よびりん人生大学サブ日記

極めれば、そこが天職～ヒューマンリソース研究所　所長　鈴木　民二

一冊の本に感動した私は、上京して武者小路実篤邸の門を叩いた。
２０歳の時である。

先生は和服でお迎えくださった。

「人生のテーマを探しています。

「まず自分をつくりなさい。その後で人に役に立つ時がきます。」

その日から「自分育てを究める道を」をひたむきに、ひたすらに、ひとすじに歩む。
やがて究める道は次の三つが重なることに気づく。

１　興味が尽きない　２　疲れを覚えない　３　終わりがない

さらには先生の言葉に「内側はわれらを偽らない」とあった。
ハッとした私は、後年、小さな研究所「内側に宿る資源の研究」を設立
その研究活動から五文字の世界にたどり着く。

「一人一天分」「一人一使命」「一人一天職」

今しみじみ思う。自分を育てた大きさが、人に役に立つ大きさを決定する。
究めれば、そこが天職。