赤谷の日二日目(4/3)
2016.4.3 8:50
林道を歩き始めてすぐにあった
キクザキイチゲはまだ閉じていて
一輪だけ開いていました。
(菊咲一華)キンポウゲ科
(猩々袴)ユリ科
ショウジョウバカマは一株だけありましたが
これからの山歩き、花探しも楽しみですね。
若い人達は歩きが早く
姿が見えなくなったね~と歩いていると
道端で何かを観察していて間に合いました。
トウホクサンショウウオの卵のうです。
トウホクサンショウウオは日本の固有種であり、
東北地方のほか新潟県、群馬県、栃木県の北部でもみられます。
長さを計ると17cm位ありました。
クロサンショウウオの卵のう
アケビの果実のような形で20-80個の卵を収めた卵のうを1対産む。
卵のうは白色不透明であり、全体が透明な多くのサンショウウオのものと外見が異なる。
卵のうの先端は柄のようになりこの部分を水草や枝等に付着させる。
卵は4-5週間で孵化し幼生になる。
幼生は貪欲で小型の水生昆虫や甲殻類、ミミズ等を食べるが、しばしば共食いをする。
通常年内に変態し幼体になり陸上生活を送るようになるが、幼生のまま越冬する個体もいる。
これは一年過ぎた幼生
手に乗せてると体温で弱ってしまうのですぐに水に返しました。
道に雪はありませんでしたが
至るところに落石の後がありました(^-^;
美しいミソサザイの声が響き、
ダダダダダッ!!とゲラのドラミングも響きわたり
コガラ、シジュウカラ、ヤマガラのガラの混群や蝶にも会いました。
やはり赤谷の森は自然豊かな所ですね。
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猿ケ京温泉、いきもの村周辺で
一泊二日の『赤谷の森学校』が5月に開催されます。
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今回NHK『ダーウィンが来た!』の取材を受けましたが
7月末頃まで取材されるようなので
番組として放送されるのは秋頃になりそうです。
去年の8月に初めて『赤谷の日』に参加した時は
Nikonの撮影クルーが入っていました。
Nikon
のHPからご覧になれますが
右側の『環境分野の社会貢献活動』のクリックで赤谷の森の活動がご覧になれます。
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