「馬肉」には好き嫌いがありますが、独特の臭いがないので食べやすいといわれています。
今回は、馬肉の栄養的効果と食べる時のポイントについて紹介していきます。
馬肉の安全性
馬肉とは、その名のとおり馬の肉をいいます。特に居酒屋さんなどで、「馬刺し」や「ユッケ」など生で
食されることが多いです。
ちなみに「桜ユッケ」とは、馬肉のユッケのことを指します。
馬肉は、牛や豚などと比べて寄生虫や病気もかなり少ないため安全性が高いといわれています。
低脂肪、低カロリーでダイエットに効果的
馬肉の特長として、 高たんぱく・低脂肪・低カロリー であるということです。
脂質は、豚肉3.6g、牛肉10.7g、鶏肉3.9gと比べて、馬肉は2.5gで他の肉と比べても低脂肪であることがわかります。
そして、馬肉には、 不飽和脂肪酸の割合が高く、動物性の飽和脂肪酸が少ない と言われて体脂肪が増えにくいです。
ちなみに馬肉と他の肉のカロリーの違いとしては、100gあたり、豚もも肉129kcal、牛肉191kcal,
鶏肉110kcalと、低カロリーで有名な鶏肉よりもカロリーが低いのが分かりますね。
鉄分が多く貧血にも効果的
馬肉には 鉄分が多い という特徴があります。
日本人の食事摂取基準(20159においては、一日に必要な鉄分量は、成人男性 7.0g
成人女性6.0g、(月経がある時は10.5g)とあります。
女性の場合は、慢性的な鉄不足になりやすいので積極的に鉄を摂る必要があります。
馬肉には、100g中に4.3gの鉄分が含まれており、牛レバー4.0gや、あさり3.8gとよりも多く含まれています。
レバーが苦手だったり、あさりの調理が難しいなという方には、馬刺しを食べることで簡単に
鉄分を摂ることができます。
美しいお肌を保つ効果
馬肉には、皮膚を美しくキープしてくれるビタミンAや抗酸化作用のあるビタミンEなどのビタミン類が多く含まれています。
さらに「リノール酸」が含まれているので肌の保湿や抗炎症作用や老化防止などの、肌のバリア機能を
アップさせる効果があります。
グリコーゲンが豊富
馬肉には、他の肉と比べると、他の肉を寄せ付けないほどのグリコーゲンが多く含まれています。
疲労回復効果があるといわれているグリコーゲンですが、体内で血糖値を調節するエネルギーといわれています。
グリコーゲンそのものに味があるわけでないが、他の旨味成分を引き立てる役割を持つといわれており、他の肉とは違った美味しさを持つ理由の一つです。
馬肉を食べるポイント
馬肉はもともと脂質が少ないので、馬刺で食べても大丈夫ですが、脂質をより避けるためには、串焼きなどが
お勧めです。
火で直接炙ることで、馬肉に含まれている脂質が溶け出して、より高純度のたんぱく質を摂ることができます。
ただし火をあぶりすぎてしまうと肉が硬くなってしまうこともあるので注意がひつようですが、
生で食べるのが苦手な方には、焼いて食べるという手もあります。
まとめ
今回は、馬肉から得られる効果と馬肉を食べるポイントについて紹介してきました。
馬肉は、高たんぱく、低カロリー、そして鉄分も多く含むので、ダイエットをしている人や貧血気味の方にお勧めです。
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