その内容は、刃物で鉛筆が削れない子供が多い、そもそも刃物を使えないという子供が多いということです。それどころか、刃物の使い方をキチンと教えられない大人が多くなってきているという話に、確かにそうかもしれないなと思ってしまいました。
数年前から軽犯罪法による、刃物の所持がより厳しくなり、大型の刃物のならばまだしも、文房具であるカッターナイフや世間でよく言われる十得ナイフ(アーミーナイフ)やマルチツールまでもが、その対象となり普段携帯することが難しくなっていますね。特に都市部では、その厳しさが一層増しております。まるで明治初期に制定された廃刀令かと思うほど、アウトドア好きには面倒な社会になってきました。
確かに、使い方を間違えれば危険ですし、自分の強さを知らしめるために無駄に携帯しているようなことは全くをもって望ましくありませんが、一部の犯罪でまるで刃物が悪者のように扱われては、社会のさらなる刃物離れは進むばかりです。
悪いのは刃物そのものではなくそれを人を傷つける使い方をする人間です。刃物は人間が初めて使い出した道具。本来生活の役に立つ道具のはず。使い方を間違わないためにも、刃物はもう少しおおらかな社会で、使われてもいいのではないかと思います。
刃物は生活に欠かせない道具です。しかし、もしかしたら最近は普段の生活で刃物を使わない方が多いのかもしれません。僕が子供の頃は遊ぶにしても、木を削って何か作ったりしておりましたし、小学校には「小刀」と呼ばれる刃物を図工の時間に使うために普通に皆の机にしまわれておりました。
そういった意味でも、包丁も含め普段の生活で刃物の必要性が低くなっているのかもしれませんね。
しかし、それはきっと「今」の生活が当たり前に営めているからだと思うところでもあります。もちろんそれは悪いことでは無いと思います。
しかし、最近は様々な災害が多発しておりますよね。そんなときに刃物をキチンと正しく安全に使えるということは、そういうときにあっても邪魔にならないスキルだと思うのです。
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