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音壁の世界(3) アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】中嶋美智代 / 日記の鍵貸します '92 作曲/遠藤京子,羽田一郎 編曲/新川博 空前のアイドル音壁大作「泣いていいよ」と隠れた萌えポップ「天文台と海岸」を編曲した新川博氏による中嶋美智代の傑作3部曲とも言える音壁曲。作曲には「天文台と海岸」と同様に羽田一郎がかかわってます。曲は「泣いていいよ」同様バラード系でやはり4分36秒と長い大作志向。憂いを帯びたメロディは暗めだけどしっぽりとしていてなかなかの出来栄え。「日記の鍵貸します、恋人に」~「なりたい人は、この指止まれ」などサビのメロディが一度切れても歌詞が繋がっているというところにも妙味があります。哀し気なフルート風の音色もなかなか効果的ですね。そしてやはり最大の聴き所は新川博氏によるウォール・オブ・サウンドなアレンジ。カスタネットの繊細な響きやエコー感のあるドラム等、派手さはないけれど品よく効果的に配されている感じ。全体としてなかなか感動的なバラード系アイドル音壁大作といった仕上がりですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.01.11
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私の好きな甘茶ソウル(10) MY FAVORITE SWEET SOUL (10)【 甘茶偏差値 65 】TOUCH OF CLASS / GOD BLESS ME (MIDLAND INTERNATIONAL MB-10545)'7670年代後半中心に活躍したフィラデルフィアの4~3人組コーラスグループ、タッチオブクラスのアルバム未収録のシングルB面曲。(A面は「Don't Want No Other Lover」)意外なことにU.S.BDG、甘茶ソウル百科事典共に記載は無いけど、しっかりとしたアルバムを3枚残している中堅グループ。プロデュースとアレンジはJOHN DAVISで恐らく1STアルバムと同じ製作陣による作品だろうけど何故かアルバムには未収録。そういった訳で埋没ぎみなので甘茶ファンにはしっかり押さえて欲しいところです。曲はフィリー録音でほぼ甘茶ソウル黄金期の作りということで安定した完成度。出だしこそゆったりとした悲し気なメロディだけど徐々に盛り上がっていきサビは肯定感と多幸感に満ちた感じ。実に胸に沁み心が洗われるような感動的なメロディですね。リードの声質もなかなか味が有るし甘いコーラスや品の良いストリングスなどバックも素晴らしい。甘茶的に「GOD BLESS ME」という歌詞は気に入らないけど、雰囲気的に宗教色はほとんど感じさせず幾多ある甘茶ソウルの名曲群の一つとして位置づけられるでしょう。(アマゾンなどで良い音で配信されているようです。)「YOU TUBE」で聴けます。
2021.01.04
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 68 】Harpers Bizarre / Mad '68「The Secret Life Of Harpers Bizarre」収録60年代後期に活躍したアメリカのソフトロック・バンドの1968年のアルバム「The Secret Life Of Harpers Bizarre」収録曲。当初よりどうも聞き覚えのある名前だなと思っていましたが、どうやらアメリカの伝統ある女性誌Harper's BAZAARをもじった名前みたいですね。曲は典型的なソフト・サウンディング・ロックという感じで柔らかなヴォーカルが特徴的。Aメロ、Bメロと繊細でセンチメンタルなメロディが秀逸ですが、更に輪をかけてセンチでキャッチーなサビが素晴らしい。品の良さと瑞々しさを保ちながらも痛みを感じさせる表現力豊かなメロディ含め、80年代ネオアコやフリッパーズギターへの影響を強く感じさせます。派手さはないものの効果的にホーンを配しストリングスを散りばめた上品で心地よいサウンドも素晴らしい。彼らの前身バンドThe Tikisによるバージョンと比較すると、サウンドアレンジの洗練された仕事ぶりに改めて気づかされます。なお、当然の帰結かのようにネオアコバンド、King of Luxembourgによるカバーがあります。ネオアコの源流を探る意味でも歴史的に非常に重要な曲とも言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.12.28
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ラバーズロック(2) STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 【 ラヴァーズ偏差値 60 】47.HORACE ANDY & ERROL SCORCHER / COME ON & ROCK ME '80 「UNITY SHOWCASE」 歌手HORACE ANDYとERROL SCORCHERのDJによる1980年のショウケーススタイルのミニアルバム収録曲。HeptonesのWe Are In The Moodの変名カバーで、オリジナル歌手のLEROY SIBBLESによるセルフカバーRock Me Babyも非常に良い出来(昔ジャパンスプラッシュで来日した時歌ってくれました)。「STRICTLY ROCKERS」P.89掲載曲で菅野さんは「ラバーズロック」として紹介しています。前半が歌で後半がDJとなっていますが、特に前半のホレイス・アンディの女性っぽいハイトーン・ヴォイスによる歌に味わいがありますね。元歌の良さと歴史的名トラックの出来栄えもありますが、のんびりした和み系レゲエとして実にいいムード。後半からDJに変わるのも一興で楽しい雰囲気ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.12.21
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 64 】JOE TAYLOR & DOMINOES / YOU DON'T LOVE ME (HMF 2002)'68どうやらこの一枚だけで終わってしまったアメリカのグループの68年頃のノーザンダンサー。スピード感はさほどでもないが、明るく元気なサウンドで軽やかなギターが印象に残る。ヴォーカルがなかなか魅力的で時折『ハッ!』と気合を入れるのが特徴的。如何にも黒人ノリといった感じの自由奔放な歌い回しがグルーヴィですね。適度な緊迫感と猛々しいコーラスなどもいい感じです。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(気合い入れ)ノーザン偏差値合計77877878564
2020.12.14
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】BUDDY GRUBBS / I'M TELLING YOU (BELL 772)'691961年のJerry Butlerの軽めのソウルのディープ・カバー。フロリダ録音なので南部の歌手みたいけどdiscogsを見てみると、この一枚しか録音を残していないみたい。曲はCurtis MayfieldとJerry Butlerによる大人しい曲調だったオリジナルをかなり快活に変貌させてます。威勢のいいホーンが特徴的で行進曲テンポのリズムと相まって元気いっぱいといった感じ。ストリングスも効果的に配置されていて、なかなか凝ったアレンジでインストでも楽しめるレベルかも。ヴォーカルは明るく快活で瑞々しく声質もなかなかのもの。そして後半に入る雄たけびが最大の聴き所で、ディープソウルの醍醐味といった感じ。プロデュースは「James & Bobby Purify / I'm Your Puppet」などで知られるPapa Don Schroederで、如何にしてこの曲が生まれたのかよく分からないけれど、明るく快活な絶唱系ディープの傑作ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.12.07
