寝直したものの、寝付けず、深夜の読書で夜を明かしてしまった。
オマヌケな話で寝はぐれたわけで、結局、午前中は寝てつぶした。
まったく罰当たりな旅行者だ。
午後になって動き出し、また街歩き。
3月から繰り返し来ているので、土産や買い物がまったくといっていいほどない。
旅先で「買い物」というパーツを取り除くと、けっこう持て余してしまうもので、
街歩きも飽和状態。
う〜ん、このあたりも旅先に身を置く身分としては罰当たりだなあ。
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江南(カンナム)・三成(サムソン)を歩く。
COEXとも呼ばれるこのエリアは今や明洞を押しのけ、ソウルっ子一番の人気スポット。
東洋最大、といわれる「COEXモール」は200以上のテナントを抱え、飲食店も60を優に数える。
水族館、百貨店、免税店、映画館、ホテルという周辺施設も抱え、なにしろバカデカイ。
オフィス・アワーが終わると、その巨大なモールにどっと人が繰り出してくる。
同僚と飲む人、友達と連れ立って食事する人、恋人と待ち合わせそぞろ歩く人・・・。
新しくてきれいにキラメくショッピングモールは熱気を帯びて、違う表情を見せる。
道行く人の話し声を聞かなければ、
ここは銀座? あるいは新宿? そんな錯覚に襲われる。
明洞の幼さとは異なり、ソウルの社会人たちが街を彩っている。
社会人たちの日常にお邪魔して、食事を摂る。
トンカツにリベンジする勇気はなく、ベタにプルコギの定食をチョイス。
そういえば足繁く通っているソウルであまり焼肉を食べてないことに気づいた。
一人の食事で焼き網をつつくほど、思い切った勇気はないのです。
日常から離れた極上の休日【JTB】露天風呂付客室
隣のテーブルから英語が飛び込んできた。
白人男性3人が日本のことを話題にしているらしく、
盛んに「アサクサ」という単語が耳に入る。
それが少し気にかかったので、声をかける。
「日本から来ているんだけど、話ししていいかな」
「問題ないよ。僕らは先週、休日で日本観光してきたところなんだ」
いろいろ訪ねると、そのうちの2人はテキサスから英語教師としてソウルに赴任し、
バカンスとして5日間ほど日本観光をしてきたところらしい。
ソウルに戻ってきたところで、テキサスから友人が合流し、ソウルを案内しているそうだ。
「さっきから『浅草』と頻繁に言っていたけど」
「ああ、こいつに日本観光の説明をしてたのさ。
アサクサがクールでねえ、僕ら、シビれたんだ」
「雷門? 人形焼き?」
「そうそう、それそれ。トウキョウではアサクサが一番よかったよ」
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「インフルエンザの騒ぎで大変だったろう? どう思った?」
「う〜ん、マスク姿は奇妙だったねえ。
ニュースで騒いでいたし、しているのはわかるんだけど、
あれは拡散防止なのか、プロテクトなのか、不思議な光景だったよ」
「土産に買ってくればよかったんじゃない?」
「あはは、それはいいアイデアだったかも」
食事のテーブルで思わぬ出会い。
写真1; 地下鉄構内。ターミナル駅では夕刻になるとどっと人が押し寄せる。
写真2; ここ数ヶ月で一気に最新式の券売機が導入された。
T-moneyカード(Suicaみたいなもの)のチャージも簡単にできる。
写真3; COEXモール。日没時刻になると賑わいを増す。
写真4; プルコギ定食。これもそうですが食べてから撮影を思い出し、慌てて携帯撮影。
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