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経営改善が喫緊の課題の東京ヴェルディ。東京国体(多摩市はサッカー成年男子会場)に向けて日本サッカー協会から芝生の改善を突きつけられ、さりとて高齢化が急激に進行中でスポーツにまわす予算なんてほとんど期待できない多摩市。それぞれ異なる課題を抱える両者を取り持って動き始めたミニPPP(PRIVATE PUBLIC PARTNERSHIP)による多摩市立陸上競技場の芝生の張り替え事業ですが、TOTOの助成金申請に手間取って着工が少々遅れはしたものの、現在急ピッチで張り替え工事が進められています。先週までは古い芝生を剥ぎ取って土を入れ替えた後、整地工事が行われていましたが、昨日打合せの帰りに立ち寄ってみたら、半面が新しい芝生に張り替えられていました。聞くところによると熊本産のティフトンで、前日熊本で剥いだ芝生を夜の間に多摩まで陸送、一気に全面貼り切れないので、何回かに分けて貼ることになっているのだとか。見た感じだと早ければ今月中には全面張替えが完了しそうな勢いです。ところで今回の仕組みですが、上記の通りPPPと言われていて、近年俄かに注目され、全国的に事例が増えているそうです。当方、そんな手法があることを全く知らなかったのですが、考えることは皆同じということですね。発想は至極単純で、多摩市立陸上競技場は、トラックは別にしてピッチは平日ほとんど利用者がない。遊ばせているわけです。あれだけ広い土地を遊ばせておくのは実にもったいない。であれば、平日グラウンドを使いたがっている団体に利用権を貸与し、その見返りに芝生の張り替えや施設整備とその後の管理運営をその団体にやってもらう。というものです。ということができれば、多摩市も負担ゼロで、施設のハードだけではなくソフト(管理運営)の質が向上、団体も廉価でグラウンドが使える。つまり一挙三得というわけです。つまり多摩市もヴェルディも市民もみんなハッピーになれる。この関係をPPPと言うのだそうですが、それを知ったのは随分後になってからでした。いずれにしても、高度経済成長期に作られ、もてあましているというか有効利用されているとは言い難い公共施設は全国に数多ありますから、もっともっとこうした発想を取り入れ、貴重な公共施設を市民が有効利用できるように、公共団体、民間が手を取り合って、リニューアル、リノベーションしていくに越したことがないのではないかと思われます。8月末のオープンが待ち遠しい今日この頃です。芝生の張り替え工事が急ピッチで進められている多摩市立陸上競技場
2011/06/28
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手づくりのコンテナガーデンに植えたなす、きゅうり、ピーマン、トマトの先陣を切って、きゅうりがいい感じになってきました。 なすも1本だけですが、収穫まであと1週間ぐらいというところでしょうか。
2011/06/21
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週末は、仙台に行ってきました。友好関係にある仙台市サッカー協会に、NPO法人多摩サッカー協会4種委員会が加盟チームから集めた義援金を直接渡すためです。メンバーは、協会理事長の甲田に当方、東寺方サッカー少年団の若き指導者杉田君合わせて3人。朝10時に多摩を出発。所要時間5時間ぐらいと見ていましたが、ほぼ予想通り午後3時半に仙台市内に到着。待ち合わせは6時でしたから、その間、甚大な津波被害を受けた若林区荒浜地区を視察。想像を絶する惨状にしばし呆然とするしかありません。見渡す限り瓦礫とぼこぼこにへこんだ車の残骸が散乱していて、3・11以降既に3ヶ月以上が経ちますが、復旧は思うようにはかどっていない様子でした。被災状況をしっかり目に焼き付けた後宿舎に移動。宿舎は仙台駅から徒歩15分ぐらいの便利な場所にある「丘のホテル」です。震災後、仙台市内のホテルというホテルは、報道も含めて復旧・復興関係者が連日のように押しかけていて、満杯状態が続いていてほとんど予約不能なんだそうですが、そこは、仙台サッカー協会のどんこと宮城さんです。仙台選抜のコーチをしている梅原さんがオーナーのこの「丘のホテル」に、かなり無理を言って泊めさせていただきました。約束の仙台駅前で6時に宮城さんと佐久間さんと合流。日に焼けた元気な顔を見た途端、一気に懐かしさがこみ上げてきます。宮城さんいきつけの魚が美味しいという寿司屋に移動し、まず持参した義援金45万円を贈呈。乾杯です。幸いにもサッカー関係者は1人も被災者がなかったとのことを再確認。6月に入って市内のクラブチームは、一部グラウンドが仮設住宅や避難所として使用されていて使えないところもあるようですが、何とか練習も今までどおり行えるようになったということで、少しづつですが、通常の暮らしが取り戻されつつあるようでした。地震が起きた3月11日の午後。翌日から予定していた「多摩市招待少年少女サッカー大会」を急遽中止にすることを決定し、メールで参加全チームに連絡しますが、唯一東北からの参加となる仙台だけは選手、指導者の安否が心配で、佐久間さんに直接電話したんですが、ついこの前のことのように思い出されます。「いやー、多摩に行く前で良かったよ。行ってからだと多分しばらく仙台に帰れなかったかもしれない。運が良かったよ(笑)。」という宮城さんの笑うに笑えない話も出たりして、大いに旧交を温めてきました。しかし皆さん、元気です。被災地(者)から元気をもらったという話しをよく耳にしますが、僕たちもまさにそうでした。ありがとう!仙台。頑張ろう!仙台、東北。義援金贈呈式 左手前が宮城さん その隣が佐久間さん仙台市若林区荒浜地区の惨状 全ての建物は流され土台しか残っていません。
2011/06/20
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滋賀県立大学の鵜飼先生が、近江八幡で取り組んできた約300戸の街づくりの10年の記録をまとめた「小舟木エコ村ものがたり」を送ってくれました。巻頭言がとっても素敵なので紹介します。小舟木村へようこそあなたのまわりの空気、水、土は健康ですか?あなたの周りの草や木、土の中の微生物、昆虫、取り、動物は元気ですか?人を疑うことなく、互いに支え合える、安心して暮らせる社会ですか?人々の暮らしを豊で充実したものにするために仕事が役立ってますか?健全な人間関係の発展と経済の発展は結びついていますか?未来が現在よりも良くなるという希望を持っていますか?未来を良くすることを担う喜びを知っていますか?これらの問に「はい」と答えられる社会をめざして、琵琶湖のほとり、滋賀県近江八幡市に「小舟木エコ村」は生まれました。つながる暮らし、はぐくむ未来。小舟木エコ村ものがたりの始まりです。以上が巻頭言ですが、いいですねー。人間の性を理解した上で、みんなで力を合わせてよりよき社会をめざそうとする小舟木エコ村の街づくりコンセプトが優しい言葉に凝縮されています。人を疑うことなく、人の可能性を信じて、南山でも大いに学びたいと思います。
2011/06/11
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息子が縁で地元の少年サッカーチームFC SEISEKI(当時は連光寺リトルサッカークラブ)のコーチを始めてかれこれ15,6年になりますが、多分初めて(だと思うんですが)、多摩市春季サッカー大会2年生以下の部、3年生以下の部、4年生以下の部、6年生以下の部、全カテゴリーで予選リーグを1位で突破。全学年が決勝トーナメントに進出しました。うれしい限りです。 *選手権を戦っているトップチームは予選4試合のうち既に2勝。ベスト4が射程圏内です。とりわけ、5年前から2年生以下の、まだサッカーのサの字も知らない子どもたちの指導に専念することを覚悟して以来、いつかはと、このときを夢に描いてきただけに感慨ひとしおです。この5年間で学んだことは、どんな子どもにも無限の可能性とその子にしかない個性を持っているということと、僕たちはその個性を無理やり型にはめようとするのではなく、あたたかく見守りその個性を伸ばしてあげることの重要性でした。一言で言えばしっかり一人ひとりの話を聞いてあげることということになるのでしょうか。主人公である子どもがまずサッカーというスポーツに親しみ、面白い、楽しいと思ってくれなければ、練習への集中力、習得力、つまり成長スピードも大きく違ってきますし、下手をしたらサッカーを嫌いになって辞めていってしまいかねません。 「サッカーはサッカーをすることによって上手くなる」 「常に謙虚であれ」これは僕が常に意識して取り組んでいる指導者としての僕の座右の銘のような言葉ですが、僕にとって子どもたちの指導とは、特に2年生以下の子どもたちに対しては、テクニックを教えること以前に、いかにしてもっと上手くなりたいという気持ちを育むかということになるのでしょうか。街づくりの世界で言うところの「座学」より「フィールドワーク」。自分の5感をつかって感じ行動することが大切ということと似ています。
2011/06/09
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横浜市脱温暖化モデル住宅推進事業全11戸の設計者が決定し、いよいよ本格的に事業が動き出したと報告しましたが、昨日、関係者による合同現地視察会が行われました。冒頭、横浜市担当者による挨拶の後、飯田建築工房のYさんがマスタープランの概要を説明、当方から約10年前、多摩ニュータウンN-CITYを対象に実施されたコンペで最優秀賞を取った首都大学東京の小林さんの「2直角等辺5角形敷地案」が、今回の提案につながっているという背景的な話しを少々披露。後は現地を見ながらの質疑応答となりました。エコ住宅というと、とかく住宅単体のスペックや緑化の問題として取り扱われる傾向にありますが、横浜市の今回の取り組みが素晴らしいのは、住宅単体のエコ化以前に、まずは街そのものがエコであるべきという視点を重視している点です。とかくここんとこが見落とされがちですが、実はとっても重要だと考えています。「2直角等辺5角形敷地」の連続体と、それら変形敷地の間に介在するコモングリーンが、自然の空調装置兼コミュニティの孵化装置となる僕たちの提案は、この問いかけに応える案として評価されたわけですが、本当にそのような期待に応えうる提案かどうかはこれからの取り組み次第でもあります。今提案しているのは、「売り建て」という販売手法を生かして、入居者が決まってから設計~建設までの時間を使った模擬体験としての共同生活体験イベントの開催です。要はバーベキューしたり、コモングリーンの利用方法や管理運営方法をみんなで考えるワークショップを通じて、団地住民の我が町意識とコモングリーンの自主管理意識を涵養、ついでに親睦も深めちゃおうというものです。実施には事業者の意向というハードルが立ちはだかっていますが、何とか頑張ってみたいと思います。やっぱ残してよかった。もともとそこにはあったケヤキとサクラは存在感たっぷりです完成模型(飯田事務所作) 手前左の建物が先行モデル住宅
2011/06/08
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日曜日の夜はチームの新人コーチ歓迎会で朝帰りだったんですが(土曜日は4種委員会の定例会の後の定例飲み会で連荘)、帰ってみると玄関になにやら見かけないフラッグが丸めて立てかけてありました。翌日朝の会話です。僕「何?これ?」息子「あー、これ。一緒に応援しているサポーターが、今度の埼玉ダービー、仕事で行けないから持っていって俺の分も応援してくれって頼まれて預かったんだよ」僕「熱いねー。浦和サポーターは」大学3年の息子は埼スタまでママチャリで出かけちゃうぐらいのお馬鹿な熱烈なレッズファンで、ゴール裏に陣取る異様なサポーター軍団に仲間が多く、こんなところにも浦和の強さがあるんだろーなー(最近ちょっとふがいない試合が続いているようですが)と、ちょっとうらやましく思いながら話を聞いてましたが、このぐらい熱いサポーターをヴェルディにももっともっと増やさねばねとも思うのでした。羽入社長、由井さん、そろそろ廃校跡地移転を実現するための実行委員会を立ち上げるのでどうぞよろしく! サポーター仲間から預かったという手づくりのフラッグ