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音壁の世界(1) THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(1) 【 ポップ偏差値 71 】Ronettes / I Saw Mommy Kissing Santa Claus '63 「A Christmas Gift for You from Phil Spector」史上最高のアルバムは?で既に取り上げた1963年のフィルスペクター製作のクリスマス・コンピ『A Christmas Gift for You from Phil Spector』収録の音壁曲。発売当時はシングル・カットされていないので企画アルバムの中の一曲ということでポピュラー・ミュージック史的には埋没ぎみの作品だけれど、ウォール・オブ・サウンド的にも、オールディーズ的にも極めて重要な作品。ポップス好きにはアルバムは一定の評価が確立していると思うのだけれど、曲単体としての評価ももっと高まって欲しいですね。曲のオリジナルは1952年のNorman Luboffでポールアンカ、フォーシーズンズ、ジャクソンファイヴなど実に多くのカバーがあります。もちろんその中でもサウンドに一番力が入っているのはフィルスペクター版。テンポアップし軽快で躍動感のある曲調に変貌させたうえに分厚い音壁仕様なのですから堪りません。間奏のストリングスも優雅で切ないメロディと相まって感動的で、ここだけでも一聴の価値ありって感じ。リードのロニー・スペクターの声も瑞々しく魅力的ですね。ロネッツといえばBE MY BABYなどのシングルカットされた有名曲ばかりが脚光を浴びていますけれどね。個人的にはクリスマスシーズンだけではなく一年中定期的に愛聴しているのだけれども、多くの方にクリスマスの企画曲というくくりではなく、オールディーズ、ポップスの重要曲として愛聴して欲しいものです。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(名曲音壁)ポップ偏差値合計8887710108571
2020.11.30
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私の好きな甘茶ソウル(10) MY FAVORITE SWEET SOUL (10)【 甘茶偏差値 65 】TOMORROW'S PROMISE / NEVER TAKE YOUR LOVE AWAY (MERCURY 73644)'74 アルバムを残さなかったけど、非常に質の高い甘茶ソウルを複数残したトゥモロウズ・プロミス。同じ境遇と言えるガスライトと並びマニアには非常に人気のグループですね。既に当ブログではシングルリスト、HE DON'T LOVE YOU LIKE I DO、SHOULD I FOLLOW MY HEART、YOU'RE SWEET, YOU'RE FINE, YOU'RE EVERYTHING、などを取り上げています。本曲も上記曲同様グレイドは高く、その繊細で儚く淡い世界は健在。ちょっと暗く悲し気な曲ではあるけどヴォーカルとコーラスの織り成す甘いハーモニーが素晴らしい。なお、この曲を聴くとテナーとファルセットの二人が交互にリードをとっている模様。メロディもどこをとっても高水準ですが、やはりサビが一番魅力的かな。DISOGSをみるとボルティモアのグループでSULTANSという前身となるグループがあったみたいだけど録音は残さなかったんですかねえ。1973年から1975年までの僅か3年しか活動しなかったのを非常に残念に感じるけれども、それはそれで良かったのかも。CAPITOLとMERCURYで合計5枚のシングルなので移籍さえなければアルバムも残せてた感じ。因みに曲のクレジットを見ると作曲者は見事にバラバラ。逆にこんなにバラバラながらも曲の完成度と魅力度がどれも等しく高水準であることに驚かされますね。彼らに対する期待の高さと彼らの実力の高さの証左とも言えるのかな。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.11.23
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】小沢健二 / 強い気持ち・強い愛 '95 作曲筒美京平 編曲小沢健二/筒美京平 管弦編曲服部隆之 「小沢健二=筒美京平ソング・ブック」 元フリッパーズギターの小沢健二のソロシングルで「小沢健二=筒美京平ソング・ブック」収録曲。副題的にMetropolitan Love Affairと英訳が添えられている。歌謡曲の大御所筒美京平とのコラボということで当時は意外な組み合わせだなと思いながらも興味深く聴いた。曲は70年代フィラデルフィア・ソウル~80年代サルソウル辺りを継承したディスコ風ミュージック。筒美京平製作のヒット曲、平山三紀 / 熟れた果実辺りの雰囲気を加味し、より踊れて豪華なサウンドを意識した感じ。ひたすら高揚感のあるテンションの高いサビは筒美京平らしさの出たなかなかの出来だけど、ちょっと意識高い系な歌詞、曲の長さとあいまって聴いてて疲れる感じは有る。当然ですがネオアコ的な要素は全く無いですね。元ネタ的には、「LOLEATTA HOLLOWAY / DREAMIN'」、「MFSB / SEXY」、「GARY TOM'S EMPIRE / 7-6-5-4-3-2-1」などが挙げられます。先日筒美京平氏が亡くなられて、コラボした小沢健二氏本人がツイッターでこの曲と筒美京平氏との思い出を語っているんだけど、これがなかなか興味深い。なかでも以下の部分が印象的。・2曲あわせて3000万円以上を自費で払った・スタジオ時間は2曲で600時間・筒美京平がスタジオに来たのはそのうち1時間だけ・ガラージ/ディスコ調の曲をやろうとLOLEATTA HOLLOWAY、グレイスジョーンズ等を二人で聴いた・強い気持ち・強い愛はパラダイス・ガラージ(NYのクラブ)小沢くんが抜粋・引用をしないでくださいと言ってるので、下記から全文をお読みくださいね。https://twitter.com/iamOzawaKenji/status/1327820588539232259なお、『強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)』という新アレンジがアマゾンなどで配信されています。「YOU TUBE」で聴けます。テレビ・スタジオライブでも東京スカパラダイスオーケストラにストリングスを加えた豪華なバックで演奏しています。
2020.11.16
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 68 】Cal Tjader / Mambo Mindoro 「La Onda Va Bien」'80ジャズのアメリカ人ヴィブラフォン奏者カル・ジェイダーが晩年に残したアルバム「La Onda Va Bien」に収録のマンボ曲。マンボはキューバの音楽形態であるので、そういう意味では異種音楽への挑戦であった訳だけど、見事に消化したうえで完全にカル・ジェイダー独自のクールなマンボ・ワールドを実現したという感じですね。フィリピンの島名であるミンドロ島のマンボと名付けられたこの曲で、彼がミンドロ島にどんなイメージを感じて作ったのかいまいちよく分からないけど、曲の印象として第一に感じられるのは情熱と冷静さが混在する大人の知的で洗練されたラテン音楽という感じ。まるで良質なSF小説でも読んで異世界に放り込まれたよう。激しくPONCHO SANCHEZのコンガが鳴り響き独創的でグルーヴィなパーカッション、ドラムとの織り成すリズムが特徴的で、その想像力と創造力の素晴らしさには感服。因みにイントロのこのリズムパターンは、日本のジャズバンドUnited Future Organizationの名曲Loud Minorityに引用されてる感じですね。スピード感のあるリズムと激しい音の洪水の中、クールに鳴り響くジェイダーのヴァイブの奏でるメロディもキャッチーで魅力的。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(創造力)ポップ偏差値合計78898797568
2020.11.09
