日本語教師のヨックン。

日本語教師のヨックン。

2009年06月08日
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テーマ: 中国&台湾(3328)
カテゴリ: 日本語教師の仕事
 昨日は夕方、突然に電話があって、院生たちから呼び出された。

卒業記念写真を一緒に撮って、その後、食事をしようという誘いだった。

 院生3年生たちは、私が初めてこの大学に赴任した時に、週3回授業をした人たち。

 当時は院生1年生だったが、その彼らがもう卒業を迎えた。

 月日の流れの速さはこういうところにも感じる。



 当時、院生1年生だったが、ほとんどは現役の日本語教師で、

 制度改革にによって、院生を卒業した者でなければ大学で日本語の教師にはなれない、

 と規定されたことから、院生に入り直した人ばかり。



「日本の新聞を読んで議論をする」「作文」「近代文学精読」 の3つ。

 毎週、準備がたいへんだったが、あの時の経験があるからこそ、今の自分がある。



 その彼らが、一緒に卒業写真を撮ろうと、私を誘ってくれた。

 何枚も何十枚も写真を撮った後は、一緒に食事。

 時間が経つのも忘れて、夜の11時半まで、いろいろなことを話した。



 院生だけでなく、彼らの指導教師も来ていたので、

 日本語学部のあり方について、話をたくさんした。

 ある日本人教師が、校内スピーチコンテストに1年生や2年生が参加することについて、

「時間の無駄」 と言ったこと、

「邪魔だから帰れ」 と言って、原稿を直してもらいに来た学生を追い返したこと、

 校内で挨拶をしてくれた学生に 「あなたは私の学生ではない」 と言って、無視したこと、

 3年生の学生が私の部屋に来た時、それをチェックして、

 授業中に、私の部屋に来た学生の名前を挙げて、

「この人たちは○○(私の名前)派だ!」 と吊るし上げたこと、

 などなど、この1年間で、学年ごとの間に大きな壁ができてしまった。



それらのことは、中国人教師の耳にも入っていて、話題になっているという。

 1人か2人の日本人教師の言動のために、日本人の評価が下がるということはないが、

 決して多くない日本人教師なのだから、

 学年を超えて、たくさんの学生と交流した方がいい。

 自分ができなくても、学生と他の教師との交流を制限することは良くない。



 どう考えても学生のためにはならない。




 教師の側の事情で物事を考えるのではなく、

 学生の視点で物事を考えるようにすれば、この大学はきっと良くなっていく。

 そのための日本人教師でありたい。。 

来年は、学年間の風通しを良くして、学部全体が向上するようにしよう と、

 中国人の先生たちと誓い合った。





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最終更新日  2009年06月08日 10時07分51秒
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