人生はひつまぶし。
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前回日記に書いた、福島県いわき市にお住まいの友人の日記です。ほぼ全文を転載します。★★★ ママ(注:友人のお友達のお母様)の同僚が、GWに入ってすぐ浦安のネズミのテーマパークに遊びに行ったそうです。一日楽しく遊んで駐車場に戻ったら、コインでつけたと思われる傷が車体につけられていて、しかもジュースをかけられていた、とママに連絡があったというのです。 私もこれ以上の詳細についてはわかりませんが、いわきナンバーの車で行ったことが災いしたのでしょう。 子供たちにとって楽しかった一日が、途端に暗い一日となってしまったという話を伺いました。 最近多い福島県民への批判や差別。 うんざりしました。 ●金貰ってたんだから福島県民で原発何とかするのが筋だろ。 →そうですかね? ●子供に放射能が移るから福島県民は近寄るな →福島県民はバイキンか何かの扱いなんですね。 ●イヤなら逃げればいいじゃん。 →おっしゃることはごもっともですね。 さて、今回の原発問題の一番の諸悪の根源はどこなんでしょうか。 原発問題で他県に避難した福島県民の態度の悪さも目に付きます。 これに対しては本当に申し訳なく思います。 しかし、福島県民がすべてそんな人間だと思われても困ります。 金貰ってんだから・・・、については、いわき市民は電気の契約1つあたり4000円です。1人暮らしだろうと7人家族だろうと料金に差はありません。 ちなみにこれは、東北電力と契約しておりますので、東北電力から交付金という形で貰っています。 この交付金の東京電力との関係は分かりませんが・・・。 年間4000円で放射能の危険から身を守れるかと言われれば、それはNOです。 人の命が4000円で守れるわけがありません。 何故それに気付かなかったんだろうかと、今更ながら思いますが・・・。 原発は私が生まれた時からありました。 今、私たち30代、そして40代、50代の現役で働いている人たちは、親から「原発は安心、安全。そして原発のお陰で福島県は成り立っている」と聞かされて育ちました。 原発を誘致することが決まった際、我々が反対できる状態にあったかといえばそれもNOです。 しかし、原発がどういうものなのかを分かった上で、停止させようとしなかった私たちの世代にも責任はある。 結局、みーんな悪いんじゃないかとすら思います。 国も、東京電力も、福島県も、県民も、福島原発の電気を使っていた人間も。 そして、福島原発の事故を受けてもなお、未だにそれにしがみつこうとしている人間がいることも、先日の統一選挙で結論付けられてしまいました。 ただし、子供に罪はありません。 子供だけはどうか、守ってください。 そんな現場を見たら助けてください。 よろしくお願いします。 追記:私の車は品川ナンバーです。私がネズミの国に行っても、本人が福島県民ですと言わない限り車体が傷つくことはありません。 ナンバープレートだけで判断していじめに走る愚かな人間。 こんなに性根が腐っている日本人がいる事こそ、問題なのではないかと思ってしまいますね・・・。 ★★★本当にこんな事をする人がいるのか、信じられません。それがいったい何になって、何に満足するのか全く理解できません。これは遠い国の、他県の問題ではありません。日本全体の問題なのです。いじめをする、それを見て見ぬふりする、無関心である。どれもあってはならない事だと思います。風評に流されず、きっぱりとした意識を持てるようになりたいです。
2011年05月02日
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