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洋楽スーパーポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】ROBERT WYATT / STALIN WASN'T STALLIN' (Rough Trade 046)'80 元ソフトマシーンのドラマー&ヴォーカルのイギリス人、ロバート・ワイアットの1981年のソロアルバム「Nothing Can Stop Us」収録曲。シングルとしては80年にラフトレードから出ています。曲は大粛清などの恐怖政治で有名な元ソ連の最高指導者スターリンについて歌ったもの。歌詞にはヒトラーなども出てくるので、恐らくは皮肉を込めた政治的な内容と思われます。当然ヘヴィな内容と思われますが意外にも曲調はポップ。スタイルはアカペラでメロディは情緒的な感じ。ハミング風のコーラスなど厚みのあるコーラスを伴い教会歌的雰囲気もあるけど、スピード感とキャッチーなメロディでかなり聴きやすい。これ、歌詞がダイレクトに入ってこない日本人だからこそ楽しめる曲なのかも知れませんねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.11.02
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アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】西城秀樹 / POP'N ROLL SPRING 作曲鹿島豪也 編曲佐藤準 '8170年代中心に活躍し最も成功した男性アイドル歌手、西城秀樹のアイドルポップ。「情熱の嵐」などの情熱的でハードロック的な歌唱で印象的だけど、長い経歴の中には軽快なロックンロールも複数あります。中でもリトルガールとそのB面の本曲、その次作であるセクシー・ガールの何れも81年産の3曲は軽やかなノリのオールディーズ風味のロックンロールでお勧めです。(探せばもっとあるかも?)どれも甲乙付け難い出来なのだけど、他の2曲があからさまに女性向けの内容なので、本曲が男性も楽しみやすいかも。曲はDOO-WOP風のコーラスをふんだんに盛り込み、明るく爽快で元気な雰囲気。適度にスピード感のあるゆるいリズムにヒデキのクセのある熱唱が程よくマッチ。将にタイトル通りのポップなロックンロールという感じ。最後にラララで締めるのもイイね!「YOU TUBE」で聴けます。
2020.10.26
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ギターポップ推薦曲(3) Candlestick / Be My Babyおそらくは80年代から90年代に活躍したドイツのマイナーグループのギターポップ。ドイツのネオアコ系再発会社Firestation Recordsが出しているマニアックなバンドばかり集めたコンピシリーズ「Sound of Leamington Spa German Edition」(2019年発売)に収録されている。DISCOGSや中古売買に詳しいPopsikeで調べても掲載は皆無なので恐らく単体媒体での発売はされていないバンドの曲みたい。もちろん「YOU TUBE」にも音源は無い。曲はビートルズ直系のマージービートな香りの漂うギターポップ。シンプルでオールドスタイルな60'ロックという感じだけど、憂いを帯びた甘く感傷的なメロディはなかなかキャッチー。ここしかない!とばかりに要所に入るコーラスも魅力的。いかにもマイナーグループという風情だけど趣きがあっていいね!こういう埋もれたマイナー曲を届けてくれたFirestation Recordsに感謝。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ビートルズ感)ポップ偏差値合計76777877561
2020.10.19
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】JATO VONDEL / SMALL TOKEN OF MY LOVE (GREGORY 5549)'7372年と73年にシングル3枚だけしか残さなかったけど、どれも質の高いことでマニアには人気の歌手の甘茶ソウル。米東部バージニア州の人のようです。どう発声していいのかよく分からない名前なんだけど、おそらくソロ歌手名と思われ。JATO VON DEL名義でも出てるけど、こちらはJATO VONDELとミドルネームがくっついてます。そうなると、「イアート・ファンデル」又は「イアート・フォンデル」と呼ぶのが相応しい気もします。既にJUST A FEW STEPS UP THE ISLEを紹介済みですが、73年のこちらの曲も同レベルの良質な甘茶ソウル。やはり日本人の琴線に触れそうな甘く優しく味わい深いメロディが素晴らしい。サビの心が洗われるような感じはCHI-LITES / COLDEST DAY OF MY LIFEに似てるかも。「YOU TUBE」で聴けますが、こちらの動画ではJATO VONDEL & GROUPとして紹介されているので、やはりJATO VONDELは個人名っぽいですね。
2020.10.12
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 69 】CANDI STATON / HEART ON A STRING (FAME 1460)'69米南部アラバマ生まれのキャンディ・ステイトンが地元のフェイムで録音した69年のディープソウル。将にサザン/ディープの申し子といった感じですね。曲はGEORGE JACKSON,MICKEY BUCKINSによる明るいミディアム。派手な内容ではないけど全体的にメロディの出来は良く、特にサビがキャッチー。詩の内容は他愛のないラブソングといった感じだけど、キャンディの溌剌とした歌いっぷりが良い。声質も味わい深く一種の萌えがありますね。暗めの曲の多いディープ系の中では異色とも言える明るさと前向きに生きていく肯定感を感じさせます。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.10.05
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ラバーズロック(2) 【 ラヴァーズ偏差値 64 】BORIS GARDINER / GUILTY '8286年のI WANT TO WAKE UP WITH YOUの大ヒットで有名なボリス・ガーディナーの82年の甘いラヴァーズ。前者の先駆けとなったような本作もプロデュース、アレンジはWILLIE LINDOで安定のポップ感覚。メロディも前者同様で安っぽいラブソングって感じだけどキャッチーさと出来はなかなかのもの。いかにも大衆向けな内容だけどレゲエのリズムとポップなアレンジに載せてかなり心地よい。(逆にレゲエじゃなかったらちょっと甘ったる過ぎて聴けなかったかも)リゾート向け和みレゲエとしてかなりの戦力となること請け合いですね。「YOU TUBE」で聴けます。シンバルがやたらエコーがかかったミックスもあるのでご注意を。
2020.09.28
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 66 】SUNLOVER'S / YOU'LL NEVER MAKE THE GRADE '67Charles Diamondがリードを務めるロサンジェルスのグループの67年のノーザンダンサー。ほとんど一発屋に近いグループみたいけど、今でもショウなどで演奏してるらしい。曲はノーザンものの中でもかなりアップテンポなものでそのスピード感はなかなか爽快。グルーヴもなかなかのもので適度な泥臭さとスマートさが同居するトラック。リードも歯切れよく曲のスピードに合わせて煽るように歌い上げます。リードとバックが一体となり分かりやすく盛り上げていく箇所など将にダンスフロアにうってつけという感じ。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(スピード感)ノーザン偏差値合計797107777566
2020.09.21