2011/06/07
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中町のまちづくりがいよいよ本格的に動き出すことを報告しましたが、街づくりの盛り上げには若い感性とエネルギーが不可欠です。ということで、二月ぐらい前でしょうか、どこか地元の大学との連携を八王子市に提案。先日八王子市役所のH田さんが工学院大学の野澤研究室を訪問し、快諾をいただけたとの報告がありました。野澤先生は府中の土地利用調整審査会で一緒で、お人柄も良く知っていて願ったり叶ったり。さらに、以前からどこかでコラボレーションできるといいなと思っていた気になる人材がありました。フライングフロッグスの山上夫妻です(フライングフロッグスの山上さん夫妻についてはここを参照)。八王子の八幡町に住み働く、地元思いの腕のいいデザイナーで、しかも若くて元気一杯。(ちなみに山上さんご夫妻の最近の仕事に「ただいま節電中」というポスターがあります。八王子の商店街はほとんどこれが普及しているそうです。)中町がこれから多彩に情報発信していくためには、インパクトのあるポスターやチラシやWEB等などのデザインがとっても大切になってくると見ていますが、そんなことに力になってくれる地元のデザイナーとして打って付けなのが山上さん夫妻です。早速、ご本人と八王子市役所、まちづくり協議会会長の了解を得て、新たに中町のまちづくりに関わってもらうことになりました。山崎さんも「コミュニティデザイン」の中で、多くの学生をまちづくりに取り込んで盛り上げている事例を紹介していますが、奇しくも中町もそんな路線を踏襲することになりそうです。今月23日に野澤先生+院生+学生+山上夫妻と八王子市役所のH田さん、まちづくり協議会のH本さんで現地視察することになっていますが、さてどんなフュージョンが起こるか。コーディネーター役の僕にとって、今後の展開がとっても楽しみです。
2011/06/06
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昨日は今年度初めての多摩市まちづくり審査会でした。市長から委員の委嘱状を頂いた後、市内の大規模土地取引について審議。まちづくり条例では、一定規模以上の土地取引について、土地の売主は市長に届出義務が定められており、市長は届けられた土地取引に関して助言することが定められています。空地が土地活用されることは大いに結構なんですが、どのように土地活用されるかが問題になります。放っておいたら土地を買った事業者は大概自分のことしか考えずに企業利益の最大化を追求しますから、後でトラブルなんてことになりかねない。そうならないように、あらかじめ売主にたいして効果的に釘を差しておくことがポイントになるわけですが、今回の審議は、その助言の内容についてというわけです。今回の土地はもともとURの所有地で、土地譲渡に際してはURがしっかり「建設指針」をつくっている土地なので安心。とはいかないのが昨今の事情。そうじゃないこともあるんですね。ポイントは時代の変化に対応した現実的な指針かどうかということになりますが、当方が主張したのは、URは今や多摩市の街づくりの主体者とはなりえない。URの指針が守られているかどうかよりも、今やURからニュータウンのまちづくりを引き継いだ街づくりの主体者としての多摩市の視点で助言することが重要」ということでした。ちょっと分かりにくい話かもしれませんが、本件開発が多摩市の活性化につながるよう見守っていきたいと思います。
2011/06/04
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昨日は「横浜市脱温暖化モデル住宅推進事業」に関わる関係者全員による顔合わせがあり、横浜のポートサイドにある横浜市住宅供給公社まで行ってきました。総勢30人ほどの大会議でした。メンバーは主催者の横浜市の他、事業主の横浜市住宅供給公社、全体のマスタープラン及びAエリア(4戸)を担う飯田善彦建築工房、Bエリア(4戸)担当に選定された横河建築工房、Cエリア(3戸)に選定されたユー・アール・ユー総合研究所です。これでいよいよ来年3月末の竣工入居をめざして全体が動き出すことになりました。全11戸という住宅地としては小規模ですが、これからの戸建住宅地のオルタナティブな形を世に問うプロジェクトであることに間違いなく、完成がとっても楽しみです。今後はマスターアーキテクトである飯田さんを中心に、全体のデザイン調整会議が定期的に行なわれていくことが確認されましたが、ランドフォームが納まった住宅地に建つ建物は、少々へぼくてもへっちゃらというのが当方の経験則で、結構楽観していますが、会話の密度が濃ければ濃いほど人間味が空間に表れてくることもまた事実ですから、今後の展開に期待です。
2011/06/01
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山崎亮さんが待望の書を書き下ろしました。「コミュニティデザイン-人がつながるしくみをつくる-」が本の名前ですが、「はじめに」で彼はこう書いています。「この50年間にこの国の無縁社会化はどんどん進んでいる。これはもう、住宅の配置計画で解決できる問題ではない。住宅や公園の物理的なデザインを刷新すれば済むという類の問題ではなくなっている。僕の興味が建築やランドスケープのデザインからコミュニティ、つまり人のつながりのデザインへと移っていったのは、こんな問題意識があったからだ。もちろん、ある日突然こうした問題意識に目覚めたわけではない。建築やランドスケープのデザインに携わりながら、「それだけでは解決できない何か」が少しづつ見えてきて、それが僕の頭の中で無視できない大きさにまで膨らんできたのである。」今からおよそ18年前にサラリーマンプランナーから足を洗って1人で生きていく覚悟をした僕の動機も、実は全く同じ問題意識が根底にありました。良いデザインや良い計画書だけでは解決できない何かが街や地域には厳然とある。その時、それを解決する方法論を持っていたわけではありませんでしたが、とにかく自由になりたかった。独立後は決して順風満帆ではありませんでしたが、2000年から関わってきたコーポラティブ住宅建設プロジェクトへの参画が大きな転機となりました。このプロジェクトを通じて学んだのが、まさに「人がつながるしくみ」の重要性でした。以来、僕の仕事はどちらかというとプランニングやデザインをベースにしつつも、自分にない能力を持つ専門家とのコラボレーションや、地域住民の自主性や創意工夫を促す機会と場づくりにシフトしていっているように思われます。山崎さんとは実は、5年前ぐらいに会っています。夢見隊2号プロジェクト「ヴィレッジ浄瑠璃6」の参加者と、長池公園自然館の会議室でワークショップを行っているときでした。「失礼します」と突然現れた彼の精悍でありながら柔和な表情がとても印象に残っています。そんな彼が書いた「コミュニティデザイン」には、彼が過去10年の間に関わった多くのプロジェクトが紹介されていますが、それぞれのプロジェクトを通じて彼がめざした「人がつながるしくみ=コミュニティデザイン」が臨場感を持って読むものの胸に染み込んできます。地域住民を一般化して扱ってきたのがこれまでの都市計画だとすれば、一人一人異なる人間、地域に目を向けた実戦的なまちづくりに取り組む山崎さんは、間違いなくこれからのオルタナティブなまちづくりの形とその重要性を僕たちに訴えているように思われます。
2011/05/31
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先週の土曜日、やっと念願かなって「コレクティブハウス聖蹟」の見学会に参加してきました。2007年頃から入居者募集開始、2009年に竣工。その後何度となく見学会が開催されていたのは知っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、それがやっと昨日実現したというわけです。この「コレクティブハウス聖蹟」は、独立した居住スペースの他に、居間や台所など共同で利用できるスペースを備えた20戸の賃貸住宅で、住民同志の交流や、子育て世代や高齢者などの生活支援に有効とされています。いわゆるオルタナティブな暮らしを実現する新しい集住の形とでも言えるのでしょうか。NPOコレクティブハウジング社の狩野さんのガイダンスの後、住民の皆さんが、入居後の暮らしの様子や共同生活のルールなどについてレクチャー、その後は屋上菜園や住戸内のほか、ランドリールームやリビングなどの共用スペースを案内してくださいましたが、そこには、間違いなく、これからの暮らし方の一つのリアルな形がありました。これからの暮らしは今まで以上に多様化していくことが確実視される中、こうしたオルタナティブな住まいの形がもっともっと増えていくといいなと思っています。ちなみに、この「コレクティブハウス聖蹟」の大家さんは、稲城さとやまグリーンワークの事務局長の小林さん。南山における多様な住宅供給の実践的展開の大きな力になってくれそうです。
2011/05/30
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南山問題市民連絡会の安澤さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。南山問題市民連絡会は、南山開発にたいして、市民との対話に基づきもっと自然にやさしい安全な計画に見直しを!と、確か2007年あたりから活動している団体で、安澤さんはその代表という重責を担ってこられた方でした。それまで市民には十分説明してきたと会話をかたくなに拒否してきた区画整理組合も、連絡会の姿勢を評価し、2009年12月から月1回のペースで対話を重ねてきました。私もプランナーという中立的な立場でこの対話集会に参加させていただいてきました。双方の考えに横たわる溝は決して取り除かれたわけではありませんが、1年半にも及ぶ意見交換を通じて、少しづつではあっても確実にその溝は埋まりつつあっただけにとても残念です。連絡会との協議は今後も続くはずですが、安澤さんの遺志を受け継ぎ、皆さんを思いを南山のまちづくりに重ね合わせながら、ポジティブなアクティビティにつなげていけるといいなと思っています。
2011/05/30
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昨日の午後は、府中の土地利用調整審査会でした。市街化圧力が高まっていて、今後間違いなくトラブルが起きそうな2つの地区のまちづくり誘導計画案についての審議でした。まちづくり誘導計画というのは、要は放っておいたら何かことが起きそうな地区について、あらかじめ市が介入し、住民にたいして問題意識を啓発、何かことが起きる前に、誘導すべき街づくり計画案を住民とともに検討・立案し、何かことが起きた場合に対処していこうというものです。住民の主体的なまちづくりなのかというと、残念ながらそうではありませんが、経験上、その地域に、歴史的な街並みのような守るべき明確な対象があればともかく、多くの市街地は何の変哲もないふつーの生活空間ですから、満足も不満足も感じていない住民が圧倒的に多く(あきらめモードか積極的に容認しているのかはケースバイケース)、住民が主体的に自分の地域のまちづくりプランを検討するなんてことはほとんど期待できません。という現実を踏まえて府中市が積極的に取り組んでいるのがこの「まちづくり誘導地区」の指定と「まちづくり誘導計画」の立案です。ベストではないかもしれないけれど、何かことが起きてから慌てて手を打つ「待ちのまちづくり」よりははるかにまし。府中市の「打って出る」この試み、もっと他市も見習ってもいいのではないかと思います。PS夜は、その日多摩美で打合せがあるということで久々に多摩に足を運んだ鈴木さんと多摩センターで落ち合い、一杯やりながら近況報告。震災復興計画のあり方、まちづくりプランナー論、市民参加とまちづくり論、プランナーを支える社会システム論...、時間を忘れる楽しい一時を過ごさせていただきました。ありがとう!
