ツアー・グループはスコールのようで、
一瞬、あたりを賑わしていくが少し待てば何もなかったかのような静寂を取り戻す。
時間帯が悪いと、次から次にスコールに見舞われることにもなるが、
人気の観光地ならそれもしかたない。
幸い、インサドン(仁寺洞)のマウル(韓屋)一帯はそれほどではないのだろう。
あるいはすでに午後なので、グループは他に流れたのかもしれない。
ちなみに有名な観光スポットってやつは、
午前中に行くとツアー・グループが目白押しなので、
韓国に限らず、要注意です。
朝からがんばって名所・遺跡巡りなんかした日には、
ずっとスコールに打たれ続けるハメになりますぜ。
5月上旬だというのに恐ろしいほど蒸し暑い。
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「ニホ〜ンのヒト〜?」
気の抜けた日本語で声をかけられた。
「そうですよ」
笑いながら答えた先には、地元のおばちゃんが日陰に腰掛け、涼んでいた。
「ミヤゲ〜、みてイッテ」
「土産屋があるの?」
「そうよ、ココはXXX住んでいた家よ〜。XXXのロケもしたトコロヨ〜」
キレイな日本語で説明されたが、出てきた俳優やドラマの名前はよくわからなかった。
こちとら、韓国ドラマも韓流もまったくといっていいほどわからないのである。
「アナタはダレのファン?」
「う〜ん、ダレでもないけど」
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どうやらこのあたりは冬ソナ(?)でもロケされた場所らしく、
日本からもこぞってファンが詣でているらしい。
おばさんは自宅を改造して、土産&グッズ・ショップを展開しているらしい。
ちょっとしたベンチャー化ですな。
「ミテイッテ〜」
「みないよ〜、わからないもん。それよりもなんか飲み物売ってないですか?」
「ウチは売ってないよ〜。ソレはアッチヨ」
指差した方向には地元の小さな売店があった。
冷えた缶コーヒーを買い求め、小休止。
おばちゃんがいた日陰を拝借。
「今日はすごい暑いですね。そうだ『暑い』ってなんていうの?」
ハングルのお勉強。
「トウォ」
おばちゃんが臨時の先生。
「トウォ〜〜、アジュ・トウォ〜」(アジュはとても〜の意)
デカイ声で言ってみるとおばちゃんがゲラゲラ笑う。
それを聞いて、道の向こう側で涼んでいたおばちゃんたちもゲラゲラ笑っている。
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「トウォ。トウォ、トウォ」
忘れないように繰り返し口にすると道の向こうでさらにウケていた。
こんなところでウケはとらなくていいのだが、なんだか知らない街角で笑われてる。
一人で歩いている日本人が馴れないハングルを口にしているのは確かに奇妙な光景だ。
写真1; マウルは狭い路地が多い、それも行き止まりの
写真2; どこかのロケ地らしい
写真3; 町なかののどかな東屋で井戸端会議中
写真4; 普通の民家にも色合いが残る
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