実物を見て感激] …大学院卒業から7年。外資系企業に勤務していることもあって、世界のあちこちに訪れる機会があった。パスポートにも随分スタンプが押されている。 恐縮な話であるが、過去の4度の渡欧と2度の渡米はともに出張に絡んだものであり、フライト代を自腹では払っていない(次のGWに中欧に訪れるが、これがプライベートでの初めての渡欧である)。休暇中のホテルや食事代が自腹だとはいえ、その間のフライトは全てビジネスクラスでの移動だ、といえば、やっかみの声も聞こえてくるのも当然である。 実際、入社してしばらくの頃は、折角海外に滞在しているのだから、その前後の土・日で観光をしないともったいない、といういわば貧乏性で観光をしていた。 しかし、幾度かの海外渡航を経験してからは、この動機が随分変わってきた。「日常の連続性」を断絶させ、一旦異なる環境に身を置く効能に気が付いてきたのである。それからというもの、私は意識的に海外に滞在する時間を極力長く取るように心がけるようになった。[パリで一番印象に残ったのが、サント・シャペル教会。思わず息を呑む美しさ] 2/18のエントリーで取り上げた、超旅行法から。『異国を一人で旅することの本質は、<孤独になること>だ。周りには、知り合いも顔見知りもいない。言葉も自由には通じない。一日中、一言もしゃべらないことさえある。日本のニュースも入ってこない。周りの人々の生活に、私の存在は何の意味も持たない。私は、文字通りのエトランジェなのである。 このような環境に一週間もいると、それまでの自分の日常生活を、客観的に見られるようになる。毎日あくせくと動き回っていた日本での生活は、本当に自分がなすべきものだったのだろうか? 私は、このままの生活を続けてもよいのか? 私のこれまでの生活は、最も基本的なところで間違っていたのではあるまいか? 日本で次々と仕事に追われている限り、こうしたことを考える時間は見出せない。日常生活から完全に切り離されたからこそ、そして完全に孤独であるからこそ、<人生の根本問題>を考えることができるのだ。私は、これこそが海外旅行の重要な意義だと思っている。』 厳密には<完全に孤独>でいる必要はないと思う。また別のエントリーで述べるかもしれないが、旅をする際に、少なくとも食事時は、一人でない方が自由度が増し、より一層旅を楽しめるからだ。 ただ、「日常生活から切り離される」ことは重要である。会社勤めをしている方であれば、オフィスでの同僚の方々とのコミュニケーションが一定期間、断絶されるだけで効果があるはずである。『海外旅行から久し振りに家に戻ってくると、旅行の苦労(注:旅程の飛行機に乗り遅れない、など)をもう続ける必要がないことを知って、ほっとする。そして、改めて周りを見渡してみると、普段見られていたさまざまなものが、新鮮に見えることがある。』 そこで発見した「気付き」を、今後の日常生活にフィードバックさせるのが肝要なのである。['02サッカーW杯・準決勝開始数時間前。ソウル市庁舎前の様子を、ホテルの窓から] もちろん、日本では味わえない経験(もちろん食事も)やショッピングも魅力である。忘れられない想い出も多い。 海外を旅して帰ってくると、自分の視野が広がっているのを毎回実感する。全く興味のなかった事柄に対して、急にはまりだしたりすることもしばしばである。 異文化の体験を経て、改めて自分の生活を客観的に見つめ直し、そしてさらなる豊かな日常生活に変貌させる。これが海外旅行で得られる、かけがえのない効果なのである。 もう少しこの話は続く。
2007年02月21日
コメント(0)