2011/05/28
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先週末のイベントが終わって少し疲れの残る月曜日の午後、伊井野さんから電話がありました。無事着いたよーの報告かな?と思っていたら、もちろんそれもありますが、内容はもっととんでもない話でした。というのも、今年で3年目になる総務省の「緑の分権改革事業」に稲城でノミネートしてみないかという話です。何でも、数ヶ月前から伊井野さんたちが名張市とタッグを組んで応募すべく準備を重ねてきたんだそうですが、ここにきて名張市さんの都合が悪くなってしまい、悔しい思いをしていたらしいのです(申請者は行政であることが条件)。そこで、伊井野さん、このまま温めていた構想をお蔵入りさせるのはもったいない。「宇野ちゃん、この構想、稲城版にアレンジしてやってみーへんか?仮に採択されんでも、ええきっかけになるで」というわけです。話を聞いて直感的にいけると判断。結構直感で動く人間なんですが、早速誰にこの話を持っていけばいいか頭の中で、主だった人の顔を思い浮かべ、稲城さとやまグリーンワーク理事長と事務局長に持ち込んでみることに。さらに、先日のイベントで伊井野さんが紹介してくれたプラネットフォーの地域プランナー中村さん(赤目+名張の企画をつくった本人)に一汗かいてもらうこととし、昨日の夜、急遽永山の居酒屋で合流。名張でやろうとしてたことの稲城バージョン案を中村さんに用意してもらっての緊急3者会談です。(事務局長は携帯がつながらないのでおかしいなーと思っていたら思い出しました。イベントの後、中国に行くと言っていたのを。)で、稲城バージョンですが、3人意気投合。夢がどんどん大きく広がり、とにかく締め切りまであまり時間がないけど、3人の夢の実現、いや稲城のために最善を尽くしてみようということで一致。来週は何だか忙しくなりそうです。
2011/05/27
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昨日、飯田建築工房から第2段階の提案募集コンペの当選者が決定したと連絡がありました。これで、一連の提案コンペは全て終了。いよいよ全11戸の建設に向けた実務的な仕事がスタートします。さて、選定された住宅の設計者ですが、Bブロックが横河建築工房、Cブロックがユー・アール・ユー総合研究所です。ちなみにAブロックはマスタープラン提案チームの飯田善彦建築工房。我々が提案した街区中央の不整形なコモンスペースに隣接する3つのブロックが、今後、年度末竣工をめざして住宅建設に着手するというプログラムになっています。今後は、マスタープランチームの一員として、全体の緩やかな整合性というかまとまりをもたらすための調整に仕事の内容がシフトしていきます。「濃密な会話の分だけ豊かな空間が生まれる」というのは、夢見隊のコーポラティブ住宅建設を通じて既に体験済みですが、これからの約半年、どれだけ濃い議論が交わせるか。楽しみです。
2011/05/27
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5月22日、南山エリアマネジメント組織設立準備会の主催で開催された「里山再生とエコライフ」と題したイベントが無事終了しました。前日準備から本番当日、後片付けまでには、実に多くの方々のお世話になりました。改めて人間の力って侮れない。それがつながるととてつもないパワーになることを実感。特に、講演会後の豪雨の中、ぬかるみにはまった伊井野号を全員で脱出させたときの総合力は見ものでした(当方、その際脱出用に使ったコンパネで足を痛打。)最後の演出は想定外でしたが、それもこれも三重は名張の赤目から駆けつけてくれた伊井野さんとその若い仲間たちのおかげです。感謝しても感謝し切れません。ありがとー!今回のイベントを感謝だけに終わらせるわけにはいきません。伊井野さんたちから頂いた「里山づくり」と「まちづくり」の強い思い、その心をしっかり受け止め、これからの南山、いや稲城のまちづくりに活かして、大きな花を咲かせよう。そんな思いをより一層強くするのでした。今回のイベントには以下の方々にご協力頂きました。皆さんのご協力がなかったら今回のイベントは違うものになっていたはずです。感謝。◇稲城グリーンワークの川島さん21日夜の歓迎会で「みんなで食べてくれ」と、新鮮な取れたて野菜のサラダに、たくあんに落花生の煮物、9年物の梅干に鹿肉…を提供してくださいました。もっとも大きく新鮮な提供物はご本人(笑)。さらに、伊井野さんご一行の宿の提供まで。ちなみに家の中から木が生えている「なにこれ珍百景」に出せそうな貴重なアパートでした(笑)。感謝。◇稲城グリーンワークの小林さん小林さんには風情のあるご自宅の蔵を歓迎会会場として提供していただいたばかりか、手づくりのおもてなし料理をご馳走してくださいました。感謝。◇南山の自然を守り育てる会のみなさん前日からの豚汁の準備、会場清掃作業、当日の豚汁のおもてなしにたくさんの汗をかいていただきました。感謝。働いた後の豚汁、めちゃ美味しかったです。ちなみに野菜、お肉はJA東京みなみのお世話になりました。◇森のエネルギー研究所の池谷さん木質ペレット推進協議会理事長の古川さん(さいかい産業取締役開発隊長)を推薦、つないでくださいました。このイベントに打って付けの人でした。池谷さんは若いのに人を見る目のある人です。森のエネルギー研究所の親分、大場さんご家族もわざわざ足を運んでくださいました。感謝。◇さいかい産業の古川さんペレットストーブ2台+チップ乾燥機+とれたてのたけのこまで持って来てくれました。感謝。午前3時まで飲んでいてそのまま4時に新潟を出発10時現地着という話を聞いて、そのたくましさに感服しました(検問に遭ったらやばかったかも...)。ご本人のブログです。→http://blogs.yahoo.co.jp/nwpkt989◇木内酒造の殿岡さん(名前が違っているかも)かとうさんの紹介で茨城から、木内酒造自慢のビール、梅酒、日本酒を販売していただきました。感謝。そこそこ売れたようで、また何かあったら是非お声掛けくださいと言い残して帰られました。◇里山ハンモックのみちやまさん想像を裏切らないいでたちで、カラフルなハンモックを竹林を使ってデモってくれました。感謝。◇モニョンゴロ村村長の佐藤さん加藤さんがお声掛けしてくれた佐藤さん、21日の前日準備から応援に駆けつけてくれ、竹林の清掃に一緒に汗をかいてくれました。感謝。佐藤さんのブログです→http://blogs.yahoo.co.jp/nonkikonkigenki◇加藤さん+立教加藤ゼミ生「ヘビーな里山」と一線を画すように道路を挟んで「ライトな里山」の楽しみ方を演出してくれました。感謝。◇みなみちゃんの会の方々伊井野さんの講演会後、雨の降りしきる中、「みなみちゃんの会」の方々4名がイベント会場に足を運んでくださいました。坂本さんのお引き合わせで少しお話ができましたが、1/1000ぐらい夢の共有ができたような気がします。今後、コラボできるといいな~。そんなこんなで、実行委員長の僕にとって、非常に密度の濃い2日間を過ごすことができたのでした。こんな時間をつくってくれたみなさんに改めて感謝します。ありがと-! 会場風景 正面のトラックが伊井野さんの愛車。これにシュレッダーとペレタイザーを乗せて全国を行脚しているんです。 ペレットストーブの燃焼実演 気温29度の中、近寄って見る人はまばらでした(笑)手前はさいかい産業古川開発隊長お手製のチップ乾燥機です。ドラム缶にガスボンベの再利用と手づくり感満載です(笑)伊井野さんの講演会の様子 立ち見が出るほどの盛況ぶりでした
2011/05/24
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いよいよ明日に迫りました。里山再生とエコライフ~南山のまちづくりを通じて里山の緑について考えよう~です。心配された天候も夕方まで持ちこたえてくれそうで一安心。あとは多くの人が来てくれることを祈るばかりです。今日はこれから第一小の芝刈りについてミーティングのあと、下準備のために現地で作業です。伊井野さん一行も昼過ぎには現地入りの予定で、シュレッダーとペレタイザーの試運転が予定されています。夜は小林邸で伊井野さんたちの歓迎会。盛り上げたいと思います。下の写真は我が家のミニ里山の中で満開のエゴノキ。
2011/05/21
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以前、東京ヴェルディと多摩市が多摩市立陸上競技場の利用に関する基本協定を締結したという話を紹介しましたが、難航していたTOTOの助成金申請が3月末に何とか認可され、やっと今月から芝生の張替え工事が始まっています。本日、稲城南山に行く途中、ちょっと寄り道して状況を見てきましたが、きれいに芝生が剥ぎ取られ、土の入れ替え作業の真っ最中でした。芝生の張替えが完了するのは8月下旬で、オープニングセレモニーとして、「第2回JA東京みなみカップ」の開催が既に決定しています。JA東京みなみカップというのはその名の通り、JAが主催で東京みなみ管轄の日野市、多摩市、稲城市3市の4年生春季大会のそれぞれベスト8計24チームによって優勝を争う大会です。昨年は日野市で行われましたが、今年は輪番で多摩市の番になっています。昨年開催された第1回日野大会は、日野市民の森陸上競技場(天然芝)と浅川グラウンド(人工芝)で、予選リーグから決勝トーナメントまで全て賄われ、運営も含めてばっちりでした。翻って多摩市です。唯一の天然芝多摩陸が今回の芝の張替えのため、間に合うかどうかが心配されていましたが、何とかぎりぎりセーフ。取り敢えず体面は保たれることになりちょっと安心。しかも、ヴェルディ管理によるJリーグ基準を満たす高質な天然芝ですから申し分ないのではないかと思われます。あとはホスピタリティの問題かな。当方の夢の一つ、「多摩陸をヴェルディのホームグラウンドに」は1歩前進。長期的にはサッカー専用球技場への大改造と、廃校になった旧豊ヶ丘中への地域総合型スポーツクラブ「一般社団法人東京グリーンスポーツリンク」の誘致+フルピッチの人工芝整備です。多摩市、多摩地域のサッカー環境の充実に向け、多摩市、東京ヴェルディ、NPO法人多摩サッカー協会、多くの市民団体の力を借りながらステップ×ステップ。これから忙しくなりそうです。 すっかり芝が剥ぎ取られた多摩陸
2011/05/20
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今日はちょっとばたばたでした。今朝、加藤さんから電話があり、「22日のイベントに出店してくれることになってる木内酒造さんが、税務署の許可ってどうなってます?って問合せがあったんだけどどうなってます?」「え!」。酒類販売に税務署の許可が必要なんて露知りませんでしたからちょっと慌てましたが、とにかく必要なんだと瞬時に観念。早速日野税務署に問い合わせると、運良く日ごろは立川税務署に勤務している酒税担当者が、たまたま日野にいたことで話がスムーズに進展。本来イベントの10日前申告が条件のところを、特例で受け付けてくれることになったのでした。お役所というとお堅いイメージがありますが、今回の担当者はとってもいいお役人。やっぱ人だなーを実感。もう一つ。これは当方の怠慢で、22日に予定している豚汁サービスに関して、保険所への届出が必要なんですが、うっかり失念。かとうさんの電話で思い出して、慌てて永山にある南多摩保険所に出向いて届出書類をその場で書いて届出。何か厳しい審査があるのかと思っていたら、許可証が出るでもなく、何だか意外にすんなりOK。拍子抜けとはこのことです。税務署の方は、木内酒造さんが提出してくれた許可申請にたいして税務署から許可書が届くのを待つだけで、後は22日当日の天気を祈るばかりです。そんなことをやってる合間を縫って、岩手県のある町の震災復興プランを仕上げてデータ送信。慌ただしい一日でした。
2011/05/18
