スピな思い込み独り言、夢日記

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このブログについて

2008年半ばから2012年頃までの夢日記を自己の夢解釈(夢分析/夢診断とも言います)とともに書いています。

夢日記ブログですが、実は約4年間の心の系譜です。

ブログ開設当初はかなりスピリチュアルやヘミシンクに傾倒していましたが、今はそのかけらもありません。
(本ブログの表題にその名残りがあるのみ)

夢日記を書き続けて、気が変になるどころか、逆に自分理解が深まり、現実的思考が出来るようになりました。




これから夢日記をつけ夢解釈に挑戦したいと思う人に、おすすめめの本を紹介









夢解釈に興味をもたれた人へ私から薦める入門書

東山紘久著/「プロカウンセラーの夢分析」





本格的に夢日記に取り組みたい方へ
特に自分との対話を始めたい女性のかたへ
薦めたい本

東山紘久著/「夢分析の世界」




川嵜克哲氏著/「セラピストは夢をどうとらえるか」






姉妹ブログ(アメブロ)にて初回夢から約半年間の夢の記録を載せています
海と船の思い出夢日記
ちょっと更新がとまってますが、本ブログの「夢のふりだし」に興味のあるかたはどうぞ 覗きに来て下さい。




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カテゴリ: 再解釈
いつ適当に終わるかと思って始めたこのブログの更新回数が100回を超え、

今回で101回目!

めでたく・・・もないか(笑)


で、今回は一つの区切りとして、過去の夢日記から、いくつか取り上げて、再解釈しようと思う。


夢を見た当時の自分がその時、夢に抱いた解釈と

「今の私」が冷静に当時の自分を振り返って下す再解釈

比べてみると面白いのかな、なんて。


で、今回はイニシャルドリーム(初回夢)の話をしよう。


イニシャルドリーム(初回夢)とは、



で、河合隼雄氏は「ユング心理学入門」の中で
「初回夢は治療の全過程を前もって予見しているのかと思われるほどの展望的な意味をもっていることもあり、非常に重要視される。」
とイニシャルドリームについて説明している。


さて、私のイニシャルドリームはというと、
今からちょうど2年前の2008年9月頃に見た、こんな夢だった。
(2月26日の過去ログから再掲)



これから嵐が来るのを予感させるような、どよんとして厚い雲が全天を覆っているどこかの湾内
(以前、訪れたことのある、沖縄、名護湾の台風通過前の風景に似ていた。)

私達の乗る大型船がそこで錨を降ろし、(多分、荒天避泊のため)
乗組員の私は、船橋で一人、アンカーワッチをしていた。


(船長は当時の私の現実での職場の上司Aさんの姿をしていた)

船長(Aさん)はアンカーワッチ中の私に向かって、
「本船の今後の予定について、教えてくれ。」
と、訊ねて来た・・・。





直属上司のAさんに相談しようかと何度思ったか知れないが、現実のAさんという人物は、彼自身抑うつ的な雰囲気を漂わせた方で、とても個人的な相談事を持ち掛けられるような人ではなく、かえって余計に当惑させ、お荷物的な部下として扱われてしまう恐れがあるかもしれないと思い、結局私は、誰にも相談せずに1人で悩みを抱えこんでいた。


今でこそ、迷わずカウンセリングにでも通えば良かったのだと思えるが

当時の私は、沢山ある病院の選択肢の中から、一つの病院に絞りこむことや、数日先の面会予約を入れることが億劫に思われ、ましてや病院の世話にならなきゃいけない程自分が精神的に落ち込んでいるとは思っていなかった。
(それだけ判断力が低下していたということだろうか。)