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裏デスノート2 「夜神月、ニアにも勝利する」の巻単行本 第12巻 P.64 魅上照 倉庫でニア達の名前を書き始める・・・しかし、それはデスノートではなく 財布から取り出した紙の切れ端だった!P.80 第4/5コマ (夜神月の心のつぶやき)夜神月「(まあ いい・・・それに 更に・・・ 偽ノートの可能性にすらニアが気づくことも想定内だ そして本物のデスノート、偽ノート、どちらを差し替えられても一切問題ない 魅上が最終的にニア達の名前を書くのは本物のデスノートの切れ端にだ)」夜神月「(皆が死ぬ そして 僕の キラの完全なる勝利)」P.81 第3コマ 魅上照「はい 書きました」ニア「魅上照 中に入ってきてくれませんか」P.84 魅上照 (倉庫内へ しかしデスノートは持っていない!)ニア「?! 魅上照 何故ノートを持っていないのですか?」魅上照「ノート? 一体何のことですか?」ニア「名前を書くと人が死ぬデスノートのことですよ!」魅上照「はあ???」ニア「ノートでなければ 一体何に名前を書いたというのですか?」夜神月(ククク・・・ 魅上 慎重だな お前を選んで正解だった)夜神月(時計を確認)ニア「!(やられた?)」松田「月(ライト)君!」(40秒経過)SPKメンバー「うっ・・・」(ドサッ)日本捜査本部のメンバー「うっ・・・」(ドサッ)次々にSPK、日本捜査本部のメンバーが死んでいく様子を見て青ざめるニア魅上照(時計を見てニヤリと笑う)ニア(急に虚ろな表情に変わる)ニア「魅上さん このデスノートはお返しします」ニア(無言で建物の出入口へ向かう)夜神月「ニア どこへ何しに行くのですか?」ニア「私たちSPKの日本での捜査本部へ行って キラの捜査資料を全て処分し その後自殺します」夜神月「さようなら ニア」ニア「さようなら」夜神月「魅上 よくやった・・・」魅上照「神 お役に立てて光栄です」続編 ↓裏デスノート 第3話 「魅上照、夜神月の顔と名前を知る」の巻史上最高の漫画は? DEATH NOTE(デスノート)原作:大場つぐみ 漫画:小畑健デスノート 夜神月が勝利する方法裏デスノート 「夜神月、Lをスルーする」の巻裏デスノート2 「夜神月、ニアにも勝利する」の巻再開熱望!死のゲーム デスペナ / 江戸川エドガワ、押川雲太朗
2020.09.14
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アイドルポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】坂上とし恵 / 黒い瞳 '82 作曲東郷昌和 編曲奥慶一80年代初期に活躍した女性アイドル坂上とし恵(野々村俊恵)のセカンドシングル。『黒い瞳』というタイトルから何やら不穏な空気を感じさせますが、内容は明るいオールディーズタッチの軽快なロックンロール。ダミ声がかった歌声がちょっと特徴的だけど、明るく軽快な曲調にうまく調和した感じ。メロディで特に良いのがサビの部分で王道路線という感じではあるけれども歌詞がリズムとうまくマッチしてなかなかいい感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.09.07
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】JIGSAW / YOU BRING OUT THE BEST IN ME (Elektra E-47401)'81 「スカイハイ」の大ヒットで有名な70年代中心に活躍したイギリスの4人組白人グループの81年のシングル曲。曲はスタイリスティックスやブルーマジック辺りを彷彿させる売れ筋甘茶ソウル仕様のバラード。所謂ブルーアイドソウルと言えますね。日本盤シングルも出ていて邦題は「愛の贈りもの」。シンセを使ったイントロのしっぽりとした雰囲気が独特でなかなか効果的。リードはファルセットでこれが甘茶ソウルを感じさせる最大の要因かと。そしてサビのキャッチーな盛り上がりはなかなかの出来栄え。プロデュースと作家のFindonとMyersは79年のノーランズの大ヒット曲「ダンシングシスター」のコンビでもあり流石キャッチーな曲を作るなという感じ。甘茶ソウルファンの話題に上ることもない隠れた名曲と言えそうです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.08.31
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】SWEETEST ACHE / CLIMBING '91 「JAGUAR」(SARAH 608)90年代初頭に活躍したウェールズのバンドがサラレーベルから出したアルバム「JAGUAR」収録曲。6分を超えるミディアムテンポの曲で、語りなども入る大作志向の曲。ちょっと暗めの曲だけどサウンドは明るく煌く王道ギターポップという感じ。神経質そうな憂いを帯びたヴォーカルがなかなかいい味を出していて、メロディの良さとも相まってなかなかの雰囲気。一体何を歌ってるのか不明だけど、特に後半のサビの繰り返しでの解脱したかのような吹っ切れた高揚感ある歌い回しは聴き所。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.08.24
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私の好きなディープソウル 【 ディープ偏差値 70 】TOMMY TATE / BIG BLUE DIAMOND '66 (Okeh 4-7253)1950年のカントリー系ヒット曲のカバーでオリジナルはRed Perkins版。カバーは多いですが、やはり主にカントリー系のカバーが多いです。ソウル系だと1962年のLittle Willie Johnや1967年のLittle Johnny Taylor、Percy Sledgeなどもやってます。でもソウル的にはやはりこの1966年のTOMMY TATE版がサウンドも歌もディープソウルしていて良い。元々のメロディの良さもありますが、特にサビを伸び伸びと劇的に歌い上げる仕様が素晴らしいですね。オリジナルの牧歌的雰囲気を薄めほのかな傷みや緊迫感が増している感じ。元々のカントリー系の良さとディープソウルの要素が上手く融合して出来たナイスカバーという感じです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.08.17
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 66 】THE MOB / OPEN THE DOOR TO YOUR HEART '66DARRELL BANKSのヒット曲のノーザンダンサー仕様カバー。オリジナルが比較的ゆったりとしたリズムで展開されるのに対し、このTHE MOB版はかなり速くグルーヴィ。リードも溌剌としていてなかなか魅力的。全体として緊迫感と瑞々しさが感じられる好カバー。因みにTHE MOBはシカゴの7人組白人バンドで、どうやらこのお皿が1STシングルみたい。もっとこんなノーザンカバーがあれば良かったのにね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(スピード感)ノーザン偏差値合計88788778566
2020.08.11
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 67 】沢田駿吾クインテット+2 / ドライビング・ラブ '67 「Driving Bossa Nova - 爆走 - 」収録67年のレース映画「爆走」のサントラシングル収録曲で日本産スキャット入りボサノバ。スキャットは浜口庫之助と伊集加代子が、演奏を沢田駿吾クインテットが行っている。曲中で一番際立っているのが伊集加代子による高音高速スキャットで、その瑞々しさと歯切れの良さが素晴らしい。空間的拡がりのあるバックの演奏も洗練された内容で心地よい。全体として感じられる乾燥感と瑞々しさ、スピード感はとても67年の日本産とは思えない出来映え。こういうスキャット曲をもっと知りたいですね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(洗練グルーヴ)ポップ偏差値合計78887798567
2020.08.03
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私の好きな甘茶ソウル(10) MY FAVORITE SWEET SOUL (10)【 甘茶偏差値 65 】STAR MATERIAL / I NEED YOU (SPRITE 100)'76甘茶ソウル百科事典未掲載曲。レーベルを見るとヴァージニア州リッチモンドのグループっぽい。この一枚のみを残して消えてしまった模様。76年産というのが通説みたいだけどバックのシンセを大幅に取り入れたサウンドを考えるとちょっと疑問が残るかな。ファルセットリードが大仰に盛り上がるスタイルはズバリ70年代中期の甘茶ソウル黄金時代って感じですが。曲はちょっと素人っぽくいまいち垢抜けない作りだけど、メロディは切なく全体として甘くロマンチックなムードがいい感じ。コーラスがウーウーウーと盛り上げる箇所の一瞬の切れ味は鋭く、ハートにピリリと斬りこんできます。ここが最大の聴き所でしょう。たった一枚のみを残して消えてしまったというエピソードが絡み余計に切なく感じられてグッド!これでバックが安っぽいシンセでなく、きっちりとしたストリングスだったら良かったのにね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.07.27