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昨日の夜は以前からアドバイザーとして関わってきた八王子中町街づくり協議会の定例会議への出席要請があり、参加してきました。いよいよスタートです。昨日は今年度の目標についてコアメンバーで意見交換。以下の3つの目標が確認されました。(1)9月の「おわら風の舞」に合わせて竹灯籠によるライトアップイベントの実施(2)黒塀の街づくりで有名な新潟県村上市視察会の実施(3)仮称見番通りのフェンスの黒塀化(1)については、次回定例会で実際に作ってみようということになり、当方が22日の南山イベントの合間を縫って竹を調達することになったり、中町に実は知る人ぞ知る香川さんという篠笛奏者が住んでるらしく、竹灯籠イベントに合わせて夢明り篠笛コンサートを是非やろうという話しになったり、(2)については地元の大学の研究室とタイアップしイベント化することが確認されたりして、大いに盛り上がりました。で、目標が確認されたということで、本日の会議の目的は達成、9時前に一旦閉会となりますが、協議会会長の「じゃー次行こうか」という音頭で、協議会メンバーの群馬屋鮮魚店の2階の居酒屋で2次会に突入。いつものパターンだとか。まちづくりは飲み会から始まると言われたりしますが、まさにそんな感じで、飲み食いしながら、メンバーからどんどん面白いアイデアが出てきます。一つは手前味噌ですが、当方の提案。群馬屋さんの隣の廃屋のリフォームを地元の建築系研究室に任せる。但し、これぞ中町再生のモデル的な建物にするという条件付でというもの。更に、地権者との交渉次第ですが、5年ぐらい廉価で貸してもらって「中町街づくりセンター」として学生によるまちづくり活動と研究の拠点にしちゃうというものです。もう一つは、当方の実家、島根県大田市水上町の隣の大森の視察。という話をしたら、実は八王子と大森銀山はその昔徳川幕府の天領という共通項があり、しかも八王子の街の骨格をつくった長安は大久保石見守と同一人物ということが分かったりして、大いに盛り上がったのでした。今月、大田市長が東京に出てきて八王子市長と懇談することになっているという話ですから、もしかしたら八王子と大田市が姉妹都市になったりするかもしれません。いずれにしても八王子中町のまちづくり、緩やかですが着実に進んでいます。 この春道路整備が完了した八王子中町
2011/05/18
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先日、多摩市から要請があり、今月から立ち上げる多摩市都市計画審議会特別委員会の臨時委員として活動していくことになりました。平成10年に策定された多摩市都市計画マスタープランが10年を経過。この間、URによる多摩ニュータウン開発の事業完了、空地への民間事業者によるマンション建設に伴う周辺住民とのコンフリクト、諏訪団地の建替え決議、高度地区の都市計画決定、高齢化のさらなる進展等など、街づくりを取り巻く社会経済環境が大きく変化し、今年度から約2ヵ年の予定で改定作業をスタートさせることになったとのことで、より現実的で実効力のある都市計画マスタープランを練り上げるために、特別委員会を組織することにしたというわけです。さて、都市計画マスタープランですが、中央集権から地方分権の流れに沿って地方自治体にその策定が義務付けられたのが今から遡ること約20年前の1992年。各自治体はこぞって都市計画マスタープランを策定。より地域の実態と特色を活かした独自性の強い街づくりが推進されるかに見えましたが、なかなかそうは行かないのが都市計画です。都市計画マスタープランの構成は大体2部構成になっていて、1部が全体構想、2部が地域別構想という構成になっています。全体構想は街の将来都市像、いわゆる街づくりのヴィジョンで、2部はそれをブレークダウンした地域別の土地利用方針が書かれています。ここまでは何の問題もないのですが、問題はその先です。地域別の街づくりの方針に法的拘束力があるかというと残念ながら全然ないんですね。かくして、絵に描いた餅にとどまっているというのがほとんど全国の都市計画マスタープランの実態。その理由は至極簡単です。要は、建蔽率や容積率、あるいは高さ制限など、私権の制限にたいして臆病にならざるを得ないのが都市計画。地域住民の合意形成のない計画は方針にはなり得ないわけです。こうした都市計画マスタープランの脆弱性をリカバーすべく、街づくり条例が多くの自治体で後追い的に制定されますが、これとてなかなか大変。街づくり条例ってのは、住民の皆さんがこうしたいという街づくりを都市計画として追認しますよ。頑張ってくださいね。という街づくりのツールなんですが、住民の皆さんが自ら多くの住民の合意形成に汗をかいて街づくり方針を策定する事例は皆無に等しく、なかなか思うに任せないというのが実情です。それもそうです。利害関係が錯綜する地域の私権の制限に踏み込むってのは、賛同する人がいても当然反対する人もいるわけで、そこの利害関係を調整しなくちゃならない。へたこいたら村八分です。そんな恐ろしくて面倒くさいことに首を突っ込む物好きはそんなに多くはありません。結局何かことが起こってから俄かに正義の味方面した反対運動がおきたりしますが、後出しじゃんけんはどうにもこうにも分が悪いというのが世の中の相場です(南山の異議申し立て運動もほとんど同じ図式です)。という実情を踏まえ、多摩市都市計画マスタープランの改定作業は進められることになるわけですが、ポイントは、いかに実効力のある地域別計画を策定するかということと、個別の建築行為がその方針に則っているかどうかを審査する仕組みの構築に尽きると思っています。 どれだけ役に立てるかやってみないと分かりませんが、できることに取り組んでみたいと思います。
2011/05/12
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先日、打ち合わせの後の帰り、十日市場で進められている「横浜市脱温暖化モデル住宅」の造成の進捗状況を見てきました。現場は丁度コモンスペースの園路の路盤を作っているところでしたが、後は、舗装、側溝の仕上げ、法面保護のための芝生や樹木の植栽ぐらいを残すのみで、あともう一息という感じです。当初、連休明けには完了と聞いていましたから、少し遅れ気味かな?今後は、現在、飯田さんの事務所で詰めている「脱温暖化モデル住宅」の着工ということになり、予定では9月にはモデル住宅として一般公開されることになっています。写真はコモンスペースの様子ですが、宅地整備に擁壁ではなく法面を採用したこと(これ、環境より経済合理性が重要視される宅地開発にあって、実は画期的な出来事です。稲城の若葉台でもチャレンジし、それなりの成果が得られていますが、一般化するまでにはまだまだ時間がかかりそうです)、コモンスペース内の園路を敷地形状に合わせて蛇行させたこと、高低差をきめ細かく園路と法面に吸収させたこと、既存樹木を保存したこと等が功を奏し、手前味噌ですがとっても魅力的な空間になりそうです。全11棟が建ちあがり11世帯のご家族の暮らしが始まるのは来年の春頃の予定ですが、このコモンスペースを介して繰り広げられる大人や子どもたちのさまざまなアクティビティ...。恐らく日本では例を見ない戸建住宅地になるはずで、今からとっても楽しみです。
2011/05/12
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先週末、至急打合せをしたいと電話があり、月曜日の午後、南山の打ち合わせを終えた後、そのまま先方の事務所に行ってきました。最近こういう「至急」の電話が多くて困ります(笑)。さて、打ち合わせの内容ですが、被災地の一つ○○町の復興計画づくりを手伝ってほしいというものでした。いつかそのときがやって来る予感は漠然とありましたが、意外と早くやってきた感じです。取り急ぎ、被災世帯を受け入れる丘陵地開発の可能性の検証を依頼されたわけですが、その検討時間があまりにも短くてびっくりです。月曜日の午後打ち合わせして翌火曜日中にラフスケッチがほしいというもの。さすがに当方も「え!明日中ですか?」と目を点にするしかありません。翌日の午前中は既に打合せが入っていて、実質の作業時間はその日の夜と翌日の午後しかありませんでしたから、しばし沈思黙考。現地の状況を思うとぜいたくを言えるはずもなく、「何とかやってみましょう。でも、この時間だとほんとにラフスケッチになると思いますよ。そこんとこ理解してね。」と念を押して対応を約束。急いで帰って即検討開始です。昨日の午前中、打ち合わせを終えてから帰って一気に作業ペースをアップ。昨日の夜、約束の時間を30分超過してしまいましたが、何とかスキャンデータを納品し、ほっと一息です。先方は当方が送ったスケッチをもって、本日の夕方現地に飛ぶことになっているようです。金曜日の夕方には、現地視察からその日帰ったばかりのスタッフと打合せが予定されていますが、しばらく緊急作業が続くことになりそうです。当方がこれまで培った技術と見識が少しでも被災地の復興の役に立てるよう、長期的視点や地域の誇るべき景観、歴史・文化などにも思いを馳せながら、しっかり対応していきたいと思います。
2011/05/11
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この前芽吹きを報告した我が家のミニ里山が新緑の季節を迎えました。アカシデとコナラで、昨年の夏、造成される南山から採取し里親として育てています。目の前ですくすく育つ植物を毎日見ていると飽きません。まだ幼木ですから人間と違ってほとんど手はかかりませんが、少しづつ大きくなっていく姿を見ていると、人間は自然とともに生きているんだということを再確認させてくれ、何だかとても癒されます。自然に人間が関与することによって育まれる空間が「里山」だとすると、ちょっとオーバーかもしれませんが、ここは、僕にとって紛れもなく小宇宙としての里山です。アカシデとコナラが少年になるころには南山の公園か斜面緑地に移植予定ですが、果たしてすんなり移植できるか。日に日に情が強くなっていって、手元から離したくなくなる自分がいるのではないか。一抹の不安がよぎりますが、これってもしかしたら里親の心境なのかもしれません(笑)。小宇宙としての里山(右側がアカシデで左がコナラ連休の合間を縫って作った2個目の木製コンテナです。梅、ジューンベリー、金柑という実のなる木を植え、隙間には茄子、ピーマン、バジル、ゴーヤが植えられています。
2011/05/05
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昨年1年間の準備会活動が認められ、晴れて地区まちづくり協議会に認定された「八王子中町」の街づくりがいよいよスタートすることになりました。当方も、行きがかり上この街の街づくりに永く関わることができたらいいなと考えていたところ、先日八王子市のHさんから「アドバイザーとして引き続き関わってほしい。地元の方々からも是非宇野さんにとリクエストがありました。」とお話を頂きました。ありがたい話です。今度打ち合わせで確認しますが、今年度は中町を多くの人に知ってもらうためのPRイベント実施と並行して、中町の風情を未来に継承していくための中町らしい街づくりのルール作りの2つが大きなテーマになりそうです。街づくりのルールについては神楽坂を拠点に活動している友人の鈴木さん(粋なまちづくり倶楽部理事・ハーツ環境デザイン代表)に色々アドバイスしてもらおうと考えていますが、PRイベントについては、既に協議会メンバーの方々から多彩なアイデアが出されているようです。当方のお薦めは、「おはら風の盆in八王子」のタイミングに合わせて、竹灯籠で中町の路地という路地をライトアップ。東日本大震災以降節電モードの日本にあって竹とろうそくは打って付けかなと。さらに、中町の中央にある有料駐車場を借り切って何かイベントをしでかすというものです。例えば特設ステージでの竹灯籠夢明りコンサート。いずれにしても多くの専門家の知恵とエネルギーを結集することが必要な場面が多々ありそうです。個人的には、昨年3月の地区まちづくりフォーラムに参加された方々で設立した「八の会」のコアメンバー「フライングフロッグス」のYさんご夫婦のデザイン力と行動力を実は密かに期待しているんだけど...。
