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2011/04/01
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カテゴリ: 日常の暮らしから


僕が子どもの頃の昭和30年代後半。両親は身を粉にして働いていました。当時我が家は借家で風呂はなく、地域の共同浴場を使わせていただいていました。生活は決して楽ではありませんでしたが、何が豊で何が貧困かということなど子どもの僕にとってはどうでもよく、仲間と朝から晩まで野山を駆け回って魚釣りしたり、秘密基地作ったりドロケイやペッタンや野球をしたりして遊ぶことがとても楽しかったことを今でもよく覚えています。

そういえば夏の夜は家族全員で蚊帳の中で川の字になって雑魚寝。開け放った窓から田んぼを飛び交うホタルが迷い込んできて、それはそれは幻想的な風景でした。今でも鮮明に覚えています。

自分が子どもの頃と、東北の被災地の現状とを、当事者でもないのに比べるのははばかられますが、子どもたちの屈託のない笑顔に当時の僕たちの暮らしと何か通じるものを感じる自分がいます。

それが何なのか正確には分かりません。

自分が子どもの頃感じていた地域の暖かい包容力とでもいうのでしょうか。今でももちろん地域の力は残っていると思いますが、この非常時にあってその力は間違いなくパワーアップしている。あるいは被災を逃れた地域の方々に潜在していた「あの頃」培った「共に支え合う」心が一気に覚醒された。そんなたのもしい大人に守られているという安心感が子どもたちの不安を吹き飛ばし、むしろ安心感さえ与えているように思われます。

震災前にも地域の暖かい包容力はあったはずですが、震災をきっかけにそれまで以上にみんなが助け合い支えあうことへの意識が高まった。昔を思い起こさせたと言ってもいいのかもしれません。家族の力はもちろん大きいのですが、地域の力はもっと大きいということを。

今回の震災は、僕が子どもの頃感じていた地域の力を改めて思い起こさせてくれたような気がします。何もかも水に流され解体された地域社会。再び再生しなくてはならないのは社会基盤としてのインフラだけではなく、やはり地域の絆なのかもしれません。





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最終更新日  2011/04/01 09:00:20 AM
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