やはり4日間の滞在は短い。
到着日と帰国日を除くと、
正味2日しかないのだからしかたがないだろう。
11時のフライトにあわせ、
ビジネス・クラスのラウンジでゆっくり過ごそうと早起きするつもりが、
ガッチリ二度寝をしてしまった。
慣れないことはするものじゃない。
慌てて8時前に宿を出る。
空港までリムジンバスで60分弱なので、
結局、通常の2時間前のチェックイン。
やはり慣れないことはしないほうがいいらしい。
それでもラウンジでゆっくり朝食を摂りながら、コーヒーを楽しめる。
免税店に行くこともないので、ラウンジで時間を過ごせるのは助かる。
BIGBANG EARLY DAYS in Japan ‐filmed by MEZAMASHI TV‐
ソウル・仁川空港ではユナイテッドは沖のコンコースに着機するため、
「スカイ・シャトル」でコンコースに渡らなければならない。
ラウンジでゆっくり過ごした後、スカイ・シャトルに乗り込むと、
車内でイキナリ話しかけられた。
「ユナイテッドで東京行き?」
背が高く、堀の深い男性二人と女性二人。
雰囲気的にはヨーロピアンかな。
「そうですけど?」
「同じフライトだね」
自分の搭乗券をヒラヒラさせてみせた。
「東京へ旅行ですか?」
「いや、乗り継ぎなんだ。同じフライト仲間だね」
そういうとハイ・ファイブを求めてきた。
ちなみに「ハイ・タッチ」は完全な和製英語でございます。
手を合わせながら、酔っているのかな? と苦笑い。
出発前のラウンジでできあがってしまう人はけっこう多いのだ。
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「ソウルはさ、英語話す人少なくて、苦労したんだ」
「あはは、それはわたしも一緒です。で、どちらから?」
「彼はデンマーク、ぼくはトルコ人」
「ほお。メルハバ」
トルコ語で「こんにちは」と告げてみた。
「メルハバ〜。トルコ語がわかるの?」
「いや、旅行会社の仕事をしていたので、アイサツだけ。
メルハバとテシェクルエデリムだけですよ」
「おお! ソウルでトルコ語を聞くとは思わなかった」
どうもソウルに来てからトルコ人と出会う機会が多い。
くだらない話をしている間にスカイ・シャトルはコンコースに到着した。
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「タバコ吸える場所、知らないかな?」
デンマークの彼が問いかけてきた。
「吸わないので、わからないなあ。
着いたらインフォメーション・カウンターがあるので、尋ねてみては?」
「この人、ドコ行ってもタバコを吸う場所探しているのよ、まったく、もう」
「フライトでは吸えないですものね」
奥様のグチも飛び出てきた。
ところがコンコースで待っていたのは、彼女の愚痴など比べ物にならない出来事だった。
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