今回の出張では、若干時間が余ったので、少しばかり羽田空港のラウンジで休憩を。40分ほどのひとときであるが、ブロガー魂を発揮して少しばかり写真も。 今のところ、ANAの羽田-神戸間は一日2往復しかなく、伊丹空港を利用するケースのように、少し早く帰れるのなら前の便で帰阪、というフレキシビリティーはない。 ただ、晴れてプラチナ会員となったので、マイルの減算なくラウンジが使える身分となったのはありがたい限りである。 このメリット、ラウンジがない神戸空港では、何の意味もなさないので、羽田で使っておかないと、という貧乏性も私の心を駆り立てるのであるが。[羽田空港第2ターミナルに…] 先週、羽田空港第2ターミナル(ANA側)の南ピア側に、新しいラウンジが完成した。 今まで、大型機が離発着する59~64番ゲートの最寄りに当たる、本館ラウンジの18・19時台の状況は、まさに芋洗い状態な密度(しかもオッサンだらけ)で、もしかしたら普通の待合場の長いすに座っている方が快適なのではないか、と思われる有様だったわけであるが、これで少しは改善されるかもしれない。 実際、ここのラウンジは、自分もこうしたオッサンの一部と化していくのだろうか、という錯覚に襲われ(私も30代になったが、見た目は20代だと信じているのである)、憂鬱な気分にもなるのである。[神戸空港発を利用する場合は、北ピアへ] しかしながら、神戸空港行きは、50番台ゲートに設定されることが多く、ラウンジで休憩するなら、北ピア側のラウンジを使うことになる。 ここは、本館のラウンジほど混雑しておらず、ゆったり過ごすことができる…このブログ用にデジカメで写真を撮っても迷惑にならない程度には(笑)。 それに、こちらなら、パソコンブースに座って、ノートPCでも開けてみようか、という気になる。 [ソフトドリンクとちょっとしたおつまみは当然…] ラウンジの特権と言えば、なんと言っても飲み放題な環境であろう。 国際線のラウンジであれば、サンドイッチ等の軽食が提供されることもあるが、さすがに日本の国内線では柿ピー程度のスナックがせいぜいである。しかし、これでも小腹は押さえることができるのでありがたい。「おつまみをラウンジの外に持ち出すのはご遠慮下さい」との案内があるのはご愛敬。[これが楽しみという方も多いはず] 私はアルコールが呑めないのでどうでもいいのだが、ラウンジに集まっている7割以上のオッサンの目的は、ビールだろうと思う。 さすがにラウンジ。発泡酒ではなく、ビールである。しかも「ヱビス」。 お酒の呑めない私でも、さすがに「ヱビス」が他のビールより高いことぐらいは知っている。しかも「エビス」ではなく「ヱビス」だということも(^_^;)。[しかし、本当にオッサンの心を捉えるのは…] しかし、やはりラウンジ客の目を惹くのが、このグリーンジュース。青汁である。 体脂肪の気になるオッサンの中には、健康に気を遣ってか、あえて青汁を選択する方も少なくないようである。実際、結構減っていくのが早くて、ラウンジの係の方が頻繁に入れ替えているように思う。 …実のところ、今回、私もコップ半分程度いただいた。 個人的には、トマトジュースと並んで、ラウンジに来ないと飲まないモノ、逆にいうと、わざわざラウンジに来たときに、必ず少しは飲んでいく飲み物となっている。[LANポートがないのが残念なところ] ただし、ラウンジ内での私が持参していたボーダフォンカードでの通信状況は非常に悪く、結局はメールチェックができなかった。 無線LANは使えるようだが、どうせならデータポートの箇所に電話線(今更、誰が電話回線からネットに繋ぐというのだろうか…)の代わりに、LANポートを設置して欲しいと思う。 もう、少なくとも上位顧客に対しては、高速ネット回線を無料で提供するというサービスレベルがデフォルトとなって欲しい。これは一部ホテルについても言えることである。社会全体のインフラはもうそこまで整ってきているはずである。 20分・200円などとEdyを徴収して、「Edyでインターネット」などと浮かれている場合ではない。 Edyの端末機を導入する金があったら、ADSLか光回線をラウンジに導入すべきなのである。 私がここに書いていることは、数年後には当然のことになっていると思うが、2007年当時は、まだこんな状況であった。>このブログの文章を読んでいる「未来の私」に対して[時間があれば試してみたい] ラウンジでは、所有マイルを使用して、プロのマッサージを受けることも可能であるが、マイル残数が中途半端だったり(ちなみに、ラウンジでのマッサージサービスは、2000マイルから、とおそらく消費最少マイル単位のサービスである)、期限切れ寸前だったりしない限り、私なら利用しない。 このマッサージチェアーで十分かな、と思う。 次回、ラウンジに来る機会があれば、スポーツ新聞片手に、ちょっと贅沢な時間を過ごしてみようか、とも思う。 …やばい。この発想、オッサン入ってきたかも…。
