元の文章を確認しながら、自分の言葉で表現する。
これをリライトと呼び、リライト元の文章を販売している方も少なくありません。
リライトをきちんと行わないと、検索上位を狙えないのはもちろん、
場合によっては無断引用事案として、訴えられる恐れもあります。
アフィリエイトで着実に稼ぎたいなら、しっかりとしたリライト力を身につけたいですね。
一から文章を書くよりも、敷居が低いイメージのリライト。
そのため、クラウドソーシングサイトでのタスク作業でも依頼が多く、
初心者でもかんたんにできる……と思われがちです。
その反対に、リライト力が足りないにも関わらず、これでOKと思っている方が多いのも現実です。
「正しいリライトってどういうこと?」
そんな方のために今回は、厚生労働省の風疹検査についてに文章を例に、リライトについて考えてみましょう。
ちなみに、引用元を明記の上、文章を掲載しますが、
厚生労働省と同じ文書をここに記載することで、このページは検索に上がりにくくなります。
デメリットもありますが、リライトの間違いが本当に多いので、くわしく書きます。
【例文】
昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性の皆様へ
あなたと、これから生まれてくる世代の子どもを守るために風しんの抗体検査と予防接種を受けましょう!
風しんが今も流行しています。
風しんは、成人がかかると症状が重くなることがあります。また、妊娠初期の妊婦さんに感染させてしまうと、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きることがあるのです。
昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性の皆様に、お住まいの自治体から、原則無料で風しんの抗体検査と予防接種を受けていただけるクーポン券をお送りしています。
この年代の男性の皆様には、過去に公的に予防接種が行われていないため、自分が風しんにかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまうおそれがあります。
この年代の男性の皆様がこれから抗体検査を受け、必要な予防接種を受けると、免疫を持っている人が増え、風しんの流行はなくなると言われています。
あなた自身と、これから生まれてくる世代の子どもを守るために、ぜひクーポン券を使って風しん抗体検査と予防接種をお受けください!
【例文終わり】
この1、2行目をリライトする場合、かなり多いのが↓のような例です。
【リライト前】
昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性の皆様へ
あなたと、これから生まれてくる世代の子どもを守るために風しんの抗体検査と予防接種を受けましょう!
【リライト後】
今後生まれてくる世代の子どもを守るため、昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性は、風疹の抗体検査と予防接種を受けてください!
どこがいけないのか、分かるでしょうか?
このリライトは、文章の順序を入れ替え、言い回しを少し変えただけの状態です。
これでは、良いリライトとは言えません。
元文章の言葉はあまり変えない方がいい、と思っている方も多いのですが、
リライトを依頼する人間にとっては、100%変えてくれる方がむしろありがたいです。
この文章の場合は、「昭和37年度〜昭和52年度生まれの男性」、「風疹の抗体検査と予防接種」というどうしても変えられない部分はありますが、それ以外はすべて自分の文章に置き換えてみましょう。
私がリライトした場合はこうなります。
【リライト例】
生まれてくる赤ちゃんを守る方法をご存じでしょうか?
昭和37年〜昭和52年度生まれの男性であれば、風疹の抗体検査と予防接種が受けられます。
この調子で、全体をリライトしてみましょう。
【全体を見直した場合のリライト例】
生まれてくる赤ちゃんを守る方法をご存じでしょうか?
昭和37年〜昭和52年度生まれの男性であれば、風疹の抗体検査と予防接種が無料で受けられます。
もし、知らない間に自分が風疹にかかり、家族や職場、旅行先などでの妊娠中女性にうつしてしまったら……生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が出る恐れがあるんです。
昭和37年度〜昭和52年度の男性は、風疹の予防接種を受けていない可能性が高く、この年代の男性から妊婦さんへ、風疹をうつす例が後を絶ちません。
また、
「女性が予防接種をうけていても、風疹にかかる場合がある」
「妊娠が分かった後に、風疹ワクチンを打つことはできない」
「妊娠に気付かない初期の段階で、赤ちゃんへ影響が出てしまう」
といった背景もあり、男性側の積極的な抗体検査、予防接種が求められています。
抗体検査、予防接種を受ける男性が増えれば、風疹はなくせます。
仕事が忙しい年代ですが、未来の子どもを守るためにも風疹の抗体検査、予防接種にご協力ください。
【リライト例終わり】
見て頂くと分かるのですが、リライト元を見てもよく分からない点、もう少しくわしく説明してほしい点などについては、自分で調べて追記しています。
このひと手間で、より記事の価値がアップしますので、分からない部分はそのままにせず、掘り下げてみましょう。
私がライターとして、多くの受注を頂いている背景には、コピペ率の圧倒的低さがあります。
アフィリエイトで稼ぐためにも、文章で食べていくためにも、ぱっとみた文章を自分のものにするくせをつけていきたいですね。
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