仕事だけは毎日欠かさず出勤していたが、手持ちの書類は全く集中力が欠いていたために、いつまでたってもまとまらず、益々自己嫌悪の悪循環が増すばかりだった。

それでも、自己啓発本や、心理学関係書籍、スピリチュアル系、精神世界

といった本を読んで、なんとか自分が生きている意味をそこに見い出そうと、本の中に何か救いの手掛かりや秘訣が書かれていないかと探し求めていた。


多分、こんな風に落ち込んでどうしようもないと感じてしまっている時、
人はいとも容易に宗教などにはまってしまうのかもしれないな、

と当時の自分の状況を振り返ってはつくづく思ってしまう。


そして、そんな私に偶然友人が貸してくれた
ワイス博士の「前世療法」という本

読後、私はいてもたっても居られなくなりこの前世療法(ヒプノセラピー)を受けるために、ネットですぐ予約なしでも会えるセラピストを探して会いに行った。


「前世療法(ヒプノ)」を受ければ、劇的に精神状態がよくなるのではないか、と、そんな希望が湧き出て仕方なかった。


このイニシャルドリームはちょうどそんな心理状態の頃に見た夢。


前世療法(ヒプノセラピー)という自分の無意識と繋がるためのツールがあることを知り、

自ら体験してみたい、

と、実際に自ら能動的に一歩足を踏み出した時、

自分でも予期せぬままに、このイニシャルドリームとなる夢を見て

まるで、これから始まる無意識の旅の始まりを告げるかのように、夢の中で、

嵐の前触れを予感させる中、Aさんが現れ、
「今後の予定を教えて欲しい」
と私にたずねて来たのだった。


ヒプノセラピーに多大過ぎる程の期待をもって臨んだ約2ヶ月間、計4回のヒプノセラピーセッション。

が、結果は、期待外れで全く何のビジョンも見れずに終了した。


ヒプノセラピストとヒプノセッション前後に行う会話の中で職場の愚痴などを吐き出した私は、それが一応のカウンセリング効果となって心理的には元気になったようだった。

が、ヒプノセラピーに過剰に期待し過ぎていた自分自身に反省し、

ちょうど、モンロー研究所のヘミシンクという催眠効果を独学で学べるCDの存在を知ったのもあり、今後は一人独学でやっていこうと心に決め、ヒプノセラピストにも最後のセッション後そう告げた。


ヒプノセラピストは、なぜ私が、セッション中全くビジョンを見ることが出来なかったのか不思議に感じていたようで、

私に
「ところで、貴女は夢は見ますか?」
と聞いて来た。

私は夢すら見ないのだとセラピストに思われていたに違いない。

が、私はたまたま記憶に残っていたこの夢(イニシャルドリーム)の話をすると、

ヒプノセラピストは驚いた様子で、

「大変、示唆的な夢ですねぇ。」

と言われた。

もしかしたら、ヒプノセラピストはこの夢を題材にして私と夢分析を始めたかったのかもしれない。

が、その時の私は
催眠状態で見せられるビジョン
にしか興味なく、夢には全く感心がなかったためヒプノセラピストの言葉を聞き流してしまった。


今の私ならビジョンも夢も実は同じものだと分かっている。

その後、半年以上毎日聴き続け、今でも時々聴くヘミシンク。

クリックアウト(睡眠)して見た夢の中で、私はAさんを相棒にして沢山の冒険をした。

ヘミシンク愛好者がよく語るビジョンの中に現れるガイド役、

ヘミシンクに夢中だった当時、夢に現れるAさんは、私のガイド役ではないかと思い込むようにすらなっていた。


夢に現れたAさんの正体。
それは、Aさんの姿をして現れた、
私自身の男性的側面、男性的な私の分身、つまりアニムスだと今は分かっている。


河合隼雄氏は「ユング心理学入門」の中でアニムスについて
「ロゴス(言葉、意味、力、行為)の原理を強調するもの」

つまり、「男性的力強さのイメージや、勇ましい行為の担い手としての男性像」がアニムスとして夢に現される、と説明している。


もっと、分かりやすく言えば、女性である私の中にある「男らしい部分」。

女性の無意識の中に形成されるアニムス像は
強い意識や意見を心の中に築いて、その女性を能動的に突き動かす原動力となるらしい。

(ついでにアニムスの反対はアニマで、男性の中の無意識の女性像。
男性が女性的な優しさを表現する時、無意識で内なるアニマに動かされているのだとか)


何故、夢に初めて現れたアニムスがAさんの姿を借りて現れたのか?


それがこのイニシャルドリームを解釈する上での焦点になる。

ここで再び現実のAさんについての話に戻ろう。

Aさんはとても抑うつ的雰囲気の漂った方であったと先ほど書いた、そして大変優しい方でもあった。

つまり、内面的には全然「男らしくない」男性であった。
それなりに仕事は出来る人ではあったが。


男らしくないAさんが私のアニムスとしてイニシャルドリームに現れた理由。


1つ目の理由は、頼れない上司と分かっていながら、私が彼に対し感情転移を起こしていたためだろう。
苦しい時、内面で支えてくれる誰かが欲しかったのだ。
現実の彼に理解される日は最後までなかったけど。


2つ目の理由は私のアニムスが、アニムス自身の状態を説明するのに、Aさんの姿を借りて登場するのが、一番相応しかったからだろう。

現実のAさんは優しく抑うつ的な雰囲気の方だと言った。

つまり、あの当時の私も又、抑うつ的な精神状態で、
何故つらい思いをして毎日働かなければいけないのかとか、人生に生きる意味なんてあるのか?
とか思い、前向きに生きる気力を失っていた。

そう、私を能動的に突き動かしてくれるはずのアニムス、私自身の中の男性的側面がすっかり萎縮してしまって
能動的に動くことが出来ず、目標や進むべき方向性を見失ってしまっていた。

だから
「今後の予定を教えて欲しい」

と、正にうつっぽいAさんの姿を借りて、男性的な私の側面が、顕在意識の私自身に向かって尋ねて来たのだ。


そうして、アニムスAさんと私の二人一組での旅が始まったのだろう。

自己実現という見失った目標を探すために。


そして、私達はまだまだ旅の途中だ。





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Last updated  2010年12月17日 10時41分41秒
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