『高田敏子詩集』を借りていて、一昨日レッスンから帰り、一休みしてから返しに行きました。
高田敏子さんは身近なことをしっとりと歌い上げる詩人で、私の好きな詩人の一人です。書き留めておいた詩をご紹介しましょう。
✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦高田敏子詩集
詩集『藤』より
藤の花
きものの色が
少しずつ地味になってきたように
料理も淡白なものが好きになった
「恋」という言葉も もう派手すぎて
恋歌も恋の詩も書けなくなった
書けなくなったころから
古い恋うたの心がわかり
私の恋もまた 深く ゆたかに
静かに 美しいものになっていった
藤の古木が 千条の花房を咲かせるように。
✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦
この詩はたしか私と同じお歳の時に書かれたと聞いた覚えがありますが、なんとみずみずしいことでしょう。
私の恋もまた 深く ゆたかに/静かに 美しいものになっていった
とは・・・。
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詩集『夢の手』より
夕焼け
夕焼けは
ばら色
世界が平和ならどこの国から見ても
どこの町から見ても
夕焼けは
ばら色
夕焼けが
火の色
血の色に
見えることなど
ありませんように
✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦
反戦を歌うにしてもなんと美しく歌うのでしょう?!
この詩はたしか信長貴富氏が作曲していると思いますが、私が歌いたいと言っても希望が通らなかった歌です。前の女声コーラスでは荷が重かったようです。
(信長貴富氏のお名前を間違えて記してしまいました。お詫びをして訂正いたします)
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