一期一会(ぼくの読書日記)

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2011年01月20日
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カテゴリ: 健康


そういう「空白の時間」が増えている気がしないでしょうか?
放置しておけば深刻なボケ症状につながりかねない“フリーズする脳”の問題を、臨床経験豊富な専門医が語る。
現代人の脳に今、何が起きているのか。

忙しすぎる仕事を抱え、身近にある便利で魅力的な道具(携帯やPCなど)を使い、普通に生活しているだけなのに人間は様々な事をしなくなっているということがよくわかります。
そしていつの間にか記憶を引き出す力や情報を組み立てていく力、また組み立てたものを脳の中で保持しておく力、聞き分ける力などを低下させ、話している最中に脳がフリーズしてしまう。

本書では、都内に「高次脳機能外来」を開設し、これまで何千人という方々のボケていく脳を診てきた医師である著者が、実際の臨床経験に基づいた「フリーズする脳」という状態を様々な角度から考察し、実例の解説を通してその分析の指針も示してくれます。

執筆するにあたって、できるだけわかりやすく、専門的な用語を使わずに解説するよう心がけられただけあって、とてもわかりやすい内容です。

長い期間をかけた高次脳機能の低下によるボケ症状も、その原因は悪い生活習慣の膨大な積み重ね。


脳の原始的な機能として「ボケるようにできている」ことを事前に回避するためには、活動をある程度マルチにすることにより積極的に脳を訓練することが良いようです。

いつも同じお店に行ったり、いつも同じ人と同じような会話ばかりしていませんか??

「仕事は忙しい人に頼め」と著者は言いますが、ぼくも知り合いの公認会計士の先生にまったく同じアドバイスを受けたことがあります。
毎日ぼーっと過ごしている人に急いでやらなければいけない仕事を頼んでも、ぼーっとしている人は脳の基本回転数が落ちているので、急に「忙しくしろ」と言われても脳が対応できないからだそうですが。

「充電期間」と称して半年くらい休んで復帰してきたときに、むしろ放電してきたんじゃないかと思えるくらいぼんやりした人になってしまった芸能人の人達をみてもわかりますよね。

社会的に非常に増えてきているとまで言われている「ボケの予備軍」とも言える、まさにそのレベルに自分が達してしまいそうか否かを判断するのにも良い著書だと思います。

オススメ度:★★★★☆(とにかくたとえ話がとてもわかりやすいので、少しオススメ)ウィンク


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最終更新日  2011年01月20日 08時28分45秒
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