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11月3日、ぐんま県民マラソンに2年ぶりに参加してきた。今年はレース中に大変珍しい出来事に遭遇した。なんと、レース中にお金を拾ったのである。9.5キロの給水地点。散乱しまくった紙コップの間に、きれいに折りたたんだお札を発見した。視力2.0はこんなところでも役にたつのだ。近くにいたおじさん(係員かと思ったが、だたの応援の人?)に「これどうしましょ~」と言ってみたら、おじさん曰く「とりあえず、あなたが持ってていいんじゃない?」と言われたので、お札を手にそのまま走り続けることに。これを落とした人はいったいどんな人なんだろう・・・「まったく毎週大会大会ってさ・・・あたしにばっかり家事押し付けてさ。あんたも、たまには子どもの面倒見てよ!」「ごめん、ごめん。来週は大会ないから、俺が面倒見るよ。だからなっ!頼むよ、今日のお昼代」「チッ、まったくしょうがないね!ほら、これ持ってきな!帰りにコロッケ買ってきてよ」「かあちゃん、ありがとう。これで昼に鳥めしが買えるよ」「あんたバカ?鳥めしなんて贅沢なんだよ!コンビニのおにぎり2個で充分だろ!飲み物とヤクルトはタダでもらえるんだろ。贅沢言ってんじゃないよ。旅行券10万円ぐらい当ててきてくれないと、大会に出ている意味なんかないよ!」「ご、ごめん。かあちゃん・・・」走りながら涙があふれてきた。かわいそうだ、かわいそうすぎる。酒もたばこも賭け事もしない俺がどうしてこんなに虐げられるんだ。確かに安い給料かもしれない。でも群馬県の給料なんてこんなもんだよ。物価も安いんだ。給料だって安いに決まってんじゃないか。そんな大切なお金を、どうして私の懐に入れることができるだろうか?今頃彼は汗だくで、失くしたお札を探しているに違いない。完走直後の空腹をレモリアとヤクルトだけでしのいでいるに違いない(T_T)(T_T)ゴール後、涙と汗と鼻水でぐちゃぐちゃになった小汚い顔で、総合受付へと向かった。「もし、落し主が現れたら渡してあげてください。現れなかったら『愛の小鳩募金』に入れてくださいっ!」そう言って太ももを痙攣させながら走り去る私であった。※2年前より、10分も遅い2時間11分でゴールしました。テヘヘ・・・
2013年11月05日
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