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メルボルンパークで開かれているテニスの全豪オープンで、試合進行を妨げる迷惑な「事件」が起きた。
17日の男子シングルス2回戦。地元豪州のニック・キリオスと、ビクトル・トロイツキ(セルビア)の試合中。キリオスがサーブを打つ動作に入ろうとした瞬間だった。後方の客席で、白いTシャツを着た男が、会場中に響き渡る奇声を発した。男は客席で1人立ち上がり、その様子を携帯電話で「自撮り」した。
テニスの観戦マナーに大きく反する行為。男は他の観客からブーイングを浴び、警備員につまみだされた。キリオスは驚いた表情を浮かべたものの、気を取り直してサーブを打ち、試合が再開された。
ただ、男の悪質な行為は、会場からつまみだされた後も続いた。「テレビで俺を見たかもしれないが、興奮している。人生で最大のことをやってのけた。みんなが面白がってくれたことを願う」などと動画サイトに投稿。男の正体は、「図書館で警笛を鳴らす」など、いたずら動画の投稿を繰り返す自称「ユーチューブ・スター」だったことが判明した。
キリオスは試合後、「あの男は狂っていた。何が起こったか分からなかった」とコメント。ユーチューバーによるいたずらだったと教えられると、「良かったんじゃない? ちょっとは有名になっただろ」とクールに対応していた。(富山正浩)
2018年1月19日10時19分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1M34YBL1MUTQP00K.html
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