PR
コメント新着
カレンダー
この手のストーリーは、実に多い。
平たく言えば、‘ 都会育ちの孫がおばあちゃんと田舎で暮らす夏のひと時
’。
おばあちゃんから人生を教わり、孫が一気に成長する話。
アジア映画で、『 おばあちゃんの家
』という作品があったが、これに似ている。
ただ、『 西の魔女が死んだ
』は、タイトル通り、おばあちゃんの死をも描かれる。
ここまで描いた作品は、もしかしたら珍しいかもしれない。
「西の魔女」とはヒロインのおばあちゃんのこと。
そのおばあちゃんは イギリス人
という設定。
日本人という設定よりも、より‘魔女’っぽい(笑)
おばあちゃんは、優しさと厳しさを併せ持つ、バランスの取れた性格。ヒロインの教育者としてはうってつけ!ヒロインもおばあちゃんに懐きます♪
なのに、ひょんなことで、2人の間に 亀裂
が生じます。
その亀裂が修復しないまま、2人に別れが訪れます。
そしてそれが、 永遠の別れ
となるなんて・・・。
普通なら、「死ぬ前にせめて・・・」と悔やまれるもの。
しかし、ヒロインとおばあちゃんの絆は強かった。
おばあちゃんにとっては、亀裂など、とっくの前に修復されていたのだ。
それを証明する場面が、この映画の クライマックス
。最も感動する場面。私も胸が熱くなった。こういう映画は心にも体にも優しい。
そして、観終わった後は、とても優しい気持ちになる。
おばあちゃん役の‘ サチ・パーカー ’に、主演女優賞をあげる(笑)
映画 『アマルフィ-女神の報酬-』 2010年05月24日
映画 『私の中のあなた』 2009年10月10日
『グッド・バッド・ウィアード』 2009年09月06日