2007年02月20日
コメント(0)

今年6回目の東京出張。ただし、今日をこなせば、しばらく東京出張はない予定である。 神戸空港を朝一で発って、銀座→新宿といういつものコースに加えて、市ヶ谷にも、ある「世界最先端」を見学に。 仕事の内容をブログに書いても仕方がないので、そんな出張の一コマから。 まずは、朝一番の神戸空港の模様。[神戸空港 朝6時50頃 荷物検査場前の光景] 1/16のエントリーで触れたように、JAL・ANAともに羽田行きのフライトはAM 7:05発という、頭の悪い空のダイヤ。[うじゃうじゃ~] 当然の如く、荷物検査場は大混雑。 別の時間帯なら閑散としているはずが、この時間帯だけはカオスと化す。 普通に15分前に並んでいたら、「7時5分発でスキップサービスご利用の方はいらっしゃいませんか~」とANA職員が聞いて回り、そうした乗客がいれば、スキップ対象の携帯・ANAカードを借りて、先にスキップを通してくるという始末。 スキップサービスの意味がない。 そんな不満を抱えながらも、東京へ。 東京の地下鉄網はまるで迷路のようになっていて、頻繁に乗り換えが発生するが、こんな案内があるのをご存じだろうか。 [京王新線と都営新宿線がお互い乗り合わせていること自体が少しわかりにくいが] これは、どの車両が各駅の乗り換えでの最寄りの乗り換え口に近いかを示した表である。東京の地下鉄の各駅にこうした案内があることを最近知った。ちょっとしたトリビアである。 会社の東京営業所がある新宿は、フィクションの世界では、シティーハンターの冴羽がいて、大沢在昌の新宿鮫こと鮫島や原りょうの沢崎が活躍する(今気が付いたが、この両者とも作者は主人公の名前を明らかにしていない)、ハードボイルドな街であるが、こんな組織の本部があったりする、実はほのぼのとした街である。[昔の紅白歌合戦でおなじみ、っていうかそれでしか見たことない『日本野鳥の会』] 最後に。脳出血により入院・加療のため休業中の大助・花子の大助も、宙づりの宣伝に出演中。 このポスターがお蔵入りにならなくて本当に良かった。[一日でも早い回復をお祈りしております]
2007年02月19日
コメント(4)

野口悠紀雄の「超…」シリーズはどれほど実践的なのか、を考えてみたことがある。 彼の著書『「超」整理法』『「超」発想法』「『超』英語法」あたりを読んでみた限りの雑感であるが、これらの著書が有効か否かは、読者の状況が著者のシチュエーションとどれだけ近いかに依存する、というのが私の結論である。「超…」シリーズでは、著者のノウハウをできるだけ普遍化して記述しようとする努力は伺える。しかしそれにも限界があるわけで、ここに書かれていることを全部鵜呑みにするのは逆に実践的ではない。 むしろ読者によるノウハウの取捨選択が、これらの本を有効にするか否かの鍵ではないかと思う。 そんな中、野口悠紀雄の本の中では、発行部数としてはそれほど成功していないと思われるこの本(実際、楽天ブックスでは扱いがなかった(^_^;))が、個人的には一番役に立ったといえる本である。野口悠紀雄 『「超」旅行法』(新潮文庫) 裏表紙から内容を紹介したい。『「海外旅行の本当の楽しさは個人旅行にある」がモットーの野口教授が自ら開発・蓄積した、とっておきのノウハウを大公開。ホテルでの部屋の変更の頼み方、街でのトイレの探し方、一人でさまになるレストランの見つけ方など、他の旅行ガイドには絶対にない、海外一人旅の極意が満載されている。