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音壁の世界(2) THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(2) 【 ポップ偏差値 65 】GIRLFRIENDS / MY ONE AND ONLY JIMMY BOY '6363年の即席的に作られた3人組ガールグループの63年の「Crystals / Da Doo Ron Ron」タイプの音壁ポップ。「ダドゥロンロン」が同じく63年産なので、将に2匹目の泥鰌を狙った感じですが、作者はなんと後のブレッドのデビッドゲイツ。なるほど流石のメロディラインとなっています。更に疾走感とヴォーカルの瑞々しさ、手拍子の入る楽しさ、グルーヴ感など、その爆発力は本家に引けをとらない素晴らしい内容。「ダドゥロンロン」タイプの名曲って探せば結構ある気がするんだけどどこかまとめてらっしゃる所ないですかねえ?SONYから出たフィルスペクター以外の音壁ものを集めたコンピTHE TASTE OF WALL OF SOUNDにも収録されています。因みにこのコーナーではフィルスペクターがプロデュースしたもの以外のウォール・オブ・サウンドを取り上げることが多いけど、あくまでスペクター関連を一通り網羅されている方のご来場を前提にしています。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(音壁サウンド)ポップ偏差値合計88776897565
2020.07.20
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】BRIDESHEAD / Shampoo Bubble 「Some People Have All The Fun」'9898年から2015年にかけて3枚のアルバムを出しているドイツのグループの1STアルバム収録曲。ネオアコディスクガイドによると『ドイツを代表するバンド』らしいけど本当ですかね。曲はSARAHレーベル辺りの音に通じる成熟した大人の知的雰囲気を持ったギターポップ。ヴォーカルは一貫してトーンは低いけど、サウンド自体は明るく快活でスピード感有り。特筆すべきは煌びやかでいながら落ち着いた雰囲気を持つギターの音色。間奏のギターソロ含めてネオアコの持つ甘酸っぱい感覚が溢れ出ている感じ。派手さは無いけれど全体として上手くまとまって実にいいムード。「YOU TUBE」で聴けます。(再生数17回って・・・)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(落ち着き)ポップ偏差値合計76776877560
2020.07.13
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 70 】ROZETTA JOHNSON / HOLDING THE LOSING HAND (CLINTONE 006)'71ソウル作曲界の巨匠サムディーズの作曲&アレンジ作品。歌うは主に70年代前半に活躍した女性ディープ歌手のロゼッタ・ジョンソンでアラバマ録音。基本はゆったりとしたディープソウル。良く出来たメロディで和み系といえば和み系だけど全体としてはパンチ不足という感じ。ところがこの曲には最後に最大にして唯一の聴き所があってバックの女性が盛大にタイトルコールで感動的に盛り上げます。それをバックにロゼッタもガンガンとディープに歌いまくる。その相乗効果でディープソウルとして劇的な変貌を遂げた感じ。やったね!惜しいのはその盛り上がりが最後の30秒間のみだけだということ。つまり通常は最後の30秒の聴き所のために3分間はゆったりと和んで待たないといけないんですねえ。そこで私はMDで編集して最後の30秒だけ3回繰り返したバージョンを作成。通常3分30秒の曲を4分30秒のロングバージョンにして楽しんでます。これ簡単に出来てしかも曲のグレードもグッと増すのでお勧めです。「YOU TUBE」では3分30秒バージョンが聴けます。
2020.07.06
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オーパーツ・ミュージック 有り得ない音楽 洋楽スーパーポップの世界(1) 【 ポップ偏差値 71 】BEATLES / PLEASE PLEASE ME '63 オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指す言葉。「場違いな工芸品」という意味です。有名なところでは、アステカのクリスタル・スカルやコロンビアの黄金スペースシャトルなどが上げられます。音楽、ポップス界にもそのような不可解な曲が存在し、一部では『オーパーツ・ミュージック』として発掘・検証作業が行われています。当ブログで取り上げる第1回目は『BEATLES / PLEASE PLEASE ME』。 ビートルズのデビュー曲はLOVE ME DOで1962年10月5日の発売、デビュー2曲目のPLEASE PLEASE MEは1963年1月11日発売。前者はチャートで17位を記録したけど、イモ臭く暗く湿った垢抜けない楽曲で個人的には全く評価できない。その僅か2ヶ月後に1位になった後者は実に洗練された楽曲で、ポピュラー音楽史上最も活躍したバンド、ビートルズの原点とも言える曲。個人的には後追いでしかないけれど、1950年ぐらいからのヒットチャートの楽曲を順に聴いていくと、このPLEASE PLEASE MEの洗練されたスマートさは将にオーパーツ。若者向けで爽やかで瑞々しく垢抜けて実にスマート&キャッチー。この時代では明らかに異質で抜きんでた存在。特にLOVE ME DOのイモ臭さと比べるとその飛躍的なスマートさの向上ぶりが際立つ。当然の如く、この曲を含めたビートルズの初期シングルは世界中の若者の爆発的人気を得、1964年のアメリカのチャートでは、抱きしめたい、シーラブズユーなどと共に上位5曲を独占してしまうという音楽史上今も昔も他に誰も成し遂げていない快挙を達成してしまう。これは、ビートルズが悪魔に心を売って手に入れたのか、はたまたビートルズが未来の世界のヒット曲をもって1963年の世界にやってきたのか、あるいは宇宙人から譲り受けた楽曲なのか、、、等と考えないと全く説明がつかない将に『有り得ない音楽』と言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(オーパーツ)ポップ偏差値合計889779810571参照:オーパーツ・ミュージックのすすめ
2020.06.29
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】シカゴのヴォーカルグループ「独立者達」の2NDアルバム「Chuck, Helen, Eric, Maurice」収録曲。当時は日本盤LPも出てたみたいですね。同アルバムにはTHE FIRST TIME WE METという優良甘茶も収録されています。曲はかなりゆったりとした甘茶ソウル。全体として感じるヒヤリとしていて洗練された空気感はなるほどシカゴ産という感じでアレンジはトムトムが担当。バックで延々鳴り響く感傷的なオルガンの音色が特徴的で効果的。そこにピアノや温かみのあるホーン、優しく柔らかな女性コーラスなどで盛り立てています。語り混じりに情感深く歌い上げるリードもなかなかだけどメインは繰り返し歌われるタイトルコールですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.06.22