2011/04/26
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先日モンスターボランティアのことについてふれました。それはうっかりすると誰もが陥ってしまう危険性をはらんでいることについてもふれたところです。人間って、なんだかんだ言っても、やっぱり自分が一番かわいいと考えて生きる利己的な生き物なんだろうと思います。自分が考えていること、やっていることこそが正しい。そう思って生きている。でも、本当にそうなのかは、ときど少し冷静になって考えてみる必要がありそうです。例えば、里山保全活動です。一般論として緑の保全を否定する人はいませんが、その活動は時に地権者の困難には一切耳を貸そうとせず、ただただ正義としての「緑の保護」を声高に叫ぶことに一生懸命になりがちです。里山の大切さやその維持管理の大変さを誰よりも良く知っている地権者にとっては有難迷惑この上ない話しなのですが、そのことには一切耳を貸そうとせず、むしろ、糾弾の対象にしてしまいます。昔からそこにあった里山がどのようにして在り続けてきたか。それはどのように保全可能か。なんてことは二の次。今求められていることは、地権者ではない僕たちが、地権者の声に耳を傾けないで、目の前の里山を保護すべきだと叫ぶのではなく、地権者の気持ちを考慮し、自然を少しでも多く保全し、それを持続的に維持管理していくための有効かつ実戦的な手立てを講じることにあるにも拘らず、運動している自分の考え方こそが正しいとし、思考停止状態から抜け出せない。自立した地域は「自立した市民」「市民の自立」が不可欠です。行政批判や権利を主張することが「自立した市民」と勘違いしているただのエゴ集団が増殖中ですが、こういう人たちは、もしかしたら「モンスターペアレンツ」や「モンスターボランティア」ならぬ「モンスター市民」とでも呼ぶのかもしれません。
2011/04/25
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里山コモンズを前進させる会の坂本さんの仲間たちが開催する企画展のお知らせです。◇期日:2011年5月9日(月)~23日(月)◇場所:ニコハウス(日本エコシステム株式会社)コピス吉祥寺4F 〒180-0002吉祥寺本町1-11-5 TEL:0422-27-6358◇テーマ:「ツナガリ」。人、動物、みち、みどり、水、世界、宇宙...、そしてもっと大きな<こころ>。みんなつながっています。こんなときだから、つながりましょう!!せっかく同じ時を生きている仲間ですから。◇展示内容: 「みちまちみどり」 「里山コモンズ」 その他たくさんのエコロジカルな展示ありトークあり南山での取り組みが始まった里山コモンズ住宅企画案の展示に併せて、参加者募集説明会が開催されます。ご興味のある方は是非足を運んでみてください。
2011/04/24
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この間紹介した「炭火焼肉邑(ゆう)」に行って来ました。3/14にオープンしたものの、震災の影響で食材が滞ってしまい、やむなく休業に追い込まれていましたが、先日辛さんから「何とか再開できる目処が立ちました」と連絡があり、早速ランチをいただくことにしたのです。店に入ったら、それまで上野で焼肉店の店長をしていたというマスター、奥さん、それに次男の○○君が「あらー、いらっしゃい」と歓迎してくれます。「お兄ちゃんは?」と聞くと「今韓国。1年間勉強」と次男君が教えてくれました。「で、君は?」と聞くと、「今春高校を卒業してここで働くことにしました。将来はこの店を継ぐつもりです」。と力強い言葉が返ってきます。ヴィレッジ浄瑠璃14の住宅建設中、まだ小学生だった彼がもう社会人。無理もありません。もー10年ですからね。しかし、いいですねー。こういうその土地に生き働く覚悟をした人が増えていくことによって、ニュータウンは厚みを増し、温かく住みやすい街になっていくんだろうと思います。多摩ニュータウンN-Cityの自立度ポイント1ぐらいアップしたかも知れません。僕たち家族が入ったときは貸しきり状態でしたが、直後に団体さんがどやどやと。そんなに広くない店内はあっという間に満席になってしまったのでした。結構流行っているようです。ちなみにこの日頂いたのはお店自慢の「スンドゥプチゲ」。ご飯は注文してから炊くというこだわりようで、ちょっと時間はかかりましたが、味は文句なし。絶品でした。今度は夜、焼肉を頂きに行きたいと思います。 邑ご自慢の「スンドゥプチゲ」
2011/04/23
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今日は、今年度初めての府中市土地利用調整審査会でした。府中市の職員はご多分に漏れず異動でメンバーが大幅に変わってしまいましたが、審査会委員は今年度も変わらず同じ顔ぶれです。委員長は工学院大学の野澤先生、委員は芝浦工大の桑田先生、千葉大の村木先生、下里法律事務所の下里先生、それに当方の5人。本日は大規模土地取引の届出を受けて、その土地で事業を行う事業者の事業計画への答申内容についての審議でした。要は、この土地はこういう土地だから、○○や○○に十分留意して計画するようにという指導書です。これまで2回ほど行われた調整会議で、すでに相当程度計画内容について審議を重ねた上での答申となりますから、何だか今更という感じがしないでもありませんが、事業者がこの答申通り事業を進めてくれれば、問題が起きることはまずないでしょう。あまり具体的な話がしにくいので、これだけでは何のことやら分からないと思いますが、結構良く練られた計画になっています。府中市では、当審査会ができて、もーかれこれ8年ぐらいになるそうですが、当初はともかく、近年事業者と近隣住民との間でのトラブルはほとんどないと聞きます。審査会の存在が事業者側に認知され、事業者側もヘタなプランを出しづらくなっているんだろうというのが、先日、電車で偶然会った前審査会委員の山田さんの弁です。当方を府中市に推薦してくださった大先輩です。建築基準法や都市計画法は、私権の制限に深く介入することを避けてきた歴史があり、どうしても規制はゆるゆるになりがちです。それを補うべく創設されたのが街づくり条例。こうした地味ではありますが、ローカルな地域の建築行為をプランニング段階からしっかりチェックしていく仕組みと、その弛むことのない継続が積み重ねられて住みやすい街が育くまれていくんでしょうね。来月は府中市に加えて多摩市でも審査会が予定されています。しっかり審議したいと思います。
2011/04/22
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日曜日の午後は一年間会長を務めさせていただいた和田第一自治会の総会でした。総会資料は、先週の役員会で案を審議してもらったんですが、会計監査が前日の土曜日にずれ込んで、ちょっと慌てましたが、何とかセーフ。当日、当方で109世帯分をプリントアウトし、1時間前に役員総出で帳合、ホチキス止め。会計の藤本さんは総会後の懇親会用の飲み物などを買出しに走ってもらい、1時半からの総会の30分前には準備万端です。総会は、出席28名、委任状47名、合わせて75名で、過半数以上の有効票が確保され総会は成立。審議の方ですが、活動報告、決算報告、事業計画(案)、予算(案)と滞りなくみなさんに了解いただけ無事終了。最後に来年度の会長を6班のKさんが担ってくれることが了承され閉会です。Kさんの会長就任の挨拶が奇抜でした。「さくら」の独唱です。自治会の継続性という観点から、当方も引き続き副会長として会長を補佐することになりましたが、僕も嫌いではない歌を歌う機会が増えそうです(笑)。総会の後は新旧役員が残って懇親会。今年度は地権者の事情で20数年お世話になった集会所が6月末閉館することになっており、地権者に感謝の気持ちを込めたお別れ会の開催と、親睦バーベキューパーティを開催したいという話をしたところ、皆さん大賛成ということで、早速今月中に地権者のMさんちに会長と一緒にご挨拶に行くことになったのでした。ちなみに、総会の後分かったんですが、6班のHさん、何と聖蹟桜ヶ丘の焼肉屋「権佐衛門」のオーナーということで、肉の仕入れは問題なさそうです。3時から6時くらいまで集会所でしこたま飲んだ後、まだ飲み足らないという声があちこちから出るので、じゃーということで、地元の唯一の居酒屋「白水(しろうず)」へ。もうこのあたりから例によって当方の記憶は途切れ途切れですが、Hさんがうちまで送り届けてくれたのだけは覚えてます。Hさん、ありがとう。
2011/04/12
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いよいよ動き始めます。と昨年の8月30日に書き込んでから約半年。相変わらず遅々としてますが、組合の了解が得られ、近々「里山コモンズ住宅プロジェクト」の参加者募集が始まります。里山コモンズ住宅?南山開発に関しては、今度稲城市長選に出馬された藤原さんはじめ、今でも開発見直しを訴える市民が大勢いらっしゃいますが、その本家本元と言っても過言ではない団体が「南山の自然を守り育てる会」です。この会の代表は菊池さんといって、とっても優しい、しかし自分がこうと思ったことには、とことんその可能性を追求するガッツのある女性です。確か今、不足している薬剤師として東北のどこかで救援活動の真っ最中のはずです。この会のことについてはここに詳しいので割愛しますが、稲城の自然を愛してやまない菊池さんたち南山の自然を守り育てる会は、20数年前から南山の自然を守るためにありとあらゆる手を尽くしますが、残念ながら現行法では莫大な税金を投じて土地を買い取る以外に手はなく、それがいかに非現実的かということを悟ります。と同時に、無闇な反対運動が地権者の方々の負担を更に大きくしていくことを。しかしそこで音を上げないのが菊池さん。であれば、開発を通じて、いかにして自分たちの思いを具体化するかという作戦に切り替えるわけです。それが里山コモンズ住宅ということになります。里山コモンズ住宅は、複数の人間が共有地を所有することによって、普通の住宅では手に入らない豊かな環境と暖かい人間関係のある住宅地のこと。みんなが合意できるものは専有するのではなくシェアするという考え方に基づいています。庭や、畑や緑地や広場...。みんなで身近な緑を育て、その恵みを頂くことによって自然を育んで行くコーポラティブな街ということになります。口さがない人たちは、自然保護団体が住宅地開発に加担するのかと頭ごなしに批判されますが、それは違います。行政を批判したり文句を言うだけの市民はたくさんいますが、この団体は批判するだけの団体を越えて自ら緑を保全し創造する住宅地開発に取り組むことにチャレンジしようとしているわけです。プロジェクトは始まったばかりですが、興味のある方は是非ご連絡下さい。特に南山開発の見直しを強く求めていらっしゃる方々のご参加をお待ちしています。みなさんの決断が南山の里山保全と創出に大きく寄与します。追記里山コモンズ住宅プロジェクトでは、今度赤目の里山を育てる会の伊井野さんが三重県から軽トラで持ってきて製造実演してくれるパーソナルペレタイザーとチッパーシュレッダーを団地管理組合で所有したらどうかという案が浮上しています。各家庭にはペレットストーブが常備されていて、自分たちの森の恵みを再利用した木質ペレットが燃料となります。昔そうだったように燃料の地産地消を目指そうというわけです。追記2赤目の森の伊井野さん、今、福島県南相馬市で支援活動中というメールが飛び込んできました。前回に続いて2回目の救援活動です。すごいぞ伊井野さん!
