さて、数か月ぶりの記事になりますが本日は雑談を書かせていただきます。
さて、タイトルにもあるように最近私がハマっているもの、というと少しオーバーなのですが
随分前からイタリアの小さな日用雑貨店のショーウィンドーで何時も見かけていて、
いつか欲しいなあと思っていたCoccio (コッチョ)というものがあります。
コッチョとは瀬戸物でできた鍋で、全く同じとは言えませんが簡単に言うと
日本のいわゆる土鍋のようなものです。
外見はイタリアの赤茶色のざらざらしたテラコッタをベースに、
底の部分だけ除いて全体に釉薬でツヤが出る塗装を施されています。
用途は主にポマローラというトマトや香味野菜をピューレ状にした
イタリア料理の基本中の基本のトマトソ-ス等を作る時に使用されたり、
他にもカチュッコ(CACCIUCCO)C という魚介とトマトのごっちゃ煮のような
煮込み料理の時には鍋ごとテーブルにサーブされます。
また店によってまちまちですがイタリアの中華料理レストランなどでも
マーボー茄子や、マーボー豆腐などの料理でこのコッチョが使用され、
料理と共にそのままテーブルに運ばれたりすることもあります。
当然人によって使い方もまちまちで、他にも色々な用途もあると思いますが
現代社会のイタリアのキッチンではやはり金属の鍋を使用が主流の為、
現在でもよく見かけるのが上記のような使い道がポピュラーになります。
ちなみにしばらくの間欲しいと思っていたコッチョを今年やっと手に入れた理由は
もちろん、何年も待つほど高価なものではないのですが、鍋は他にすでに持っていて
特に必要がないのに、小規模な商店に入ってわざわざ買うのには何かのキッカケがないと
なかなか入りづらい、というのもありいつも後回しになってしまっていた・・・。というわけです。
さて、前置きが長くなってしまったのですが以下が本題になります。
最近はこのイタリアの土鍋を使って色々料理するようになってから段々気づくようになった事
があり、それはという事が
分かりました。
土鍋と鉄鍋との料理の出来に違いがあるというのは既に知っていたのですが
今まで普通に金属のフライパンや鍋で調理していたものも土鍋で調理すると
本当に優しい味になるのです。
また、鍋とは違う話になりますが、缶詰でも缶の缶詰は体に良くない、
例えば、ツナでも缶詰より瓶詰の方が危険な成分が少なくまだマシである、
という話を聞きます。
飲み物の場合では同じ商品でも瓶の場合と缶では味に違いがあり、やはり瓶のものが
美味しく感じるそうです。(例 ビールやコーラ等)
これらの少ない例だけでも考えてみますと、やはり
食べ物や水分などの成分はやはり金属に触れると何かしらの影響をうけて
体に良くない成分に変わってしまったり、素材の美味しさが損なわれるのだと思います。
というのもあり金属鍋で調理するのと土鍋では味の違いが出るのだろうなあ、ということを
是非皆さんにもその事実を知っていただきたい思って今回の記事を書きました。
ちなみに、最近は普段の調理でも普通に使うことが多くなり、
上記に書いた用途以外にも、普通の鍋のように色々愛用しています。
特に日本風の鍋料理する時にも大活躍ですよ。
何せ重いので何年も後回しにしていましたがこちらで簡単に手に入る現地の鍋のコッチョで十分であるという事もわかり、わざわざ重い思いをして日本から持ってこなくてよかったと思っています。)
日本で手軽に手に入る土鍋で
代用は十分可能であると思いますので、日本在住の方々も是非、金属鍋でない調理を
試してみて、味や料理の出来栄えの違いをお楽しみください。
また他の海外在住の皆さまも恐らく現地で手に入る土鍋のようなものがあると思うので、
是非そちらで試してみてくださいネ。 (^o^)/
それではまた!
本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
フィレンツェの天翔船より
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