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2月も半ばとなり、私の職場である某専門学校では期末試験の真っ最中である。いわば1年間の集大成の時期である。今日は私の教え子、A君について語りたいと思う。彼は入学当時からかなり目立つ存在であった。いままで数多くの個性的キャラと対峙してきた私であるが、いままでのキャラの中でもナンバー1と言える猛者だ。まず授業中、彼の指は必ず鼻の穴にインしている。グリグリグリグリと常に鼻孔をかき回し、「そんなに指を突っ込んだら鼻血が出ちゃうんでねえか!?」「パソコンが血だらけになっちまうんじゃねえか?」と心配になるほどである。そして問題はその後である。日本語だと生々しすぎるので英語で説明しよう。His finger go back and forth Between nostril and mouth おら、初めて見た時はそりゃあびっくりしただ。でもな、毎度毎度のこどだからな、いつの間にか見慣れでしまっただよ。慣れっっつ~のは恐ろしいもんだな。そんな彼もいよいよ卒業だ。思い起こせば こんな事件もあった。そして彼はまたやらかした。名付けて「トイレ籠城事件」である。私が担当するAccessというデータベースソフトの授業の期末試験が先日行われた。ところが時間になってもA君が教室に入ってこない。彼は2年間無遅刻無欠席だけが取り柄の立派な青年だ。授業中だって、課題もせずにインターネットに夢中になっている。私の説明などまったく耳に届かないほどの集中力を発揮している。今朝だって職員室の前でふらふらしているのを見かけたばかりである。ある学生が言った。「先生、A君・・・どこかに逃げたかもしれませんよ。先週もいなくなったんですよ」「さっき確かに見かけたよね?ちょっと探してくる」そこへちょうど同じクラスの男子がトイレから出てきた。「トイレでA君見なかった?」「いました。中でウロウロしてます」なんてこったい!私では男子トイレに入れないじゃないの!!そこで男性の先生にお願いし、説得に向かってもらった。30分後・・・先生の根気溢れる説得もむなしく、A君は教室には現れることはなかった。「期末試験受けないと、卒業できないんだよ」「むりっ!」「教室行って、先生にちゃんと話してきなさい」「むりっ!」何を言っても「むりっ!」しか言わなかったそうだ。そしてお昼休み・・・何事もなかったかのように彼は、廊下で女子と楽しそうに話していた。(-_-) (-_-) (-_-)こりゃ~私も私も負けずに「卒業むりっ!」と言ってやるべきだな。
2013年02月17日
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