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パエトーンは 太陽神ポエブス(アポロ)の息子である証として、太陽神にしか扱えない日輪の馬車を御させてほしいと父に願い出る。 しかし人間であるパエトーンに扱えるはずもなく、日輪の馬車を暴走させ、地上に近づきすぎて広大な地を焼き尽くしてしまった。全能の神ユピテルは このままでは万物が滅びてしまうと 稲妻を投げつけた。パエトーンは炎と化し、馬車は砕け散った・・・。
神に成り代われると奢った愚かな人間の破滅を描いたギリシア神話を題材にした山岸涼子さんの「パエトーン」は、1986年4月にウクライナのチェルノブイリ原発で起きた大事故の後、広瀬隆氏、武谷三男氏の原発に関する著作を読んだことがきっかけで書かれた作品。
25年前に訴えられていた原発の危険がついに現実のものになってしまったことは本当に残念でなりません。
作者の山岸涼子さんが巻頭にコメントを寄せておられます。 ぜひご一読ください。