Carolina Life Part II

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2009年10月04日
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カテゴリ: 国際結婚・家族
まず1つには夫の母に肺ガンが見つかったこと。



もともとヘビースモーカーだった義母は以前心臓発作を
起こして以来禁煙したのだが、長年の喫煙があったので
誰もそれを驚かなかった。
他界している夫の父親も肺ガンで亡くなっているし
私の祖母も祖父も肺気腫で亡くなっているので我が家は
肺に縁があるのだな、と思う。




幸い早期発見だったので当面は放射線治療で様子を
見ましょうとのこと。

異なるために家から程近い病院に行かれずにいる。
近所の友人や義姉が送迎しているのだが今後病院が替われるように
願っているところだ。
私は当面週1回義母のリクエストを聞いて食事を持って行くように
している。送迎でも何でも頼まれたら調整して手伝うつもり。




こうなってみて去年の夏に夫が地元に転職して良かったと思う。
テキサスからじゃ何も出来ない。




でも当の夫は地元へ帰ってきたものの以前のような愛着は
全く持って無いらしく、自分の働きたい企業からいいオファーが
あれば他へ移りたいと言っている。




アンタの為に帰ってきたのに!と思う私は勝手でしょうか?

着いて行くのが大変。しかも行く先々で全部1からやり直し。
家探しも友人探しも学校探しも全部嫁の私の役割。
手続き一切全部私の役割。




子供達が可哀想です。




ましてや義母がこんな調子だし今ではここを出るにも

将来的にはここを出ましょうってことになりそう。




ジプシーな我が家。




でも私自身成人してからは同じ場所に3年住んだ事が無いので
夫ばかりを責めてもいられないか。





テキサスに住んでいるイギリス人の友人にも乳ガンが
見つかりつい最近摘出手術を終えたところ。
術後の経過が良くないらしく、リハビリも思うように
行かないし放射線治療も始まるしで本人かなり参ってました。
何も出来ないけどせめて体調の良い時間が少しでも多くありますように、
そう祈ることしか出来ないですが、普段どおりメールをやり取りして
雑談をすることで少しでも気分が晴れてくれればと思います。





そして、以前からこのブログに登場していた夫の娘が
このたび結婚することになりました。





我々の本心は”大反対”ですが止める理由はありません。
もう成人ですしね。
結婚する相手はとっても感じの良さそうな好青年ですが
養っていけるだけの稼ぎも無いし(スーパーの袋詰めしてる)
娘に押し切られて結婚するような気がしてなりません。




でも自分が傍にいて育ててきた娘で無いだけに
ここぞと何か言ったとしても彼女には「だから何?」と
返されるだけ。言いたいことは山ほどあってもここは彼女を立てて
ぐっとこらえて結婚式に出るしかありません。




何が心配って娘のお母さんと顔を会わせること。





私は話を聞いてるだけで憎しみ感情溢れる彼女ですが
夫はそれ以上に生涯顔も見たくない相手。
愛する娘を自分から連れ去って連絡も取れなくして
挙句の果てに娘が虐待されるという憂き目にあっても
守ってくれなかった女。
自分の娘に虐待を加えた相手が刑務所から出てきた晩に
娘がまだいる家に泊めてやったという信じられないことをする女。
私は絶対に許せないけど、夫はもっともっと苦しんで憎んで
あまりある人なので当日どういう展開になるか予想も付かない。





けれども義娘は今が1番幸せに思っていて、私達にその喜びの場に
立ち会って欲しいと言ってきてくれた。
この事だけの為に我々は喜んで行きたいと思っている。





ただ夫の出張が前からこの結婚式前後に予定されていて現在のところ
出席出来るか不明なのだが彼も何とか行ける様に都合をつけている。
義娘は何としても妹達に来て欲しいらしく、私とチビ達だけでも来て欲しいと
懇願してきている状態。
(ププ&ミプはフラワーガールなのだ)





結婚すると家族が増えて、その人の抱えているものも
自分のものとして考えるようになる。





でもそれを素直に受け入れられるかは本当に難しい。





そんな中でどうやって生きていくか、日々自分に問いかけながら
1日1日を過ごしていくしかないのだな。





どうしても相手に抑えきれない怒りを覚えたら、まず考えて見る。
(この人が明日死んじゃったらどうしよう)と。
そうすると少しだけ自分をコントロールしようと自制する。
(少しだけ、って所に自分の未熟さが現れています)







でもね、抑えられない怒りってありますからね。





万が一ですよ、絶対に無いと思うんですが、
義娘の結婚式に虐待の張本人の義父が現れたら
うちの旦那はその場でぶっ飛ばすどころか半殺し、
もしくは息の根止めるでしょう。




それで夫が刑務所行っても私が娘達を頑張って育てていきます。


家族に危害を加えるものがいたら命にかけてそれを守る、
絶対に許さない、ということを今まで公言し実行してきた夫。
そういう人を選んで嫁に来た私。




そんなことは無いと思うけど、いざとなったら私も腹をくくります。





時代小説の読みすぎか?(苦笑)







<追記>



一晩経ってよく考えたのだが、上記の状況で夫を止めないのは
私のエゴかな、と反省する気持ちになった。




親はいい、でも残された子供達に罪は無い。
ましてや我々を選んで生まれてきた訳ではなく
私と夫が望んで子宝が授かった。




この子達の将来がしっかりとしていないのに
自分の怒りに任せて行動するのはやはり自制しないと
いけないだろうという結論に達した。




と、いうかすでに4年前にこの結論は出ていたのだが
昨晩ブログを書いていて義娘の母親や義父へ対する怒りが
湧き上がってきてついあんな事を書いてしまった。




感情とは恐ろしい。




4年前に虐待の事実が判明し、それがもとで義父が刑務所へ
行き、出所したのが分かった。
アメリカでは犯罪者の登録が行われるのでどこに住んでいるのか
分かる場合が多い、でないと法律違反で刑務所へ戻らないといけない。
私はその時点で奴の住処を確認して、義娘との距離がちゃんと離れているか
確認したものだった。
でもそれは夫には隠していた。




言ったら絶対に車をすっ飛ばして行っていた筈だから。




夫が仮に義父を手にかけたとしても虐待された娘の傷は
癒えないし、元に戻すことは出来ない。





それよりも生まれたばかりのププを守らなければ、という
意思のほうが強く働いたと言っていいだろう。





夫の過去の言動、行動、性格から言って彼の気持ちは
痛いほど分かるのだが今は守る家庭がある。
そこを大事にしないとまだ小さい子供達が不幸になる。





戦国時代から江戸時代にかけての時代小説が好きな私は
そういった本を読み漁るのだが、中には自分の上司に頼まれて
妻や娘を差し出したりする輩が多く存在する。




アメリカでも奴隷制度の中で白人のオーナーが奴隷である
黒人の労働者の妻や娘を無理やり犯したという例が
書ききれないほどある。




そこで上の者にたいして甘んじるか、反抗して殺されるか
といったら夫は殺されても家族を守ろうとして
やれるだけの反抗を試みるだろう。




でも今我々が置かれている状況はそうではない。




安易に上記のような事を書いてしまった反省と共に
もっと人間的に大人にならないといけないと痛感しました。





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最終更新日  2017年01月29日 23時11分30秒
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