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 64 】EDDIE HOLMAN / EDDIE'S MY NAME '65(Parkway P-981)複数の甘茶ソウル名曲で知られるファルセット歌手エディ・ホルマンの65年のノーザンダンサー。この曲の曲作りも手掛けているから多才という感じですね。曲は「エディが僕の名前」と繰り返し歌われるので自己紹介タイプの曲という感じ。自己紹介曲と言えば「FLOATERS / FLOAT ON」が「最も(歌詞が)馬鹿馬鹿しい曲」に選出されてたりしますが、この曲も似たような感じなんでしょうねえ。「トシちゃんが僕の名前♪僕の名前はトシちゃん♪」とか歌われたらそりゃ馬鹿丸出しって感じだものなあ。しかし幸いなことに私は日本人なのでダイレクトに歌詞が伝わってくる訳でもないので純粋に曲だけ楽しめるのは幸運でした。曲は軽快なリズムに晴れやかなメロディ、コーラスや弦の明るい味付けが良い。最後に入る高音雄たけびも彼を慕う山下達郎を彷彿させますね。こういう明るいノーザンダンサーは貴重です。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽快活さボーナス(遠吠え)ノーザン偏差値合計88887768464
2020.06.15
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】チェッカーズ / 涙のリクエスト '84 作曲編曲芹澤廣明80年代に活躍したアイドル男性グループ、チェッカーズのオールディーズタッチのヒット曲。作曲を手掛けた芹澤廣明氏は当ブログで既に「森口博子 / エンドレスドリーム」、「堀江美都子 / DON'T YOU・・・?」などを取り上げていますが、この曲も同じくオールディーズ・ロックンロール風の作品。歌詞は悲し気だけど明るく軽快な曲調に良く出来たキャッチーなメロディ、サビの高揚感などが素晴らしい。詞の方も映画「アメリカン・グラフィティ」をヒントに作られたということで往年の邦題「涙の・・・」シリーズを彷彿させる曲名もイイね。個人的にチェッカーズを初めて見たのは確か「夕やけニャンニャン」でデビュー間もない時だったはずだけど、いかにもチャラそうな風貌に全く食指が動かず、後の不良路線の曲とかで更に遠ざかったものだけど、流石に老齢となったこの頃はそうした経緯など全く気にならなくなりました(笑)。これからは男性アイドルものも積極的に聴いて良曲発掘に邁進する所存。チェッカーズ・クローンものとかにも良曲が埋もれてたりするのかな。最近の女性アイドルグループ「カントリー・ガールズ」によるカバーがあります。2016年のものですが出来はなかなか。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(オールディーズ)ポップ偏差値合計77777867561
2020.06.08
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 46.CULTURE / BEHOLD I COME '78 「BALDHEAD BRIDGE」収録 P.51掲載多くの名曲を持つルーツ・レゲエ・コーラス・グループのカルチャーの78年のアルバム「BALDHEAD BRIDGE」収録曲。やはり78年のアルバム「HARDER THAN THE REST」では「BEHOLD」というタイトルで発表されていて、このバージョンは別録音という位置づけになります。(STRICTLY ROCKERSによると後者が再録音とのこと。)アルバム「BALDHEAD BRIDGE」はJOE GIBBSのアレンジ&プロデュースなのでかなりポップな仕上がり。この曲もテンポアップさせ、ピアノを効果的に配置、コーラスも積極的に導入している。メロディはカルチャーものとしては落ち着いた雰囲気なのでジョゼフ・ヒルのヴォーカルの魅力が際立つ内容ではないが、軽快なリズムに陽性な曲調、明るいピアノと小気味よいホーン入りのトラックが秀逸です。このトラックも名トラックとして使い回されてしかるべきかと思いますが良曲は存在するんですかねえ。カルチャーには他にも「BEHOLD THE LAND」という名曲があり「BEHOLD」という単語のつく曲が3曲もありややこしい。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.06.01
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「恋はあせらず」トラックの世界(4) アイドルポップの世界(6) 【 ポップ偏差値 53 】香坂みゆき / 恋は急がず '84 作曲山口美央子 編曲奥慶一 「ジェット・ラグ(時差)」収録1970年代から80年代にかけて活躍した女性アイドル香坂みゆきの9枚目のアルバム収録の「恋はあせらず」トラック使用曲。タイトルも「YOU CAN'T HURRY LOVE」の和訳風になっていて完全に意識した作りになっています。日本製ハリーラブ量産のきっかけになったと思われる「松田聖子 / ハートをRock」が83年産なので時期的にみて同作品に感化された作品なのかも。出来はアイドルものとして可もなく不可もなくといった感じだけど、特筆すべきことは出だしのメロディがやはりハリーラブ国内最大級のヒット曲「PRINCESS PRINCESS(プリンセスプリンセス) / Diamonds(ダイアモンド)」に激似であること。同作品は89年産なので、これは香坂みゆき版が元ネタになっていたと言えるでしょうね。個人的につい最近この曲を知ったばかりで初めて聴いた時は驚きましたが、プリプリ版がヒットした時に話題になったりしなかったんですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.05.25
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】ACID HOUSE KINGS / 7 DAYS 「Sing Along With Acid House Kings」'051992年から活躍しているスウエーデンのポップグループの4枚目のアルバム収録曲。彼らには既に紹介済みのハリーラブな「KEEP YOUR LOVE」という名曲も有ります。曲は女性がリードヴォーカルを取るミディアムテンポの甘めのラブソング。聴き所はイントロやサビで聴けるウーウーコーラス。情感を込めて盛り上がる一瞬の甘いときめきはなかなかのもの。メロディの出来も良く、全体として感じられる青春時代の甘酸っぱい感覚は流石のセンス。「YOU TUBE」で聴けます。(PVも有るけどイメージダウンなので非推奨)
2020.05.18
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私の好きな甘茶ソウル(9) MY FAVORITE SWEET SOUL (9)【 甘茶偏差値 65 】IMAGE / SPELLBOUND (JANUS 201)'72たった2枚のシングルしか残さなかった恐らくフィラデルフィア近辺のグループのシングル曲。甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 037版。作詞作曲は自ら優良甘茶ソウルを複数歌っているBARBARA MASON嬢でアレンジはフィリーのNORMAN HARRIS。B面などのクレジットなどからもバックを務めているのもフィリーの面々と思われます。曲は「SPELLBOUND,SPELLBOUND,SPELLBOUND OVER YOU~」(あなたに魅せられて)という悲しみに満ちたサビが特徴的な甘茶ソウル。かなり泣きの入った暗めの湿った曲調で日本の演歌あたりをも彷彿させる内容。従って個人的にはあまり好きな内容ではないのだけれでも完成度は高く人気の甘茶ソウルですね。リードのファルセットもなかなかのもので、もう少し明るく甘い曲も聴いてみたかった。もう一枚のシングル曲「Betcha Didn't Know」も良い出来なんだけどやっぱり暗いんだよねー。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.05.11