団体旅行に飽き足らない人や、海外出張の多いビジネスマンには、絶好の手引き書である』 著者は、旧・大蔵省、教官時代の30年間で、およそ70回の海外旅行を経験してきたという。『その大部分が学会や研究会への出張であり、会議が終わって帰国途中の寄り道である。だからほとんどが一人旅だ。その経験の中から、私は、海外個人旅行のノウハウをかなり蓄積した』と書いている。 このシチュエーションは、かなり私の状況に近い。外資系企業に勤務し、年に2度ほど海外出張がある。そのほとんどが単身での移動となる。いわゆる旅行会社の「パック旅行」は使用しない。飛行機の旅程、ホテルの予約については、会社がプレファード指定した航空会社・ホテル系列の縛りがあって、アメリカンエクスプレスの手配のサポートはあるものの、若干の自由度はある。 著者が書くように、私を含め、海外出張がある会社勤めの方なら、『会議が金曜に終わるときなど、帰国途中に観光地に立ち寄ることが、「皆無とはいえない」。これは、学者の隠語で"better part of the conference"(会議のよりよい部分)といわれているものである。』と言う状況に、首肯していただけると思う。 今、目前に迫った2つの海外への移動(ともに2週間程度)の準備に追われていて、楽しい時間を過ごしている。この本に書かれているように、また多くの人が実感するように、「旅の計画ほど楽しいものはない」のである。 海外滞在中でも、できるだけこのブログは毎日更新をしていきたいと考えている。その多くは現地で感じたことの体験記になると思うが、その準備段階から、記述は旅行に因んだものになる。よろしければ、お付き合い願いたい。 というわけで、この記述は「2」に続く。
2007年02月18日
コメント(0)

ちょっと日付がずれたが、バレンタインデーの話題。 日本では、女性が男性にチョコレートを渡す習慣がある。 習慣というか、とある菓子メーカーのマーケティングが奏功しただけだとか、海外では逆だとか色々蘊蓄はあるが、まあ、このルールに則るとして、以下のことを考える。 男性と女性とで、どちらが神経を使うか、ということである。 ホワイトデーでは、何をお返しするか、には明確なルールはない。昔はマシュマロだとかホワイトチョコレートが定番だったが、いつの間にか何でもあり、という風潮になってしまった。モノが限定されないため、選択肢が多く、逆にセンスを問われるような錯覚にとらわれてしまうわけである。 知人の某女史曰く、今まで一番辛かったのは「自分の写真とともに贈られた微妙なクッキー詰め合わせ」であったという(厳密には、バレンタインデーに何も渡していない相手からなので、単なる「プレゼント」なのだが)。しかもその写真は箱の裏に隠してあって、「食べ終わったら裏をみてごらん」と言われて渡されたらしい。 想像するだけで空恐ろしい。 男性側として、安易にホワイトデーの贈り物を選んではいけないという教訓である。 …かといって、女性側から見れば「渡す相手の選定」をしないといけないので、もっと大変だ、反論されるかもしれないが。 とまあ、いつものように何の教訓もない枕を踏まえて(苦笑)、今日は面白いニュースがあったので紹介したい。 メディアリテラシーの考察にもってこいの題材である。 「素直に辞めるアナタが好き」 柳沢厚労相に巨大チョコ バレンタインデーの15日、「産む機械」発言で女性から強い批判を受けた柳沢厚生労働相あてに、NGO「ピースボート」が巨大チョコを届けた。 重さ3.5キロ。表面には「素直に辞めるアナタが好き」とのメッセージ。メンバーは「きっとお返しは3月14日にあるはず」と、1カ月以内の辞任に期待を寄せる。 昨年も、米国産牛肉の輸入再開に抗議して中川農林水産相にチョコを贈ったが、音信はなかったという。昨年に続き今年の「再チャレンジ」。厚労相の反応は? (2/15 朝日新聞)[辞任要求のバレンタインチョコを柳沢厚労相の代理(手前)に渡すピースボートのメンバーら] さて、いつものごとく「朝日新聞」である。 