目からウロコ
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おとといの晩、リキちゃんが亡くなりました。 とってもとっても、寂しいです。(T_T) しかし生きとし生けるものは皆、いずれ長い長いお別れをせねばなりません。リキちゃんに、いよいよその時が来たんですね。たくさんの思い出をもらいましたので、今、それを思い出しながら偲んで過ごしております。 リキちゃんがモリ家に来た当時、うちには猫のうーちゃん(♀)が先に住んでいました。リキは彼女を見て育ちましたので、何かと猫を思わせる所作を身につけました。こたつに潜り込むのも、椅子の上でまるくなるのも、ストーブ前でうっとりするのも、その猫を真似して始めたのがきっかけです。 そんなワケで、猫に対する免疫は十分着いていたこともあり、やんちゃ猫のタモキチ(♂)が家に来た時も、よく面倒を見てくれました。 ホントは小さい子が苦手なのに、散歩の途中で子供が撫でに来た時などは、堪えて大人しく撫でられてくれました。 ほとんど吠えることもありませんでした。 安心なワンコとして、ご近所にも評判でした。 いろいろ思い出がありますが、最近ですと、オットがモリ家にケツコンのご挨拶をしに来た時などは傑作でした。ケツコンの報告ということでみんな緊張していたのですが、オットがかしこまって話を切り出した時に、何故かリキちゃんが両親の間にお座りをしました。オットが「何とぞ、お許しをいただきたく・・・」と結んだ時に、これまた何故かリキちゃんが「ウム」てな感じでうなづきました。オットは「あの時は、まるでリキちゃんにお許しをもらったみたいやった」と話しております。 つい先月までは、帰宅した父、母、弟などを玄関まで出迎えていたのに、今月半ばくらいからは、散歩も抱っこして連れていくようなほど弱ってしまったそうです。亡くなる当日は、もう食べることもできなくなり、様子がおかしくなってからすぐに息を引き取ったそうです。 実はその晩、不思議なことがありました。 夜の12時くらいに、固定電話が1コール鳴りました。 なんとなく「リキちゃんの知らせかな」と思ったのですが、時間も遅かったので実家に確認することなく眠りました。 翌朝、母から電話でリキちゃんの連絡があった時に「あぁ、それで夜中に電話してくれたんかな?」と尋ねたところ、そのような電話はどこにも掛けていないとのこと。「もしかしたらリキちゃんからのお別れの挨拶だったのかなぁ」と思う事にしております。 以上、今までリキちゃんを愛してくださった皆様にも感謝しつつ、ご報告いたします。本当にありがとうございましたm(_ _)m
2010.09.27
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