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) MY FAVORITE NORTHERN SOUL 【 ノーザン偏差値 68 】DELLS / THERE IS '68ソウルグループとして有名なデルズが出した68年ビルボードで20位のヒット曲。長い経歴のある彼らですが、この初期のヒット曲はソウルというよりもR&Bって感じがしますね。このコーナーで取り上げるのは3曲目で個人的にも相性の良いグループ。内容はスピード感とグルーヴ感のある暗めのノーザンダンサー。68年というとベトナム戦争の最中だったりしてそういった世相を受けたのか曲から感じられる悲壮感はグっと来るものがあります。プロモ映像や日本盤ジャケからはサイケデリックブームの影響も感じられますが曲調にも少し現れていますかね。コーラスが緊張感を醸し出しリードが縦横無尽に暴れまくる感じはデルズの醍醐味って感じ。「ゼア~イ~ズ」というキャッチーなフレーズとノリの良いリズムでノーザンシーンでも人気だったと思われます。個人的に物心つく前の音楽だけれど「Fifth Dimension / Aquarius」といいこの頃のヒット曲には格別な味わいを感じます。「YOU TUBE」でプロモ映像が見れます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(緊迫感)ノーザン偏差値合計69888888568
2020.05.04
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私の好きなディープソウル MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 66 】BOBBY WOMACK / GOT TO BE WITH YOU TONIGHT 「SO MANY RIVERS」'851950年代から活躍していたソウルの大御所ボビー・ウーマックの85年の通算17枚目のソロアルバム収録曲。ディープソウル系はスウィートソウルものと違って年代を問わず輝きを持った曲が多いのがイイね。ボビーもこのアルバムの時点で41歳のはずだけど声質、歌唱、曲の質と衰えるどころか益々磨きがかかっている感じ。曲は洗練された雰囲気のピアノを主体とした簡素なバラードだけど、大仰なメロディに負けずと盛り上げるボビーの劇的な唱法に痺れます。雄たけびなどを交え情感たっぷりと将に魂を込めて全力で歌っている感じ。やっぱりソウルはこうでなくっちゃね。間奏のサックスもいい雰囲気。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.27
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アイドルポップの世界(3) 音壁の世界(2) 【 ポップ偏差値 64 】薬師丸ひろ子 / 夕暮れを止めて '91 作曲楠瀬誠志郎 編曲清水信之 「風に乗って」80年代初期に一世を風靡したアイドル歌手、薬師丸ひろ子の91年のCDシングル「風に乗って」のカップリング曲。ベストアルバム「歌物語」にも収録されています。曲はしっとりと落ち着いたアイドルバラードだけど、聴いて驚きの実に完成度の高いウォール・オブ・サウンド仕様。作曲編曲は92年のハリーラブなCRAZY FOR YOUで当ブログでもお馴染みの楠瀬誠志郎&清水信之のコンビ。楠瀬誠志郎氏はやはり音壁な一時間遅れの僕の天使でもお馴染み。カップリング曲という地味な位置での作品だけど、その音壁は実に素晴らしく渾身の力をこめた傑作と言えるでしょう。重量感のあるベース&ドラムにエコー感のあるピアノが軽快に鳴り響き、カスタネットの繊細な響きも心地よい。全体としてバランスの取れた内容で、大型ステレオシステムでの大音量再生でも全くアラの聴こえない素晴らしいサウンド。個人的には薬師丸ひろ子の声質や唱法がいまいち馴染めないけれどメロディの出来も良く末永く愛聴出来そうな予感。つい先日やはりアイドル音壁大作の「中嶋美智代 / 泣いていいよ」を発掘したばかりだけど、検索してみるとこの曲も音壁者には馴染みのない埋もれた名曲の発掘と言えそうです。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.04.20
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Barbel / House By The Airport '89 「ONE HORSE PLANET」イギリスの女性一人を含むマイナーなバンドの89年のミニアルバム「ONE HORSE PLANET」収録曲。検索しても日本人の文章が全く出てこないんだけど「一匹の馬だけの惑星」という不思議な雰囲気のタイトルとジャケは好みのタイプ。曲は適度にスピード感のあるネオアコ系ギターポップ。元気なサウンドの割にヴォーカルは弱弱しく病んでいる感じにすら受け取れる。然しながら良く出来た憂いを帯びた思慮深そうなメロディにはマッチしてる感じでなかなか趣きがある。もっと明るく溌剌としたヴォーカルだとどうだっただろうとも思うけど。LEGGO DUBのOssie Hibbert / Bubble Up Styleの憂いを帯びた郷愁を誘う感じに雰囲気が似てますね。「YOU TUBE」で聴けます。視聴数108回って・・・。
2020.04.13
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)【 甘茶偏差値 65 】HARRY RAY / YOU AIN'T BEEN LOVED LP(SUGAR HILL 269)'82 モーメンツのハリー・レイの82年のソロアルバム「It's Good To Be Home」収録曲。既に取り上げた同アルバム収録のシルヴィアとのデュエット「SWEET BABY」も優良甘茶ソウルですがこの曲もかなり良い出来。どちらも当時山下達郎がオンエアしました。曲はゆったりとリラックスしたムードのミディアム・スウィートソウル。やはり暖かく明るい陽射しの射す幸福感に満ちた雰囲気が良い。ハリーレイの甘く柔らかいファルセットも素晴らしいがメロディの出来も秀逸で全てのパートが魅力的。ヒリヒリした甘茶もいいけど、こういう和み系もいいよね。関係ないけど初めてハリーレイって名前を聴いた時、なんて洒落た言葉の響きを持った名前なんだろうと感心しました。「YOU TUBE」で聴けます。よりゆったりとしたTOMMY KEITH版もどうぞ。
2020.04.06
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洋楽スーパーポップの世界(6) 【もうすぐランクイン】Dexys Midnight Runners / I Love You (Listen to this) '85 「Don't Stand Me Down」1982年に世界的ヒット「Come On Eileen」を出したイギリスのロックグループ「デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ」の1985年の3RDアルバム収録曲。「カモンアイリーン」のキャッチーで軽やかなグルーヴはフリーソウルシーンでも受けたけど、個人的にはこの曲のみの一発屋かと思ってましたけど違いましたね。曲はやはりスピード感のあるポップロック。ピアノやホーンを交えたサウンドは軽快で少し湿りがちだけどメロディもなかなかのもの。シングルカットはされていないので隠れた名曲と言えるかも。リードのKevin Rowlandは曲作りもやっているのでなかなかの才能って感じですが、ソロアルバムではハードなゲイっぽい格好をしているからフレディ・マーキュリーとかその系統の人なのかも。「YOU TUBE」で聴けます。プロモ映像スタジオライブ
2020.03.29
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 45.TWINKLE BROTHERS / PATOO 「COUNTRYMEN」収録 P.58掲載STRICTLY ROCKERSの著者、菅野和彦さんだけでなくNRCの創始者である中村さんも絶賛していて私もその魅力に取りつかれたトゥインクルブラザーズの1980年のアルバム「カントリーメン」収録曲。良曲が豊富なアルバムで、やはり既に紹介済みのBITE MEが抜けて良いけれども、この「PATOO」もなかなかのもの。「パトゥー、パトゥー」というサビの繰り返しが印象的な曲。その温かみのある情感深いメロディが素晴らしい。今聴くと装飾音が蛇足という感じですが。最近の若い人にはこうしたマイナーなルーツレゲエはどう聴こえるんですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。88000回って結構再生数いってますね。
2020.03.23