最近、何度か朝日を引用しているのでお気付きの方もいらっしゃるかと思うが、私が朝日を表すときは赤字で表現している。理由は言うまでもないので、省略する(^_^;)。 さて、このニュース。あまりプロ市民の行動についてご存じない方からすれば、NGO団体がこうしたユーモア溢れる抗議をしてるんですよ、と捉えかねないかもしれない。 これはとんでもない誤解である。注意を喚起したい。 まず、ここで問題なのは、ピースボートという団体である。 この団体の意義については、賛否両論あるが、この団体への一定の評価についてはすでに司法判断が下されているので紹介したい。 ピースボートは、『民間レベルの国際交流』を目指しており、一般市民を募った長期船舶旅行を企画している。 このクルーズに関して、週刊新潮は「ピースボート豪華世界一周を『惨たん旅行』にした責任者」との見出しで、ピースボートを「金儲け主義の集団と確信した」とし、週刊文春は「『サンマがご馳走(ちそう)か!』ピースボート地球一周豪華クルーズにケチ」という見出しでその航海を報じた。 これに対して、ピースボート側は名誉毀損として訴えたが、司法は「記事の主要部分は真実であるか、文春側が真実と信じたことに相当の理由がある」としてこの請求を退けたのであった。 これら判断は、双方とも最高裁が支持した内容で、判決は確定している。 ついでにいえば、ピースボートは、元来、辻元清美が設立した団体である。 辻元清美と言えば、このニュースが記憶に新しい、社民党の国会議員である。 …とここまで書けば、この「NGO団体」がニュートラルな立場の団体でなく、むしろ特定の政治思想によって成立している団体であることは理解いただけると思う。 ピースボートのバレンタインデーイベントは今年に限ったことではない。 実際、過去に贈った議員は以下の通り。 2003年 石原慎太郎(東京都知事)に「ババア発言」チョコ 2004年 石破茂(防衛庁長官)に「反自衛隊」チョコ 2005年 安倍晋三(議員)に「NHK圧力」チョコ 贈る対象が、保守系・自民党議員に限られるのは偶然かもしれない。 が、一方で、例えば不倫疑惑で揺れた某民主党議員に愛のチョコレートを渡したというニュースは一切聞かないのも事実である(笑)。 これをユーモアと採るか、嫌がらせと採るか、はたまた下品なプロパガンダと採るかどうかは、人間性が問われる問題である。 ちなみに、朝日新聞の誤報に端を発した安部晋三氏へのプレゼントは「直径約60センチのハート形のチョコで重さ約6キロ。スタッフが66枚の板チョコを溶かして作った」ということで、「666」の呪いとネット上で話題になっていた。#…まあ、はっきり言って単なる嫌がらせでしょうな。こりゃ。彼らの疑惑が晴れたとしても、こうした嫌がらせをピースボート側は一切謝罪することはない。はあ。 …ここまで読んで「女性は子供を産む機械」発言で物議を醸した柳沢大臣へのチョコレートのニュースを振り返ってもらいたい。 ユーモアのセンスが致命的に貧困である。 絶望的に、痛すぎる。これぞまさしく「痛チョコ」である(ぷっ)。 大前提として、こうしたパフォーマンスが成立する要因を考察してみよう。 このチョコレートの作成に、多かれ少なかれ労力とお金を要していることは疑いようがない。しかし、このチョコレートの作成のモチベーションとなっている要因が必ずあるはずである。それは何か。 はっきり書こう。これを報じる「朝日新聞」+「共同通信」のアナウンス効果である(私が見る限り、このニュースを報じているのはこの二社だけである。これらが、思想的にどういうマスコミかは、ご想像にお任せする(笑))。 大体、こんな下らないバカ市民の悪ふざけに、写真を載せて報じるだけのニュースバリューがあるはずがない。 想像してもらいたい、どうやってこうしたマスコミはこの動きを嗅ぎつけ、そしてチョコレートを手渡す瞬間を写真に収めることができたのだろうか? 簡単である。これらの団体からのリークに決まっている。 つまり、この記事自体が一定の政治思想に偏った連中の自作自演なのである。 