これぞ雑誌の生きる道〜POPEYE創刊40周年に寄せて。



折しも40周年記念号が6月10日に発売され、創刊号の復刻版が別冊付録としてついてくると言う事で、各方面で話題になっております。

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ボク自身は78年頃からの読者だったので、この76年6月の創刊号をじっくり読むのは実は初めてです。
これを読んでみると、この時代に対する懐かしさよりも新鮮さを感じますね。ボクでさえそうなんですから今の30代40代、ましてや20代の人には如何様に感じられるのでしょうか?

ボクにとっては、なんと言っても誌面のアートディレクションがとても斬新に感じられます。
現在ネット、特にスマホの爆発的普及によって雑誌の衰退が声高に叫ばれています。そこで思うことは、今後雑誌が生き延びるひとつのファクターとしてアートディレクション、誌面レイアウトの巧みさで、コンテンツの世界観〜本質をより深く理解させて人を引きつける事が重要ではないのでしょうか。

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こういったレイアウトを作ろうにも、パソコンはおろかスマホでは絶対無理ですよね。

その頁の全体のデザイン構成を眺めながら、文章を読む。すると書き手の主張が良く伝わります。
また自分が体験したこと、行ったことがある場所、食べたことがあるものがそこに素敵なレイアウト・デザインと琴線に触れる言葉で表現されていたとしたら、その経験が鮮やかに蘇ることは明らかだと思います。
でもその具現はスマホの小さな画面じゃあ難しいと言うか不可能ですよね。

こんなのスマホじゃ絶対ムリムリムリ (出川哲朗口調)オーマイガー!(笑)
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そのPOPEYE創刊時のアートディレクター:新谷雅弘さんのインタビュー、とても面白いことを言われているのでご覧下さい。
http://st.wowow.co.jp/detail/9409

そして、必要に迫られて情報を探しに行くのが今のメディアとしてのネットであるのなら、所謂「専門誌」ではないPOPEYEみたいな雑誌は、頁をめくりながら新しい興味を創造してくれるメディアなのです。そしてその存在価値はこの先もずっとあると確信します。

今回のPOPEYE40周年記念号、そして創刊号復刻版には、ネット社会に於いて雑誌媒体を存続の危機から救うヒントが有るんじゃないかと思っております。

最後に、POPEYEを創ったLIVING LEGEND 木滑マガジンハウス最高顧問のインタビューをご覧下さい。
http://st.wowow.co.jp/detail/9403

「マーケティングや社会心理学は所詮統計学だから過去をなぞるだけのもの。直感がすべてを制する」

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シュミルソン
達郎マニアであります。ついにサンソン超常連になりました。カジュアル、シューズ、コスメ等を扱う小さな広告会社やってます。ゴルフは竹林隆光さんにクラブセッティング90点いただきながら未だに100叩いたりしてます。ハワイでゴルフしてシャワー浴びてビール飲むと寿命が5年延びるというのが持論です。オオーベイベー!
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2016年06月23日

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