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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(1) 【 ポップ偏差値 69 】ISLEY BROTHERS / PARTY NIGHT '81 「GRAND SLUM」81年当時NHKサウンドストリートで渋谷陽一に「その実力からアメリカではEARTH,WIND&FIRE並の人気を誇るけど日本での知名度はいまいち」と紹介されていたアイズレー・ブラザーズ。当時このPARTY NIGHT収録のアルバム「GRAND SLUM」は山下達郎と共に木曜金曜と連続で(別曲が)紹介されていた記憶があります。その後フリーソウルシリーズが出されるなど大部評価も高まった気がしますが、もっともっと評価されていいグループだと思いますね。アップテンポでディスコノリのこの曲は軽やかな手拍子に派手に動き回るベースの対比でスマートかつグルーヴィな魅力を持つ素晴らしい曲。ちょっとしたブレイクを入れたりと凝ったサウンドに抜群のセンスを感じます。更にファルセット気味に歌うヴォーカルもおたけびを入れたりと激しく動き回り、全体として感じさせる黒人特有の黒いグルーヴはディスコものとして極上のものと言えるでしょう。ヴォーカルスタイルやサウンドが同時期のマイケル・ジャクソンに近い雰囲気もあるから、仮にマイケル・ジャクソンがこの曲をやっていたら彼の代表曲として世界的大ヒットを記録したんじゃないかな?この曲のアイズレーによるライブ演奏も見てみたいものだけど、マイケルによるカバーと彼のパフォーマンスも見てみたかったかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(グルーヴ)ポップ偏差値合計887810797569
2020.03.16
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)HOLLYGROVE ! / IT'S ALL IN THE WAY LP(HOME BREW)'82かなり知名度の低いヴォーカルグループの82年のミニアルバム「New Orleans' Best Kept Secret」収録曲。然しながら録音はフィラデルフィアでクレジットにはフィリーの重鎮が名を連ね、しっかりとした作り。アルバムは実質4曲のみだけど、ファルセットも入る「Who Has The Answers」など全て質は高い。個人的にお勧めなのは「IT'S ALL IN THE WAY」で、派手さは無いけれどサビ部分の品のある甘い雰囲気が素晴らしい。1982年ものということで悪い意味で洗練され過ぎてる嫌いもあるけど、肩の力の抜けた大人のセミスウィートという風情で好感が持てます。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.03.09
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】JIMMY JIMMY / I MET HER IN PARIS '85EPICが第二のWHAM!を狙って売り出したらしいけど残念ながらアルバム一枚で解散してしまった男性デュオのシングル曲。FLIPPER'S GUITARもラジオでオンエアしたらしい。曲は心温まるメロディが特徴的な80年代ポップ。サウンド的に際立った箇所は無いけれども、全体を通して聴ける完成度の高い情感深いメロディが素晴らしい。純朴な香り漂う曲調は多くの人が好感を持ちそう。終盤に入る高揚感のあるスキャットは如何にもパーフリが好きそうなネオアコ要素という感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.03.02
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アイドルポップの世界(3) 【 ポップ偏差値 61 】中嶋美智代 / 天文台と海岸 '91 作曲羽田一郎 編曲新川博 「中嶋」 90年代初期に活躍したアイドル中嶋美智代の1stアルバム収録曲。編曲は後にアイドル音壁大作「泣いていいよ」を作り上げる新川博氏で、どうやら中嶋美智代のメイン編曲家として活躍されていたようですね。曲は明るく軽快な50/60年代ロックンロール風ガールポップ。恋する少女の気持ちを歌ったもので若くて可愛らしい女性っぽさを強調した歌詞に中嶋美智代の可愛らしい歌声が萌える。ちょっと甘えた歌唱に声質もなかなか可愛らしいですね。私は彼女が現役で活躍していた頃を全く知らないんですけど、「泣いていいよ」と共に個人的に人気急上昇中。この曲はシングルカットされていないので結構隠れた名曲と言えるかも。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(軽快な萌え)ポップ偏差値合計87777767561
2020.02.24
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私の好きなディープソウル ディープソウル 200選 【 ディープ偏差値 70 】OTIS CLAY / YOU HURT ME FOR THE LAST TIME '69(DAKAR 45-610)オーティス・クレイというと『ド』ディープな歌手ということで一般のソウルファンにはなかなか敷居が高い。然しながらフリーソウル指数の高い『THE ONLY WAY IS UP』はかなり聴きやすいし、この69年のシングル曲もメロディの良さもあって馴染みやすいのではないかな。シカゴのDAKARから出たこの曲はWILLIE HENDERSONのプロデュース。明るく肯定感に満ちた雰囲気の曲でオーティスも明朗・快活に歌い上げます。終始力が入っていてその熱のこもった唱法は圧巻ですが、特にサビで『YOU HURT ME ~』と気合を込める瞬間が聴き所。『THE ONLY WAY IS UP』もそうだけどメロディの出来が良いとディープ歌手も更に輝きが増しますね。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.02.17
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「恋はあせらず」トラックの世界(2) ギターポップ推薦曲(4) ACID HOUSE KINGS / KEEP YOUR LOVE '05 「DO WHAT YOU WANNA DO」収録 スウェーデン出身のネオアコ系4人組バンドの2005年製「恋はあせらず」トラック。同じくスウェーデンの最近のバンドLOVENINJASの曲のカバー。曲調は全く異なるけどタンバリンから始まりギターとベースでハリーラブを奏でる形は2003年の「JET / ARE YOU GONNA BE MY GIRL」を彷彿させます。女性とのツイン・ヴォーカルの肩の力の抜け具合がスウェーデン流なんだろうか、全体として淡白な印象を受け、それが良い持ち味になっているようですね。エコー感のあるギターのカッティングも効果的で心地よい浮遊感を出すことに成功しています。この浮遊感はハリーラブものとしては新境地という感じがしますね。サビ含めたメロディもなかなか良質です。「YOU TUBE」で聴けます。LOVENINJAS / KEEP YOUR LOVE(オリジナル)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(浮遊感)ポップ偏差値合計76776777559
2020.02.10
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私の好きな甘茶ソウル(8) MY FAVORITE SWEET SOUL (8)【 甘茶偏差値 65 】GEORGE KERR / SEEING IS BELIEVING (SHOUT 258)'73甘茶ソウルの重鎮ジョージカーの自作曲。ソフトタッチを始め通好みの良曲を連発したマイナーレーベルSHOUTからのシングル曲。曲は歌って良しプロデュースして良し作って良し、と彼の才能が如何なく発揮された甘茶ソウル。ゆったりとした淡いムードの曲でタイトルを繰り返すファルセットコーラスが幻想的な特徴を持つ。ジョージの歌い回しも情感豊かにねっとりとしていて、そのヌメリ気が癖になりそう。ストリングスを始めとした品の有る甘いサウンドで全体として優雅な音空間が拡がります。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.02.03
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