お返しに柳沢大臣が何を送るか、を考えてみた。「来年からそのチョコレートを作るお金があったら、発展途上国の子供たちに援助をしてあげてください。それが、元々のピースボートの目的でしたよね」と書いた手作りホワイトチョコレート、というのをふと思ったが、わざわざ相手に合わせてレベルを下げる必要はない。 こういうのは、徹底無視に限る。 そもそも、国務大臣の給与は国民の血税から支払われている。こうした程度の低い中傷に、一秒たりとも労力を費やして欲しくない。今の厚生大臣には、少子化問題だけではなく、火急の課題があるはずである。これに全力で立ち向かってもらいたい。これが一国民の切なる願いである。 最後に、このチョコレートを渡している女性に一言言いたい。 きっとピースボートの仲間内で、一部メディアに取り上げられた自分たちの記事を見てほくそ笑んでいるであろうと思う。 わざわざ、子供を連れた女性を選んで職員にチョコを手渡したメディア戦略に満足しているかもしれない。 柳沢議員は「女性を子供を産む機械」と評したかもしれない。その表現は決して褒められたものではない。 しかしながら、貴方にその彼を批判できる資格は一切ない。 子供をメディア戦略、己のプロパガンダの道具に利用する品性の方がよっぽど問題だからである。 今腕に抱かれている女の子が、物心つくようになった頃、一体何を思うだろうか。自分が掲載された新聞を見て、誇りに思うだろうか。こうしたイベントに駆り出して欲しかった、と思うだろうか。 少なくとも、こうした親には子供を育てて欲しくない。
2007年02月17日
コメント(0)

タイトルは漢字の誤変換ではない。ただ、日本全国の花粉症患者の本音をストレートに表現するなら、この漢字の方が正しいのではないかと思ってしまう。 今月3度目の東京出張。 これだけ東京出張が重なるというのは、昨年立ち上げた東京ベースのプロジェクトが好調であることの証左であり、喜ばしい限りである。 なお、2/2のエントリーで取り上げたように、2月・3月の間10回ANA国内線に搭乗すると、2008年度プラチナ会員になると書いたが、来週に1度東京出張があり、プライベートでも3/21(水・祝)に東京を往復するので、これで計5往復。事実上来年度プラチナ確定である。 しかしながら、完全に「奴」の存在を忘れていたのである。今年の暖冬を甘く見ていた。 こんな画像で証明しなくても、私の花粉センサーは超高性能である。 例年、私が花粉の飛散を実感するのは、3月の第2週である。 この週に、毎年Japan Shopという展示会が東京ビッグサイトで開かれる。東京ビッグサイトへのアクセスは、羽田空港からモノレールで天王洲アイルまで行き、そこでりんかい線に乗り換え、国際展示場に向かう、というルートをとる。 この「乗り換え」は同じ建物で繋がってはおらず、3分程度の徒歩の移動を要する。この間、高速道路の陸橋を徒歩でくぐるわけであるが、ここでの大気汚染と花粉のタブルパンチを受けて、私の鼻腔が破壊される、というのが、私にとっての春の訪れの実感であった。 ところが、例年のそれより3週間早い「それ」が、マスクも鼻炎薬も持っていない私にいきなり襲いかかってきて、非常に参った。 今日訪問したベンダーさんの前では、5分に一度鼻をかみ、挙げ句の果てには帰りがけに、ボックスティッシュから大量にティッシュを拝借して帰るという有様に、ただただ面目ない思いで一杯であった。 今年の花粉の飛散量は例年よりも少ないらしいが、花粉予想「やや少ない」レベルでも花粉を感知・反応する私にとっては、生き地獄の始まりである。 3月の頭から、国外へ逃亡する次第であるので、そこんとこよろしく。
2007年02月16日
コメント(0)