2011/04/08
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以前、里山伝道師伊井野さんの講演会と、木質ペレット製造実演会を開催することをお知らせしましたが、チラシが完成しました。TALO都市企画の須永さん作で、スケッチは須永さんのオリジナルです。味があって良い感じに仕上がってます。今回のイベントは、伊井野さんの実体験に基づいた里山再生論と、里山再生の可能性を秘める木質ペレットの製造過程を目の前で見るまたとない機会。里山保全に汗をかかれている多くの皆さんに来て見て聞いて触れて感じていただければと思っています。当日は、南山の自然を守り育てる会の協力で、ペレットを燃やして地元の取れたて野菜を使った豚汁サービスや、同会の坂元さんによる竹ドーム製作、あと、もしかしたらかとうさんが自腹を切って発注したSAVE FUKUSHIMA特性Tシャツなどのチャリティ即売会や、稲城里山グリーンワークの皆さんによる野菜の即売があるかも…。現在調整中です。チラシの中に書いた案内文を下記しておきます。1960年ごろまで、里山は薪や木炭等家庭用エネルギーの供給源として、農家の方々によって大切に守り育てられてきました。里山は元々農家の方々の暮らしを助ける貴重な生産の場だったのです。それが、経済の発展に伴って石油や化学肥料がこれに取って代わり、いつしか多くの里山は利用されなくなり荒れていきました。南山では今、このような里山を何とかしたいという地権者の方々の思いから、区画整理事業によって、里山の一部を残しながら、身近に自然のある新たな街づくりを進めています。そこでは、昔そうだったように、南山に住む方々が、身近な自然や街をみんなで力を合わせて維持管理していく仕組みが準備されようとしています。里山を再び私たちの身近な自然として保全していくためには、昔あった里山の利用価値を現代社会に新たに創り出す必要がありますが、里山の間伐材を再利用する木質バイオマスは、私たちの暮らしを支える貴重な燃料になる可能性を秘めています。そんな可能性を皆さんと一緒に見て感じたいと思います。
2011/04/06
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4月3日に多摩市立陸上競技場で行われた「東日本地震被災者支援チャリティフェア」、1週間前にヴェルディの持込で実施が決定してから、慌てて告知したイベントだけに人出が心配されましたが、その心配を吹き飛ばすような大盛況でした。集合時間の9:30に多摩市立陸上競技場にサッカークリニック用のミニゴールを積んだ車で到着すると、もう正面エントランス周辺は、ヴェルディ対ヴァンフォーレ甲府戦を心待ちにするサッカーファンや、多摩市、ヴェルディのスタッフとボランティア、クリニックにを受けるちびっ子たちでごった返しています。僕が所属しているFC SEISEKIからも3年生以下25名が参加したサッカークリニックには総勢60名弱のちびっ子が集まってくれ、ヴェルディの普及育成部長の山本さんを中心に、コーチ6名+ユースでリハビリ中の若き選手が子どもたちと、たっぷり1時間半ほど楽しませてくれました。クリニックの後はヴェルディの羽生社長、阿部多摩市長によるチャリティフェア開催の趣旨説明と挨拶です。隣はヴェルディ君とキティちゃんがエスコート。この頃にはもうメインスタンドは満席で、芝生席にもどんどん人が流れていきます。後で分かりますが、1800人強もの人がこのイベントに参加してくれたのでした。義捐金も、ヴェルディ選手のグッズのチャリティオークションを合わせて100万円弱が寄せられたそうです。関係者の1人としてみなさんのご好意に感謝申し上げます。このイベントは、東京ヴェルディが多摩市立陸上競技場をホームグラウンドとして多摩市と基本協定を結んだことのお披露目をかねていましたが、羽生社長の多摩市を中心とした地域密着型クラブづくりに対する熱い思いと決意、阿部市長からはヴェルディと共に力を合わせて街の活性化に取り組んでいく心構えが披露されました。僕たち多摩サッカー協会も、微力ですが、東北地方の復興支援を続けながら、東京ヴェルディ、多摩市と力を合わせて、Jリーグチームのある街多摩のまちづくり、市民に誇りに思ってもらえるような街づくりに取り組んでいこうという決意を新たにしたのでした。*当日の模様はこちらをご覧下さい→ハイパーローカル多摩メディア「多摩プレ」
2011/04/04
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稲城市消防隊というと、東京都では島嶼部以外で唯一、消防業務を稲城市独自に執行していることで有名ですが、その稲城市消防隊員8名が、13日午前8時50分、稲城市から福島県相馬市を目指して出発。稲城市職員6名も救援物資(毛布・非常食等)を積んだトラックで帯同というニュースが、今日届いた「多摩ニュータウンタイムズ」に紹介されていました。いち早く稲城市が相馬市へ向かった理由は、平成16年石川市長が「道路整備促進期成同盟会全国協議会」の会長を務めていたころ、同会の立谷相馬市長と一緒に地方自治体の道路整備のために汗をかいたことが縁だといいます。高々人口8万人の稲城市が市長の人間関係もあったんでしょうが、相馬市にいち早く消防隊を送ったことに拍手です。僕は隣の多摩市民ですが、多摩地域住民の一人として稲城市消防隊員に敬意を表したいと思います。とりわけ、いち早く消防隊を送った市長の判断もさることながら素晴らしいのは、独自の消防隊を島嶼部以外で唯一持ち続けていることでしょう。独自の消防隊がなければ恐らく実現不可能です。その判断も実は石川市長のリーダーシップの結果なんだそうですが、今期で勇退を決意された石川市長の稲城市民への大きな置き土産になりそうです。石川市長、稲城市消防隊の皆さん、お疲れ様でした。
2011/04/01
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映像を通じて毎日映し出される被災地や避難所で元気に遊ぶ子どもたち健気な表情を見ていると、何故か自分の遠い昔の子どもの頃を思い起こします。僕が子どもの頃の昭和30年代後半。両親は身を粉にして働いていました。当時我が家は借家で風呂はなく、地域の共同浴場を使わせていただいていました。生活は決して楽ではありませんでしたが、何が豊で何が貧困かということなど子どもの僕にとってはどうでもよく、仲間と朝から晩まで野山を駆け回って魚釣りしたり、秘密基地作ったりドロケイやペッタンや野球をしたりして遊ぶことがとても楽しかったことを今でもよく覚えています。そういえば夏の夜は家族全員で蚊帳の中で川の字になって雑魚寝。開け放った窓から田んぼを飛び交うホタルが迷い込んできて、それはそれは幻想的な風景でした。今でも鮮明に覚えています。自分が子どもの頃と、東北の被災地の現状とを、当事者でもないのに比べるのははばかられますが、子どもたちの屈託のない笑顔に当時の僕たちの暮らしと何か通じるものを感じる自分がいます。それが何なのか正確には分かりません。自分が子どもの頃感じていた地域の暖かい包容力とでもいうのでしょうか。今でももちろん地域の力は残っていると思いますが、この非常時にあってその力は間違いなくパワーアップしている。あるいは被災を逃れた地域の方々に潜在していた「あの頃」培った「共に支え合う」心が一気に覚醒された。そんなたのもしい大人に守られているという安心感が子どもたちの不安を吹き飛ばし、むしろ安心感さえ与えているように思われます。震災前にも地域の暖かい包容力はあったはずですが、震災をきっかけにそれまで以上にみんなが助け合い支えあうことへの意識が高まった。昔を思い起こさせたと言ってもいいのかもしれません。家族の力はもちろん大きいのですが、地域の力はもっと大きいということを。今回の震災は、僕が子どもの頃感じていた地域の力を改めて思い起こさせてくれたような気がします。何もかも水に流され解体された地域社会。再び再生しなくてはならないのは社会基盤としてのインフラだけではなく、やはり地域の絆なのかもしれません。
2011/04/01
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先日、「木質バイオマス利用による里山再生プロジェクト」の話をしましたが、講師としてお招きする三重県名張の「NPO赤目の里山を育てる会」の理事長伊井野さん他有志が、3月18日から23日にかけて北茨城から福島県勿来で支援活動に当たったそうです。さすが伊井野さん。詳しくはこちら。三重県からワゴン車に米600キロ、軽油300リットル、炊き出しようの薪等を積んで現地入り。自ら里山の伝道師と名乗り、里山保全のために軽トラで全国を行脚している伊井野さんですが、いくら慣れているとは言え、頭が下がります。そんな状況ですから、5月22日(日)のイベントのために稲城まで来てもらうことがはばかられましたが、先ほど伊井野さんから「予定通りやりましょう!」という力強い返事が帰ってきました。ありがたい話です。今僕たちにできること。今回の震災を機に大きな転換を突きつけられているエネルギー政策ですが、かつて我々の暮らしを薪や炭が支えてくれたように、木質バイオマスは、これからの暮らしにとって大きな力になるはずです。里山の伝道師伊井野さんによるイベントがそのきっかけになることを願ってやみません。 PS先日横浜市住宅供給公社での打ち合わせの帰り道、通り抜けたショッピングセンターや駅の照明は軒並み節電モードでしたが、夜は薄暗い方が雰囲気出るし、太陽のありがたさもよく分かる。このくらいが丁度いいんじゃないか。そう思ったのは僕だけでしょうか。ちなみに、当社(我が家のリビングの一角)の現在の電気使用はパソコンのみ。照明は太陽光で十分だし、エアコン無しでも室温20度で全く苦にならない。多少節電に協力できてるかな?
