仕事、プライベートにようやく余裕が出来てきたので少しずつ好きな曲についてまたブログ書いていきたいです
ACIDMAN and world
タイトルと同名のこの曲。
ACIDMANの曲のなかで最も「光にあふれた」曲に感じます。
2019年までに、ACIDMANが発表した曲の中には
「終わること」「隣人の死」を連想させる楽曲が増えている傾向にあります。
もちろん私はその曲たちも大好きなのですが
それらの曲が発表される前に作られたこの曲「and world」も大好きです。
「一瞬の最後は祈りをささげて」という、死を連想させるフレーズはありますが
随所に「光」を求めるフレーズがあり、転生とまではいきませんが、生命のサイクルを想わせる
この楽曲に感じる壮大なテーマにも関わらず、
ロックであり、
詩的であり、
生命を意識させる
とってもいろいろなことを考えさせられる、叙情的な曲だと思いました。
今でこそ「世界が終わる夜」「最後の景色」で消失の儚さと転生を想起させる楽曲がありますが
その前にこの「and world」。
ACIDMANの大木さんの「終わり」「宇宙」「光と影」を連想させる曲はとても素晴らしい。
いや控えめに言ってもACIDMANの楽曲はすべて素晴らしいですし、突如始まるライブでの宇宙論も大好きです。
ただ、ACIDMANを語る上で避けられない
「終わること」
きっと、この先ACIDMANはこのテーマの楽曲をいくつも私たちに届けてくれるのでしょう
その際に、「and world」を思い出し、
光の在り処を確認するのは面白い作業かもしれません。
自分の立場はもちろん、世界がどのような状況で
何をしていて、誰かのために何が出来て…
と、ライブで大木さんが語ってくれる
「今を大事にしよう」
を再認識できる曲だと思います。
メロディーライン的には、楽曲最後のギターは秀逸ですよね。
ただただカッコイイ。
ACIDMANをまだ聞いたことが無い、
ACIDMANを知っているけどそんなに楽曲しらないあなた、
是非この曲だけでも聴いてみていただきたいです。
もしこの曲が気に入ったならば、今度はアルバム「and world」全曲を通しで聴いていただきたいです。
私はこのアルバム「and world」を最初から最後まで通しで聞くのが好きです。
これはうまく表現できないのですが…このアルバムを構成する全曲が、そこにあるべくして存在しているように感じるのです。
この感覚は、昨今のサブスクサービスで音楽を楽しむようになってからは、あまり出会う機会が無くなってきたように思います。
このアルバムの完成度の高さを、みなさまと共有できたら幸いです。
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