里中とさっちゃんが、結婚する。 …なんのこっちゃわからん方は、今週のチャンピオンをご覧いただきたい。『ドカベン(スーパースターズ編)』の中の話である。 光陰矢の如し。そこまでさっちゃんが大きくなったか…というか、70年代に高校生だった山田太郎・岩鬼・殿馬の年齢設定は、マンガとはいえ、素敵にアバウトである。 軽いジャブから強引に本論へ。 今回のエントリーは超個人的な話で、私が現在担当しているプロジェクトについての思い出から。 これに携わってもう4年ぐらいになるが、この黎明期、プロジェクトの立ち上げから1年ぐらい経った頃(だから3年ほど前のことになる)、順調に社内のニーズも掘り起こし、一分野として確立するか否か、というフェーズに移るようになっていた。 こんな中、嬉しい悲鳴ではあるが、いくつかのサブプロジェクトが重なって、私一人で全てのニーズに対応できない事態が懸念されるようにもなっていた。 …そこで、私が採った策は「テクニカルスタッフの採用」であった。社員一人の人員を、まだ立ち上がってすぐのプロジェクトに投入するまでには覚束なく、季節労働的雰囲気もあったので、このような措置を採ったのである。 早速、人材派遣会社の担当者に、あくまで短期の採用であることを伝えた上で、画像処理ソフトの扱いに長けた方を紹介いただくようにお願いすることになった。 こうして、私の下で4ヶ月間、プロジェクトのサポートをお願いすることになったのが大倉さんである。 彼女の名前をブログで出すのには若干躊躇した。しかし、名字だけだし、今後の話の伏線になることもあって、ご勘弁願いたい。 彼女は、「プロジェクトの卵」を完全に孵化させるのに多大なる功績を残してくれた。ウエブサイトの構築経験があった彼女から、むしろ私の方が種々の画像処理のノウハウを学ばせてもらった気がする。 例えば、全く同一アングルから撮られた画像AとBがあるとする(実践的には、画像BはAの一部を変えたもの、ということが多い)。 このとき、この2つの絵がパワーポイント上でまるでアニメーションするように変遷させるためにはどうしたらよいか。 このニーズに対応するのに、彼女が採った方法は、1) 2つの絵の位置を完全に重ねる2) 上位に配置された画像に対して、アニメーション効果「フェード」を与える (このとき、アニメーションスピードを「速く」に設定するのが私のお気に入りである) という手法であった。こうして、パワーポイント上で「スライドショー」を実行してみていただきたい。その演出効果の妙を実感していたくことができるだろう。[ちょっと一休み:このgifファイルにはものすごく癒されるのである] 彼女の協力を仰ぐのと平行して、プロジェクトは更なるターニングポイントを迎えていた。 私の所属しているシステム部と、商品パッケージを開発している部署とで、全く独立に同じような技術を担当しており、何かシナジー効果が生まれないかを模索するようになっていたのである。 この時、パッケージ部のテクニカルサポートをしていた、Yさんが産休取得中(なお、Yさんはこの後双子を出産されることになる。あの細身の身体のどこに2人分を収納するスペースがあるというのか。私には不思議で仕方がない)だったため、ピンチヒッターとして小倉さんというグラフィックデザインサポートの方に来ていただいていた。 この業界の不可解なしきたり(苦笑)に悪戦苦闘されながらも、彼も素晴らしい結果を残してくれた。 一度、私の無理なお願いを、深夜までの残業を断行することで対応してくださったことがあったのを思い出した。家が枚方だということで、タクシーを使って帰宅されたのを後で聞いたのであった(あの時はどうもすいませんでした)。 このシナジー効果は、このお二人の協力もあって見事に実証された。 互いにコアのテクノロジーは類似しているのだが、同時に互いの不得手なところを丁度補完するような関係が成立していて、社内プロセスの簡素化に繋がることを立証しえたのである。 今、私が引き続きこのプロジェクトに携わることができ、そして、社内でも注目を浴びる成果を出せているのも、この時期に築いた基礎が頑強であったからに他ならない。 特に、私の直属でご協力をいただいた大倉さんは、わずか4ヶ月という短い間であったが、私が採用に携わり、そして社員対派遣社員という立場ではあったが、部下として尽力していただいたという意味で、大変感謝をしているのである。 …お二人が会社から離れてもう2年。 その知らせは、突然やってきた。…っていうか、私、ホントに全く知らなかったんすけど…。 大倉さん&小倉さん、結婚おめでとうございます! システム部が担当する領域とパッケージ部門の共同作業を進めたのは、私の功績である。 そんでもって「大倉&小倉コンビ」などとお二人を茶化して言っていたのは私である。 というわけで、やや強引ではあるが、お二人を結びつけたのは私である。 こっぱずかしい表現であるが、恋のキューピットなのである(ぷっ)。 大倉さんとの契約終了後、特に私から連絡を取っていなかったことは事実である。 実際、私はそこら辺はドライな関係な方が健全だと思っていた(パワハラ等にならないように、潔癖に行動していたつもりなのである)。が、せーめーて、そーいうことなら、一言そんなことになっているとでも、近況を教えてもらってもいいのではないかと思うのである。 お二人が、あれからお付き合いをされていることすら、全く知らんかったっす。マジで(^_^;)。 …まあ、なんか私などは蚊帳の外、という感じもしないでもないが… 末永くお幸せに! PS お二人がこのエントリーをご覧になるのは、随分後のことかもしれませんね(そもそも、私自身がこのブログの存在を周りの人に紹介していないので)。このニュースを聞いたのは、本当に2月の中旬だったんです。びっくりしましたがな、そりゃ。 …で、会社近くのホテルでGW前に執り行われる結婚式。 その日、私は日本を離れていて出席できません(すみません)。が、ささやかながら、祝電を打たせていただく次第っす。 また、機会があれば、そうですねー、今度はご夫婦として、一緒に飲みにいきましょー。
2007年02月15日
コメント(0)

1/22のエントリーで、近所のトヨタの営業所が移転していたという話を書いた。 …ここで、私の知らないうちに、とんでもないことが起こっていたのである。 [神戸で不発弾、3月4日に撤去作業 1万人に避難命令] 神戸市東灘区青木5丁目の自動車販売店の解体現場で米国製の250キロ爆弾の不発弾1発が見つかり、同市は、3月4日午前8時~午後3時に半径300メートル以内の住民約1万人に避難命令を出して撤去作業をする、と13日発表した。付近を通る阪神電車は西宮(兵庫県西宮市)―御影(同区)間8.4キロで運転を休止し、両端で折り返し運転をする予定。国道43号や阪神高速神戸線など周辺の道路も、通行を規制するという。JRと阪急の神戸線は通常通り運転する。 (2/14 朝日新聞) おっそろしいことである。国道43号線は私の通勤路になっていて、毎日ここを車で通過しているのである。 それに、半年に一度は、この不発弾の真上で車のメンテナンスをしてもらっていたことになる。 防塵シートに包まれ、すっかり廃墟になっていたあの場所でそんな事態になっていようとは。 3/4(日)、近所の皆さんには気をつけていただきたいものである。阪神電車を利用される方も、信管の引き抜き作業が終わるまで、通常ダイヤとならない見通しということで、これにもご留意いただきたい。マジで。 …そんな私は、この日はニューヨークにいる予定である。すんまそん。 ちゃらんぽらんに終われる話ではなく、コメディーチックにこのエントリーを締めることはできないが、もう少し蘊蓄を。 阪神淡路大震災の報道で、皆さんの印象に残っている映像の一つが、高速道路の橋脚が足下から崩れ、分断されている場面ではないかと思う。この阪神高速道路(高架下は国道43号線である)の現場と、今回不発弾があった現場は、目と鼻の先にある。 恐らく太平洋戦争で投下されたと思われる不発弾は、震度7の地震でも爆発せず、60年以上の時を超え、その使命をようやく終えようとしている。 月並みな感想であるが、平和が一番であると、しみじみ感じさせられるニュースであった。
2007年02月14日
コメント(0)
全95件 (95件中 1-50件目)