2011/03/31
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昨年の7月1日南山で採取し里親として育てているアカシデとコナラが、無事冬を乗り越え芽吹き始めました。アカシデは1年で樹高30センチ、コナラは10センチ程度に成長。まだまだ子どもですが、南山に戻せる頃には立派な青年になっているはずです。そのときまで責任をもってしっかり育てたいと思います。
2011/03/31
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昨日は横浜市住宅供給公社でコモングリーンの設え他について打合せがありました。昨年の12月、脱温暖化モデル住宅推進事業企画提案コンペで我々のチームが最優秀賞をゲット、現在現場は急ピッチで造成工事が進められています。5月中には完了し、8月下旬にはモデル住宅が完成予定です。我々の提案は、街区の中央に3mほどの高低差を抱える共有のコモンスペースを配し、その周囲を11戸の住宅が取り囲むようになっています。画地は普通正方形か長方形ですが、ここでは一つとして正方形・長方形はありません。みんな多角形で、建てられる住宅は自然にあっちを向いたりこっちを向いたりするようになっています。そうすることによって、各住戸から視線が遠くまで抜け、風もまた同じように住戸間、住戸内を通り抜けて街区全体に行き渡るようになり、夏の冷房による環境負荷の軽減を狙っています。さて、コモンスペース内の設えですが、基本的には里山環境の再生。人が移動できる幅1m程度のまさ土舗装による園路と斜面への雑木の植栽です。地被は芝生を想定していますが、個人的にはクローバーを中心とした雑草でいいと思っています。ていうか自然にそうなっちゃうでしょう。提案のポイントは植物への潅水やゴミ置場清掃、非常時のための雨水貯留槽と手押しポンプですが、これは管理の問題を公社さんが嫌っていて難航しています。要はこどもが誤飲したらどうする?虫がわくんじゃないか?メンテにお金がかかるのでは?というよくある話です。今回の震災でも露呈したライフラインのセーフティネットとしてあるに越したことはないと思うんですが、どうにもこうにもお役所は新しい試みにたいしてネガティブです。ということで、ディティールは多少紆余曲折がありますが、マスタープランで意図したコンセプトはほぼ継承できそうです。新たな住宅地の創造に1歩前進というところでしょうか。造成工事が急ピッチで進められている現地の様子 中央奥に見える木はコモンスペース内に残されるケヤキと桜です
2011/03/29
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4月3日(日)10時~17時にかけて、東北地方太平洋沖地震で被災に遭われた方々への義援金を募るため、多摩市立陸上競技場で行われる東京ヴェルディの練習試合を中核としたチャリティーイベントが開催されることになりました。「多摩市立陸上競技場の活用に関する協定」を締結した東京ヴェルディと多摩市の共同開催となります。NPO多摩サッカー協会も協力します。多くのみなさまに足を運んで頂き多摩から東北に元気と義援金を送りましょう。◇事業名:当方地方太平洋沖地震被災者支援チャリティフェア◇日時:2011年4月3日(日)10時~17時◇会場:多摩市立陸上競技場◇練習試合:東京ヴェルディ×ヴァンフォーレ甲府 12:00キックオフ◇イベント:義援金受付 キティちゃん、ヴェルディ君によるグリーディング ヴェルディスクールコーチによるサッカークリニック(試合開始前) 東京ヴェルディグッズを販売するバザー 選手の私物を対象としたチャリティオークション 多摩市の小学校低学年によるエスコートキッズ 多摩市長挨拶 ボールパーソン一般募集 選手サイン会
2011/03/28
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今日から、多摩市の学校施設開放が開始され、長らく休止していた少年サッカークラブの活動を再開しました。2週間ぶりとなります。5,6年生は聖ヶ丘小学校で開催された聖ヶ丘サッカークラブ25周年記念卒業記念大会に参加。6年生2人にとって最後の対外試合となります。色んな意味で苦難を乗り越えた6年生。りょうが4年生の時、僕の問に答えてくれた「僕は辞めないよ」という言葉がなつかしくよみがえります。4年以下~キンダーは10時~12時まで第一小学校で練習しました。僕がみた2年生以下は24名とちょっと少なめでしたが、久しぶりの子どもたちの表情からは、本当のところは分かりませんが、早くサッカーがしたくてしょうがないという気持ちがびんびん伝わってきます。ということで、練習内容は子どもたちが大好きな試合としました。でも、心なしか元気がなかったような気がするのは考えすぎでしょうか?この日は多摩トレーニングセンターの卒団式が西愛宕小で行われており、11時過ぎに第一小を後にし西愛宕小に移動。紅白戦を終えた後、最後に4種委員長の立場で選手に一言贈る言葉を。 3年間お疲れ様。困難に立ち向かって戦っている東北の子どもたちに負けないようこれからも頑張ろう! 彼らは、春からクラブチーム、部活、さまざまな環境に身を置き、サッカーを通じた自己研鑽にチャレンジを続けます。多くの選手が、さまざまな思いを胸にチームを巣立ち、次なるステージにステップアップするこの季節。力をあわせると大きな力になることを学んだ選手一人ひとりの今後に期待しています。しかし、今日の花粉は酷かった~。
2011/03/26
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昨日は、震災の影響で延期していた南山エリアマネージメント推進事業の打ち合わせでした。内容は、5月22日(日)に開催を決定した伊井野さんによる「木質バイオマス出前講座+木質ペレット製造実演」の実施に向けたミーティングです。かつては薪炭や腐葉土、山菜、きのこなどの供給源として、地権者の暮らしに密着していた里山。そこでは人間と自然の見事な共生関係が築かれていた。それが高度経済成長によって利用価値を失い、一気に荒廃。いつしか里山は生活の一部としての里山から、周辺に住む後から移り住んだ方々による、非日常のレクリエーション空間や観賞用としての評価が優勢になっていきます。地権者の暮らしに深刻なダメージを与えている里山をどのように保全していくかという問題は、ただ単に公有地化するだけでは、財源に限りがある以上不可能です。かつて我々人間の暮らしを支えてくれた里山の機能と価値を再評価し、評価するだけではなく人間の暮らしに結びつける必要がある。それがホモサピエンスとしての人間の役割りです。今回お招きする三重県は「赤目の里山を育てる会」の伊井野理事長は、かつてゴルフ場建設反対運動の急先鋒として活躍された方として有名ですが、その彼が伝道しているのが木質ペレットによる循環型木質エネルギー社会の実現による里山保全です。里山は利用することによって守られるという鉄則を、木質バイオマス利用を通じて現代社会に具体化しようとしているわけですね。要は、これまで薪炭として活躍していた里山の雑木を、ペレットやチップに加工することによって現代社会によみがえらせようという試みということになりますが、伊井野さんの試みは、南山で立ち上げようとしている自分たちの街は自分たちで守り育てる組織「南山エリアマネジメント」に大きなヒントを与えてくれるとともに、長期的には、南山にとどまらず広く多摩丘陵に残される里山保全の大きな力になる。そう確信しています。みなさん、5/22(日)は是非南山に足を運んで、木質バイオマス利用による里山保全の仕組みを体感してみてください。下の写真は打合せの後 足を運んだ早春の南山の現況です。奥畑谷戸の西隣の谷戸 梅の花がきれいですピラミッドのような試験盛土 震度5の影響はなさそうです。
2011/03/25
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以前から気になっていた本に「分かち合いの経済学(神野直彦)2010.4.20」というのがあって、これまで拾い読みしかしてなかったんですが、先週末全ての予定がキャンセルされてしまったお蔭で時間ができたので、まじめに読んでみました。 「はじめに」の冒頭。それはこんな書き出しではじまります。スウェーデン語に「オムソーリ(omsorg)」という素敵な言葉がある。「オムソーリ」とは「社会サービス」を意味するけれども、その原義は「悲しみの分かち合い」である。「オムソーリ」は「悲しみを分かち合い」、「優しさを与え合い」ながら生きている、スウェーデン社会の秘密を解き明かす言葉だと言っても言いすぎではない。スウェーデンの環境教育の教科書にはこんなことが書かれているそうです。 あらゆるものを欲求のおもむくままに、自己の所有にしてしまう傾向が支配的である文化を「強盗文化」と言う。工業社会は「強盗文化」の時代であった。つまり、「いま私たちは、人間と自然をむさぼり食う「強盗文化」の時代に生きている」自分さえよければ。利己的な私。今の世の中、大勢はそうなんだろうなー...。本の最後の方で経済学者の神野さんはこう言ってます。人間は「ホモ・サピエンス」、つまり「知恵のある人」という素晴らしい生命として創造されている。知恵は惜しみなく与え合い、分かち合うものである。歴史の「峠」ともいうべき「危機の時代」は、希望と楽観主義を携えて踏み越えなければならない。悲しみと優しさを分かち合えば、危機を踏み越え、新しい人間的な時代を築くことができる。そうした肯定的なヴィジョンを描いて、破局を恐れずに逆風に立ち向かえば、必ず人間はより人間的な未来を手にすることができる。どうやって?ここが今ほど人間一人一人に問われている時代はないんだろうな。現在の危機を神野さんは、「分かち合い」を「奪い合い」とされていることから生じている。と、まるで今回の震災後の人間の行動を予言したかのようなことを指摘されているわけですが、今回の震災は、傲慢で利己的な人間による「強盗文化」から決別し、その先にある新たな人間的時代の構築に向けて動き出せという、僕たち人間への最後通告なのかもしれませんね。ガソリン、トイレットペーパー、お米、そしてここ数日水の買い溜めに走る人々が大勢いる一方で、全国から被災地に向かうボランティアの方々や、あちこちで展開されている義援金募金活動は、「奪い合い」から「分かち合い」の社会へ、希望と楽観主義を携え人間的時代の構築に向けて動き出している人々が確実にいることを教えてくれます。共に頑張ろう!日本。
2011/03/25
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多摩大の久恒さんが自身のブログで以下のようにコメントしています。2001年の9.11の同時多発テロで世界が変わったように、10年後の2011年の3.11の東日本大震災で日本は一変するだろう。政局に振り回されてきた政治の変貌、拝金的主義の跋扈する経済からの脱却、混迷するエネルギー政策の転換、フスタイルの大変化、ソーシャルメディアの滔々たる流れ、精神生活の重視の傾向、最も大切なものは何かという問いとしての価値観の見直し、、、。未曽有の難局であることは間違いないのだが、長い間覆いかぶさっていた得体のしれない暗雲が晴れた感じもある。閉塞感が吹っ飛んだという不思議な感覚があるのも事実だ。日本はこれでリセットされる。あらゆるものをリセットしていく時代に入った。「リセットされる」「リセットしていく時代」確かにそんな気もします。一方で、またいつものように、いつしか歴史の1ページとして記憶されるだけで、世の中は相変わらず。何事もなかったように利己的な人間、企業利益をひたすら追求するだけの企業がむくむくと頭をもたげて復活する。そんな気もします。幻想を追い求めて家畜化された人間が自らの力で自らを解き放たない限り。東京電力という巨大企業による独占的電力供給が明らかにしたこの国の社会的インフラの脆弱性。大企業に依存する社会経済システムから、地域に密着した中小企業により成り立つ地域社会経済システムへ。食物の地産地消だけではなく、エネルギーや物流、人、あらゆるものをできるだけ地産地消型地域社会へ。そんなパラダイムシフトが不可欠な時代にいよいよ突入した。そんな思いを強くしています。
