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mari2399

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2009年03月26日
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感情は、時間と共に消えて無くなるものだと思っていた。

だけど、蓋をして押し込もうとすればするほど、

無くなるどころか、

固い石のようになって自分の奥深くに大きく存在するのかもしれない。



私が小さい頃、妹は生まれながらにして病気だった。

入退院を何度かし、そのたびに母親は妹の付き添いで病院に寝泊まりしていた。

だから私が母親に会えるのは週末だけ。

しかも県外の病院に入院した時などは毎週は会えなかった。



私はいつからか両親の前で、わがままを言わない子供になっていたようで



でも親にとっては育てやすかったようだ。



つい数年前、急に思い出した映像がある。

妹が長期入院で県外の病院に入院しなければならなくなった前日、

母親が一人、誰もいない暗い部屋で泣いているのを

たまたま見てしまった時の映像だった。


私はその時、

「(お母さんも妹もかわいそうだから)自分は我慢しよう」そう思った。

昔の映像を急に思い出したとき、その時の自分の感情まで思い出した。





県外の病院へはなかなかお見舞いに行けなくて、

たまに行けるとなると、お気に入りのワンピースとかを着て、

旅行気分でわくわくしながら行ったのを覚えている。






信号待ちしていてふと思った。


あ、この光景・・・


この病院のこの角度からの光景を見て、「やっとお母さんに会える」って思ったんだ。


今、仕事で通っている病院は、まさしく妹が長期入院していた県外の病院だった。


わかってはいたけれど、点と点が結びついた瞬間だった。




「ここに来たくて来たくてしょうがなかった」その時の自分の感情まで溢れ出した。


本当はずっと寂しかった。

お母さんに甘えたかった。

お母さんと離れたくないって、大泣きしたかった。

入退院を繰り返していた妹が悪いわけでも、母が悪いわけでもない。


ただ、甘えたかった。お母さんに会いたかった。



子供の頃の自分の、さびしさを押しこめていた蓋が開いたような気がした。


信号待ちしていて、涙が出た。





長い間、閉じ込めさせてごめんね。







090326_001459~000.JPG

どうも子供のお絵かきみたいになってしまったけど^^;、どうしてもこれは描かなきゃいけない気がした。





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Last updated  2009年03月26日 12時41分21秒
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