2011/03/23
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昨日の午前中、和田第一自治会の臨時役員会を招集。自治会で今何ができるかということについて話し合いました。「今、会員の皆さんが何に一番困っているかアンケートを実施したらどうか」「アンケートを実施するのはいいけど、自治会で対応できることと出来ないことがあるんじゃない?」「アンケートして困っていることが分かったとして、何一つ対応できないってことになると、自治会は何やってるんだってことになりかねない」「アンケートなんかやっても不安を煽るだけ」 自治会にできることが意外と限られていて、アンケートはあまり有効な手段ではなさそうです。「昨日スーパーに行ったら、たまたまお米が入荷したところでお米が買えた。そんな情報をタイムリーに流すことができればいいんだけど...」ネット環境のある人ない人、携帯をもっていない人、さまざまですが、とにかく情報の共有化は大切そうです。「買い溜めを控えるようにという呼びかけはしないよりした方が良い」注意喚起ぐらいは自治会でもできそうです。「隣近所の安否確認が重要」「災害だからどうこうということではなく、普段からの近所づきあいが大切」 ここんとこ大切ですね。意見が出尽くしたころあいを見計らって僕。「自治会費のストックから義援金を捻出し東北に送りませんか?」すぐさま皆さんから賛同の声が上がります。「それはいいね。一人1000円として会員109人。10万円でどうだろう?」「いい線ですね。そうしましょう。」「会計のFさん、どうですか?」「繰越金が○十万円ぐらい、毎年増えてますから、問題ないでしょう」「では、決定。和田第一自治会から義援金10万円を拠出します」で、その旨を回覧板で告知するとともに、併せて震災時の対応、注意事項を書いたメモと不要な買い溜め、外出を控えましょうとかいたチラシを回覧板で急遽まわしてもらうことにし、臨時役員会を散会。災害は忘れた頃にやってくる。自分たちの町を守るための非日常に備えた日常のご近所づきあい。今回の災害は僕たち都市住民にここんとこの大切さを改めて教えてくれているように思われます。
2011/03/21
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この非常事態にあって僕にできること。じっと考えてみました。出てきた答えは、悲しいかな、自分の無力さを冷静に受け入れ、節電をはじめ極力無駄を省いて、家族と共に慎ましく今を生きることしかないということでした。今から16年前の阪神淡路大震災。多くのボランティアが被災された方々の大きな力になったと言われています。一方で、多くの観光気分の自分探しに忙しい「モンスターボランティア」が被災された方々の神経を逆撫でしたり、国内外のプロの救助隊(警察、消防、自衛隊...)の足手まといになって困ったという話も聞きます。毎日テレビを通じて映し出される悲惨な映像を見ていると、まっとうな人間であれば誰しもいてもたってもいられなくなる気持ちにさせられますが、自分に何ができるのかと問うてみると、救援活動の経験のない普通の人間にできることはそう多くないことに気がつきます。被災地以外の、元気な人間にできることは、まず「被災された人の気持ちを考慮する」ことなのかもしれません。「善意の押し売り」、「エゴイストになりがちな善意」があり得ることに気付き、いま一度、自分に何ができるのかと問うてみることが今求められているような気がします。以下は僕の懺悔です。僕は先日14日、多摩市招待少年サッカー大会に参加予定だった仙台市選抜のSコーチに安否確認の電話をしてしまいました。ただ無事かどうかを確認したかったのですが、今思うと、被災していない僕が安否を確認してどうなる?僕が安心するだけじゃないか。被災に遭って困難に立ち向かっている方々にとっては、何の役にも立たないどうでもよいことだと。これも「エゴイストになりがちな善意」の一つと気がついたときにはとき既に遅しです。深く反省してます。
2011/03/17
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本日14日、多摩ニュータウン別所N-Cityの一角に本場韓国仕込みの焼肉やさんがオープンしました。オーナーは、辛さん。夢見隊コーポラティブ住宅1号「ヴィレッジ浄瑠璃14」の居住者です。この場所はN-Cityのほぼ中心に位置する近隣センター用地です。多摩ニュータウンの近隣センターというと、どちらかというと、寂れた商店街というネガティブイメージが先行しがちですが、ここは、多磨ニュータウンでの経験に基づいて、同じ過ちを繰り返さないよう、車対応型のリニアーな路線型近隣センターとなっています。この近隣センターには、地域にお住まいの方や、自らそこに住みながら商売する「店舗併用住宅」が期待されていましたが、辛さんの焼肉店出店はまさに期待された店舗形態で、計画者の1人として、N-Cityに入居が始まって約10年、時間はかかっていますが、街が街らしくなっていくこうした話はうれしい限りです。ちょうど、本日11時、予約していたブレーキパッドの交換のため、すぐ傍の「フォルクスワーゲン多摩NT店」に行ったついでに立ち寄ってみたところ、丁度辛さんが店の前で慌ただしくしていたので声を掛けてみました。「計画停電で、どうしようかと思っていたら計画停電なし。もう、大変。何とかオープンに向けて今大騒ぎよ。」 よりによってこんな日にオープンしなくてもと思いましたが、不可抗力。さすがに辛さんも天災まではどうしようもなかったようです。何はともあれ、N-Cityを含む別所地域住民にとって、歩いて行ける所においしい焼肉やさんがあるってことは、とってもありがたい話に違いありません。炭火焼肉「邑」の商売繁盛を期待します。 開店間近の炭火焼肉「邑」
2011/03/14
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3月11日午後2時50分頃でしょうか。生まれてこの方、恐らく初めて経験する大きな地震を経験しました。後で分かりますが、マグニチュード9.0、震度7の大地震です。真っ先に頭を駆け巡ったのは、12、13日に予定されていた「第27回多摩市招待少年少女サッカー大会」に参加してくれることになっていた仙台市選抜チーム関係者の安否です。携帯で連絡を取ってみますが、何度掛けても不通。やっと先ほど佐久間さんと連絡が取れ、関係者全員無事とのこと。一安心です。しかし、今回の地震に伴って発生した大津波による被害は想像を絶します。お亡くなりになられた方、怪我を負った方、いまだに行方が分からない方、その数数万人に上るといわれています。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災に遭われた方々にたいして心よりお見舞い申し上げます。忘れた頃にやってくる災害、他人事だと思いがちな災害、今回の災害は、そんな人間の油断や驕りを戒めるにはあまりにも残酷で非情な天罰ですが、映像からうかがえる被災地の様子を見ながら改めて思うのは、共に支えあい、困難に立ち向かおうとする人間の素晴らしさです。日本国民に勇気と希望を与えてくれているのは、もしかしたら被災地で今を一生懸命生きている方々なのかもしれません。頑張れ!東北!
2011/03/14
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今年も恒例のまちづくりフォーラムが3月26日(土)午後2時~5時の予定で開催の運びとなりました。4回目になります。今回は、昨年1年間の準備会活動を通じて地区まちづくり協議会にめでたく認定された八王子中町をフィールドに、実際に街歩きした後、地区の課題図や構想図などのマップ作りに取り組んでみようという趣向です。昨年は、住宅地、商店街、団地等、特定のテーマ別に街づくりの課題を整理し、それはどのように解決可能かというワークショップを行ったんですが、今年は、それを更に進めて、実際にフィールドワークを通じて街づくりについて考えてみようということになります。かつて花街として賑わっていた頃の中町の風情を、現代にどのように再生していくか?多くの方々と一緒に考えてみたいと思います。先行整備された黒塀通り
2011/02/25
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先日南山の自然を守り育てる会の菊池さんと坂本さんと会って、里山コモンズ住宅の実践的展開について話し合ったことを報告しましたが、坂本さんが数年前から取り組んでいるという「まちなか緑化」事業の話を紹介します。この事業、実はもう10年ぐらい前から、その発想を自分ちで実践していて(ここに自慢話を書いてます)、ちょっと優越感を感じちゃいますが、そんなことはともかく、こうした発想がどんどん広まってくれるといいなと思います。このまちなか緑化事業というのは、まちなかの身近な空地に着眼、その空地の緑化を通じて地球環境の保全に寄与していこうというものです。身近な空地というの自分ちの庭や玄関先、お隣との隙間のことで、彼が紹介してくれた東京都公園協会発行(株式会社チームネット企画制作)の小冊子にはこんなことが書かれています。緑でつながろうあなたが植える1本の緑の隣に、あなたがなぜ、そこに緑を植えたのかをわかってくれている仲間たちが、もう1本の緑を植える。そんな活動を街のなかで繰り返しながら、緑と緑がつながり、人と人とがつながっていく。そして実際のアクションプログラムには、聞くより見るよりまずは体感から-まずは、あなたが体感することから"まちなか緑化"ははじまります。「自分のため」からはじめよう-街のため、環境のためではなく、大切なのは、まず、自分のため。「自分の思い」をつなげあう-つながると、「自分の思い」が「みんなの思い」に変わる。「思い」から「カタチ」に。街が動き出す-街に緑が増える感動は、次なる「思い」につながっていく。つながりをつなぎ、次なるつながりへ-緑のつながりが「人の輪」を育み、「人の輪」が豊かさを広げていく。つまり、地球環境保全は、決して大言壮語を振りかざして頑張らなくても、まずは身の回りの空地を使って自分でできることからはじめるんでもいいだよ。という極めてシンプルな発想に基づいています。僕たち人間は、得てして観念的にものを考えがちで、自分のことはさておき、身の回りのことにたいして「○○すべきである!」「○○するのはおかしい!」となってしまい勝ちですが、この手引書は、まずは自分で体感することから全てははじまると、肩の力を抜いて自分の家、その周りの環境をみつめてごらんと語りかけてきます。今、日本全国で「里山保全運動」が盛んです。みなさん居丈高に自分の主義主張の正しさを力説されるんですが、あまり人の話を聞こうとされない人が多いように感じます。自分を信じて主張されるのもいいけど、ちょっと待って。まずは身近な環境に目を向けてみませんか。このまちなか緑化事業は、そんな誰でもいつでもどこでもできる緑化の楽しさと、その効果の大きさを伝えてくれると思います。
2011/02/24
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